カテゴリー別アーカイブ: アナライズ

魔法のホース

このインプレッションは、2019年6月のマーク金井の有料メルマガに掲載されたものです。(有料メルマガはこちらからご購読できます)

新製品は端境期で、僕のクラブ購入熱は停滞気味、とは言えいろいろな商品を企画したり開発したり、様々なテストをしている。特に今は、アイアンシャフトやグリップなど地味だが大切なアイテムのテストが偶然重なっている。島田ゴルフの新しいスチールシャフトK’s-NINE9や、アナライズの新しいカーボンシャフト、ゴルフプライドのテーパーが少ないグリップPLUS4など、好感触なアイテムも発見できた。

ゴルフ用ではないが、ゴルフの練習になると思ってセミナーでも使っているのが、柔道着の帯、そしてフラフープだ。使い方は、セミナーの動画を近々Youtubeにて公開するので是非観てほしい。そしてぜひセミナーに参加してほしい。そんな色々な練習器具の中で、最近出番が増えているのが、新宿インドアスタジオの長井プロがつくっている魔法のホースだ。

以前からホースを振るドリルは、ゴルフ雑誌などで紹介されていたし、ホースに近い素材の練習器具も目新しいものではない。ではどうして僕は、魔法のホースを使うのか?それはゴルフスイングを行う上で、覚えたい動きを覚えることができるから。メルマガを以前から愛読してくれている皆さんは、僕が重心距離がない練習器具について否定的だったことを覚えておられると思う。

ゴルフクラブの特徴は、軸線上に打点がなく、重心距離が存在する。だから重心距離がない練習器具には否定的だったが、効果的に何を練習する道具なのか考えるようになって、重心距離が無くても積極的に使う練習器具も増えてきた。ロイヤルコレクションのトライワンとか、スキルズのゴールドフレックスとか、ここでも紹介する機会が増えてきている。

フレループも先端にボールがついていて、一見重心距離が無いようにみえるが、シャフトが湾曲していることで、重心距離が恐ろしく長いクラブを振るのと同じ効果がある。重心距離は一般的なドライバーの5倍分ぐらいに換算されるだろう。しかし今回取り上げる魔法のホースには、全く重心距離がない。しかし、オンプレーンにスイングしながらヘッドスピードをアップさせる効果は恐ろしくあるし、その極意がわかる練習器具だから僕は毎日使っている。

オンプレーンに振る極意を説明している、NEOオンプレーンセミナーのYoutube配信を観てくれた人も多いと思う。動画では、ゴルフクラブがどうしてオンプレーンに振れないのか?と言う理由をかなり時間を割いて説明している。理由はシンプルで「オンプレーンにスイングしなくてもボールを打つことが出来る」から。好き勝手動かすことが出来るので、オンプレーンに振らなくても偶然ナイスショットが打ててしまうのがゴルフクラブなのだ。

逆説的に、オンプレーン振らないと、ナイスショットが永遠に出ないなら、ゴルファーはオンプレーンに振るしかなくなる。

ゴルフクラブと違って、ホースやヒモでボールを打とうとすると、オンプレーンに振らないとボールに当たらない。極論を言うとこれでボールを打つことが出来ると勝手にオンプレーンになってしまう。詳しくは動画を観て欲しいのだが、シャフトは硬いので張力がなくてもヘッドを振ることが出来る。しかしヒモやホールは遠心力と向心力を上手く使って、シャフトのようにピンと張った状態にしないと、ボールを打つことが出来ない。

つまり、張力を発生させれば、ヒモやホースでもオンプレーンにヘッドを動かすことが出来るのだ。

これは僕が考えたことではなく、Facebookを観ていたら、インドアゴルフ&ストレッチ ZEROさんが、魔法のホースを使ってボールを打っている動画をアップしているのを偶然見つけた。この動画で魔法のホースが、まるでシャフトを振っているように見えた。昨日のYoutube生配信「マーク金井ここだけの話」でも解説したが、この練習ではオンプレーンスイングに大切な張力を感じることが出来る練習法だ。

張力を理解すれば、オンプレーンにスイングしながら、ヘッドスピードをアップするための動きすべてが覚えることが出来る。メルマガ読者は、先月までメルマガで連載していた、ゴルフスイング物理学で僕が説明していた大切なポイントを覚えてくれていると思うが

先行動作
骨盤の開き
体幹の使い方

をすべて覚えることが出来る。残念ながらただのホースでは、このように振れない。まずグリップ部分に芯が入っており、ゴルフのグリップが通常のクラブのように装着されている。だからゴルフクラブを同じフィーリングで握ることが出来る。そして芯とホールの境目は、硬さが極端に異なるので、しなるポイントつまりキックポイントを感じることが出来るのもメリット。そして先端部分には鉄芯が入っており、先端の重みを感じることが出来るため、よりゴルフスイングに近いフィーリングで練習できる。

魔法のホースで実際にボールを打つドリル。皆さんにぜひぜひやってほしい。しかし練習場に魔法のホースをもちこんで、ゴルフボールを打つのは大変危険なので絶対にやらないこと。真っすぐ飛ばないしどこへボールが飛ぶかわからないので非常に危険だ。僕は自分のスタジオでスポンジボールを打っているが、スポンジボールもどこに飛ぶかわからない。スタジオは隣に打席もないし、ネットがあるから安全だが、そうでない場合かなり危険。

素晴らしい練習なのだが、なかなか試せる環境が無いのが残念でならない。しかし魔法のホースを振るだけでもかなり練習になるので、是非取り組んで欲しいと思う。

キャロウェイ エピックフォージドドライバー(2017)

