アイアンの真実」カテゴリーアーカイブ

アイアンの打点位置が悪い人はライ角をチェックすべし

アイアンの打点位置が悪い人はライ角度をチェックすべし

アイアンの打点位置が悪い人はライ角度をチェックすべし

ドライバー同様、メーカー主力モデルのアイアンは1~2年サイクルでモデルチェンジするのが当たり前になってきました。最近の傾向は複合素材を使っての低重心化、薄肉フェースによる反発力のアップ。そして新設計のシャフトを投入することで、やさしさと、さらなる飛びをアピールしています。実際に試打してみても、数年前のアイアンに比べるとフェースの弾き感が強く、飛びの性能がアップしています。

その一方で、アイアンを試打して気になるのがライ角です。

クラブにはロフトが付いているので、インパクトでソール全体が地面に付いた時(ライ角が適正な時)、フェースが目標を向きます。インパクトでヒール側が浮けばフェースは右を向き、ボールが右に飛びやすくなります。逆に、インパクトでトウ側が浮けばフェースは左を向き、ボールも左に飛びやすくなってしまうのです。高機能なアイアンでも、ライ角が自分に合っていないと打ちづらいし、球筋も安定しません。

ライ角が合っていないと打点位置にも影響が出ます。ライ角がフラット過ぎると(インパクト時にヒールが浮くと)、打点位置はトウ側にズレやすいですし、逆にライ角がアップライト過ぎると(インパクト時にトウが浮くと)、打点位置はヒール側にずれて芯で捕えづらくなるのです。要するに、どんな高性能なアイアンも、ライ角がゴルファーに合っていなければ、そのクラブが持つ性能を100%引き出せないのです。

クラブのライ角が合っているかどうかは、簡単にチェックできます。市販のソール用ショットマーカーをソールに張ってボールを打ち、擦れ跡を見れば分かります。これでソール中央に跡が残っているならば、ライ角は適正。擦った跡がヒールやトウ側にしか残らないならば、ライ角は不適正。また、長年同じアイアンを使っているならば、ソールの傷でも分かります。傷跡がトウ側やヒール側だけに偏っている場合は、ライ角が合っていないと思って、まず間違いないでしょう。

クラブの性能を引き出せるかどうかは、ライ角で決まります。そしてゴルファーの適正ライ角は十人十色。自分に合ったアイアン、やさしいアイアンを買おうと思っているならば、購入時に試打して、ライ角が自分に合っているかどうかチェックすることを、強くお勧めします。

アイアンがスライスする人はネックの形状で解決!

アイアンがスライスする人はネックの形状で解決!

アイアンがスライスする人はネックの形状で解決!

アイアンがスライスする人はネックの形状で解決!

ドライバーはそこそこ真っ直ぐ飛ぶのに、アイアンを手にするとボールが右に出やすい。いい感じで捉えても、ボールが気持ち良くつかまってくれない・・・

アイアンを選ぶポイントはいくつかありますが、右へのミスが慢性的に出やすいならば、こだわってほしいポイントがひとつあります。それは、ネック形状。アイアンの場合、ネック形状にも種類があって、シャフトとフェースが一直線に見えるストレートネック、そしてネックが曲がっていることで、シャフトに対してフェースが後ろに位置するグースネックとがあります。

このストレートネックとグースネック。多くのゴルファーはストレートネックを好みがちです。ネックが真っ直ぐな方が「顔が良く」見えるし、構えやすいからです。しかしアイアンがつかまらないならば(右へのミスが多いならば)、迷わずグースネックをお勧めします。

ネック形状はヘッドの返りやすさに影響があって、グースの度合いが強くなるほど重心アングルが大きくなり、ヘッドを返しやすくなるからです。ドライバーに例えるならば、グースネックはフックフェースのような役割を果たしています。

そして付け加えるならば、今どきのアマチュア向けアイアンはヘッドが大きくなっています。そうするとドライバー同様、アイアンも大型ヘッドは重心距離が長い。モデルによっても異なりますが40ミリ以上、重心距離があるものも増えてきました。ストレートネックでその重心距離のアイアンを作るとつかまりづらいクラブになります。重心距離が40ミリ以上のアイアンの場合、グースネックに作った方がクラブとしてのバランスが良くなり、イメージ通りの弾道が打ちやすくなるのです。

アマチュアの中には「グースネックは引っかかる」というイメージを持っている人がいますが、これは古い常識です。やさしさ重視の大型ヘッドの場合は、グースネックヘッドに作った方が直進性が良い弾道が打ちやすいし、方向性も安定してきます。

クラブがこれだけ進化してくると、クラブ選びの常識もガラッと変わってくるのです。

最新アイアンはロフトが立っている。5番を抜いてユーティリティーを使おう!

