カテゴリー別アーカイブ: アイアン

ブリヂストン J15CBアイアン(2014)

このインプレッションは、マーク金井有料メルマガ「マーク金井の書かずにいられない」2016年11月8日に配信されたものです

 

今の時期、秋の新製品は発売し尽くし、それと連動するマークダウン品もほぼ無くなる最末期の時期。売れ筋スペックなど無くなっている事が多いが、今残っているものは、掘り出し物が多い。その中から今回買ったのは、ブリヂストンゴルフのアイアン J15CBアイアンだ。

 

このJ15CBアイアンだが、業界での評価がかなり高いアイアン。ライターや有名ティーチングプロ、3セットも買ったアイアンマニアも居るようだ。とにかくギアにうるさいライターやプロが絶賛しているのがJ15CBアイアンだ。こんないいアイアンが税込み5万円以下で買える。

ゴルファーにとっては素晴らしいクラブが安く買えるので、素晴らしいことに感じるかもしれない。しかしこのマークダウンという仕組みは、最終的にゴルファーにとって不利益になる可能性がある。このマークダウンという仕組みは、アパレル業界を見習ってゴルフクラブにも導入された経緯がある。

 

しかしアパレル業界は、このマークダウンで今窮地に立っているのだ。マークダウンしても大丈夫なように、原価率をどんどん下げている。アパレルメーカーで直販しているところは数少ない。小売店に卸す時点で、その分原価率は下がる。問屋を経由させると更に原価率を下げる必要がある。

 

原価率が下がる=品質が悪くなる

 

マークダウンという仕組みが生んだことだ。アパレルメーカーで直販しかしていないユニクロは、低価格で有名だが、直接販売する分、原価率が高く粗利が少なくとも、採算を取ることが可能となる。低価格でも品質がいいということは、当然満足度が高くなるだろう。そして既存のアパレルメーカーは、苦境に立つこととなる。

 

これはまるでゴルフ業界に当てはまる。ゴルフクラブの品質が落ちているか?!というと極端に落ちてはいないが、メーカーはかなり苦しんでいる。実際、組み立て精度に影響が出ている場合もあるだろう。

 

モデルチェンジのサイクルだが、1年に一度というのはどう考えても早いと思う。特に素材の劇的な変化がなく、革新的な製法などもないし、ルール規制がされている今は、前の商品と変化を見出すのはかなり難しくなっている

 

このJ15CBは、マークダウンする必要がないぐらい完成度が高いクラブ。もう少しバンスがあれば完璧と思う。まず軟鉄鍛造アイアンにしては、気持ちヘッドサイズが大きい。そしてソール幅も広く、シャープな見た目よりもミスに強い。

 

今回は少しロフトを立てて、グース感を出してみた。ロフトを立てるとバンス角が減るデメリットがあるが。ボールを捕まえやすくなるメリットが有る。

 
ブリヂストンゴルフにとって、スタンダードな名作として、マークダウンせずにカタログに乗せておいて欲しいモデルだ。ミズノのMPシリーズのアイアンのように、廃盤にせずにしばらくオーダーできるようにすればいい。

 

非常にもったいなと思う。いいものを長く売れるようにするほうが、ゴルファーにとってもメリットが有るようにすると、しっかりとコストを掛けて作り込まれるゴルフクラブが増えると僕はそう思っている

PXG 0311 XFアイアン(2016)

このインプレッションは、マーク金井有料メルマガ「マーク金井の書かずにいられない」2016年10月18日に配信されたものです

 

僕は新しいものが大好きで、日本で販売されていなくても、アメリカのフェアウェイゴルフなどをチェックして買ってしまうことも多い。PXGは、PGAツアーニュースや、海外のゴルフのWebをチェックして気になっていて、日本に正式な輸入元が出来る前に購入した。PXGは、輸入元が出来る前に、直接アメリカとやりとりして決まった日本の正規代理店が出来るという。紆余曲折を経て日本に導入された。

 