このインプレッションは、2019年4月のマーク金井の有料メルマガに掲載されたものです。(有料メルマガはこちらからご購読できます)

ゴルフクラブというのは、流行りすたりがある。今年はドライバーの当たり年だと言われているが、売れているとまた別の角度で注目を浴びる商品が出てくるもの。今、話題となっているのはエピックフラッシュ・サブゼロの”ウエイト外し”。T島ブログでも話題にしていて、アクセスも多く注目度の高さが伺える。メルマガだから書くが、”ウエイト外し”だから飛ぶわけではない。

キーワードはキーワードに過ぎない、ゴルフクラブは中身が見えない、外見はウエイトが外しているだけに見えるが、前方のウエイトが変えてあるかもしれない。ウエイトは同じでもヘッドに、ジェルを入れることで重心位置をそのプロの好みに調整しているかもしれない。ジェルを入れることは、プロのクラブの調整法としては一般的、一部の工房でも可能だが、目先ばかり追いかけると”ウエイト外し”=飛ぶという正解を見つけたつもりになる。

12グラムのウエイトを取ってしまう。そのままだと、ヘッド重量は女子プロが非力とは言えさすがにヘッド重量が軽すぎるだろう。メルマガ読者の皆さんは覚えていてくれると思うが、ヘッド重量は非常に大切。ウエイトを外しただけでなく、ヘッド重量は調整してあるはず。12グラムのウエイトを外すことで、12グラムのフリーウエイトが生まれるので、それを見えないところに配分しているはずだ。

そもそも僕はペリメーターウエイトというのがあまり好きではない。移動することで重心距離がかわるのだが、見た目がかわるわけではないからだ。重心深度が変わることはメリットが有ると思う。そもそもプロ用のドライバーは、まったくウエイト可変機能がなくても、微調整されていることを覚えておいて欲しい。調整してあるからといってそれは黄金値でもなく。それぞれのプロにとって心地良い場所なだけだ。

僕は、今回同じドライバーをもう一本買い足した。同じクラブを2本買うというのは今までもあるが、このタイミングで買ったのは、マークダウンが始まりもう新品で手に入らなくなることと、僕の理想的な顔の1本が見つかったからだ。そのドライバーは、キャロウェイ GBBエピックフォージドドライバー。先日の生配信でも紹介したので、知っている人も多いはず。

最初のエピックフォージドには、アナライズで販売している島田ゴルフのスチールシャフトを入れてある。43.5インチにしていて、今や僕の押しも押されぬエースドライバー。僕は阪神ファンなので、こんな表現は本意ではないが、阪神のエースのメッセンジャーが今季不調ということもあり、巨人でたとえることにする。

巨人の押しも押されぬエースといえば 菅野投手。エピックフォージド+島田スチールは僕にとって押しも押されぬエースドライバーとなっているのだ。

とは言え、色々と比較したいし、試してみたい。ゴルフクラブは不思議なもので、一度シャフトを抜いて戻しても、同じ感覚にならないことがある。それは避けたいので、比較用に1本購入した。スチールばかり使っているわけに行かないということもある。このドライバー、発売時期がモデルチェンジの半年前という微妙な時に発売されたせいもあって、特にプロモーションもなく、ヒットしなかった。

しかし、ペリメーターウエイトは無いが、ウエイトは2つありヘッド重量も調整できる。可変スリーブもなく、非常にシンプルなドライバー。しかし日本市場は、わかりやすいキーワードや調整機能が無いドライバーに対する評価がとても低いようで売れなかった。日本人の車の購入パターンとも似ている。とにかく盛り盛りが好みで、ファミリーカーを買うのでも、1600ccと2000ccだと2000ccが良いという。

排気量が大きくなると、それだけ重量がかさみ鼻が(フロント)がヘビーになり、小さいクルマなのに軽快感がなくなる。そしてオプションはすべて付けたがる。僕は欧州車が好きだが、欧州車、本国では機能最低限のベーシックモデルの人気が高いそうだ。残念ながら、日本市場の好みで欧州車も、盛り盛りのバージョンが輸入されるので、クルマの評価というのは変わってしまうのが残念だ。

脱線したので話を戻そう、エピックフォージドはクルマに例えると、欧州車のベーシックモデルのようにシンプルでクルマの本質的な性能を追求してるドライバー。非常に重心位置も良いし、シンプルな形状で、ニュートラルで飽きない。パッと見て、色々機能が無いと日本では売れない時代だが、その中で突然出てきた名器だと僕は思っている。

二本目のエピックフォージドには、同じく短尺なフジクラ・スピーダーSLK 6Sを入れてみようと思っている。また出来上がったら、レポートしようと思う

テーラーメイドM5ロケットフェアウェイウッド(2019)

このインプレッションは、2019年3月のマーク金井の有料メルマガに掲載されたものです。(有料メルマガはこちらからご購読できます)

今年も例年のようにゴルフに行っていない・・ と思っていたら3月になってしまった。今年は暖冬で、僕が毎週通っているガーラ湯沢も、例年の今頃と比べ雪が少ないので景色が違う。しかしゴルフ殆ど行っていないのに、例年以上にクラブを購入しているような気がする。というのも今年はドライバーの当たり年、テーラー、キャロウェイだけでなく、前回紹介したコブラもかなり良い出来だ。

