カテゴリー別アーカイブ: アナライズ

フジクラ スピーダーTR(2018) 

このインプレッションは、2018年4月のマーク金井の有料メルマガに掲載されたものです。(有料メルマガはこちらからご購読できます)

 

今年もマスターズ盛り上がった。地元のパトリック・リードを追うジョーダン・スピース、リッキーファウラーがあと一歩及ばず、リードの優勝となった。僕が観ていて勝負の鍵となったのは2番ホールのPAR5、ローリー・マキロイがありえないスーパーショットで二打目をイーグルチャンスにつけて、入れれば並ぶ状況だったが、これを外してしまった。1番でボギーを打ってしまったリードが、これなら行けると思ったと思う。その後も、オーガスタの女神を味方につけて、15番、17番でピンチを回避し、難しい18番でもキッチリとパーを取った。

そんな熱戦の陰で、一部メディアも取り上げているが、石川遼が4日間で2勝を飾った。ツアー外の地区オープンとはいえ、男子ツアーが開幕していないので、シード上位選手も多数出場している試合での、連勝は非常に価値がある。僕も千葉オープンを取材し少し話をした。ブログにも書いたがスイングイメージが劇的に変わっている。練習方法も水平振りや膝立ち打ちとスイングプレーンが本当に良くなる練習に変化している。

ブログでも予言したが、今年はツアー5〜6勝すると信じている。今週から男子ツアーもようやく始まる。今日は僕も会場に足を運んで、Kプロにはパターを、そしてフレループを某シード選手に渡すことになっている。千葉オープンの練習場で選手のシャフトをチェックしてみると、黒いシャフトが目立っている。フジクラのスピーダーエボリューション4かな?と思ったが、少し色が違っていることに気がつく。その正体はフジクラの新しいスピーダーTRというシャフト。使うプロが増えていてツアーで人気のようだ。

フジクラのスピーダーTRを今回、試打したので紹介しよう。今回テストしたのはスピーダーTR 569のSとSR、色はつや消しの黒。スイングしてみるとヘッドスピードが上がる感じがする。先端剛性が高く、手元がしなるTRはフジクラのKUROKAGE的なシャフトだ。このシャフトに興味を持っている人はSR?と思っただろう。実は569はSまでしかない販売されていない。メーカーの担当者と話していると、女子プロ用に開発したSRがあるというので、こちらも試打されてもらうことになった。

569のSだが、振った感じかなり硬い。硬さを表す単位に振動数というのがあるが、振動数の数字が同じでも、キックポイントが手元調子だと、硬く感じるもの。569のSはかなりしっかりしている。その事をメーカーの担当者に伝えると、SRが実はありますと試打させてくれたわけだ。さてSRのスペックだが、振動数が249cpm、センターフレックスが4.22と、振動数はSにしては少し小さいが、手元調子ということを考慮すると、Sという表記でもいいんじゃないか?と感じる。

まるでアメリカ基準のシャフトみたいにしっかりしている。以前のスピーダーにもツアースペックというのがあったが、それはワンフレックス硬い。そのシャフトはスピーダーTRと呼ばれていた事を思い出した。

このシャフトをドライバーに装着して試打してみた、その時に打点位置をチェックすると、打点がフェースセンターよりもやや上についていることに気がつく、実はキックポイントは打点位置に影響が出ることが意外と知られていない。先端剛性が高いシャフトはヘッドが上から下に入りやすく、フェースのやや上でヒットしやすい。逆に先端が動くシャフトは、下から上にヘッドが動きやすいので、フェースの下側に当たりやすい傾向がある。

打点位置は、スピン量に関係する。フェースの少し上でボールをヒットすると、スピン量は少なくなる。スピーダーTRは弾道が低めで低スピン弾道が打ちやすいシャフトだ。キャリーが稼げるシャフトではないが、狙ったポイントに確実に飛ばせるシャフト。一発の飛びというより平均飛距離が伸びるシャフト。赤羽ゴルフ倶楽部などでも安心してポジション取りができそうなシャフトだ。

SRが発売されたら、僕はすぐ買うと思う。早くスペックを追加して欲しいと願うオススメシャフトだ

テーラーメイドM3 460ドライバー(2018)

このインプレッションは、マーク金井の有料メルマガに掲載されたものです。(有料メルマガはこちらからご購読できます)

