カテゴリー別アーカイブ: ドライバー

テーラーメイドM5、M6ドライバー(2019)

このインプレッションは、2019年1月のマーク金井の有料メルマガに掲載されたものです。(有料メルマガはこちらからご購読できます)

テーラーメイド、キャロウェイの新製品が発表となり、YouTubeの試打動画はインフルエンサーと呼ばれる有識者だけでなく、最近はゴルフショップも試打動画に参戦、次々と公開している。僕もゴルフパートナーやアナライズのYouTubeチャンネルで動画配信している。こういう動画、皆さんはどれが飛ぶのか?試打データが無いと信用できない というコメントが目立つ。

白黒ハッキリさせたいという気持ちはわからないでもないが、それで本質に迫れると僕は思わない。僕が打って飛ぶクラブが、視聴者が飛ぶクラブとなるわけではないからだ。メルマガ読者の皆さんは、誤解してないとおもうが、飛距離を左右する要素を総合的に考え、理解することができることが大切。動画では僕はデータを出さなくてもコメントを聞いてもらえれば、僕の評価やクラブの特徴が理解できるようにしているつもりだ。

飛距離を左右する要素として、今年もメーカーが打ち出しているのはルールギリギリのフェースの反発。キャロウェイはAIフェースを採用、一方今回取り上げるテーラーメイドM5ドライバー、フェースを一度ルールを超えた反発にして、フェースに空いた穴からフェースの裏がわにポケットを作り、そこにレジンを投入して反発を抑え、1個1個フェースの反発をチェックするという非常に手間がかかることをしている。

 

今まで地クラブメーカーが、フェースの反発をギリギリにするために、検品したり取り組んできたことを大手メーカーが取り組んでいる。大量生産品として逆ベクトルを、最大手のテーラーメイドが取り組んでいるというのが面白い。1本1本検品してギリギリを確かめるというのはPRGRもやっているそうだが、ギリギリの反発のフェースを作って、検品してギリギリを削除するよりも、ルールを超えるものを作って、許容範囲に抑えるという手法は工程も増えるし、コストも掛かるだろう。しかし、ルールを超える規格外のヘッドを廃棄する必要はなくなる。

打ってみると、キャロウェイのエピックフラッシュのような大きな打球音ではなく、レジンが入っている分音がこもっていて、しっとりとした音がする。しかしフェースの反発は確かに高いようで、ボール初速には驚いた。ソールのウエイトも、Y字からT字に変わり、調整幅も広がった。しかし僕はウエイトが移動する、調整機能にはあまり興味がない、それよりもソール後方にウエイトを持ってくると、ウエイトが飛び出てしまい、テイクバックの時や、インパクト前に引っかかるのではないか?と不安になる。

レジンを注入するということは、ヘッドウエイトが変わってしまう。メーカーは最大1グラムというがヘッド重量は1グラムが気になるところ。ヘッドウエイトといい、はみ出したソールウエイトの重心コントロールといい、何かプロトタイプというか半完成品のようでどうも超私的にあまり好きになれない。確かにボール初速がはやく、カーボン素材を沢山つかって低重心している点など進化を感じるドライバーだと思うのだが・・

2018年はM3 460ドライバーがエースとなったが、2019年はここだけの話、シンプルなM6が魅力を感じる。皆さんが購入する際に1つ注意して欲しいのはロフト選び。表示ロフトとリアルロフトの差がほとんどない。ヘッドスピードが結構速くないと、今回試打した表示ロフト9度のヘッドは厳しいだろう。ヘッドスピードが45m/s以下なら尚更、僕が選ぶとしても10.5度を選ぶと思う。

前作はM4が大ヒットしたが、僕の周りではM3ユーザーがほとんどだった。今回、この構図が同変化するか?非常に楽しみに動向を伺っている。メルマガ読者の皆さんには、こっそり教えるが、M5も一応購入するとかもしれないが、エースはM6ドライバーになりそうな予感がしている。

キャロウェイ エピックフォージドドライバー(2017)

このインプレッションは、2019年4月のマーク金井の有料メルマガに掲載されたものです。(有料メルマガはこちらからご購読できます)

ゴルフクラブというのは、流行りすたりがある。今年はドライバーの当たり年だと言われているが、売れているとまた別の角度で注目を浴びる商品が出てくるもの。今、話題となっているのはエピックフラッシュ・サブゼロの”ウエイト外し”。T島ブログでも話題にしていて、アクセスも多く注目度の高さが伺える。メルマガだから書くが、”ウエイト外し”だから飛ぶわけではない。

キーワードはキーワードに過ぎない、ゴルフクラブは中身が見えない、外見はウエイトが外しているだけに見えるが、前方のウエイトが変えてあるかもしれない。ウエイトは同じでもヘッドに、ジェルを入れることで重心位置をそのプロの好みに調整しているかもしれない。ジェルを入れることは、プロのクラブの調整法としては一般的、一部の工房でも可能だが、目先ばかり追いかけると”ウエイト外し”=飛ぶという正解を見つけたつもりになる。

12グラムのウエイトを取ってしまう。そのままだと、ヘッド重量は女子プロが非力とは言えさすがにヘッド重量が軽すぎるだろう。メルマガ読者の皆さんは覚えていてくれると思うが、ヘッド重量は非常に大切。ウエイトを外しただけでなく、ヘッド重量は調整してあるはず。12グラムのウエイトを外すことで、12グラムのフリーウエイトが生まれるので、それを見えないところに配分しているはずだ。