ドライバーばかり注目が高いが、フェアウェイウッドも良いものが目立つ。注目はテーラーメイドのM5フェアウェイウッド。メルマガ読者、それも昔から購読してくれている人は、”あれ”と思ったかもしれない。テーラーメイドはフェアウェイウッドを作るのがとても上手いメーカー、僕も毎年購入してしまうが、いつも購入するのはM1、M2のときは、M2だったし、M3,M4のときはM4を購入している。

ヘッドサイズも大きく、操作性よりも寛容性があるものを歴代選んできた。しかし今回はM5フェアウェイウッドを購入。その理由だが、発売前から気になっていたのがソールのセンターの可変ウエイトの存在。ソールのセンターに配置されて、扇状に移動する。ウエイトの重さはなんと65グラムもある。チタンヘッド+カーボンクラウンで作り出したフリーウエイトを作り出し、65グラム稼ぎ出したわけだ。

フェアウェイウッドのソールの可変ウエイトだが、ティアップして使うドライバーと違って、地面とコンタクトする時に邪魔にならない形状であって欲しいと思う。例えばタイトリスト917F2、F3のSURE FIT CGウェイトを搭載するために、突起があると、使用上は関係ありませんと、メーカーがいかに説明しても気になるもの。古くはテーラーメイドのr7フェアウェイウッドもウエイト収納するための突起があった。

しかしM5フェアウェイウッドは、非常に上手く作られていてソールはフラットになっている。ウエイトの移動範囲は大きくないが、味付けとしては充分有効に感じる。色々試してみたくなったから購入した。今回僕が買ってしまった理由はもう一つある。テーラーメイドは歴代『ツアースプーン』であるとか『TP』であるとか、『TS』であるとか、マニアがグッとくるロフトを少し立てたスプーンを発売していた。何故か最近は日本で発売されていない。

今回、僕は新橋のジーパーズで見つけて、ROCKET3という表示にグッと来て衝動買いしてしまった。3Wのロフトを一度立てただけなのに、ROCKET3なんて名付けるなんて、買い物心をくすぐるのが実に上手い。テーラーメイドはネーミングも上手いが、ビジュアルでのインパクトの付け方が上手い。もちろんチタンヘッド、そしてツイストフェース採用と、機能的にも優れているイメージの出し方も上手い。しかしROCKET3も何故か日本で発売されていない。

US仕様の並行輸入を買ったので、日本では発売されていないフジクラのATOMSというシャフトが入っている。Rシャフトを買ったのは、”US仕様あるある” でシャフトの硬さが気になるから。しかし、最近はワンフレックスどころか、2フレックスぐらい硬いことも珍しくない。計測してみると振動数はなんと268cpmとSとXの間ぐらいの硬さだった。柔らかめを選んだのに、僕が使うにしても少し硬めだった。

ティアップして打ってみると、低スピンでドライバーを打っているような感じがする。飛距離も10ヤードも変わらないだろう。地面から打つには少し厳しいロフトかもしれない。このフェアウェイウッド、ライ角が54度と今どき珍しくフラット。ドライバーの可変スリーブは、意外とデメリットが気になる僕だが、フェアウェイウッドはライ角が変えられる点が嬉しい。テーラーメイドのスリーブは、キャロウェイやタイトリストに比べるとアドレスした時に気にならないし、良く出来ていると思う。

テーラーメイドM5フェアウェイウッドのROCKET3は、ドライバーが苦手という人には、オススメなドライビングスプーンだろう

グラファイトデザイン ツアーAD VR(2018)

このインプレッションは、2018年9月のマーク金井の有料メルマガに掲載されたものです。(有料メルマガはこちらからご購読できます)

今、ギア好きなゴルファーの話題の中心は、前回の打たずにいられないで紹介したタイトリストのTSシリーズではないだろうか?昨日21時から、YouTubeで生配信した『マーク金井のここだけの話』でも、視聴者からの質問は『新しいタイトリストはどうですか?』というものが圧倒的だった。僕の本音は、先週の打たずにいられないに、しっかり書いているので、メルマガを購読頂いてる皆さんだけが、知っていると思うので、気になる人はぜひ読み返して欲しい。

タイトリストが9月28日に発売になると、この秋の新製品は一段落。そんな中で、先週発売になったばかりなのが、グラファイトデザインの新しいシャフト、ツアーAD VRだ。これでシャフト4大メーカーの新製品が全てで揃った。グラファイトデザインの新しいシャフトだが、どんなシャフトになるか僕はざっと見当がなんとなくついていた。

それはグラファイトデザインと関わりの深い、ブリヂストンのクラブをチェックした時に予測できた。グラファイトデザインは秩父に工場と開発センターがあるが、ブリヂストンも同じく秩父にテストセンターがあり、歴史を紐解けば、ジャンボのドライバーJ’Sメタルぐらい昔から深い関係がある。J’Sメタルは、グラファイトデザインが開発したHM-70という高弾性シャフトを装着して大ヒット。世界のトッププロが、分解してその飛距離の秘密を探ったぐらい話題となったシャフトとヘッドだった。

今回のブリヂストンの新しいアスリート向けドライバー、TOUR-B XD3には、グラファイトデザインが作ったツアーAD TX2-6という純正シャフトが装着されている。このシャフト、グラファイトデザインのアフターマーケット用のシャフトを思わせるデザインで、色目も非常に近い感じ。昔からこの傾向はあったが、最近は特に、アフターマーケット用のシャフトと見間違うような純正シャフトが装着されていることが多い。