そもそもアメリカに20店前後しか販売店が無かったPXG、今年になって一気に世界的に販売ルートの拡大を行った。しかし日本では20~30店前後になると見られている。情報だけ先行して、実物を観たことある人も少ないPXG。僕は購入したのが早かったので、使っていると注目される。そしてかならず

 

「どうですか?!」

 

と必ず聞かれる。クルマに例えると「フェラーリ」みたいなポジションのゴルフクラブと感じる。IT長者である創立者のボブパーソンズも、「ゴルフ業界のフェラーリと呼ばれるようになりたい」と日本での記者会見で語っていたが、たしかに値段はゴルフクラブで言えば、フェラーリだ。

 

イマドキのフェラーリは、手に入れることさえ出来れば、誰でも乗れるクルマになっているように、PXGのアイアンも扱いやすい。今まで0311アイアンと、一回り小さい0311Tアイアンの2種類だった。僕が買ったのは0311アイアン。デザインは基本的に同じだがヘッドサイズが違うだけ。もう少しヘッドサイズが大きいアイアンが出そうかなと、密かに思っていたが

0311アイアンより一回り大きい0311XFアイアンが9月に登場した。どうして密かに思っていたかというと、ピンもGシリーズ、iシリーズ、Sシリーズと3つのラインナップがあるから。このXFはずばりピンのGシリーズと同じぐらいのラージサイズのヘッドで、デザインは従来のPXGと同じ、高級感もあるし、ピンのG25,G30を愛用している僕としては、すぐに欲しくなった。

ヘッドサイズが大きめなのに、少しグースが少ない点が気になるが、ロフトが少し立って、重心距離が長くなった。僕の打った感じでは、44~45mmぐらいかと思う。今G25などのGシリーズのアイアンを使っている人にはベストマッチかと思う。

 

日本オープンのような深いラフだとヘッドは小さい方がいいが、残念ながらそんなハードなセッティングでプレーすることはないから、僕はXFのヘッドサイズに惹かれる。ミスにも強くなっているし、0311を手放してXFにしたいな・・と思っているが、XFを出すタイミングで、PXGは世界的に値上げを発表。なんと一本65000円となった。

 

値段もフェラーリ的になってしまって、さすがの僕も衝動買いするのが躊躇われる価格。プロダクトとしては非常にいいのだが、値段がやはり残念なのも、フェラーリ的。残念ながら現在のところ買い替えは見送っている。

コブラ キングフォージドテックアイアン(2016)

ゴルフクラブは外ブラが人気定着、しかしアメリカで人気でも日本では売れていないブランドが、アダムスとコブラとピンと言われていた。しかしこの間、ピンは売上を急増させて、今では人気ブランドとなってしまった。残った2つだが、非常に良いクラブを作っているし、アメリカでも人気にもかかわらず、相変わらず苦戦している。

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今回はコブラの『キングフォージドテックアイアン』を取り上げたいと思う。コブラのクラブは性能の評価は非常に高い。有識者の評価も高く、HOTLISTでも毎年好評価で、ゴールドやシルバーを受賞するクラブは少なくない。今年も革新性の高さが評価されている。重心深度がコントロールできるドライバーは一昨年から発売しているし、ドライバー以外も良いクラブを作っている。

『キングフォージドテックアイアン』は、HOTLIST2016でもゴールドを受賞したアイアンで、特に特別審査員の評価が高かったモデル。僕も非常に気に入ったアイアン。このアイアンの魅力を一言で言うと
「やさしさと見た目のバランスがとても良い」

これにつきる

ヘッドは大きすぎず、小さすぎず、ソール幅はしっかりとあり。難しく見えないが、お助けアイアンにも見えない絶妙な大きさ。打ってみると、5番アイアンで、23度と立っているのに。低重心のおかげでしっかりとボールが上がる。