そもそも僕はペリメーターウエイトというのがあまり好きではない。移動することで重心距離がかわるのだが、見た目がかわるわけではないからだ。重心深度が変わることはメリットが有ると思う。そもそもプロ用のドライバーは、まったくウエイト可変機能がなくても、微調整されていることを覚えておいて欲しい。調整してあるからといってそれは黄金値でもなく。それぞれのプロにとって心地良い場所なだけだ。

僕は、今回同じドライバーをもう一本買い足した。同じクラブを2本買うというのは今までもあるが、このタイミングで買ったのは、マークダウンが始まりもう新品で手に入らなくなることと、僕の理想的な顔の1本が見つかったからだ。そのドライバーは、キャロウェイ GBBエピックフォージドドライバー。先日の生配信でも紹介したので、知っている人も多いはず。

最初のエピックフォージドには、アナライズで販売している島田ゴルフのスチールシャフトを入れてある。43.5インチにしていて、今や僕の押しも押されぬエースドライバー。僕は阪神ファンなので、こんな表現は本意ではないが、阪神のエースのメッセンジャーが今季不調ということもあり、巨人でたとえることにする。

巨人の押しも押されぬエースといえば 菅野投手。エピックフォージド+島田スチールは僕にとって押しも押されぬエースドライバーとなっているのだ。

とは言え、色々と比較したいし、試してみたい。ゴルフクラブは不思議なもので、一度シャフトを抜いて戻しても、同じ感覚にならないことがある。それは避けたいので、比較用に1本購入した。スチールばかり使っているわけに行かないということもある。このドライバー、発売時期がモデルチェンジの半年前という微妙な時に発売されたせいもあって、特にプロモーションもなく、ヒットしなかった。

しかし、ペリメーターウエイトは無いが、ウエイトは2つありヘッド重量も調整できる。可変スリーブもなく、非常にシンプルなドライバー。しかし日本市場は、わかりやすいキーワードや調整機能が無いドライバーに対する評価がとても低いようで売れなかった。日本人の車の購入パターンとも似ている。とにかく盛り盛りが好みで、ファミリーカーを買うのでも、1600ccと2000ccだと2000ccが良いという。

排気量が大きくなると、それだけ重量がかさみ鼻が(フロント)がヘビーになり、小さいクルマなのに軽快感がなくなる。そしてオプションはすべて付けたがる。僕は欧州車が好きだが、欧州車、本国では機能最低限のベーシックモデルの人気が高いそうだ。残念ながら、日本市場の好みで欧州車も、盛り盛りのバージョンが輸入されるので、クルマの評価というのは変わってしまうのが残念だ。

脱線したので話を戻そう、エピックフォージドはクルマに例えると、欧州車のベーシックモデルのようにシンプルでクルマの本質的な性能を追求してるドライバー。非常に重心位置も良いし、シンプルな形状で、ニュートラルで飽きない。パッと見て、色々機能が無いと日本では売れない時代だが、その中で突然出てきた名器だと僕は思っている。

二本目のエピックフォージドには、同じく短尺なフジクラ・スピーダーSLK 6Sを入れてみようと思っている。また出来上がったら、レポートしようと思う

プロギア TUNE 05ドライバー

このインプレッションは、2019年3月のマーク金井の有料メルマガに掲載されたものです。(有料メルマガはこちらからご購読できます)

今年はジャパンゴルフフェアが盛況のようで過去最高の6万人超えるくらい集客したようだ。業者向けというよりもエントリーユーザー色が強くしたのがよかったのではないかと思う。僕もブッシュネルのブースでのトークショーに加え、今年は大会主催者である日本ゴルフ用品協会の依頼で、ゴルフギアセミナーを土日に開催した。50人分の席しかなかったが、立ち見を含めて150名ぐらいの方が来てくれた。

非常に盛り上がって嬉しい限りだったが、寂しかったのは大手メーカーの不参加が目立ったこと。アメリカのPGAショウに出展しなかったテーラーメイドは、ブースを出していたが、何かと勢いがある本間ゴルフや、昨年”Q”と言うクラブを全面的に出したプロギアは不参加。特にプロギアは、RSシリーズの新製品であるRS-EやRS-REDなどがリリースされたばかり。良いお披露目になると思ったのだが、出展していない・・

プロギアだが、ここ数年パーツだけの販売もしている。クラブとして販売しているラインナップとは全く別だが、PRGR-TUNEというブランドを立ち上げ、工房専用として販売している。RS-EとRS-REDの発表前に、メーカーさんが試打ラウンドを企画してくれた。RS-Eは、重心深度を深くし、重心角を大きくして実に捕まりの良いドライバーに仕上がっていた。RS-REDはプロギアの歴代の赤は名器という期待を全く裏切らない軽量だがニュートラルなドライバーだ。

どちらのクラブも非常に良かったのだが、今回僕が取り上げるのは、PRGR-TUNE05というドライバー。ドライバーとフェアウェイウッドは先行して発売されていたのだが、試打ラウンドの時に、アイアンとTUNE0ユーティリティが発表になるということで、05ドライバーもバッグに入っていた。打ってみると非常に良いのでサンプルとして使わせてもらうことにした。