ブリヂストンに限らず、プロギアの新RSシリーズに装着されている、三菱ケミカルのディアマナもそうだ。たしかにアフターマーケット用のシャフトにそっくりだとカッコいいし、ユーザーにも喜ばれるかもしれないが、ユーザーを勘違いさせてしまう可能性がある。僕は、この傾向はあまり肯定的ではない。混乱させるのでなく、純正シャフトは独自の価値を持っていて欲しいからだ。

色目が似ているだけでなく、特性も良く似ている。ツアーAD VRは、手元がしっかりしていて、中間から先端にかけて動くシャフト。上手く扱うことができれば、ヘッドスピードが上げることができる特性だ。グラファイトデザインにはツアーADクアトロテックと言うシャフトがあったが、非常に近い印象を持った。クアトロテックは2007年に発売され、発売から10年以上経ったシャフトだが、まだプロでも愛用者が多いシャフト。僕は正直言って、手元の硬いシャフトは得意ではない。

というのも、手元の硬いシャフトは、切り返しの早いタイプのゴルファーとの相性が良く、切り返しがゆっくりなタイプな僕は、手元が硬いより手元がしなるほうがタイミングが取りやすい。あたらしいVR、手元が硬いとは言えクアトロテックに比べるとかなり打ちやすくなっている。手元が硬いが、上手くトルク感を出しているから。とは言えやはり、切り返しの早いとの相性が良いことは変わりない。

グラファイトデザインは、手元がしっかりしたシャフトを作るのが上手いメーカーだ。ヘッドスピードは上げやすいが、先端が動くので、若干ミート率が下がる場合があるかもしれない。自分でシャフトのタメが作れるプロや上級者に人気が出そうなシャフトだ。

グラファイトデザイン ツアーAD・VR

プロギア SILVER-BLADE CCパター(2018)

このインプレッションは、2018年8月のマーク金井の有料メルマガに掲載されたものです。(有料メルマガはこちらからご購読できます)

猛暑が続いている。僕も流石に60歳を迎えるにあたり、体調管理が一番の課題だと思うようになり、出来る限り日中のラウンドは控えるようにしている。アナライズのプライム会員限定でラウンドセミナーをやっているが、早朝のハーフラウンド。先週は、大丈夫だろうと定例になっている、アナライズ研修会を赤羽ゴルフ倶楽部で開催、今回は薄暮のハーフプレーにして危険を回避したが、16時スタートでも35度を超えていた。

この記録的な猛暑も昨日までという天気予報。少し安心しているが、昨日はフジクラが今年から始めた、スピーダーチャレンジと言う試合だった。実はこの試合に向けて先週、急遽アナライズ研修会を開催してラウンドで練習したかったと言う次第。この時に使用したのが、先日行われたプロギアRSカップで3位に入った賞品である。SILVER-BLADE CCパター。

このパターは5種類のヘッドバリエーションがある。面白いのは5種類ともツノ型形状、メルマガだから書くけどオデッセイの#7をアレンジしたような形状、そして全てフェースバランスになっている。賞品とはいえ、形状が選ぶことが出来たので、僕は迷わずセンターネックで一番ヘッドが大きい 03CSと言うモデルを選んだ。

ヘッドが大きく、重心点から離れた位置に重量配分されているので、慣性モーメントが大きいから。直進性が高く、ヘッドがぶれにくい。オフセンターヒットに強いので、転がりが安定している。今、パターと言えば、外ブラに独占されている。以前、クラブメーカーだけ出場できる試合に出たことがあるが、同伴した某国産メーカーの選手、クラブは当然自社だったが、パターはO社を使用。自社でパターも作っているのに使っていないという事実に唖然とした(笑)

日本のメーカーはパターと言う市場をほぼ諦めている証拠だと感じたが、プロギアはSILVER-BLADEがプロに流行り、一時ヒットしたこともあり、現在でも頑張っているといえるだろう。SILVER-BLADEといえば、アルミボディでソフトな打感が売り。今まででもかなりソフトだったのが、PU樹脂フェイスと振動減衰材「FLASH ONE」の相乗効果でさらにソフトになった。

赤羽は、ご存知のかたも多いと思うが、バリバリの高麗グリーン。いつものようにパット練習もせずいきなり試してみた。打った瞬間空振りしたのか???と思ったぐらい打感が柔らかい。普通、打感が柔らかいとボールをヒットしやすいというが、この柔らかさは正直好みが分かれる。あまりに柔らかいと僕は、左へ引っ掛けるかオーバーしてしまう。

同じ感じで打つと、二割ぐらいショートしてしまう感じ。僕には音と転がる距離がどうも合わなかった。4スタンスを勉強している人に聞くと、B2の人は打感がやわらかすぎるのはあまり好まないという話。僕が勉強しているわけではないし、レッシュプロジェクトの公式見解ではないということだが、超私的に非常に納得した。

というのも僕は、やわらかすぎるボールより、ソリッドなヒット感を感じるボールのほうが好みだからだ。もちろんガチガチも困るが、ブリヂストンのツアーB XやプロギアのRSスピンのようなしっかりした打感のボールを好む傾向がある。パターもどちらかというと樹脂のインサートよりも、ソリッド感があるインサートのほうが好きだ。打感はプレーヤーの好みが反映される。性能ではないから、この打感が好きと言う人は少なくないだろう。

日曜日のブログにも書いたが

超私的な提案 バリバリの高麗グリーンと相性が良いパターとは!?