人気のタイトリストAP2と比べると、ぜんぜんミスヒットに強いのがわかるはず、ゼクシオなどのクラブのカテゴリーと同じぐらいの芯の広さを実現している。ボールも上がりやすいし、幅広いゴルファーにおすすめしたい。
しかし低重心でボールが上がるクラブにも、欠点がある。地面から打っても芯に当たるので、スピン量が少なくなる。プロゴルファーなどは、硬いグリーンで止めるために、芯より少し下の打点で打って、スピンを増やしたりするが、低重心だと芯に当ってしまうので、スピンはかかりづらくなる。
プロゴルファーや日本アマレベルの超トップアマがプレーするフィールドだと物足らないかもしれないが、ハンデ5下レベルまでは充分つかえるだろう。止まるアイアンに比べ、僕が7番アイアンを打つと、スピン量は700~800回転ぐらい少ない感じだ。

 

低重心のデメリットはもう一つある、芯で打つと、手応えが弱くなるので、軟鉄鍛造といえども、打感がしっかりとあるとはいえない。これを物足らないという人もいるだろう。しかしミスヒットした時の嫌な打感がない分、僕は気にならない。

 

ヘッドに関しては、この2点がデメリットと言えるが、それ以上のお助け機能があるので、僕にとってはデメリットではないといえる

ライ角が5番で61.5度と基本的にアップライトな設定の上、軟鉄鍛造なので、ライロフトも調整できる点もいい。僕がアイアンを選ぶ基準をヘッドは全てクリアーしているのだが

 

残念ながらアイアンの選択肢が、ダイナミックゴールドと、NSPRO950GHしかないのが残念。重いカーボンシャフトなどあれば嬉しいところ。もしくは、モーダス3ツアー105などをラインナップに加えると、購入を考える人も少なく無いだろう。

 

残念な点がもう一点、価格が1セット142560円とかなり高価なことだ、AP2が108000円とくらべると、かなりこった構造とはいえ、かなり高価に感じるがすごく良く出来たアイアンだ。もしかすると隠れた名機になる可能性が高いと言えるだろう

PXGGOLF PXG0311アイアン(2016)

ブログに書いたけど、50年前に作られたミニを衝動買い。50年前の車を勝っておきならいうのもなんだけど、僕は最新のクルマも好き。アクセルさえ踏み込めば、安定して250km/hを超えるBMW Z4と、制限速度内でも、マニュアルで操作して、走らせることが自体が楽しいミニ。僕はなぜか両極端なものを所有する傾向がある。

今回買ったのは最先端のクラブ。今、一番新しく、一番マニアに注目を浴びているPXGのクラブを衝動買い?!こんなに注目を浴びているのに、なかなか打つことはおろか、見ることもできないPXGのクラブ。ブログで試打レポートをしたけど、日本の取扱店である大倉ゴルフスタジオさんに、オーダーしていたPXG0311アイアンがやっと届いたので、徹底レポートしたいと思う。

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PXGのクラブ、アイアンにかぎらず、全世界的に品薄のようで、オーダーから2ヶ月近くかかって、日本に届いた。手に取ってみると、仕上げがしっかりとしているので、高級感がある。バックフェースにビスが埋め込まれたデザインもいい。日本のメーカーだと高級感を出そうとすると、金色にして、よくわからないデザインのエンブレムをつけたがるが、質感を高めるだけで高級感を醸し出していて、ロレックスやパネライなど高級腕時計に通じる仕上げのよさを感じる。

 

デザインだけではない、まず打ってみると、適度にやさしいことがわかる。メルマガだから書くけど、ピンのアイアンを打っている感じ。広めのソールに加えて、しっかりとバンス角が付いている。そして適度なグース感がある。聞けば、ピンのクラブデザイナーをPXGに引き入れてクラブを設計しているそうで、コンセプトが近いのも頷ける。

 

コンセプトは似ているが、構造はかなり凝っている、軟鉄鍛造で中空構造、中空部分には、アイオノマー樹脂を充填している。マッスバックの打感の良さとは少し違うが、独特のソフトな打感が魅力的だ。軟鉄なので、ライ角調整もメーカーに持ち込むこと無く、工房レベルで対応できるのもいい。僕は5番で65度のライ角だが、シワもよらず、あっさりと調整できた。