05ドライバーは、昨年9月に発売されていたモデル。可変スリーブでないのが工房向けらしい。ネックの内径をチェックすると、通常は8.5ミリのはずが、9.1ミリぐらいある。あまりに緩いので不良品じゃないかと思わずメーカーに確認した。しかしこれには理由があった。シャフトのチップ径とホーゼルの内径に差があると、可変スリーブのようにシャフトを少し斜めに装着できる。これにより、工房側がユーザーに応じてロフト角やフェース角が微調整できる。

これぐらいスペースが有ると、可変スリーブぐらいの調整幅は確保できるだろう。もちろんこのスペースは接着時に不安があるが、工房の腕の見せ所でもある。さすが工房向け、匠の技が生きる仕様となっているのだろう。僕も可変スリーブはあまり好きでないのはメルマガ読者の皆さんは、もう充分理解していただいていると思うが、このヘッドもう一つ気に入ってる点がある。

それはウエイトが1つと非常にシンプルな点だ。ヘッドの性格がほとんど変わらないバックフェースの後ろ側に配置されていて、4グラムから10グラムの2グラム違いでウエイトが選べ、ヘッド重量を細かく調整することが出来る。これで、クラブの長さやバランスなど工房でのアレンジが効く要素の一つだ。

面白いのが、パーツブランドのTUNEシリーズは、Wクラウンとなっていない。Wクラウンと言えば、ギリギリの反発にするための工夫だったはず・・・若干Wクラウン気味だが、フェースの素材や構造により反発はギリギリにしているとのこと。なんとなくWクラウンのありがたみが失くなった気がする。

打ってみると、プロギアらしいギリギリな反発の良さを感じる。そして重心位置が深めだ。ボールを捕まえれる人は、捕まりすぎる怖さがない特性となっている。プロギアのクラブで言えばRS-Fに近い感じだ。重心距離は41ミリ、重心深度は44.5ミリと外ブラのドライバーのような特性で、国内のガラパゴス化したドライバーとは一線を画す。

僕は、ヘッド重量を一番重い10グラムのウエイトを使って198グラムにした。重心位置も重心角などを鑑みると、非常にニュートラルなヘッドだろう。このヘッドに僕は、三菱ケミカルのディアマナDF50Sを入れてみた。僕的にはとても気に入った組み合わせで、今年は登場回数が増えそうなドライバーだ。地クラブと言うのはあまり好きではない僕だが、人が持っていない所有感があって、深低重心で扱いやすいドライバーを探している人にはオススメしたいと思う。

コブラ F9ドライバー(2019)

このインプレッションは、2019年2月のマーク金井の有料メルマガに掲載されたものです。(有料メルマガはこちらからご購読できます)

ゴルフフェアまであと一ヶ月、もうすでに新製品発表され尽くした感がある。ボーリングで手首を痛めてしまったこともあって、2月のゴルフは薄暮に一回行っただけで終わりそうだ。しかし気になるクラブがあると買わずにいられない。先週紹介したテーラーメイドM6D-TYPEと同時にフェアウェイゴルフにオーダーしたのが、コブラ KING F9ドライバーだ。

僕は、コブラのクラブが結構好きで、このメルマガでも何度も取り上げている。しかし日本市場では、不思議と人気がない。アクシネットグループだったころは、タイトリストのセカンドブランド的に取り扱われていて、人気も露出もある程度あったが、プーマコブラになってから、露出も減りウエブサイトの更新もままならない。一時期新製品も日本で発売せず、撤退??と噂されていた。

しかし最近コブラは、販売ルートをGDOとビクトリアグループと極端に絞って再スタートを切っている。リッキー・ファウラー、ブライソン・デシャンボーという大物プロが使っていて、クラブ自体もツイストフェース的なフェースデザインを随分前から行っている先進性もあるし、クラブ自体の性能も高いのだが、何故か日本でブレークしないのは本当に不思議としか言いようがない。

今回フェアウェイゴルフで購入したF9だが、450ドルぐらいだったと思う。テーラーメイドM5やエピックフラッシュはアメリカでも500ドルを超えてしまったが、F9は意外とリーズナブルだ。日本では、56000円+税というかなりのバーゲンプライスで販売されるようだ。実売価格もアメリカ並もしくは少し下回るかもしれない。以前ピンがまだ人気がない頃、世界同一価格を打ち出して、シャアを一気に拡大したが、コブラも続けるか興味深い。

まずヘッド計測して驚いた。重心距離が40ミリ、重心深度が40ミリ、1対1となっている。これは僕的には理想値と思っているので、期待が高まる。ウエイトはソールに2つ付いていて、シンプルに前後の入れ替えというのもシンプルで好きだ。US仕様は2グラムと14グラムで、ヘッド重量は202グラム(スリーブ込み)、少し重いと思うが、きっと社外品がAmazonなどで出回ると思うので交換しようと思う。ちなみに日本仕様は2グラムと10グラムに変更されていて、計測してはいないが、ヘッド重量は198グラムぐらいになるはずだ。

