カテゴリー別アーカイブ: FWの真実

プロの間で飛ぶと評判のFWはアマチュアは手を出さない方がいい

プロの間で飛ぶと評判のFWはアマチュアは手を出さない方がいい

プロの間で飛ぶと評判のFWはアマチュアは手を出さない方がいい

プロの間で飛ぶと評判のFWはアマチュアは手を出さない方がいい

 ドライバーの次に飛距離を稼げるクラブとなるのがフェアウエーウッド(以下、FW)です。このFWが得意になれば、パー5や距離の長いパー4の攻略が非常に楽になりますし、パーやバーディーを狙える確率も上がってきます。

 では、どんなFWを選べばやさしく飛距離を稼げるのか?

 いくつかポイントがありますが、プロの間で人気のFWには、アマチュアは手を出さない方がいいでしょう。何故かと言うと、プロとアマチュアとではヘッドスピードが全然違うからです。男子プロの場合、ドライバーのヘッドスピードが48m/s以上と速いので、FWを手にしてもボールを上げることには苦労しません。なので、重心が浅くて低いFW、そしてディープフェースな方が効率良く飛距離を稼げます。この3つの条件を兼ね備えていると、バックスピンが少ない弾道が打ちやすく、吹き上がりを抑えて飛ばせるからです。

 ところが、プロにとって飛ぶFWはアマチュアが飛距離を稼げるかというと、これはノーです。アマチュアのヘッドスピードは40m/s前後。このヘッドスピードで重心が浅くて低いFWを使うと、スピン不足でキャリー不足に陥るからです。ゴルフクラブには適不適があって、「やさしく飛ばせるFW」というのは、ヘッドスピードによってガラッと変わります。

 では、アマチュアはどんなFWを選べばやさしく飛ばせるのか?

 プロが好むFWと正反対なFWを選べばいいんです。具体的に言うと、重心が深くて高めのFW、フェースが薄べったいシャローフェースな方が、スピンがかかりやすくなります。結果、ボールが上がりやすい分だけ、キャリーで飛距離を稼げます。加えて、フェースが薄べったい方が、アドレス時に安心感が増し、スイングに好影響が出やすくなります。

 FWに限らず、ゴルフクラブはパワーやヘッドスピードによって、「やさしいクラブ、飛ぶクラブ」というのがガラッと変わります。自分のヘッドスピードでボールが楽に上がるクラブを選ぶ。これがもっとも問われているのがFWです。FWの苦手意識を払拭したいならば、プロの真似をせず、とにかくボールが上がりやすいクラブを手にすること。自分のヘッドスピードに見合ったクラブを手にすれば、FWは期待に答えてくれるクラブになってくれます。

プロやトップアマが古いFWを好んで使うには理由がある!!

谷口徹プロが長く愛用するキャロウェイ「スチールヘッド」

谷口徹プロが長く愛用するキャロウェイ「スチールヘッド」

「FWは難しい」と感じているならば、今使っているFWのシャフトの重量をチェックして下さい。ドライバーと同じか、ドライバーよりも軽いシャフトを使っているならば、ミスの原因はクラブにもあります。FWはロフトが少し多めでシャフトを少し重くする。これだけでずいぶんと打ちやすくなりますし、ミスショットも確実に減らせます。

ではヘッドでは、どこにこだわればいいのか?

ヘッドに関しては、やさしさを求めるのか、飛距離性能を求めるのかで選び方がガラッと180度変わります。

まずやさしさを求めるならばポイントは3つ。

・とにかくフェースが薄べったい(シャローフェース)
・とにかくヘッドが大きい(投影面積が大きい)
・とにかくフェースが出っ歯になっている(フェースプログレッション大)

FWのやさしさとは「ボールの上がりやすさ」です。FWが苦手な人はボールがちゃんと上がらないのが悩みの種だからです。フェースが薄い方が見た目にやさしく、スピンもかかりやすいのでボールが上がりやすい。シャローフェースなほどすくい打ちのミスも出づらくなります。投影面積が大きいFWは見た目に安心感あり、物理的には慣性モーメントが大きくなりやすい分だけ、ミスヒットにも強い。そして、最後のフェースブログレション。出っ歯は見た目に構えづらいですが、フェースが前に出ている方がボールを広いやすい分だけボールが上がりやすくなるからです。

具体的なモデルとしてはマルマンの歴代シャトル&シャトルエースシリーズは、上記の3つの要素がすべて盛り込まれ、非常にやさしいFW。純正シャフトが非常に軽い(50g以下)ので対象ユーザーが非力な人や女性に限られますが、やさしさは群を抜いています。やさしいFWを求めるならば、中古で歴代シャトルを購入して60~70gのシャフトにリシャフトするのもありです。他ではプロギアのeggシリーズやマグレガーのマックテックもやさしいFWの代表格です(いずれもシャフトが軽いので、一般アマチュアが使うには、リシャフトが必要)