今年もジャパンゴルフフェアーが無事終了。僕もしっかりと3日間会場に足を運んできた。今年は12年ぶりのヤマハ、プロギアの復活。そしてテーラーメイドも久々の出展と盛り上がりを見せた。盛り上がっている言えばPGAツアーだろう。タイガーの復活し、精力的に試合に出るおかげで、観客動員数がかなり増えているという。昨年不調だったババ・ワトソン、ローリー・マキロイも復調してきて、あとは松山英樹の調子が上がるのを待つばかりだろう。

タイガーとマキロイの復活で、盛り上がってきたメーカーがテーラーメイド。ともにナイキの看板選手だったが、クラブ撤退で選んだのがテーラーメイド。昨年はどちらも目立った活躍はなかったが、今年は好調な二人、そして二人ともテーラーメイドのM3 460ドライバーを使っている。そのおかげというわけではないが、市場でもヒットしているという。

二人共昨年はM2を使っていたが、今年はM3へシフト。M2の後継モデルはM4という流れだが、実際ツアープロはM2からM3移行するプロがほとんど。シーズン当初からM4を使っていたダスティン・ジョンソンも、球筋をコントロールする必要があるコースではM3を使用している。M4は慣性モーメントが大きく、重心距離もM2と比べるとかなり伸びているのでM2とM4ではかなり性格が異なっているドライバーである。そのためM2ユーザーは、M3へ移行することがほとんど。しかし僕がM3を打ってみて、気になる点が2つある

一つはM3は重心位置が低く、そして浅いので、低スピン感が半端ではない。特に9度のロフトのM3はボールが上がらない。ヘッドスピード45m/sでもかなり厳しいだろう。48m/sぐらいは欲しいハイヘッドスピードゴルファー向けのドライバーだ。ヘッドスピード42、3m/sのゴルファーはとても手に負えない。もしどうしてもM3がほしいなら、迷わず10.5度のロフトを試して欲しいと思う。

重心位置は、新しく搭載されているウエイト可変システムのYトラックを使えばかなり移動することが出来るが、ウエイトはまずニュートラル位置でそのドライバーの性格を判断することをオススメする。

もう一つ気になるのは、ヘッド重量だ。ヘッド重量が204グラムとM4よりも重くなっていて、前作のM1と同じぐらい。M1のときも書いたが、これではかなり使い手を選んでしまう。このウエイトはアルミのカバーの裏にタングステンウエイトが配置してある。ウエイトを削ったり交換すれば、ヘッドウエイトを落とすことが出来るが、なかなか難しいし、それに気がつく人が少ない。

ヘッド重量と超低スピンと相まって、ハイヘッドスピードゴルファー専用となってしまったM3。せっかく日本仕様にシャフトも変えてきているのだから、ウエイトも変えてヘッド重量はせめて200グラム程度まで落せば、使える人もかなり増えると僕は思う。非常にもったいない。

キャロウェイのローグシリーズのサブゼロの日本仕様は、US仕様と比べて、ソールにあるネジのウエイトを変えることで、ヘッド重量を4グラム落としている。これはGBBエピック、サブゼロの反省点を生かしていると推測する。テーラーメイドも、わざわざ日本仕様にシャフトを開発していて装着しているのに、ヘッド重量はそのままと中途半ばな対応に感じる。

テーラーメイドは、日本マーケットに対する、位置づけが低いのではと思われても仕方がない。M1のように、ヤフオクなどで軽いウエイトがきっと発売されるだろうが、その手間をかけさせる前に、メーカーにはしっかり対応して置いて欲しいポイント。飛距離性能が高いだけに残念に感じる。

 

スリリング AOSAKI シャフト

このインプレッションは、マーク金井の有料メルマガに掲載されたものです。(有料メルマガはこちらからご購読できます)

 

月に入って一気に暖かくなった。三寒四温というのは正確なようで、今日はグッと気温が下がっている。僕のスノボシーズンはマスターズ直前まで続く予定、しかし今月になって、取材などでゴルフ場に行く機会が徐々に増えていく予定。期待の新製品はピンのG400MAXドライバー発売で、一段落。僕は結局テーラーメイドM4ドロードライバーだけの購入にとどまっている。まだスノボモードの僕としては、赤羽ゴルフ倶楽部に通いはじめるころに、思案中のドライバーを購入する可能性が高い。