 
このグース感や、打感、そして打った時のバンス感、本当にクラブのことをよくわかっている人が作ったことがよくわかる。バックフェースのネジを使ってのウエイト調整だが、アイアンでは出来ない(ウッド、ユーティリティは可能)そのため、1~6gのホーゼル穴にピッタリと入るウエイトが用意されている。ピンのアイアンも、バックフェースのウエイト調整用ポケットでウエイト調整するようになっている。重量管理を重要だと認識していることがよく分かる。

独特なのが長さの設定

3番(19°) 39.5インチ
4番(21.5°)38.875インチ
5番(24°) 38.25インチ
6番(27°) 37.625インチ
7番(31°) 37インチ
8番(35°)36.5インチ
9番(40°) 36インチ
W (45°)35.75インチ
G (50°)35.25インチ

と0.5インチのごとになっていない。僕は自分の好みの長さの設定した、PXGがどうしてこの長さにしているか理由は分からないが、機会があれば聞いてみたいと思うシャフトはフジクラのMCIブラック80Sを入れた。シャフトの特性もあるだろう、組んでみると5番のバランスがC9.5、ウエッジがD7.5とバランスはフローしていない。

日本のメーカーなら、いろいろ問い合わせることが出来るのだが、日本の代理店もないPXGだから、聞きたいことがあっても謎は解けないまま。まだ正式な発表になっていないので、他言しないで欲しいのだが、もうすぐ日本正規代理店ができて、全国に取扱店を増やしていくようだ。

初心者向けではないが、ミスヒットにも強く、コントロール性も高いPXG0311アイアン、値段はかなり高価だが、所有感もある。使い込んでいけば、更に追加インプレッション出来ると思う。ブログなどでレポートしていきたいと思う

フォーティーンTC606アイアン

このインプレッションはマーク金井の有料メルマガで2015年9月1日に配信されたものです

 

フォーティーンは、竹林さんが亡くなっても、魅力的なクラブを作り続けている。他のメーカーと決定的に違うのは、シンプルなクラブを作ることではないだろうか?!キャビティのアイアンでも、奇をてらったこともなく、どこを変わった所を削ったとか?!、バッチを付けるとか、複合素材を組み合わせたとか、余計なことをしない。

 
TC606を初めてみた時、あまりにシンプル過ぎて拍子抜けしたぐらい。しかし基本的な所は、しっかりとしている。微細な所に手を入れても、クラブ重量配分はほとんど変わらないもの。他社は複合素材などを組み合わせているが、コストや手間のわりに、性能の現れにくいもの。今回のTC606は、30年前のクラブみたいにみえる。しかし打てば、イマドキのクラブ。シンプルな見た目のカ
ッコよさと相まって、人気があるようだ。

 

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ヘッドサイズはセミラージサイズ。ロフトはストロングロフトだが、幅広いソール幅と深いキャビティ効果で、飛距離も出てボールが上がりやすい。例えば見た目もカッコイイし、複合素材でやさしいのでは?!と人気のAP2、打ってみると意外と手強いことに気が付き、『見た目カッコイイの使いたいけど、やさしいアイアン』を使いたいという人には、ピッタリのアイアンで、『ツボの押さえ方が上手いなぁ』と思わず唸ってしまった。

しかし・・気がかりなツボも抑えている
フォーティーンのWEBページを観ると・・『ゴルフが好きで、週一回の練習、月2回ラウンドを望むゴルファーが手にして満足、使って納得できる高い完成度の軟鉄鍛造アイアン』と書いてある。日本のクラブにしては、凄く明確なターゲットユーザー設定を僕は高く評価したいと思う。しかし練習場に行く回数のが圧倒的の多くなるということは、練習場に向けて作られていると解釈する。実際このTC606は、幅広いソール幅だが、バンス角が少ない。TC606は、ソールが跳ねすぎずスパッと抜ける、練習場ではフィーリングが良いと評価されるはずだ。

 