可変スリーブも目立たないので構えやすいし、クラウンのカーボンの見せ方も上手くつくられていて、ヘッドはかなり良い出来だ。シャフトは50グラム台のRシャフトを買ったが、計測して驚いた。クラブ総重量が324グラムもある。あれ?と思ってシャフトを確認すると50グラム台だが59グラムもある。振動数を測って驚いたのがRだけど256cpm、センターフレックスは4.39と、日本だったらSのかなりしっかり目が装着されていた。

まさにUS仕様”あるある”だろう。試打してみると、やはりヘッドの重さが気になるところ。リッキー・ファウラーのように長さを思い切り短くして、スチールシャフトを装着しようかと思う。まだ試打していないがフジクラから発売される短尺ドライバー用のスピーダーSLKを入れてみるのも面白い。コブラのKING F9、シンプルだが要所を抑えていてかなり気に入った。何度も書いているが、どうして売れないのか本当に不思議なメーカーだ。

キャロウェイ エピックフラッシュスタードライバー(2019)

このインプレッションは、2019年2月のマーク金井の有料メルマガに掲載されたものです。(有料メルマガはこちらからご購読できます)

皆さん僕がどの新製品を選ぶか?とても気になるようで、頻繁に質問を受ける。僕が選んだからと言って、皆さんにとってBESTという保証は無いと思うのだが、特に今年はその質問が多い。というのもエピックフラッシュとM5、M6の前評判が高いせいだと思う。僕がまず選んだのは、キャロウェイのエピックフラッシュスタードライバーだ。

Facebookに書くと、『えっスター?サブゼロじゃないんですか?』というコメントが目立った。サブゼロの方が飛距離性能は高いと僕は思うが、僕の好み、最近選ぶクラブの傾向を把握しているなら、サブゼロではないのはわかってもらえると思う。というのもGBBエピックの時、僕が買ったのはエピックスター。

僕は、可変スリーブがあまり好きではないことは、何度も書いている。そして最近のスイングの傾向はかなり変化している点も大きい。数年前までは若干アンダー星人だったが、今は面影すらないフェードヒッター。フックってどう打つの??という感じになっている。たとえばMグローレのような捕まりがいいドライバーでも、全く苦にならずキレイなフェードが打てるようになった。

最近は捕まりがいいドライバーの方が効率よく飛距離が出せるようになり、エピックフラッシュスターを選んだ。サブゼロの方が、低スピン弾道が打ちやすいが、スターのほうがヘッドの座りがよく、ロフト角が9度の割にボールは上がりやすい。エピックフラッシュを買って、年末に買ったGBBエピックフォージドと比べて、正直思うことがある。

それは、重心位置が変えられるペリメーターウエイトだ。正直僕にはこのペリメーターウエイトは不要。クラブはニュートラル状態でいつも評価したいと思っているし、重心距離が可変してもフェースの見え方は変わらないからだ。できれば、エピックフォージドのように、シンプルな方が好み。

先週の号外にも書いたが、ゴルフクラブが毎年モデルチェンジするのは、マニアが好むような多機能性をアピールすることで、購入意欲をくすぐりたいという狙いがある。いかにも便利な機能だが、メリットも有ればデメリットも有る。ペリメーターウエイトについて、僕はメリットよりもデメリットに感じるが、そうでない人もいるだろう。

可変スリーブが省略されている点も、メリットに感じる人がいれば、デメリットに感じる人もいるだろう。僕は構えやすく感じるし、空気抵抗がもし実際に影響するのであれば、ネックが細くて短いのは、突起物などをヘッドにつけるよりも効果があると思う。(メルマガ読者の皆さんは、ご存知の通り僕は空力に関しては、効果はポジティブに思っていない)

エピックフラッシュになって変わったのは、AIフェースだろう。フェースの裏側の凹凸がかなりかわっている。今までフェースんもセンターを肉厚にして、フェースの弾きをルール適合にしていたが、フラッシュはフェースセンターが肉薄にして、センターを取り囲むように肉厚になっている。この設計にAIを使ったそうだ。

確かにフェースの弾きがよくなって、データを取るとエピックフォージドと比べて、ボール初速は0.5から1.0m/sぐらいは上がっている。球がつかまるということは、インパクトの際にスクエアインパクトになりやすい点も評価できる。そして純正シャフトだが、歴代フジクラが作っているが、今回はコスメがスピーダーTRに似ている。

性格も、今までは手元がしっかり目だったが、手元側がややしなってタイミングが取りやすく、若干TRっぽくて、僕は扱いやすく感じた。テーラーメイドと違って、キャロウェイはヘッド重量を日本仕様は軽くしている点も評価している。まだリシャフトしていないので正確な数字はわからないが、195グラムを少し切るぐらいのヘッド重量だと思う。一般ゴルファーの多くにマッチする重量だと思う。

今、手首の肉離れで試打もままならないが、スピーダーTRを入れて、エースドライバーになる予感がしている。気になるのは打球音が大きいこと、これは音が反響する室内よりもコースで打って確認してみたいと思う。

テーラーメイドM6 D-TYPEドライバー(2019)

このインプレッションは、2019年2月のマーク金井の有料メルマガに掲載されたものです。(有料メルマガはこちらからご購読できます)