ゴルフクラブだけでなく、シャフトもイロイロ登場する。例年2月開催だった、ゴルフフェアが3月になって、日本のメーカーは始動が遅くなった。とはいえアメリカのPGAショーで発表したシャフトもそろそろリリースされるだろう。日本のシャフトメーカーもフジクラのスピーダーTR、そして新しいシャフトメーカーである、スリリングのAOSAKIが発売される。スリリングと言うメーカーを聞いたことがない人も少なくないと思うが、昨年の11月に設立されたメーカーで、元USTマミヤ出身の3人が独立して作った会社だ。

シャフト自体はUSTマミヤの工場で作られているので、製品に不安はない。新興メーカーだが、GEARSや、最新の弾道計測器GC4が設置してあるフィッティングスタジオ(三浦技研フィッティングスタジオと併設)を完備してフィッティングも行う。スリリングのシャフトの特徴だが、艶やかなカラーリングとデザインが印象的だ。シャフトの性能はもちろん、デザインに対するこだわりがかなりある。シャフトの所有感を大切にしたいというのがメーカーのコンセプトのようだ。

デザインは好みがあるが、僕は目立つけどイヤミのないデザインだと感じた。肝心のシャフトの性格の方を詳しく紹介することにしよう。AOSAKIを何発か打ってみると、アレ?と思った。アナライズのW60、W65の特性によく似ている。切り返しで手元のしなりを感じる中調子のシャフトで、シャフトのしなりを感じてスイングしやすいという、スイングが良くなる要素が詰まっている。W60、65は60g台だが、AOSAKIは50g台、素材も弾性率の高い素材を使用している。

WEBサイトやリリースを観ても、シャフトの素材であるとか、ディテイールについて、あまり言及していいないが。非常にタイミングが取りやすいシャフトだ、W60、65と使っている素材もちがうので、シャフトからのフィードバックは違うが、とても気持ちいいフィーリングのシャフトだ。先端が極端に走るわけではないが、程よい捕まり感がある。僕が作ったシャフトと同じように、シャフトで飛ばすというよりも、タイミングが取りやすくしっかりとプレーヤーのスイングを再現するシャフト。

ニュートラルで振りやすいので、平均飛距離が伸びるシャフトだろう。AOSAKIをドライバーに使ったら、フェアウェイウッドはアナライズのW60、65を選ぶと相性が良いと思う。僕はゴルフクラブやシャフトのデザインというのはとても大切だ。”飛びそう!”と感じれば飛距離は伸びるし、”曲がらない”と感じれば曲がらないもの。大胆なデザインは大手メーカーではできないこと。もちろんシャフトの性能という基本は、しっかりとやったシャフト。スリリングの今後に期待したい。

キャロウェイ ローグサブゼロドライバー(2018)

このインプレッションは、マーク金井の有料メルマガに掲載されたものです。(有料メルマガはこちらからご購読できます)

オリンピックが終わってしまった。現地まで行っていろいろ観た、戻ってもテレビでできる限り生で観た僕としては、非常に寂しい。結果的に日本は、
冬季オリンピックで歴代最多のメダルを獲得。競技が増えているとは言え、この結果は、選手一人一人の個の力が上がってきている証拠だと感じる。オリンピックが終わったら、プロ野球の話題が一気に出てきた、しかしゴルフの話題は一向に出てこない。国内女子ツアーは今週開幕するので、盛り上がってくれればいいのだが・・米ツアーはすでに2017年のシーズンは、中盤戦に差し掛かろうというのに、国内男子ツアーは来月にならないと始まらないというのが残念だ。

しかしゴルフショップは非常に賑わっている。テーラーメイドM4が、週間売上でトップ立ったそうだ。先週末にキャロウェイのROGUEシリーズが出たので、その後の動向がとても気になる。日本ツアーが始まれば、使用率や使用クラブの変化がチェックできるのだが、まだまだ先になので重ね重ね残念だ。

さて今回は、プロの使用率が高くなりそうなドライバーを今回試打した。それはキャロウェイのROGUEサブゼロドライバー、このサブゼロというのは、いつから言い始めたかと記憶をたどるが、XR16サブゼロ当たりからだろうか?!そもそもキャロウェイは、ボールが捕まりやすい、ドローバイアスのドライバーを作るのが得意だった。しかしフィル・ミケルソンがドライバーに悩み、2本のドライバーを入れたり、ミニドライバーを使ったりしていたその流れで作られたドライバーだった。