練習場のマットの下はコンクリート。その上にマットが乗っているだけだと、バンス角がついていると、ソールが跳ねてしまって、手に伝わるフィーリングが良くない。僕が作ったリンクスSSアイアンは、あえてワイドソールに、バンス角をしっかり付けたので、練習場でのフィーリングが良くないと言われた。しかし僕はあえて、練習場ではなく、コースで最高の機能を発揮する方を選んだ。

 

TC606は、練習場での打ちやすさを考えているように見える。練習には頻繁に行くが、あまりコースに行かない人にとってメリットがあるアイアン。歪んだ日本のゴルフ事情がクラブに反映されていると言える。残念ながらクラブの試打は芝の上よりも、マットの上が主だから、メーカーとしてもある意味仕方ない。メーカーとしてもジレンマがあるのではと推測する。

 
バンス角が少ないアイアンは、芝の上でも抜けが良いのだが、ヘッドが少し手前から入ると、飛距離が落ちてしまう。この傾向は芝の種類も影響がある。日本のゴルフ場は、フェアウェイ、ラフが高麗芝なところがほとんど、高麗芝は、葉も根も硬く、ダフリ気味にヘッドが入っても、芝の硬さに助けられミスになりにくい。しかし洋芝だと、葉がやわらかく、根もやわらかいので、綺麗にヘッドが入らないと、完全にミスになってしまう。

 

芝が元気な、今のシーズンは、バンス角のありがたみは感じないが、雨で湿っていたり、冬場の薄い芝などは、『アレ?』ということになりやすい。北海道や高原のゴルフ場だと、日本でもフェアウェイは洋芝であることが多い。そんな時、急に難しいアイアンになってしまう可能性がある

 
日本は練習場が本番。カリスマフィッターの鹿又さんが言っていたけど『練習場が発表会』この状況がクラブにも反映されている。T島が言っていたが、フォーティーンのクラブは、東京ではすごく見かけるが、地方では販売店の関係もあるだろうが、あまり見かけない。練習場が本番と言う傾向は、特に首都圏では顕著なのかもしれない。

 
非常に出来がいいアイアンなので、この点が残念でならない。ストロングロフトなので、少しロフトを寝かせてバンス角を付けてみて試してみたい衝動にかられた。もう一つ残念なのは、アイアンの長さを長くしているのに、軽量スチールのNS950HTが主。長くするなら少し重いカーボンシャフトを入れると、このアイアンの良さが更に生きると思う

 
日本のゴルフ環境が原因とは言え、この環境は簡単には変わらない。この環境から見ると、すごく良く出来たアイアンと言えるだろう。

ピン G MAXアイアン&iアイアン(2015)

僕は、ゴルフ一回に掛ける時間を極力減らしている。プレー時間だけではない、ゴルフ場への往復時間、練習にかける時間、などなど必要最低限にして、仕事の合間にササッとゴルフへ行き、戻って仕事している。1回の時間を減らすかわりに、ゴルフに行く頻度を極力増やすようにしている。そしてゴルフと言っても、練習場には取材以外では行かないので、ゴルフに掛ける時間のほとんどが、ゴルフ場すなわち、芝生の上にいて、ゴルフについて、クラブについて、いろいろ考えるのが好きだ。
僕は意図的に芝生の上の時間を長くしようとしているが、一般のゴルファーは、芝生の上にいる時間が少ない。たぶん僕よりもゴルフに掛ける時間が長いにもかかわらずそうなっているだろう。芝の上、すなわちゴルフ場は、練習場と違って、同じライで打つ機会は殆ど無いだろう。練習場のマットの上では、ボールがしっかりと見えるし、ボールの手前にヘッドが入っても、滑って何事もなかったようにボールは飛んで行く。しかし芝の上では、そうは行かない。平らに見えるフェアウェイも複雑に傾斜があるし、芝の状態も様々、ラフは更に状況が異なる。