新製品もピンを残して販売を開始、新製品ラッシュもやっと落ち着いてきた。アメリカのメーカーは、日本では、日本仕様を発売することが定例化しているが、日本仕様も変化を見せている。今までは日本専用シャフトを装着して終わりだった。日本専用シャフトは、US仕様よりも軽量で、フレックスを落としたシャフトを装着するのが通例。US仕様のシャフトは日本仕様と比べるとワンフレックス以上は確実に硬くなっているのは、メルマガ読者の皆さんならもうご存じだろう。

R表示で、SぐらいでモデルによってはSXというのも珍しくはない。最近は、シャフトだけでなくヘッド重量を軽くするメーカーも増えてきた。ヘッド重量にこだわる僕としてはこれはとてもありがたい対応だ。しかし仕様が違うだけでなく、日本では未発売なモデルもある。どうして販売しないのだろう?と首を傾げたくなるモデルも多い。その最たるものが、テーラーメイドM6D-TYPEドライバーだ。

テーラーメイドはバーナー時代から、商品名にドローが付くモデルをアメリカでは発売している。通常モデルとの違いは、ボールが捕まる要素をプラスしていること。アメリカのメーカーのドライバーは、プロダクトアウトで開発されることがほとんど、性能アップに合理的に取り組む傾向がある。重心距離が長く、慣性モーメントが大きいドライバーが目立つ。

しかしアメリカでも一定数、ボールが捕まらず悩むゴルファーはいる。そんなゴルファーを対象に、捕まる要素を加えたモデルを発売している。以前よりバーナードローなどを発売していた。また一方でTPという尖っているモデルもあった。TPとはツアープリファードの略で、よりツアー志向のハードな仕様だった。今回のモデルにはないが、フェアウェイウッドにはM4TOURなど、ヘッドが小さい、上級者志向のモデルがあった。

最近はドローと言う表現ではなくなり、同じコンセプトだとD-TYPEというモデル名となっている。歴代ドローもD-TYPEも何故か日本では発売されてこなかった。しかし一方でインターネットをページを開けば、アメリカのゴルフショップで手軽に未発売モデルを購入できる。もちろん英語がわからなくても日本語で表示されるので非常に手軽だ。昔と違って注文すれば一週間もしないうちに届く。

最近は円安傾向なので、以前ほど割安感はなくなったが、アメリカのほうが販売価格自体が安く、日本の店頭価格に比べても割安感がある。今回も僕がいつも購入するサンディエゴのフェアウェイゴルフでテーラーメイドM6D-TYPEドライバーを購入。前作のM4D-TYPEと違って、M6D-TYPEはM6と外見上の違いが殆ど無い。M4D-TYPEは、ウエイトの位置がヒール寄りで、パッと見てもその差がわかりやすかった。

M6になって、外見上の差がロゴの位置だけになり、D-TYPEと見分けがつきにくくなった。そもそもM4とM6を比べると重心距離も3ミリ短くなっていて、捕まりが良くなっている。M6D-TYPEは更に重心距離も短くなっているが、大きく違うのは、ソールした時のヘッドの座りだろう。M6はソールすると、開いてフェースが右を向くに対し、M6D-TYPEは、座りがよく、ソールしてもフェースはほとんど開かない。

可変スリーブをノーマル位置にして計測すると、フェース角は+1度(1度フック)だった。見た目はほぼスクエアなのだが、数字の割にかぶって見えないので、スライス系だけど、フックフェースは構えにくいと言う人には良いだろう。そもそも重心位置やフェース角などを考えるに、超私的に言わせてもらえば、日本市場に投入する際

M6D-TYPE→M6
M6    →M6TP

と名前を変えたほうが、ユーザー満足度は高かったのではないだろうか?超私的には何の問題も無いと思う。M6TPというのは、日本のマニア層にはかなり刺さるだろうし、ボールが捕まらないと悩むユーザーには、これがM6ですというと、スクエアインパクトしやすく、飛距離アップする実感が生まれると思うのだが・・・

打ってみるとM6と比べて明らかに捕まりが良い。Mグローレほど捕まらないが、Mグローレに近い捕まりの良さがある。純正シャフトではいっているプロジェクトXのEVEN-NOWだが癖がなくて長さも丁度よい。それと今までテーラーメイドの純正グリップと言えば、コストダウンの影響なのか握り心地がチープだったのが、かなり改善されている。

テーラーメイドが好きだけど、ボールが捕まらないと悩んでいるなら、Mグローレの次にオススメしたいドライバーだ。M6はM4に比べると捕まりが良くなったが、そもそも捕まりが良いドライバーではない、M6D-TYPEも捕まりが良いというよりも、ニュートラルな特性が魅力だと思う。どうして日本市場に投入しないのか、メーカーに聞いてみたいドライバーだ。

ピンG410ドライバー(2019)

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メルマガ読者なら、すでにご存知かと思うが僕は冬はスノボモード。最近は桑田佳祐さんの影響でボーリングも初めたので、ゴルフに行く時間がない。しかし冬はメーカーの新製品発表会ラッシュで、後日SNSなどで影響力がある人を集め試打ラウンドを行うことがある。今回はピンのG410シリーズが発表になり翌日試打ラウンドがあった。本当に冬場は遠慮したいのだが、ハーフだけでもOKというので参加して試打してきた。