SILVER-BLADE CCパターは、好みもあるが高麗グリーンとは相性が悪いと感じた。僕との相性も悪いようなので、残念ながら中古ショップ行き、ソフトな打感を好むゴルファーに使ってもらいたいと思う

オデッセイ EXOパター(2018)

このインプレッションは、2018年7月のマーク金井の有料メルマガに掲載されたものです。(有料メルマガはこちらからご購読できます)

 

先週月曜日はMMT9が北海道の小樽ゴルフ倶楽部旧コースで開催された。表彰式が終わると空港へ向かい、最終便で東京へ戻り、
そして翌日は千葉カントリークラブ梅郷コースで、プロギアが主催しているRSカップに出場した。MMT9では、パターが全く入らなくて苦労したが、翌日は僕が作ったアナライズのRENGAパターを持っていったら、2〜3メートルの厳しいパットが面白いぐらい決まって、3位で予選通過することが出来た。いつもと違う人たちとラウンドすると、僕がどんなクラブでラウンドしているか、皆さん興味があるようで良く聞かれる。その時よく言われるのが・・

「どうして自分で作ったクラブを使わないのですか?」

という質問だ。これは実にシンプル、クラブを開発するには、まず図面を引き、モックと言われる原型を作り上げる。これは素材が樹脂だったり、真鍮だったりするのだが、そこから同じ素材で試作し、OKなら製品化する。これが、なかなか1発OKとならない。この秋ぐらいに発売できるだろうと思われるmmアイアンは、昨年試作が上がってきたが、芯が若干ヒール側にあったのでやり直した。やり直しと言うのは簡単だが、金型を作り直し、発売時期は大幅に遅れることになる。

僕は、クラブが試作から発売されるまでは、試作を繰り返し僕のクラブを使い続ける。実際に使用して不具合を徹底的にチェックするためだ。しかし発売されてしまうと、次のクラブの開発を始めるので、他社のクラブを使うことが多くなる。自社のクラブが悪いわけではない、最新であったり人気であったりするクラブには、大切なことがあるはず。だから日々様々なメーカーのクラブを購入する。

自分の作ったクラブばかり使っていても、見識は広がらない。話題のクラブ、新しい切り口のクラブなどを、購入しコースで打つことで、次回のクラブのヒントを得ることが出来る。もちろん今回のように、発売後に自分のクラブをつかうこともある。新しいクラブ、人気のクラブ、歴史的名器、イロイロと使い分けアイデアを練るのが楽しい。という事で、以前メルマガにも書いたが新しいパターを発売日である7月13日に購入した。

それは、中日クラウンズの練習日に、チェックしたオデッセイの新しいパターEXO(エクソー)だ。フェースは、ホワイト・ホット マイクロヒンジ・インサートを採用、これは、人気の、マイクロヒンジの幅をO-WORKSの3倍に広げ、ヒンジの間をフラットにして接触面積を増やし、結果名器ホワイト・ホットの打感と音を再現したインサートという話。この説明を読むだけで、何か良さそう!と感じるというもの。

売れているパターは、オデッセイ、テーラーメイド、ピン、スコッティ・キャメロンと、外ブラばかりで、日本のメーカーはほぼ死滅状態。スコッティ・キャメロンは例外として、この3社のパターは、プロダクトアウト感がすごい。ユーザーの想像の上を行っている感がする、その効果はともかくとして何か「入りそう」と思わせる何かがある。何かやってくれそうと、直感的に期待させるのが非常に上手い。

2ボール以降のオデッセイは、入るかも知れないというイメージ、演出が素晴らしいと言えるだろう。一方、スコッティ・キャメロンは造形美と言う言葉がピッタリ、所有感にあまり興味がない僕は、メルマガだから書くけど「ピンの色違い」に感じて、悪いけどあまり興味がない。オデッセイは、手を変え品を変えゴルファーに刺さるテクノロジーを開発し、発表してきた。とても気になるので、発売日に、つるやゴルフ神田駅前店で購入。

早速試してみると、まず印象は直進性が良いこと。オデッセイの高級パターらしく、フェースだけでなく、ボディにもこだわり、ステンレススチールを外周に配置し、中央部はアルミを使って慣性モーメントをアップしている。見た目も高級感がある。パターは高いから入るわけではないが、いかにも入りそうに感じる形状、このイメージが大切。マイクロヒンジは、打点の接地面積が減る分、打感はソフトに感じる。

いかにも入りそうなイメージに、高級感をプラスしたEXO、コースで試してみるのが楽しみにパターだ

三菱ケミカル ディアマナDF(2018)

このインプレッションは、2018年7月のマーク金井の有料メルマガに掲載されたものです。(有料メルマガはこちらからご購読できます)

ゴルフクラブ、秋の新製品ラッシュがやってくる。クラブの発売に先駆けて、今の季節はシャフトメーカーから、新しいシャフトが次々と発表されている。すでに4大メーカーは全社発表は終わっている

フジクラ スピーダーエボリューション5
三菱ケミカル ディアマナDF
グラファイトデザイン ツアーAD VR
USTマミヤ THE ATTAS

先陣を切って、三菱ケミカルのディアマナDFの発表会があったので徹底試打してきた。この10年で試打会の模様が激変した。可変スリーブの定着で、シャフトにスリーブを装着するだけになったからだ。試打クラブの組み立ても、簡素化されるし、試打シャフトの搬入搬出が楽になる。一番は、ヘッドをシャフトの本数分購入しなく手のいい点だろう。以前は、ヘッドにシャフトを装着し、クラブごと搬入する必要があり、アナライズでもテストするのが大変だった。