クラブ選びは、ゴルファーが長く過ごす場所で変わってくる。日本のゴルファーは、テレビの前や、パソコンの前、ゴルフ場に向かう車の中、練習場のマットの上、芝生の上じゃない場所で、ゴルフクラブについて考えることが多いだろう。ゴルフ場でラウンドして、打ちのめされるが、練習するとすぐ忘れて、自分は憧れのプロゴルファーに近づいたという気になる。そしてプロが使うカッコイイクラブを試打して、『打てた嬉しい、上達しているんだ!』と選ぶ傾向が強くなる。一方僕は、芝の上にいる時間が長い分、自分の実力を強く認識している。だからカッコイイクラブよりも、スコアが出るクラブを選ぶように
している。
前置きが長くなったが、先日ピンから2種類のアイアンが発表された。『G-MAXアイアン』と、『iアイアン』の2モデル。G-MAXアイアンは、ブログに記事を書いたのでこちらを読んで欲しい

http://www.analyze2005.com/mkblogneo/?p=13080

 

『G-MAXアイアン』は、『カーステンアイアン』の後継に当たるモデルで、カーステンアイアンに飛びの要素をプラスしたアイアン。僕も早速予約したが、Facebookなどの反応を見ると、『iアイアン』の注目度のが断然高い。見るからにヘッドが大きい G-MAXアイアンは、初心者向けと受け取られ敬遠される。しかしiアイアンはヘッドがコンパクトで、プロの使用率も高い。発表直後に、前田陽子プロがiアイアンを使って優勝。注目となているモデルだ。

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もともとiシリーズのアイアンは、大山志保、鈴木愛、一ノ瀬優希、上原彩子などが使っている女子プロに人気のアイアンで、プロモデルに比べると少し大きめのヘッド、少し広めのソールと、やさしいプロ使用アイアンとして人気だ。バンス角もしっかり付いていてダフリのミスにも強い。

 

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『iアイアン』は、ウエイトに位置を調整し、重心を深めにしてミスヒットに強くボールを上がりやすくしている。そのおかげか?!打感も良くなっている。アメリカのアイアンらしく、スコアリングラインのセンターに重心がくるようにウエイト調整している『センター重心』など基本的な思想はかわらない点も、オススメしたい点だ。

 

シャフトラインアップはだが、スチールシャフトはCFSシャフトが無くなり、NS950、モーダス3 105、120、DGと豊富なバリエーションから選べる。しかしカーボンは50gのCFS J50だけ・・純正で重いカーボンがラインナップされていたのが、ピンのいいところだったのだが、これは少し残念だが、女子プロが選ぶこともわかる、ミスがミスになりにくいお助け要素もあるのがいい。

今、巷の自称アスリートゴルファーのスタンダードなアイアンは、タイトリストAP2だろう。たしかにコンパクトなヘッド形状に、ハイテクな複合素材を取り入れて、やさしさも追求している。勘違いしないで欲しいのは、上級者やツアープロ向けに作られているアイアンで、彼らが『やさしい』と感じる要素を盛り込んでいるだけで、我々がつかって『コレはやさしい』と感じるアイアンではないことだ。練習場のマットの上では、ライが殆ど変わらないので、やさしさを実感することができるが、毎回条件が違う、芝の上ではかなりの力量が必要となる。そうなると僕の大好きな結果オーライが出にくくなるのだ。
『iアイアン』は、AP2よりもヘッドサイズが大きく、ソールも幅広いく、若干ミスに強い。僕が思う(個人的に)なかでギリギリアマチュアが使えるプロ仕様アイアン。僕は見た目よりも、ミスがミスになりにくく、結果オーライが出るアイアンのが好み。だから『G-MAXアイアン』を予約した。皆さんもクラブを見ながら妄想する時間を、芝の上に使ってもらえれば、クラブ選びの嗜好も変わるかもしれない。

 