ずばりXR16サブゼロは、低スピンで左に行かない仕様で、僕が打ってもボールは右にしか飛ばなかった。その後GBBエピックのハードヒッター仕様にもGBBサブゼロという名前がついていた。このエピックのサブゼロも、XR16サブゼロほどではないが、ボールが捕まりにくいドライバーだった。逆にインからヘッド煽るように入れる人には安心感があるドライバー。今回のROGUEサブゼロは、かなりエピックと比べるとかなり捕まりが良くなっている。

エピックと比べると、慣性モーメントが大きくなり、インパクト時にフェースの開きが抑えられてきた。とは言え、ボールの捕まりがいいとは決して言えないモデル。サブゼロというと、わかりにくいのでPRGRみたいにタイプFとかにしたほうが、名前で性格がわかるはず。ソールには、フェース側に一つ、後方に一つ配置されている。工場出荷時には、後ろ側に重いウエイトが配置されている。しかし重心深度自体は、ROGUEスターに比べると浅くなっている。

注意して欲しいのは、エピックサブゼロと比較すると慣性モーメントが増えたとは言え、低スピンでボールが上がりにくい。ロフト選びは慎重に、特に9度を選ぶなら要注意だ。迷ったらロフトは多目にすることをオススメする。あとこれは歓迎したいのはヘッド重量が、エピックサブゼロに比べるとかなり軽くなった。スリーブ込みで200グラム弱となっている。これはかなり朗報。エピックサブゼロのようにヘッド重量が200グラムを超えると、かなり重く振り切りにくく感じるからだ。

ちなみにUS仕様は、ROGUE、ROGUEドロー、ROGUEサブゼロと3種類、日本では、ROGUEスターがメインで、ROGUEとROGUEサブゼロは限定となっている。僕は、持ち球がフェードなので買うならROGUEスターを選ぶと思う。インサイドからヘッドを入れる癖が治らない人はROGUEサブゼロは安心感があるだろう。

テーラーメイドM4 タイプDドライバー(2018)

このインプレッションは、マーク金井の有料メルマガに掲載されたものです。(有料メルマガはこちらからご購読できます)

平昌オリンピックは当初の予想を裏切り、日本でもかなりの盛り上がりを見せている。僕も現地から戻って、毎日テレビ観戦に余念がない。オリンピックスタジアムや、江陵アイスアリーナなどは行ってないが、現地の空気を感じ、大会の雰囲気を十二分に感じることが出来た。その後復習として、テレビ観戦すると、より立体的にオリンピックを楽しむことが出来る。

オリンピックの陰に隠れているが、PGAツアーはタイガー・ウッズの復活で盛り上がっている。松山英樹の怪我は気になるところ。日本の選手もアジアに出て頑張っている。世界ランク50位以内を目指す、小平智プロも現在41位と、マスターズ圏内に入ってきた。

残念ながら僕は、まだまだスノーモード。ラウンドは2回行ったが、1回は撮影で5ホールのみ、今年まだトータル18ホールに達していない。しかしお構いなしに、PGAショウでお披露目されたゴルフクラブ達は、次々と日本で発売を開始している。先週はテーラーメイドM3,M4、今週はキャロウェイのROGUEと、ゴルフショップも盛り上がっているようだ。

僕も流石に、オリンピックネタばかり続けていられない。2週間前にアメリカのフェアウェイゴルフに注文していた、テーラーメイドM4タイプDドライバーが昨日到着。普通のM4は、僕も色んな所で書いたが、エアロバーナーの進化系で、重心距離も長く、大ヒットしたM2の後継という特性ではないことは、ブログにも書いた。

実はこのM4、日本のテーラーメイドではまったく触れていないが、アメリカにはタイプD つまりドローバーションが存在している。このメルマガを昨年以前からご購読していただいている皆さんならご存知かと思うがM2(2017)にもタイプDが存在した。こちらも日本未発売で、どうして日本で販売しないのか?一度日本のテーラーメイドのマーケティング担当に聞いてみたいと思う。

M4タイプDだが、ウエイトの位置が通常よりもヒール寄りに配置されて、重心アングルもこちらのほうが大きい。まだ届いたばかりなので、ヘッド計測していないが重心距離も短いと推測する。これぐらいではタイプDというには不十分と思っていたが、クラブをソールしてみると、さらなる工夫がわかった。M4に比べるとフェースの開きが明らかに少ないのだ。この点だけでも、タイプDを買った価値がある。開かないと言ってもフックフェースではないので念のため。