最新アイアンはロフトが立っている。5番を抜いてユーティリティーを使おう!

最新アイアンはロフトが立っている。5番を抜いてユーティリティーを使おう!

最新アイアンはロフトが立っている。5番を抜いてユーティリティーを使おう!

フェースを薄くすれば、反発がアップして飛距離が伸びる・・・

ドライバー同様、アイアンも薄肉フェースを採用したモデルが増えてきました。今どきのアイアンはフェースの厚みが2ミリ前後。これはドライバーのフェース面よりも薄いぐらいです。実際に試打してみても弾き感が非常に強く、ボール初速が上がっているのが手に伝わってきます。

そして、今どきのアイアンはロフトも立っています。例えば5番のロフトを比較すると、10年前は26~28度でしたが、今どきのアイアンは23~25度。何のためにロフトを立てるかと言うと、7番アイアン以下の飛距離アップが目的です。ドライバーもアイアンも、ロフトを立てた方がスピンが減ります。ボールも上がり過ぎません。アイアンの場合、スピンが減るとボールが止まりづらくなりますが、ボールが前に飛ぶ分だけ飛距離を稼げます。

ただし、ロフトを立てるとデメリットも発生します。アマチュアの場合、6番ぐらいまではなんとか打てても、5番よりも上はロフト不足が原因で、物理的にボールが上がってくれません。キャリー不足が発生し、5番でも6番と同じぐらいしか飛ばない危険性が生じてくるのです。

加えて、ロフトが25度を下回ると、構えた時に「ボールが上がる」イメージは出ません。今の5番は昔のロングアイアンと同じロフト。腕が衰えてなくても、難しく感じるクラブになってしまっているのです。

クラブ本数は14本以内とルールで決まっていますが、その構成に決まりごとはありません。6番まではイメージ通り飛ぶんだけれど、5番が打ちづらい、飛距離も出づらい‥‥と感じているならば、思い切ってクラブを取り換えましょう。

5番の代わりにロフト24度前後のユーティリティーを入れれば、やさしく飛距離を稼げます。アイアンに比べるとユーティリティーはヘッドに奥行きがある分だけ、重心が深い。重心が深いことでボールが上がりやすくなるからです。加えて、アイアンよりもユーティリティの方がミスに強いし、グリーンに止まる球も打てます。

すでに女性用アイアンセットは、7番からが当たり前になっています。アイアンのストロングロフト化に歯止めがかからないことを考えると、男性用アイアンは6番からが「当たり前」な時代がすでに到来しています。

ニューモデルのアイアン、軽すぎる場合の弊害に注意

ニューモデルのアイアン、軽すぎる場合の弊害に注意

ニューモデルのアイアン、軽すぎる場合の弊害に注意

ニューモデルのアイアン、軽すぎる場合の弊害に注意

秋になると、クラブ好きな人にとって最大の関心事となるのがモデルチェンジ情報です。大ヒットブランドである「ゼクシオ」を始め、メーカー主力モデルの大半は11月前後にニューモデルが市場に投入されるからです。

ドライバーに比べると目立ちませんが、実はアイアンもモデルチェンジごとに軽量化が進んでいます。特にカーボンシャフトが装着されたモデルは軽さが際立ち、5番アイアンで355~365gぐらいです。

このアイアンの軽量化。軽く作った方がヘッドスピードも上がって飛距離を稼げます。また、クラブを試打した時など、ゴルファーの多くはその軽さに「振りやすさ」を感じ、購買欲をかき立てられます。