今回発売となったのは、ピンG410プラス、G410SFTドライバー、フェアウェイウッド、ハイブリッド、アイアン型UTのクロスオーバー。G400は大ヒットしたので皆さん気になると思う、特にドライバーについて皆さん知りたいのではないだろうか? 今回発売されたのは2種類、前作でプロや上級者に人気だったLSTは6月になるそうだ。『ピンは納得するモノができないとモデルチェンジしない』というポリシーで、モデルチェンジサイクルも不定期。今回にLSTは、間に合わなかったということだろう。

G410プラスだが、もしかして・・と思っていたが、予想は良い意味で裏切られた。クラウンは従来どおりチタンでできている。時代はカーボンクラウン全盛期。イマドキのドライバーでは標準装備的な感じだが、ピンはそれに乗っからなかった。もちろんG410SFTもチタンのクラウンを採用している。今回の変更点だが、バックフェース側に、移動式のウエイトが採用されている。センター、ヒール、トゥと移動させてネジ止めすることで、重心位置がコントロールできる。

カーボンクラウンには迎合しなかったが、ウエイト移動させて重心位置を調整する機能を搭載させてきた。キャロウェイ、テーラーメイドにつづいてピンお前もか!と思う。スライドレールは付いていないが、バックメタルを移動させるシステム。この機能に僕がポジティブに受け取れないのは、メルマガ読者の皆さんはご存知かと思う。それは重心位置が変わっても、ヘッドの形状が変わるわけではないから。

重心位置がコントロールできると、自分の打点位置に合わせられそうなイメージが持ちやすい。しかしフェースのセンターから重心位置がズレることに違和感を持つ人も少なくない。メリットに感じる人もいるとおもうが、僕はあまり感じない。G410SFTドライバーは、ウエイトがヒール側に固定されている。僕はこちらを評価したいとおもう。

キャロウェイやテーラーメイドが最近殆ど触れなくなったことがある。それは空力、つまり空気抵抗の低減する造作。各社ほとんどスルーしているのに、ピンはまだまだタービュレーターの効果を主張している。しかしトンボの羽のようなクラウンの形状は今回から廃止。徐々に空力についてはフェードアウトしていくのか注目したい。この辺が三者三様で面白いところだろう。

ピンが真面目なメーカーだなと、特に感じたのはフェースの反発に触れていないこと、テーラーメイド、キャロウェイがギリギリの反発と謳っているのに、ピンは乗っかってこない。あくまで深低重心、高慣性モーメントを追求している。高慣性モーメントはミスヒットに強い半面、ボールを曲げづらくなる、キャッチコピーは”直球勝負”。ものづくりと製品のキャッチコピーが見事に連動している。真摯なメーカーの姿勢を感じた。

寒いし、そんなにラウンドする機会もないコースだから、数値的にどれ位飛ぶか定かではない。カスタムシャフトの三菱ケミカルTENSEIオレンジも入っていたが、僕は純正シャフトを使用した。まず感じたのはG400よりも捕まりが良くなっていること、そして純正シャフトの出来が非常に良いこと。ピンの純正シャフトは、基本的に打ちやすいシャフトが多いが、偶に柔らかすぎるもの、硬すぎるものが装着されることがある。今回の純正シャフトは柔らかすぎず硬すぎず、非常に扱いやすかった。

一つ厳しいことを言わせてもらえば、相変わらずヘッドの座りが悪いこと。ソールするとフェースがパカっと開いて右を向いてしまう。これは外ブラのドライバーの多くがそうなっている。最近、テーラーメイドは収まってきたが、キャロウェイ、タイトリストなどこの傾向が強い。僕がピンのドライバーを使わなくなったのは、性能よりもこの座りの悪さが気になるから。

どうしてこうもフェースが開くのか?本国の開発担当に、一社一社聞いてまわりたいポイントだ。僕的には、可変ウエイトと、ヘッドの座りが、超私的に不満だが、G400からG410は正常進化していると言えるだろう。平均飛距離が上がり、曲がらないから安心して振れるので、飛距離が安定して伸ばせるようなドライバーだ。

キャロウェイ エピックフラッシュサブゼロドライバー(2019)

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先週は、キャロウェイ、テーラーメイドの新製品がついに発表。と言ってもティザー広告が溢れていたので、正直、今更な感じは拭い去れない。キャロウェイの発表会の会場は、ライブハウス。全面大型液晶ディスプレイが配置され、まるで今どきのライブ会場へ来た感じがする。ゴルフクラブのことよりもイメージだけ余計に盛り上げるような過剰な演出が目立った。

発売される、キャロウェイ エピックフラッシュは、フェース設計をAIに委ね、自社のスーパーコンピュータを使って、計算を繰り返し、一般的なパソコンで計算すると34年かかるのがわずか数週間で行ったというアピールをしていた。確かに今まで、AIを使って設計したゴルフクラブというのは聞いたことがない。新しいキーワードを使うと新しいという印象を受けるが、ゴルフクラブはルールに縛られている。

AIをつかってフェース部分を設計することで、フェースの反発をルールギリギリに保ち、そのエリアを拡大する。ということのようだが、今までも様々なアプローチによって、同じテーマでフェースが設計されている。ここだけの話だが、僕は年末にこのエピックフラッシュの2機種を試打することが出来た。もちろん情報を漏らさないという誓約書にサインをしていたから、生配信でも『試打した』などとは言えない。