結果、試打ヘッドを買う必要がなくなったからかもしれないが、ヘッドのバリエーションが増えて、自分好みのヘッドが選べることが多くなった。今回、三菱ケミカルの試打クラブは、テーラーメイドM3 460と、今月発売のプロギア 新RSと新RS-Fが選べる。とりあえず僕は、M3・440を最近つかっているので、M3・460で試打を開始した。

ディアマナDFは、白マナから、ディアマナWを経て、ディアマナの手元調子の流れを汲むモデルであることは、モデル名や色で把握できる。初代ディアマナや、THIRD GENERATION ディアマナと呼ばれる、B、R、Wなどに比べると、今回のディアマナシリーズ過去のシリーズと同じように、BF、RF、DFと3つ発売されているが、モデル別の性格の差が極端には違わない。

はっきり言うと、モデルの差別化度合いが少ない、非常に差が少なくなっているのが特徴だ。これはあまり性格が極端に違うと、カテゴリー的に”合う””合わない”がハッキリして、ユーザーが限られる。差が少ないが、毎年モデルチェンジを求められるというのがメーカーのジレンマでもあるだろう。これは僕の深読みで、超私的な分析だが、クラブメーカーのカスタムシャフトに採用されるシャフトは、あまりに特徴をハッキリ出すと、合わない層のゴルファーから

「打ちにくいシャフト」

と言う評価をされることになる。だから特色を薄めることを余儀なくされているのではないだろうか?ストライク・ゾーンは、広げるために色を薄めることを余儀なくされている。これは、三菱ケミカルだけではなく、各社同じ傾向があるといえるだろう。シャフトメーカーの忖度だろう。

で、実際に打ってみると、白マナの直系らしく手元のシナリを感じるシャフト。グリップしたらバット側(手元側)が太く感じる。通常シャフトは太くなると硬くなる、手元がしなるこのシャフト、通常であれば手元側を細くすることで、しなるポイントを作ることが出来るが、このDFは素材を使って手元のしなり感を作っている。試打しているヘッドの特性もあるが、左のミスが出にくいシャフトだ。

しかし白マナなどに比べると、捕まりは改善されている。捕まらないわけではないが、引っかからないというシャフトだ。ストライク・ゾーンの広さがいい方向へ働いて、対象ユーザーは広くなるだろう。

この日、夕方から赤羽ゴルフ倶楽部で薄暮ラウンドしようと思っていたので、会場に自分のテーラーメイドM3・440ドライバーを持っていっていた。ブログにも書いたが、僕のM3・440はウエイトを変更して、ヘッド重量を200g弱にしている。最初は、試打会に用意されていたM3・460ドライバーで試打していたが、自分で持ってきたM3・440に、許可を得て使用した。

超私的な考察  アマチュアゴルファー「クラブフィッティング」は本当に必要か?

三菱ケミカルさんが用意していたM3は、もちろんノーマルのヘッドだったが、僕に最適なヘッド重量にしている自分のM3・440はヘッドが2グラム落としているだけなのに、(ウエイトを10グラム→8グラムに変更)打ち心地は驚くほど変わる。ヘッドの重量が変わると、シャフトへの負荷が変わるからだ。シャフトの中心より、離れたところに重量があるから、ウエイトの量よりかなり変わる。

今、どこもかしこもフィッティングと言っているが、シャフトとヘッドをとっかえひっかえしているだけではないか。それはフィッティングではなく試打。ヘッドの最適重量や、シャフトの長さ、グリップの重さなど、試打とフィッティングの間にはかなりの距離があると思う。

しっかりとインプレッションするには、同じ条件で試打することが前提。いつもはメーカーの試打会で試打したインプレッションを書くことはないが、今回は条件が整っていたので記事にした。長くメルマガを読んでくれている皆さんには、僕のこだわりも理解していただけると思う。

タイトリスト AP1(2017)アイアン

このインプレッションは、2018年6月のマーク金井の有料メルマガに掲載されたものです。(有料メルマガはこちらからご購読できます)

 

もうすぐ60歳になろうかというのに、相変わらず試打の仕事が来る。最近は、新製品をテストするだけではなく、某ゴルフ雑誌が、スコアアップに悩める読者を呼んで、クラブセッティングのアドバイスをやるという企画をやってきた。クラブ選びでスコアアップしようという企画で、道具の好きな80台でラウンドするゴルファーを、どうしたらクラブで10打減らすことができるか?という内容のようだ。

実際に読者の愛用クラブと、僕が選んだクラブ、それぞれコースに持ち込んで、どれぐらいスコアが違うのか検証するという。読者企画に応募するぐらいだから、道具選びには自信をお持ちのようだ。クラブを見せてもらうとアイアンが「タイトリスト718CBアイアン」だった。

なんでコレを選んだか?と聞いたら「カッコいいから」とのこと、ホントは718MBアイアンというマッスルバックアイアンのがカッコいいのだが、やさしさを考えてCBにしたとのこと。タイトリストというブランドは、硬派でアスリート向けというイメージが強い。プロが使うマッスルバックのMB、ハーフキャビティのCB、軟鉄鍛造だが新素材を組み合わせてたAP2と硬派なアイアンはいろいろあるが、僕はAP1が一番好きだ。

昔からのメルマガ読者ならご存知かと思うが、昔からAP1を一番に勧めている。それはタイトリストの中で一番ヘッドサイズが大きく、キャビティ部分も深くなっていて、ソール幅も広いからに他ならない。硬派なタイトリストで一番やさしいアイアンだ。アメリカでは一番売れているそうだが、日本では残念ながら人気がないそうだ。日本ではAP2が一番人気、最近AP2とAP1の間のサイズであるAP3が発売されて人気があるらしい。