しかし、アイアンの軽量化は良いことばかりではありません。ドライバーと違ってアイアンは、昔も今も長さがほとんど変わっていません。このため軽過ぎると手打ちを助長し、スイング軌道が不安定になるリスクが増します。そして、クラブが軽過ぎるとインパクトゾーンで手首のコックがほどけづらくなって、トップやチョロのミスも出やすくなります。アイアンでミスが多い人は、軽さがデメリットになる可能性があるのです。

他方、軽量スチールが装着されているモデルは、カーボンに比べると総重量が重めです。重い分だけヘッドスピードは上がりませんが、手打ちになりづらく、体をしっかり使える分だけ軌道が安定します。また、重い分だけトップやチョロのミスも出づらくなります。

年齢が60歳以上でもドライバーに比べてアイアンが苦手ならば、適度な重量感がある軽量スチールを使った方がアイアンのミスを減らせます。さらに言うと、力んで手打ちになりやすい人は、シャフトの硬さはSではなくRを選んで下さい。

シャフトは「硬い」方が曲がらないというのは間違った常識です。Rの方が切り返しでシャフトのしなりを感じやすくなる分だけ打ち急ぎません。スイングが安定しますし、球筋も安定してきます。適度に「重く」「柔らかい」シャフトがミスを減らすのです。

ちなみにカーボンシャフトの「しなり感」を求める人は70~80g台のカーボンシャフトをお勧めします。カーボンでもこれぐらい重さがあれば、軽過ぎるクラブにはなりません。手前味噌ですが、アナライズのオリジナルカーボンシャフトは適度に重量があり、おすすめです。

アイアンの選び方はテークバックの仕方で決まる

アイアンの選び方はテークバックの仕方で決まる

アイアンの選び方はテークバックの仕方で決まる

アイアンの選び方はテークバックの仕方で決まる

ツアープロが好んで使っているからでしょう。アマチュアの憧れとなっているのがヘッドが小ぶりマッスルバック形状のアイアン。デザインがシャープで格好良いこともあり、「難しくても使いこなしたい」と思っているアマチュアが少なからずいます。

さて、このアイアン選び。ヘッドが小ぶりなマッスルバックは、大型ヘッドのキャビティに比べるとスイートエリアが広くありません。性能を引き出すには正確なミート率が要求されますが、長所もあります。

ドライバー同様、アイアンの場合もフェースが小さいほど重心距離が短く、フェースが面長になってくるほど重心距離が長くなってきます。重心距離が短いマッスルバックはヘッドの操作性が高く、スイング中にフェースの向きをコントロールしやすい。ドローやフェードを意図的に打ち分けたいプロ、上級者にとっては、「やさしい」アイアンになってくれるのです。

他方、大型ヘッドのキャビティは重心距離が長く、操作性が低いです。真っ直ぐ打つのには適していますが、わざと左右に曲げたい時には「難しく」アイアンになるのです。

そしてアイアンは、スイングによっても適したヘッドの大きさがあることをお教えしましょう。

テークバックでフェースを開いて上げたり、トップでフェースが開きやすい人は、ヘッドサイズが小さいアイアンがお勧めです。このタイプのゴルファーはスイング中にフェースの開閉が大きいと言えますから、重心距離が短い方がインパクトのタイミングが合わせやすいし、方向性も安定してきます。

テークバックでフェースを閉じている人や、宮里藍プロのようにトップでフェースが空を向く人は、フェースが面長でヘッドが大きいアイアンがお勧めです。このタイプはスイング中にフェースの開閉が小さいため、重心距離が長い方が、スイング中にクラブの動きをコントロールしやすく、直進性も活かせるでしょう。

ちなみに、重心距離は飛距離性能にも少なからず影響を及ぼします。同じロフトで打ち比べた場合、大抵のゴルファーは重心距離が長いアイアンの方が飛距離が出ます。アイアンにも飛距離性能を求めているならば、迷わず大型ヘッドを選んだ方がいいでしょう。

冬場、アイアンを引っかけるなら、鉛を5g貼ろう!!

冬場、アイアンを引っかけるなら鉛を5g貼ろう!!

冬場、アイアンを引っかけるなら鉛を5g貼ろう!!