M4はボールが上がりやすいので、ロフトは9.5度をチョイス。シャフトはアメリカ純正であるマトリックスプラチナムホワイト・タイMFS55のRシャフトをチョイスした。Rと言っても振動数を計測すると252cpmとRなのにしっかりしていて僕にピッタリな振動数。ヘッド重量はスリーブ無しで194グラム、スリーブを入れると200グラムぐらいで、これも僕のベストスペック。

総重量は306.4グラムとヘッドスピードが44〜46m/sぐらいの50代のゴルファーにピッタリのスペックだ。メルマガだから書くけど、こちらを仕入れてアナライズのシャフトを入れて販売したいと画策しようかと思っている。そもそもタイプDといモデルがラインナップされているということは、M4の特性は僕でなくても簡単に推測できるだろう。

ボールの捕まりはあまり良くないことはメーカーの商品戦略上明白だ。日本でどうして販売しないか理由はわからないが、M4はやさしい。と打ち出しているが、ボールをしっかり捕まえる人にとってミスヒットに強いということは言えるが、そうでない人には、意外と手強いだろう。ソールするとフェースがかなり開く点も気になる。日本での戦略の都合があるだろうが、是非導入してほしいモデルだ。

リンクス フレループ

このインプレッションは、マーク金井の有料メルマガに掲載されたものです。(有料メルマガはこちらからご購読できます)

今週のメルマガが今年最後となる。今年もいろいろなゴルフクラブが発売された。イマドキのゴルフクラブは、膨大なリサーチデータ-を元に開発される。ゴルファー、特にアマチュアゴルファーの求めそうなことを顕在化させていく。あからさまになっていくのはゴルファーの潜在的な願望。その願望を明確に打ち出した商品が、今年はヒットしたように感じる。

キーワードはやはり「飛距離」。飛距離を全面に飛距離を打ち出し、飛ぶクラブが売れている。実は実際に飛ぶだけでは売れない。飛距離性能にプラスして「飛ぶんじゃないか?」というイメージを強くユーザーにアピールできたメーカーのクラブが売れている。例えばヤマハのUD+2アイアンを使えば誰でも、飛距離を実感できる。それに加えて9番で150ヤード超えの 夢を見させてくれる。GBBエピックも大ヒットしたが、クラウンとソールを2つのバーで繋いでいて、その効果なのかわからないのだが、夢を見せてくれた。

実はどのクラブも飛ぶのだが、飛距離に対するイメージ「飛ぶんじゃないかな!」というイメージをしっかし作ったクラブ以外は売れていない。その夢だが「安定している」とか「曲がらない」とかでは売れない。12月に発売されたゼクシオX、非常によく出来ているのだが「飛びの”芯喰い”体験」と夢の部分が弱いように感じるのは僕だけだろうか?!

昔、クレイジーと言うシャフトの知名度が上がった時に「最善か無か?!」というキャッチコピーが印象的だった。”無”というマイナスのキーワードを入れることで、いかにも飛びそうなイメージを植え付けた。来年1月に発表される、キャロウェイの新製品は「EPICを超えなければ、出す意味なんてない。」と言う過激なコピーを打ち出して早くも話題となっている。

とにかくアマチュアゴルファーに響くのは、スコアップよりも飛距離であることを2017年にヒットしたクラブが教えてくれた。僕が作るクラブというと、夢の部分は一切ない。ミスに強く安定感を重視して、使っているとゴルフが上達することが狙い。そして練習器具は、ズバリスコアアップして欲しいと思って販売している。良いスイングをすることで、クラブの性能がしっかり活かせる。そしてスコアアップするという現実の世界をしっかり受け止めて欲しいと思っている。

ゴルフの竪琴はまさに、そんな練習器具。ゴルフクラブより短く、両手を離して握る、ゴルフクラブとはかなり遠いイメージだが、ゴルフスイングのキモを覚えるには非常に効果的だ。前置きがかなり長くなったが、今回紹介するのはリンクスから出ている練習器具フレループ。このフレループ、僕はゴルフの竪琴と同じぐらい非常に効果的な練習器具だと思っている。ゴルフの竪琴は、とても素晴らしい練習器具だと自負しているが、両手が離れているデメリットもある。

両手が離れているからこそ、右手、左手の動きの違いを感じやすいのだが、ゴルフクラブはグリップという同じ場所を握ってスイングする。竪琴ではイメージできるけど、クラブを握ったら????となる人が意外と少なくない。フレループはゴルフの竪琴のクラブ版と思っていただければいいだろう。YOUTUBEのアナライズチャンネルで、練習器具ミシュランという番組を作っている。