試打して驚いたのは、打球音の大きさだ。芯にあたっているのに、フェースの薄さを感じる大きな音がする。ぶっちゃけ『フェースが割れたんじゃないか?』と確認したぐらいの激音だった。発売されるのは従来と同じ3機種。エピックフラッシュスター、エピックフラッシュサブゼロ、そして限定のエピックフラッシュ(スタンダード)このスタンダードは他国では、スタンダードとなり、アジアではスターが標準モデルとなる。

僕が試打したのは、エピックフラッシュスターとサブゼロ。大きく変わったのはサブゼロだろう。GBBエピックサブゼロは、アンチチーピンモデルで、僕が打つと右にしか行かなかった。しかしエピックフラッシュサブゼロは、GBBエピックサブゼロやローグサブゼロに比べて捕まりがいい。重心距離も今までよりも少し短くなっていると感じた。石川遼も今週開催のシンガポールオープンでエピックフラッシュサブゼロを使うとのこと。

GBBエピックサブゼロは、インパクトの際にどうしてもフェースが開いてしまっていたが、その度合もかなり減った。超私的に言うとG400レベルには捕まるようになった。僕が普通に打つと軽いフェードが出る、以前は右へすっぽ抜けるような球しかでなかった。重心距離は短くなったが、重心深度が浅いのは相変わらずで、低スピン弾道が打ちやすい。歴代モデルは、スターとサブゼロはかなり特性が違っていたが、少し近づいたと言えるだろう。

G400のLS-TECよりもボールを捕まえやすいと僕は感じた。面白いのは純正シャフトで、エピックフラッシュスターは、先端が動いてボールが捕まえやすいフジクラ製、サブゼロは先端がしっかり目で、ボールが捕まりすぎないグラファイトデザイン製となっている。エピックフラッシュスターは重心が深く、サブゼロは浅め。

今回からサブゼロにも、ウエイト位置がスライドして重心距離が変えられるペリメーターウエイトがついた。僕的には、フェースセンターに重心位置がくるのがあくまで理想なので、あまり必要性を感じないのだがこの機能を待っていたという人もいるだろう。果たしてキャロウェイ、テーラーメイド、ピン、どのモデルが市場で支持されるか楽しみだ。

PXG 0811Xドライバー(2019)

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新年明けましておめでとうございます。1月1日に号外を出そうかと思ったのだが、T島と流石にちょっと厳しいねということで、今年初のメルマガとなった。今年は1月2日、世界同時情報解禁に合わせてPXGの新しいドライバーの試打動画をYouTubeで公開。日本では五月雨式に新製品が発表となるが、PGAマーチャンダイジングショウに合わせるかのように新製品を発表する。

今回のPXGにしても、もうすぐ発表になるテーラーメイドにしても、PGAショウに出展しないのにこの時期の発表というのは、何か律儀さを感じる。最近はティザー広告をキャロウェイ、テーラーメイドがやっているが、PXGとピンは情報解禁日まで情報を抑えるようだ。流石にSNS上ではスクープされることもあるが、メーカーも2極化しているのが面白い。

ティザー広告の過熱ぶりを観ると、その裏側が見えてくる。過熱するということは、売れていない。もしくは売らなければいけないという命題の大きさの裏返しとも言える。早くから情報を流すと、衝動買いしたくなっても『新しいこのクラブを試してから買おう』と思うだろう。メーカーは裏腹に、同時にマークダウンを始める。この時期ユーザーは頭を悩ますはずだ。

さて、PXGの新製品だが、YouTube試打の撮影の時に始めて観た。カーボンクラウンになっていて、『PXGおまえもか』とまず思う。もう外ブラに関して言えばお約束のようになっているが、カーボンクラウンにする理由は各社同じではない。PXGはもちろん低重心という名目はあるが、一番は剛性を上げたかったとのこと。各社様々な解釈を説明するが、僕の超私的な考えは、そもそもゴルフクラブは虚構でありファンタジーが大切であるということ。

使い手に夢を見させないと魅力的に感じない、これがファンタジーの中身だ。

このファンタジー性が伝わると『これは飛ぶんじゃないか』という期待が生まれる。何かやってくれそうな期待それをどうやって生むか、先程のティザー広告ではないが、その期待感がヒットの中身になってきている。PXGは会社設立に至る経緯、クラブ開発のストーリー、今までの常識を超えた高価格など、ファンタジーを生み出して、ポジションを作ってきたといえる。

ソールのネジは、シンプルで重心位置やヘッドウエイトを調整しやすいので、レールでウエイトを動かす仕組みよりも、僕はが評価している。シンプルな構造でアナログだが実用的だ。PXGはフィッティングしての購入縛りなので、シャフトは選べる。これも囲い込み戦略の一つ。この感の急成長は、クラブ作りもあるだろうが、マーケティングに優れている会社という面も見逃せない。

打って思ったのは、フェースの弾きのよさと、『ここまでやっていいの?』という低スピンだ。低スピン=飛ぶと皆さん思っているが、そこには落とし穴がある。普通スピン量はヘッドスピードに比例する。ヘッドスピードが速いと、スピン量も増えるのだ。低スピンドライバーというのは、この比例を抑えることが目的。そもそもヘッドスピードが速くない場合は、スピン量も増えない。低スピンドライバーをヘッドスピードが速くない人が打つと、スピンが少なすぎてボールがドロップする。