アイアンは地面から打つクラブだから、ヘッドサイズはボールのサイズの影響を受ける。あまりヘッドサイズは大きくできない、プロはラフからの抜け、操作性を重視するのでヘッドサイズは小さめを好む。ヘッドサイズが大きいほうがミスヒットに強く出来る事は間違いない。小さいヘッドに新素材を埋め込んだりして、寛容性を増そうとするが残念ながら、ヘッドを大きくするほうが効果的だ。

AP1は、僕的にサイズ的にベストなヘッドサイズ、決して大きすぎず、やさしさも充分あるアイアン。今までのAP1は、バックフェースのエンブレムの差し色が赤で野暮ったく感じるて、イマイチだった。しかし昨年モデルチェンジしたAP1は、シルバーのヘッドに、黒を基調としたエンブレムがついていて、僕的には見た目もかなり改善されていると感じてオススメ度合いが上がった。

718CBを使いたい気持ちはわからないことはないが、打ってみると違いはかなり感じることができる。今回参加してくれた読者は、80台でラウンドできる実力を持っている。718CBだったら、少しのミスでグリーンの手前の花道までしか飛ばないのが、AP1だとカラーまで飛んでくれる。「クラブでこんなに変わるの?」と驚いた様子。

勘違いしている人が多いので、誤解のないように書いておく。

クラブの性能、特に寛容性は上手くなればなるほど体感できる。ミスによって生まれる誤差が、わかるから寛容性がわかるのだ。100以上叩くなら、クラブの寛容性を超えるミスになってしまって、マッスルバックもキャビティも「あまりかわらない」と感じてしまう。だから何を使っても一緒とは言わないが、腕前に不相応なクラブを選んでしまっても違和感を持たないことがよくある。

寛容性は上級者、プロほどわかるのだ。ヘッドの小さい、コンベンショナルなアイアンをやさしくなった!とコメントすることがあるが、非常に微細な差で、残念ながら我々は感じることが出来ないことが多いので、充分注意して選んで欲しい。

僕が超私的にオススメしたいのは、まずはAP1のようなミスに強いアイアンを選んで、頻繁に80台を切れるようになってから718CBのような、難しいアイアンを選んでも遅くない。しかし今回テストして思ったのだが、シャフトが、日本シャフトのゼロス7とヘッドスピードが遅い人向けとなっている。ゼロスは少し極端、NS950、MCI60なども、チョイスできるが、総じてシャフトが軽すぎ。

日本のメーカー、日本仕様のシャフトのチョイスは 「やさしいアイアン=お年寄り向け」になってしまっている。AP1は、アメリカのゼクシオと言えるぐらい寛容性が高いが、シャフトまでゼクシオチックにしなくてもいいかと思う。できればモーダス105であるとかMCIでも80などのチョイスが欲しいところ。AP2、AP3が人気だが、やはり僕はAP1を熱烈に勧める。軟鉄鍛造ではないが、ライロフト調整が出来る点もオススメだ。使いたいアイアンの一つだ。

あと外ブラのアイアンは、総じて日本のアイアンよりバンス角が多くついてるのも僕がオススメしている理由だ。

グローブライド オノフ赤(2018)ドライバー

このインプレッションは、2018年6月のマーク金井の有料メルマガに掲載されたものです。(有料メルマガはこちらからご購読できます)

男子ツアーが始まってから、なんだかんだと毎週会場に足を運んでいる。先週も日本ツアー選手権会場である宍戸ヒルズカントリークラブへ行ってきた。会場では片山晋呉プロや、石川遼プロの練習風景を必ず観に行く。片山プロは、日本ツアーの選手の中でもとりわけゴルフクラブに造詣が深いプロ。毎回、興味深く使っているクラブをチェックする。よく変わるのがスプーンなのは有名だが、ドライバーはなかなか変わらない。

片山プロと言えば、フォーティーンのCT112を長く使っていたことで有名だが、昨年クラブ契約先であるオノフのKUROドライバーに変更した。フェアウェイウッドやUTはずっとオノフだが、少し使ってまたCT112に戻していた。しかし今年は開幕の前哨戦である千葉オープンから、オノフAKA(2018)ドライバーを使用している。また最初だけでCT112に戻るのかな?と思っていたが、全くその気配がない。

本人に、理由を尋ねてみると、イメージ通りの球が出るからとのこと、片山プロのすごいところは、見た目を全く気にしないというところ。オノフAKAは、名前の通り赤を大胆に配色しているドライバー、2018年モデルはテーラーメイドのようにクラウンがツートンカラーになっている。T島ブログでは「テーラーっぽい」と書いてあったが、ぶっちゃけオノフがやるとなんとなく野暮ったく感じる。これは日本のメーカーに限ったことではないが、片山プロは全くそんな事は気にしない。

先入観無しに、打ってみて決める姿勢が素晴らしく、僕も見習いたいと思う。僕もオノフAKAを打ってみた。見た目は奇抜に見えるが、ヘッド特性は極めてニュートラル。重心距離は36ミリ弱と短めで、重心深度は40ミリと深め、重心高2は21ミリと僕にとっては黄金スペック。先週M3 440でも書いたが、重心距離が長く、重心深度が深くなると、オンプレーンに打った時に右へのすっぽ抜けるミスが出やすい。