次に、飛距離性能を求めるならば、中古のFWがオススメ。ツアープロの使用率が高い旧モデルのFWはぶっ飛び指数が高いです。具体的に言うと、キャロウェイの初代スチールヘッド、2代目スチールヘッド+。テーラーメイドのファイアーソール、初代Vスチール、、初代バーナーTP。クリーブランドの初代ハイボア。ナイキのT40ツアー。

これらのFWに共通しているのは、とにかく重心が低いこと。ドライバー同様、FWも低重心なほどスピンが減り、放物線弾道で飛距離を稼げます。ただし、低重心に作るほどボールが上がりづらく(スピンがかかりづらいために)、難易度が増してきます。このため、多くのメーカーはモデルチェンジのたびに低重心の度合いを減らす傾向にあり(ボールを上がりやすくするために)、最近のモデル、そして新製品では低重心に作られるFWが非常に少ないです。ツアープロが昔のFWを長く使うのは、昔のモデルの方が「飛ぶ弾道を打ちやすい」ことを肌で感じているからです。

しかし最近、この飛ぶ弾道を打てるとプロで話題になり大ヒットしたのがロケットボールズです。古いFWをロケットボールズに乗り換えたプロが多く出ました。しかし、道具を変えることに抵抗があるプロも多くいて、まだ古いFWをバッグに入れている場合もあります

そして、ここからは裏技。FWをセッティングする場合、番手によってわざとクラブの性能を変えてやるのもアリです。

例えば、3W、5Wはボールをやさしく上げたいならば「シャローで出っ歯」なタイプをチョイス。オートマチックにボールが上がってくれる7Wは「ディープで低重心」タイプをチョイスする。7Wだけ吹き上がらないタイプを使うことで、吹き上がりづらい弾道を手に入れられ、風に強い弾道を打つことができます。そして、こういう場合もシャフトだけは、ちゃんと同じタイプ、重量フローを意識してリシャフトする。

ヘッドが異なってもシャフトがちゃんと揃っていれば、番手の流れが崩れることはありません。それぞれの番手で個性を活かしながら、かつ全体の流れを良くできます。

中古ショップに行けば、プロが使っているFWも1万円以下で手に入れることも可能です。リシャフト前提でお買い得な中古FWを購入。FW選びは、これが一番賢い選択だとボクは思います。

メーカーが重いFWを作らない理由!!

新製品が発表になるたびに、モヤモヤとすることがあります。ドライバーとフェアウェイウッドのシャフト重量が同じなのです。僕は機会がある度に、フェアウェイウッドのシャフト重量がドライバーよりも、少し重いものを入れて欲しいと言っていますドライバーが45~46インチに対して、3Wは43インチが基準。2インチ以上の長さの違いを考えると10g前後重くした方が「振り心地」が同じになるからです。言い換えると、打ちやすいFW、ミスを出づらいFWを求めるならば、シャフト重量にこだわって下さい。例えば、ドライバーのシャフト重量が50gならば、3Wからは55~65gのシャフトを使う。これだけで、FWの安定感はグッと増してきます。

例えば大ヒットしたテーラーメイドのR11ですが、同時にフェアウェイウッドも発売となりました。純正シャフトについてはドライバーもFWもまったく同じシャフト。RとSRにはモトーレ55(50g台)、SとXにはモトーレ60(60g台)が装着。このため、例えば、ドライバーのSシャフトが「60g」なのに対し、3WのSシャフトは「57g」。3グラム軽いのは‥‥3Wの方がシャフトの長さが2インチ以上短いからです。

ドライバーよりも3Wの方がシャフト重量が軽い!!

クラブセッティングの観点から考えると、これは決して望ましいことではありません。2インチ以上短いクラブの方が、シャフトが軽い(もしくは同じ重量)だと振った時に軽く感じ(特に手元側の重量)、トップや引っかけが出やすくなるからです。セッティングの基本をから考えると、ゴルファーに打ちやすいクラブを提供しているとは思えません。

では、なぜクラブメーカーはわざわざセッティングの流れを無視したようなシャフトを装着するのか?