ドロップするとキャリー自体が落ちるので、ランが増えたとしてもトータル飛距離は落ちる。ロフト角を増やせば打ち出し角も上がり、スピン量も増えるがロフトアップは摩擦も増え、フェースの反発は落ちる。ここでミスリードしないで欲しいのは、低スピンは誰しもが飛ぶわけではなく、適正スピンであることが大切ということ。このPXG0811Xドライバー(GEN2)、ヘッドスピードが速いゴルファーには飛距離アップする要素が多い。

PXG、言うなればアメリカの地クラブ。流石アメリカだけあって地クラブと言ってもスケールの大きさに驚くが、ワンマンオーナーが好きなクラブを作る。この姿勢はまさに地クラブといえるだろう。

ミズノプロモデルタイプE、タイプSドライバー(2019)

このインプレッションは、2018年12月のマーク金井の有料メルマガに掲載されたものです。(有料メルマガはこちらからご購読できます)

 

今年のメルマガも通常版はこれが最後、次号は元旦で号外となる。今年もイロイロなクラブを買ったり試打したりしてきたが、ここでしか言えないが、すでにキャロウェイとテーラーメイド、ピンの新製品情報がある。そんな中、国産メーカーも来年モデルを年末に発表してきた。ミズノはミズノプロシリーズのドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティを発表。先日メディア向け試打会を行い、僕も記事を書くために試打クラブを借りてアナライズで徹底試打した。

ミズノは、アイアンの評価が高く、特にプロや上級者に人気だが、アイアンに比べてウッド系の評価があまり高くない。特にドライバーは、可変機能を満載したモデルであるとか、3球で分るフィッティングシステムであるとか、僕は超私的に迷走気味に感じている。物作りで難しのは、お客さんの声を聞こうと、マーケティング・リサーチをしてクラブを作り出す。いかにもユーザーが求めるクラブができそうだが、マーケティングの結果をどう読むのかが問われる。僕はどちらかといえば、マーケットインのクラブよりも、プロダクトアウトなクラブが好きだ。

かつてミズノには、トップダウンのプロダクトアウトといえるシグネチャーモデルと言われるモデルがあった。鈴木規夫モデル、岡本綾子モデル、など契約プロの名前が配されているモデル。有名なアイアンTN87などもシグネチャーモデルと言えるだろう。僕の超私的な意見だが、ミズノのブランドイメージはシグネチャーモデルみたいな方がニーズに合っているのではないだろうが?

最近のミズノはカスタム専用モデルというのを発売している。フィッティングによって、細かくオーダーできるモデル。アイアンを先行して発売していたが、今回発売したのはミズノプロドライバーで、モデルEとモデルSという2つのモデルを発売した。アドレスした瞬間このモデル名の意味がわかったミズノファンはすくなくないだろう。ミズノプロモデルEは300E、ミズノプロモデルSは300S、をイメージさせる形状だ。

ミズノ300S、300Eは大ヒットしたドライバー、1999〜2000年にかけて一世を風靡した。僕はクラブコレクターではないが、この300Sは歴史的な名器は資料として所有している。エポックメイキングなドライバーで、250ccが主力だった頃に、300ccのドライバーとして登場する。当時としては大型ヘッドで、慣性モーメントが大きく、フェースの反発が高く、反発規制のきっかけになったと言われているドライバーだ。300Sは大ヒットしたが、使いこなせるゴルファーが限られていて、ボールが上がりやすく、手軽に飛ばせるようにしたのが300Eだ。

このミズノプロモデルEとモデルSは、300Eと300Sは、この2つのモデルの螺旋的発展と言えるだろう。もちろん18年の歳月によってヘッド体積は大幅にアップしている。モデルEが450cc、モデルSは435ccと大型化している。特にモデルSは、今どきのドライバーには珍しいディープバックで、モデルEと体積が15ccしか差がないにもかかわらずかなりヘッドが小さく見え400ccぐらいにしか見えない。

構えた印象よりも、モデルSは進化している。可変スリーブに加え、ルール規制ができる前に使われていた、たわみやすいβチタンフェース、たわみ量を増幅させる溝を配置して進化を感じる。今どきのドライバー、特に外ブラのものは、重心距離が40ミリを超えているものがほとんど、テイクバックでフェースを開く人だけでなく、トップでフェースがスクエアになる人は使いづらく感じることがあるだろう。

iし川遼プロも、ドライバーをアイアンに近い感覚で打ちたいと言っているが、そういうプレーヤーは重心距離が40ミリを超えると打ちにくさを感じるはずだ。ミズノプロは、モデルEでも36ミリ、モデルSになると34.5ミリと重心距離がかなり短い。大きなヘッドで重心距離が短くなるとフェースセンターに重心位置が配置されずヒール寄りになるが、モデルSぐらい小さいと、フェースセンターに重心位置が来るはず。

ここだけの話、時代に逆行している感はあるが、フェースセンターに芯があるとか基本的なことはしっかりと抑えている。大型ヘッドがどうも上手く打てない人や、操作性を重視する人にとっては、非常に扱いやすいドライバーだと思う。いい意味で開きなおって作ったドライバーだと思う。発売はまだまだ先の2月22日、市場での評価が気になるドライバーだ。