冬場、アイアンを引っかけるなら鉛を5g貼ろう!!

機能下着やフリース素材のウエアが増えてきたとはいえ、夏場に比べると冬場は厚着になるもの。そして寒さと厚着のせいで、冬場は夏場ほど体がスムーズに動きづらくなってきます。

さて、この冬場のゴルフ。冬はクラブが軽く感じるとともに、シャフトがしなりづらくなってきます。シャフトがしならないと感じてしまうと、切り返しでシャフトをしならせたくなります。結果、無意識に力みが発生して肩が早く開き、クラブの軌道がアウトサイド・インになってしまいやすいため、ドライバーは右にスライス、アイアンは反対に左に引っかけやすくなります。

この手のミスを防ぐには、冬場はクラブを少し重く、シャフトは夏場よりもワンランク軟らかめのセッティングがお勧めです。こういう冬仕様のクラブを用意しておけば、冬場も夏場と同じフィーリングでスイングできますし、切り返しで力むミスも防止できます。実際、プロや上級者の中には、冬場は冬仕様のクラブを使っている人が少なくありません。

そして、夏仕様のクラブ(夏場にちょうどいいクラブ)もちょっとしたチューニングを施すと、冬仕様にモデルチェンジが可能です。

 例えば、冬場にアイアンが引っかかる人の場合、フェースの裏側に鉛を5g前後張ってみましょう。これでクラブが少し重くなって、スイングウエート(バランス)も3ポイント増してきます。シャフトがしなりやすくなる分、切り返しで力むのを軽減できます。

ちなみにクラブを購入する場合、夏場をメインに使うのか、冬場をメインにして使うのかで選び方が変わってきます。ショップの中はエアコンが効いていますから購入時期は年中OK。夏場をメインにして使うのであれば、試打した時にフィーリングがちょうどいい重さ、硬さのクラブを選ぶといいでしょう。

対して、冬場にメインで使うのであれば、ちょうどいいと感じるよりも少し重め、そして少し軟らかめのクラブを選んで下さい。この方が実際にコースで使った時に、いい感じで使いこなせます。

ウエアに夏用、冬用があるのと同じく、ゴルフクラブも季節が変われば、ちょうどいいモノが変わるのです。

アイアンの飛距離不足解消のための二つのポイント

アイアンの飛距離不足解消のための二つのポイント

アイアンの飛距離不足解消のための二つのポイント

ちょっと前までは7番で楽に届いていたのに、今じゃ6番じゃないとグリーンに届かない…

一般的に50歳前後になってくると飛距離が少しづつ落ちてきます。理由は単純、加齢による体力低下とともにヘッドスピードが落ちてくるからです。そして、多くのベテランゴルファーは「かつての飛距離」を求めて、クラブを買い替えようとしがちです。

そこで今回はアイアンの買い替えについて。落ちた飛距離をなんとか戻したい場合、注意したいのがクラブの重量。重いクラブよりも軽い方がヘッドスピードが上がり、簡単に飛距離を取り戻せます。実際、多くのメーカーがアイアンに軽いカーボンシャフトを装着するのもそのためです。

しかしながら、アイアンを買い替える場合、急激な(20g以上)軽量化は禁物です。クラブを急激に軽くするとヘッドスピードを上げやすい反面、軽いほど手先だけでテークバックすることになって、手打ちを助長するリスクがあるからです。

では、クラブのどのスペックにこだわれば、リスク無く、アイアンの飛距離不足を解消できるのでしょう?

ポイントは二つあります。ひとつはシャフトのフレックス(硬さ)。クラブ重量を軽くするのは5~10g程度に止め、硬さを1ランク落として下さい。例えば、これまでSを使っていたならばR、RならばソフトRという風に。シャフトを軟らかくすることで、切り返しでしなりを感じやすく、インパクトゾーンではシャフトのしなりを使ってヘッドを走らせることができます。

もうひとつのポイントはロフト。今使っているアイアンよりもロフトが少し立ったモデルを選びましょう。例えば、7番アイアンのロフトが32度だったら30度のモデルを選ぶ、ということです。ロフトが2~3度立てば、飛距離は10ヤード近く伸びます。 ロフトが立つとロングアイアンが難しくなりますが、今はアイアンは5番からが当たり前。また、今時のアイアンは低重心でボールが上がりやすくなっているので、ストロングロフトでも問題なく使いこなせます。

スチールからカーボンに変える時は、シャフト重量を約20g軽くするといい

スチールからカーボンに変える時は、シャフト重量を約20g軽くするといい

スチールからカーボンに変える時は、シャフト重量を約20g軽くするといい

軽量スチールがいいのか? それともカーボンシャフトがいいのか?