このオノフAKAは捕まりもよく、オンプレーンに振る人に非常に扱いやすいだろう。フェースも弾きすぎずボールをコントロールしやすい点も良いと思う。極端な低重心ではないが、低スピン弾道も打ちやすいドライバーだ。やはり重心距離が短い分、コントロールしやすいのだろう。純正シャフトのクオリティも高いのだが、僕が使うならシャフトを変えてみたい。

今、気に入っているグラファイトデザインのIZ-5などに交換すると戦闘力が高いドライバーに仕上がり、僕のエースドライバー候補に非常に近づくはず。オノフというブランドのクラブは、その世界観が強い分、他社と混在させるとどうも違和感が生まれる。世界観があるのは、決して悪いことではないし、それがブランドの命とも言えるが、デメリットにもなりうる。

商品名がAKAとなっているので、なかなか難しいとは思うが、モノトーンのカラバリなどあれば、非常に嬉しくすぐにでも使いたいドライバー。僕が片山プロぐらい割り切れればいいのだが、それもクラブ選びの楽しさであるので、僕はなかなか割り切れないと自覚したドライバーだった

コブラF8+ドライバー(2018)

ゴルフクラブが順調に売れているという話を聞いた。しかし売れているメーカーは限られていて、M3,4のテーラーメイド、ローグのキャロウェイ、そしてゼクシオのダンロップ。売れているクラブとそうでないクラブが、はっきり分れているそうで、この3社以外のメーカーは苦戦しているという話。二極化するのはクラブだけではない、ゴルフシューズはプーマのイグナイトパワーアダプトディスクシューズが売れているという。

プーマ?そう言えば、プーマはコブラと同じ会社だったな?、最近コブラのクラブを見ないな?と思っている人は少なくないだろう。日本のwebサイトを観るとわかるように、2年前から更新が止まっている。しかし米国ではちゃんと新製品が出ているようで、僕が新橋のJYPERSに行ったときに、並行輸入でしっかりと置いてあった。

馴染みのJYPERSのスタッフに話を聞くと、日本で新製品をリリースしてないので、並行輸入が人気だそうだ。リッキー・ファウラーなどの人気プロが多いコブラだから、熱いファンが少なくないという。そもそもコブラの歴史は比較的新しく、グレッグ・ノーマンとジョン・デイリーが使って注目を浴びた。一時期はグレッグ・ノーマンが会社を所有していたこともあったが、アクシネットグループの傘下となり、タイトリストのセカンドブランド的位置づけで展開された。

その後、傘下を離れ現在は、プーマの傘下に入ったが、現在ニューモデルの日本仕様は販売されていない。メルマガ読者の皆さんは、僕が昔からプーマのクラブが好きなのをご存知かと思う。今回もリッキー・ファウラー仕様のキングF8+ドライバーを購入した。アクシネットではセカンドブランドだった影響だろか?どうしでもセカンドブランドのイメージがして、割高感を感じてしまうのが残念だが、クオリティーはとても高い。

噂のツイストフェースも、コブラが先に製品化しているらしい。今回はソールのウエイト用のレールは無くなり、2つのウエイトの位置を変えるというシンプルな構造となった。僕的には、位置も悪くないし、効果も期待できるのでこの変更は評価したい。自由にウエイト位置を変えられるというのはメリットに感じるかも知れないが、レールを作るには溝を切って、そこに造作が入る分、ウエイトを食ってしまう。

そこに重量を取られと、必然的にウエイト自体の重さが減ることになり、移動の効果も減ってしまう。イメージに流されず、タネと仕掛けを考えて評価することが大切だ。今回の目玉はウエイトよりもフェース部分のCNC加工、スイートエリアに円形の溝が入っている。YONEXのE-ZONE GTドライバーは縦にフェースを研磨してスピン軸が傾くのを防いでいるようだが、コブラのCNCはフェースの厚みをコントロールすることで、高い反発するエリアを拡大させることに注力しているようだ。

テーラーメイド、キャロウェイと同じように、カーボンクラウンを採用して低重心化を測っている。ヘッドの特性はG400や、M4に近いものを感じる。これぞアメリカのドライバーだ!という重心距離が長く、重心深度も深くなっている。面白いのは、テーラーメイドが、諦めてしまった可変スリーブを使って1つのロフトで、ロフトバリエーションを廃止していること。テーラーメイドは、1モデルで終わったが、コブラはずっと続けている。

打ってみると、直進性が高く低スピン弾道が打ちやすいドライバー。CNCフェースのせいか、打感もかなりいい。グリップエンドをみると、どこかで見たセンサーが付いている。僕もテストしたアーコス360という、センサーが最初からグリップに装着されている。昨年よりコブラは、純正グリップにアーコスのセンサーを搭載して、弾道の軌跡や距離、さまざまなデータを、iPhoneのアプリに表示できるようになっている。

(Androidもあるが、日本では正式にサポートされていない)

コブラは昔から、非常に挑戦的でいろいろなテクノロジーを試す傾向がある。若々しいイメージがするメーカーでこのドライバーは、総重量も320グラムを超え、純正シャフトはRシャフトで振動数は250cpmとかなりしっかりしている若者仕様。残念ながら日本のメーカーは、一番売れる超高年齢層をターゲットにしたクラブばかり発売され、外ブラの日本仕様も意識的に軽量化やスペックダウンしている。

コブラのターゲットは、ずばり若いゴルファー。日本でなかなか人気が出ないのも、この層のゴルファーが少ないことに他ならない。若いくて、ゴルフを始めたばかりのゴルファーにもオススメしたいドライバーだ。残念ながらスライサーには向かないので、まずはフレループでボールを捕まえることを覚え、コブラのドライバーに挑戦して欲しい