この動画でも言ってるけど、このプレループは、ただ”シャフトが曲がっている”だけ・・・ゴルフスイング、オンプレーンにスイングするためには、左腕の回旋が必要だけど、その回旋をするとシャフトの曲がりというか反りっている分抵抗を感じる。抵抗を感じればいいなら、羽根が4つついていてスイングすると抵抗を感じる練習器具があるが、それとは全然ちがう。

切り返しからインパクト以降、スイングでいちばん大切な動きのところで抵抗を効果的に感じ、振っているだけで腕の回旋を覚えることが出来る。僕はフレループを、キャディバッグに入れていて、ラウンド前にかならず素振りをする。練習はこれだけ!!これだけやっていればい一発目からナイスショットが打てる。是非試して欲しい

 

タイトリストVG3ドライバー(2017)

このインプレッションは、マーク金井の有料メルマガに掲載されたものです。(有料メルマガはこちらからご購読できます)

今年はドライバーの当たり年、キャロウエイのGBBエピックに始まり、ピンのG400LS-TEC、ヤマハRMX118、と僕も全て購入した。飛ぶドライバー、ホントはどれですか?と本当によく聞かれる、その都度に「僕は飛ばないドライバーは買いません」と言っているので、できればそれで察してくれると嬉しい。ちなみにゼクシオ10は買わないと思う。年も差し迫ったし、もう打ち止めかと思ったら、僕の購入欲を揺さぶるドライバーが現れた。

それはタイトリストのVG3ドライバーだ。VG3は他のタイトリストのドライバーと同じように、2年に一度のモデルチェンジサイクルで発売されているが、来年がモデルチェンジイヤー。発売は今年の12月22日と今年最後の真打登場だ。すでにいろいろな人が試打してSNSに情報が上がっている。僕のところにもメーカーから試打クラブが送られてきて、面白いお願いをされた。SNSで紹介してほしい、でもクラブの詳細は秘密にして欲しい。というもの。

SNS時代らしい依頼だが、メルマガ読者限定でインプレッションをお送りしたい。皆さんも僕のメルマガに詳細が書いてあったことは内緒でお願いする(笑)

僕的には、VG3の2代目である2012年モデルを高く評価している。アナライズのシャフトを入れて販売したぐらい。もちろんエースドライバーとして使ってもいた。外見はシンプルでソールのフェース側には、最近のドライバーには必ずあるスリットが無い。そしてウエイトが1つだけ付いていて、交換が可能だ。タイトリストと言えば、アスリート向けの917シリーズが、シュアフィットCGという棒状のウエイトによってウエイトも重心位置も動かせる構造になってるが、VG3はヘッド重量だけ変わるシンプルな構造だ。

ソールをパッと見た瞬間に、このクラブは性能に絶対的な自信があるんだなと感じた。基本性能が高いから調整機能など特に必要ない、ギミックも要らないという
姿勢が伝わってくる。外見はシンプルだが打ってみると、仕掛けがいろいろあることに気がつく。ボールの捕まりがよく。ボール初速も速い、そして低スピン弾道が打てる。非常にニュートラルに感じるヘッドとなっている。芝居でも、自然、ニュートラルというのは、そのまま自然に動いたからといって、自然に見えるわけではない。不自然に感じる動きをして初めて観客が”自然”と感じるのだ。同じようにこのヘッドも、いろいろな技術を投入し、重心位置を最適に持ってきて、ニュートラル感を出している

まずは重心位置だが、フェースの左右だけでなく上下から見てもセンターにしている。特にディープフェースではないので、重心高も低いといえるだろう。そのおかげで、ヘッドの挙動はニュートラルだ。クラウンは見た目は普通だが、極薄チタンを軽量化のために穴をたくさん空けた上に、カーボンコンポジットで覆うことで、軽いだけでなく強度も確保しているようだ。フェースはチタンの鍛造素材で初速を稼ぎ、低重心で低スピン弾道を打ちやすくして、高慣性モーメントでミスヒットに強くなっている。

ぱっと見た目は、シンプルなヘッドなのだが、実は見えないところにいろいろと手が入っている。9.5度と10.5度のロフトのラインナップがあるが、ロフトによってヘッドの形状も、重心位置も変えている点も面白い。さしずめ9.5度は917D3のように、捕まりを抑えて低スピン弾道が打ちやすく、10.5度は917D2のようにボールの捕まりが良く、ボールも上がりやすいようなっている。シャフトラインナップも豊富だが、総重量は軽め。グリップ重量がわからないが、ヘッド重量はそれほど重くないのではと推測する