ドライバーのヘッドスピードが38m/s以下で、年齢が50歳以上。アイアンにも飛距離を求める人でしたら、迷わずカーボンシャフトをお勧めします。市販アイアンの場合、カーボンシャフト装着モデルの方がシャフトが軽く、そして軟らかくなっています。ヘッドスピードがそう速くない人の場合、軽くて軟らかいシャフトの方がタイミングを取りやすく、ヘッドスピードを上げて飛距離を伸ばせるからです。

ただし、軽ければいいわけではありません。カーボンシャフトの重量は40~80gとかなり幅があります。軽過ぎるシャフトよりも、少し重さを感じるシャフトを選んで下さい。重さを感じる方がテークバックで手打ちになるのを防止できるからです。

では、ヘッドスピード40~43m/sぐらいのゴルファーはどちらを選べばいいのか?

年齢が35~60歳で、ヘッドスピードがこの領域の人の場合、安定性を求めるならば軽量スチールがお勧めです。市販の軽量スチールの多くは90~110g。これぐらい重量があると、体を使ってテークバックできます。そして重い分だけリズム&タイミングが安定してくるからです。

他方、アイアンにも飛距離を求めるならばカーボンをお勧めします。市販アイアンの場合、軽量スチールよりもカーボンの方が軽い分だけ、ヘッドスピードが上がって飛距離が伸びます。また、カーボンの方がしなる分だけボールを上げやすくなるからです。

そして、軽量スチールからカーボンに変える場合、注意したいのが極端な軽量化。今まで95gの軽量スチールを使っていた人がカーボンに変える場合、20~30gの軽量化が最適。シャフト重量が65~75gぐらいがちょうどいい。軽い方が飛ぶからと行って60g未満のシャフトを選ぶのは避けて下さい。急激な軽量化は手打ちを誘発しますし、体をしっかり使わなくなるので老化現象を早めてしまうからです。

アイアンのシャフトを選ぶ場合、ついつい素材に目を奪われがちですが、本当に重要なのは重量。アイアンのカーボンシャフトを選ぶ場合は、軽過ぎるものを選ばないことを肝に銘じておいて下さい。

アナライズオリジナル アイアン用シャフトはこちら
http://www.analyze2005.com/ironmi72

春ゴルフでダフりやすい人は バウンスが大きいアイアンを使おう

春ゴルフでダフりやすい人はバウンスが大きいアイアンを使おう

春ゴルフでダフりやすい人はバウンスが大きいアイアンを使おう

春ゴルフでダフりやすい人はバウンスが大きいアイアンを使おう


 練習場では心地良くボールが打てて距離もちゃんと出るのに、なぜかコースに出るとダフり気味になって、距離が今ひとつ出てくれない。

 練習場は人工芝なのでダフり気味にヘッドが入っても、ソールが勝手に滑ってくれます。ところがコースは天然芝。人工芝に比べるとミスに対してシビアです。特に4月頃はフェアウェイに砂が撒かれているため、ちょっとでもボールの手前にヘッドが入ると、そのままダフって大幅に飛距離をロスします。

 では、どんなアイアンを使えばクラブでダフりのミスを防げるのか?