ここからはボクの推察ですが、多くのメーカーは「あるメーカーの失敗」を教訓にし過ぎ、それが原因でFWのシャフト重量を重くすることに強い抵抗感があるのでしょう。

今から10年以上前だったと思いますが、キャロウェイとPRGRでは、FWにドライバーよりも10gほど重いシャフトを装着していました。それに対して、他社はドライバーと同じ重量のシャフトをFWに装着。例えるならば、ビデオのベータとVHSのような図式になっていました。で、市場(ゴルフショップ、ゴルファー)がチョイスしたのは‥‥

軽いシャフトです。

重いシャフトを装着したキャロウェイとPRGRのFWよりも、ドライバーと同じ重量のシャフトを装着したメーカーのFWの方が販売実績が上がりました。結果、その翌年から、キャロウェイとPRGRもシャフト重量をガラッと見直し、FWにもドライバーと同じ重量のシャフトを装着。それ以降は、ほとんどのメーカーはFWのシャフト重量を見直してません。「重い=売れない」という図式がFWの常識になってしまい、FWのシャフト重量を重くすることに対して、ネガティブなスタンスを取らざるをえないのでしょう。

ゴルフ業界に限りませんが、日本では一度失敗すると、「それはタブー」という風潮が定着化し、セカンドチャレンジがまず認められません。また、モノが売れないこの時代に他社がやらないことに対して、チャレンジすることが非常に難しい。失敗が許されない空気があるからです。こういう背景があるために、シャフト重量を変える
ことが非常に難しいのです。

話が大げさになってすみませんm(_ _)m。

本題に戻りましょう。もし、FWが上手く当たらない、トップやチョロ、引っかけが出やすいならばシャフト重量が軽い(ドライバーに対して)ことが原因になっていることが結構あります。

たかがシャフト重量と思うかも知れませんが、シャフトの重さが10g変わったら明らかに振り心地が変わります。テークバックが浅くなるのを防止できますし、切り返しで打ち急ぐのも防げます。ヘッドスピードを上げるという点では少し不利ですが、それを除けば、シャフトを少し重くするだけでかなり打ちやすくなるのです。

「FWは難しい」と感じているならば、今使っているFWのシャフトの重量をチェックして下さい。ドライバーと同じか、ドライバーよりも軽いシャフトを使っているならば、ミスの原因はクラブにもあります。FWはロフトが少し多めでシャフトを少し重くする。これだけでずいぶんと打ちやすくなりますし、ゴルファーの強力な武器になるのです。

ヘッドスピードが40m/s前後なら、3Wよりも5Wの方が飛ぶ!!

ヘッドスピードが40m/s前後なら、3Wよりも5Wの方が飛ぶ!!

ヘッドスピードが40m/s前後なら、3Wよりも5Wの方が飛ぶ!!

ヘッドスピードが40m/s前後なら、3Wよりも5Wの方が飛ぶ!!


 ドライバーの次に飛ばせるクラブとして作られているのがフェアウェイウッド(以下FW)ですが、多くのモデルは3番、5番、7番という風に番手で表示されています。そして、数字が少ないほどロフトが少なく、3Wのロフトは15度、5Wは18度、7番は21度前後。長さは3Wが1番長くて43インチ前後、以後、番手が下がるほど0.5~1インチほど短く作られています。

 さて、このFW。多くのアマチュアは何の迷いもなく3Wをキャディバッグ入れています。FWはロフトが一番少ない方が「飛ぶ」クラブだと思っているからです。
 しかしアマチュアゴルファーがFWで本当に飛距離を求めるならば、3Wではなく5Wを使うことをお勧めします。FWは地面上のボールを打つためのクラブ。このためドライバーのようにアッパー軌道で打てません。上手く払って打ったとしても15度の3Wの場合、インパクト時のロフトは12~14度に減ってしまうからです。

 プロやプロ並みにヘッドスピードがあるゴルファーならば(ヘッドスピード45m/s以上)、ロフトが12~14度でもボールが上がってキャリーが出ます。ところがアマチュアのヘッドスピードは40m/s前後。このヘッドスピードだと番手なりにボールが上がり切らず、キャリー不足に陥ります。また、上手く芯で捕えてもボールが上がりきらないと、無理に上げたくなってスイングにも悪影響が出ます。

 ヘッドスピード40m/s前後の場合、ボールを上げてキャリーを出すには17~18度ぐらいのロフトが必要です。これは5Wのロフトとほぼ同じ。そうです、アマチュアの場合は3Wよりも5Wのキャリーを出しやすく、飛距離を確実に稼げるわけです。
 加えて、5Wは3Wよりも少し短い。構えた時に安心感がある分だけミート率も良くなります。

 ドライバーは10度と表示されていても実際のロフト(リアルロフト)が12度ぐらいあったりしますが、FWの場合は表示とリアルに差がありません。15度表示だとリアルロフトも15度前後ぐらいです。3Wはティショット用として割り切って使い、2打目では5Wを迷わず手にする。これがクレバーなFWの使い方です。