総重量的にはシニア向けと言えるが、不思議とそのイメージが無い。VG3ドライバー(2016/2014)は、917・915・913・910ドライバー用SURE FIT® Hosel付きシャフトと互換性がある点も見逃せない。今使っているのがタイトリストの可変スリーブ付きドライバーなら、全てこのVG3(2018)に装着できる点も嬉しいだろう

僕も早速、つるやゴルフ神田駅前店に予約した。冬はスノボのシーズンでゴルフする機会が激減するが、新しいクラブがあるといやでもコースに行きたくなるもの、届くのが待ち遠しい。

三菱ケミカル KUROKAGE XD

このインプレッションは、マーク金井の有料メルマガに掲載されたものです。(有料メルマガはこちらからご購読できます)

今週、アメリカではPGAマーチャンダイジングショウが開催される。僕も何度か行ったが、日本のゴルフフェアと違い、大手メーカーが大きなブースを出していたり、360度方向から打てる広大な試打会場で試打できる”デモデー”など、大規模で様々な楽しみ方がある。そこで新製品がお披露目される。もちろん日本のメーカーも多く出展している。クラブメーカーだけでなく、シャフトメーカーも人気だ。シャフトメーカーは日本でのラインナップとは別に、海外だけのシャフトを用意していることが多いのが面白い。

今回紹介する三菱ケミカルのKUROKAGEも元々は、日本では販売していなかった、PGAツアーで人気となり、逆輸入的に日本で発売された。先週発表会がありKUROKAGEの新しいモデルXDが発表となった。今までKUROKAGEはXTとXMの2種類、今回のXDは、XTの後継と言えるモデル。噂では、ガルシアがマスターズに優勝していた時に使っていたシャフトを製品化してという話だ。

先週発表会で試打したが、日本主導で開発されたシャフトと、KUROKAGEが決定的に違うのは、ヘッドが走るとか、弾くとかいう要素よりも、とにかく叩けるシャフトになっていること。アメリカ主導のシャフトは、飛距離を出すのは自分のワザと力、シャフトはそのサポートするだけ。”シャフトで飛ばす”と言う発想がない。KUROKAGE XDは前作同様に、手元がしなるシャフト、前作は左に行かない叩けるシャフトだったが、今回は前作に比べると捕まりが良くなっている。

しかし、世の中に発売されているシャフトと比較すると、決して捕まるシャフトではない。ここをミスリードしないようして欲しい。今回は50グラム台のRから80グラム台のTXまでと幅広いラインナップがある。僕が打つと全てまっすぐ飛んでいく。発表会の日の早朝にBS日テレのゴルフコロッセオのテレビ収録があったが、僕は同じく三菱ケミカルのディアマナRFで撮影に臨んだ、ディアマナRFは先端が動いて捕まる動きをしてくれるが、KUROKAGE XDは、ストレートからややフェードしか出なかった。

基本的にハードヒッターで左が怖い人向けのシャフト、明らかに左に行かない、左のミスが出にくいシャフトになっている。逆輸入のシャフトにしては、50g台のRからラインナップされていて、ゴルファーの高年齢化にも対応している。シャフトメーカーの話を聞くと、主の重量帯は60グラムから50グラムへと移行しているという話。しかしクラブメーカーのカスタムシャフトは、以前と同じく60グラムのSと変わらない。50グラムのSRとまではいかないが、せめて50グラムのSが選べるように、クラブメーカーがもっとレスポンスよく行って欲しいと思う。

今回発表になったテーラーメイド、ピン、キャロウェイどれもカスタムシャフトは、判で押したように60gのS。シャフトメーカーは、主力は50gへ移りつつあるといってるのに、まだまだ、対応していない。どのメーカーもカスタムオーダーと言うサービスがあるが、やはりトレンドを反映したラインナップをお願いしたいと思う。

マーク金井、ゴルフネットワーク プレ男レッスンに登場!