 ダフりを防ぐ上で、一番こだわりたいのはバウンス角です。バウンス角とはソールの出っ張り具合を数値化したもので、この数値が大きくなるほどダフりに強くなります。バンカーで使うSW同様、アイアンもバウンスが強くなるほど、ソールが芝の中に潜りません。ソールが跳ねてソールが滑ります。バウンス角が強いアイアンならば、砂混じりのフェアウェイでもソールが滑ってくれます。加えて、バウンス角が大きくなると、インパクトでロフトが立つ(減る)方向にヘッドが回転するため、ダフり気味に打っても距離がちゃんと出ます。

 もちろんバウンス角が強いアイアンとて、弱点はあります。地面が硬い時や、練習場の人工マットから打つ場合、ソールが必要以上に跳ねてしまうために、バウンス角が少ないアイアンに比べると、ハーフトップのミスが出やすくなります。言い換えると、練習場でソールの抜けが良いと感じるアイアンはバウンス角が少なく、練習場で打うつとソールが跳ねて打ちちづらいと感じるアイアンはバウンス角が総じて多めです。

 バウンス角は見た目でもチェック可能です。シャフトを地面と垂直にセットした時、ソールの後ろ側が下がっている、いあゆるお尻が出っ張っているほどバウンス角が大きい。また、硬い地面に置いた時、リーディングエッジ(刃先)が浮く度合いが大きいほどバウンス角が大きいです。

 リーディングエッジが浮いたアイアンは「何となくトップしそう」が感じがすると思いますが、実は、こういうアイアンほどコースに出た時ミスに強くて、お助け度も強いアイアンです。7番でバウンス角が6~10度ぐらいあればバウンス角が大きい。コースで慢性的にダフりやすい人は、バウンス角にこだわるだけで、ハーフで3打以上、スコアを縮めることができるでしょう。

フェースが面長なアイアンは ミスに強いだけでなく、飛距離性能もアップする

フェースが面長なアイアンは ミスに強いだけでなく、飛距離性能もアップする

フェースが面長なアイアンは ミスに強いだけでなく、飛距離性能もアップする

フェースが面長なアイアンは ミスに強いだけでなく、飛距離性能もアップする


 方向性、距離感、打感、ミスに対する強さ、そして飛距離‥‥アイアンに求める要素はゴルファーによって異なりますが、今回はアイアンの飛距離性能についてお話しましょう。

 ドライバーと違ってアイアンの場合、飛距離に一番影響が大きいのはロフトです。昔に比べて今どきのアイアンは飛びますが、それはロフトが減っているからです。20年前だと7番のロフトは34度ぐらい。それが現在アマチュア向けアイアンの7番は30度前後。大半のメーカーはロフトを1番手以上(4度以上)減らすことで、飛ばせるアイアンをユーザーに提供しているのです。

 次に影響が大きいのがクラブ重量。昔のアイアンは重いスチールが装着されてましたが、現在は軽量スチールやカーボンシャフトが装着されたモデルが主流。クラブ重量(シャフト重量)が大幅に軽量化されたことで、振りやすくなって(ヘッドスピードが上がって)飛距離を稼げます。

 そして3つめにヘッドの大きさ。ドライバー同様、アイアンもアマチュア向けはヘッドが大型化しています。昔からのマッスルバックに比べると、大型キャビティは二回りぐらいヘッドが大きくなりました。そしてフェースも面長です。実は、ヘッドが大きくなるとミスに強いだけでなく、小ぶりなヘッドに比べると飛びに有利なんです。ヘッドが大きくてフェースが面長になると、重心距離が長くなります。ヘッドが小ぶりなマッスルバックの重心距離は34ミリ前後になのに対し、大型キャビティでフェースが面長なアイアンは重心距離が40ミリ以上。クラブメーカーは何故かアピールしてませんが、重心距離が長いとインパクトでヘッドの回転エネルギーが増します。結果、ボール初速が上がって飛距離が伸びてくるのです。

 ロフトを減らすとロングアイアンでボールが上がりにくいデメリットが出ますが、重心距離が長い場合はボールの上がりやすさに影響は出ません。重心距離が長いと操作性が悪くなって球を左右に曲げづらくなりますが、慣性モーメントが大きくなります。ミスヒットしても球が左右に曲がりづらく、飛距離ロスも軽減できます。アイアンに飛距離と直進性を求めるならば重心距離が40ミリ以上のアイアンを選んで下さい。そしてグースネックが強めのモデルを選んで下さい。グースネックならば捕まりが良くなり、重心距離が長くても右に抜けるミスを軽減できます。