一本目のFWを何にするかはドライバーのロフトで決まる

ドライバーの次に飛ばしいクラブと言えば‥‥そうですフェアウェイウッド(以下、FW)でしょう。説明するまでもありませんが、ドライバーの次に長いのはFW。ドライバーの次にロフトが少ないのもFW。なぜそうなるかと言うと、クラブは長い方が飛距離を出しやすいし、ロフトが少ない方が飛ばしやすいからです。例えば3Wと7Wをナイスショットした場合‥‥3Wの方が飛ぶのは、長くて、ロフトが少ないからです。

ただし、ドライバーと違ってFWは地面から打つクラブ。地面から打つ場合、長い方が打ちづらさを感じ、そしてロフトが少ない方がボールが上がりづらく感じます。例えば3Wよりも7Wの方がやさしく感じ、実際ミスも出づらいのは‥‥7Wの方が短くて、ロフトが多いからです。

要するに、FWというのは、ドライバーよりも「相反する要素」が求められるクラブ。そして、番手によって「相反する要素」の割合、比率が変わってきますし、ゴルファーによっても「相反する要素」が異なってきます。なので求められる要素が変われば、自分に合った1本、自分に合ったクラブというのもガラッと変わってきます。「誰が打っても飛ぶドライバー」がないと弊社T島ブログによく書いてありますが‥‥FWはドライバー以上に「誰が打っても飛ぶFW」はないのです。

ちなみに、プロ、トップアマが「このFW飛ぶよ!!」というFWは、アマチュアにとっては飛ぶFWになりづらいです。キャロウェイの初代スチールヘッドの3Wや、アニカ・ソレンスタムが使っていたスチールヘッド+の4+は「ぶっ飛びFW」としてゴルフ雑誌でよく取り上げられましたが、この2モデルとて普通のアマチュアが使えば、「難しいFW」になってしまいます。理由は単純、この2モデルは重心が低すぎて、普通のヘッドスピードだとボールがちゃんと上がってくれないからです。

では、何を基準にしてFWを選べばいいのか?

鍵を握っているのが、今使っているドライバーのスペック。具体的に言うと、クラブの長さ、重さ、リアルロフト(表示ロフトではなく、実際に計測したロフト)、フェースの向き、そしてヘッドの返りやすさ(重心距離)の数値。

例えば、表示10.5度のドライバーでちょうどいい高さの弾道を打ってるアマチュアゴルファーがいたとしましょう。そして、3Wは持っているけど上手く打てない‥‥。

こういう場合、打ち方に問題があるだけでなく、クラブに問題がある場合が少なくありません。アナライズのスタジオでは市販ドライバーを1000本以上計測してますが、表示10.5度のドライバーの多くはリアルロフトが11~12.5度。対して、3Wのロフトを調べると‥‥15度表示でリアルロフトが15度前後‥‥

そうです。ドライバーのリアルロフトが12度でちょうどいい人の場合、15度ではロフト不足。ロフトが足りないために上手く打ってもボールが満足に上がりません。そして、上がらないのが分かると、今度は自分でボールを上げたくなって‥‥すくい打ったりすることになりミスを助長してしまうのです。

スイングの仕方(ヘッドの入射角)、持ち球、ヘッドスピードによっても異なりますが、アマチュアの場合、FWで打てるロフトは「ドライバーのリアルロフト+4~5度」です。例えば、リアル12度のドライバーでちょうどいい人ならば、最初のFWでは16~17度は必要。番手で言うと、3Wではなく4Wや5Wが「地面から打った時」、飛距離とやさしさのバランスが良くなる。そして、実際に使ってみてもスイングに悪影響が出ませんし、使い勝手がいいと感じ、安定して飛距離を稼げます。

ちなみにプロの場合、ドライバーのリアルロフトが10度で3Wのロフトが13度ぐらいの人が結構いますが、彼らの場合、ティアップしなくてもドライバーがちゃんと打てるだけの技術がある。だからロフト差が3度でも全然問題なく使えますし、直ドラで打つのにくらべたら、13度のFWは全然難しくありません。やさしく使いこなすことができるのです。アマチュアでも13度のFWを上手く打つ人がいますが、そういう人も例外なく直ドラがちゃんと打てます。

たかがロフトと思うかも知れませんが、ロフトが2~3度変わったら弾道が変わるだけでなく、見た目の感じもガラッと変わります。5Wは人並みに飛ぶのに3Wが上手く打てない。トップやチョロが出てしまう‥‥こんな場合、ミスの半分以上は道具(クラブ)に問題があるのです。もし、3W(リアルロフト15度)を打ちこなしたいと思うのであれば、横峰さくらプロのように直ドラを練習し、直ドラでキャリー200ヤードぐらい出せるようになって下さい。これができればヘッドスピードが40m/sぐらいであっても、15度の3Wでしっかり飛距離を出せますし、苦手意識もすっかりなくなり「FWはやさしい」と自信を持って言い切れるようになるでしょう。