マーク金井がゴルフ専門チャンネル

ゴルフネットワークの人気番組

プレ男レッスンに登場

初回放送予定

2/7 (火) 午後8:00~8:15 2/14 (火) 午後8:00~8:15
2/21 (火) 午後8:00~8:15 2/28 (火) 午後8:00~8:15

ぜひご覧ください

アナライズ&ゴールドファクトリーのコラボパター

またまた片山晋呉プロが、僕が開発したリンクスナチュラルパター
をツアーで使ってくれている。僕にすごく気に入っているとわざわ
ざLINEでメッセージをくれて、何度も見返してニヤニヤしてしまっ
た。キャメロンでもピンでも無く。僕のパターというのがとても嬉
しい

0c1cdaeef917ce95a9e62be6c47a11a1

僕がパターが得意でないのは、メルマガ読者ならご存知かと思う。
だからというのではないが、パターはヘッドが大きいネオマレット
が好みだが、ナイキのマキロイ使用パター、オリジンの限定バージ
ョンを買ってから、ピンタイプも悪く無いと感じるようになった。
僕は両極端を試すことで、その間を深く知ることができると思って
いるので、ネオマレット以外も購入して使うことで、パターの今が
見えてくると思っている。

実はピンパターは構造的に慣性モーメントは大きく、決して難しい
だけのパターではない。ただフェースが長く、幅が狭いので、重心
深度は深くできない。幅が狭いので構えるときの目安となるサイト
ラインと言う線をヘッドに引いても、ラインは必然的に短くなる。
目標方向にセットアップする際に不安に感じる人も少なく無いだろ

ナイキのパター、オリジンを打ってみて思うのは、ピンタイプの左
右のウエイトで、左右のミスヒットには強いということ、オリジン
が想像以上によかったので、ピンタイプでも強烈にやさしいパター
を作ってみたくなった。

片山プロが今使っているパターは、リンクスナチュラルパターをゴ
ールドファクトリーで改造したものだが、ゴールドファクトリーと
いえばピンタイプのパター作りにおいて得意中の得意。佐々家氏と
相談して、現在choice誌のWebサイト、「choice道楽」で、ピンタ
イプでも超優しいパターをアナライズとゴールドファクトリーのコ
ラボパターを開発した。

201605_item_08-2

このモデルは、ピンタイプのヘッドの慣性モーメントの大きさを更
に追求、ソールのトゥとヒールに20gのタングステンウエイトを装
着、ネックには、ゴールドファクトリーのバーティカルMOIテクノ
ロジーを搭載、そして、剛性の高いリンクスのパター用シャフト、
カウンターウエイトになっているナチュラルパターのグリップを装
着したもの

ヘッドはハンドメイド、ゴールドファクトリーはロフトが6度に設
定しているそうだが、7度と増やした。8度以上にするとフェースが
被ってしまうので、ピンタイプのヘッドではこれが限界らしい。ロ
フトが増えるとスクエアに見せるのが難しく、スクエアに見えるよ
うに顔をととのえるのに手間がかかり、非常に神経をつかうそうだ。

13428563_10205286038310375_5302015114607500437_n-10c1cdaeef917ce95a9e62be6c47a11a1

choice誌で販売しているのはマーク1と呼ばれているモデル。今回
作ったのはマーク2、マーク3というモデル。マーク1とマーク2
はほぼ同じもので、バーティカルMOIの色がちがうぐらい、マーク
2とマーク3の違いはヘッド重量だ。マーク2はヘッドが重く405g、
これをマーク3では380gと軽量化した。そしてバックフェースに穴
を開けて、ニューアークリアクターと呼ばれる、アルミを入れると、
フェースの肉厚が変わるので、打感が劇的に変わる

マーク3のほうが、柔らかい打感になっている。T島がブログに書い
ていたが、僕は柔らかいほうが好みで、この打感と音が距離感が合
うと感じる。T島はマーク2のゴツっという打感とヘッドの重さがい
いと言っている。プレーヤーとしての好みが出るのが面白い

ヘッドを重くすると、慣性モーメントが増えるが、テイクバックが
引きにくくなる。そのための重いグリップによるカウンターバラン
スにしている。ヘッドお重くすると、このカウンターバランス効果
を感じやすい。このパターほどヘッドが重いパターはなかなかない
が、今時のパターはどんどんヘッド重量が重くなっている。今使っ
ているパターのテイクバックが引きにくいと感じるなら、カウンタ
ーバランスになるシャフトスタビライザーを試して欲しいと思う

このアナライズとゴールドファクトリーのコラボパター、非常に手
間かかかっているので、高価だからこのヘッドの安定感や、打感は、
購入した人だけが味わえる魔性の魅力がある。もうすぐ数量限定で
販売する予定だ