テーラーメイド RSi 1 アイアン

このインプレッションは2015年5月5日配信の有料メルマガ『マーク金井の書かずにいられない』に掲載されたものです

僕が試打するクラブはドライバーが多い。雑誌の企画もドライバーがほとんど。しかし個人的に購入するクラブは、なぜか?!フェアウェイウッドが多い。一番買わないのはアイアン。クラブをしょっちゅう買ったり打ったりするのは大好きだが、気に入ったクラブは長く使う。特にアイアンは距離感が大切なので、必然的に長くなる。この距離感はスコアにも反映されやすく、PGAツアーの全ショットデータをビッグデータにしたショットリンクを分析して書かれた『ゴルフデータ革命』にも書いてあること。Strokes Gained-Tee to Green(グリーンに乗せるまでに稼いだ打数)は、アイアンショットの精度が必要となる。この精度を高める為に何が必要か?!もちろん練習は必要なのだが、僕の考えはもっとシンプルだミスヒットに強いアイアンを使うこと。先日試打したアイアンは、今後のアイアンの進化の方向を示していると感じた。それはテーラーメイドRSi1アイアンだ

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テーラーメイドのアイアンは、最近『スピードポケット』といわれる、ソールの溝が特徴。この溝は縦の打点のブレ、特にトップ目にあたった時にミスの度合いを緩和させてくれると僕は感じた。このRsiシリーズになると『フェーススロットテクノロジー』と言われる縦の溝も追加してきた。テーラーメイドは革新的なチャレンジをするメーカーだが、結果が出なければただのギミックに過ぎない。僕が効果を感じないこともたまにあるが、この縦の溝『フェーススロットテクノロジー』意外と効果が出ていて、スイートエリアが確実に増えていると感じる。Strokes Gained-Tee to Greenが確実に稼げそうなアイアンだ。

僕としては一気に衝動買い候補にあがったが、大きな問題点が2つある。
この縦のスリットを入れることで、同じロフトでも少し飛距離が出る。ボールが潰れることで距離感を出しているアイアンショットで、フェースの弾く感じがあると距離感を出しにくい。たかが3yから5yの誤差なのだが、アイアンは飛びすぎても困る。落とすポイントが3y変われば、攻め方もかわってしまう。打球音の印象から来ているのかもしれないが、従来の僕の感覚とのズレが気になるところ。
もう一つの問題点だが、RSiシリーズは、RSi1、RSi2、RSi TPと3つのラインナップがある。 TPは軟鉄鍛造とステンレスのハイブリッド素材なので、ライ角は調整できるが、RSi1と2はどちらもステンレス素材。ライ角の調整が難しそうなのだ。難しそうと書いたのは、ネックに溝が切ってあって、いかにもライ角調整を前提にしていそうだから。
日本ではこの溝について全く触れていない、テーラーメイドのアメリカのWEBサイトをチェックしてみたが、溝については同じく触れていないようだ。しかしオンラインショップがあり、ライ角がカスタマイズできるようになっている。なんと±4度まで0.5度刻みでライ角がオーダーできる。(同じくロフト角も)最近テーラーメイドは日本でもオンラインショップを始めた。カスタム対応しているが、シャフトが選べるだけで、ライ角を選択できない。

なかなかアメリカのメーカー公式WEBサイトを見る機会も、オンラインショップもチェックしないが、この日米の差に愕然とした。ピンは日米同じようにカスタム対応しているのに、テーラーメイドは日本では、ライ角を全く無視している。世界のトップブランドであるだけに、残念でならない。逆を言えば、要望があるから対応しているということ、アメリカのゴルファーはライ角の重要性をしっかりと認識しているが、日本のゴルファーは気にしていないということ。僕はアナライズを作って10年、ライ角の重要性をしつこいぐらい唱えているつもり。しかし現状は変わっていない
しかし諦めることなく、ライ角の重要性を発信していこうと思う
US仕様のテーラーメイドRSi1アイアン、5番のライ角は61.75度と日本仕様に比べて1度アップライト。僕の適正ライ角は5番で65度。日本仕様ではとは4度の差があるが、アメリがでカスタムすれば、僕の適正ライ角に注文することが可能。RSi1アイアンが猛烈に欲しくなってしまった

 

ブリヂストンゴルフ J15アイアン(2014)

このインプレッションは マーク金井が”まぐまぐ”から毎週火曜日配信している有料メールマガジン マーク金井の書かずにいられない(メルマガ版)2015/3/17号に掲載されたものです

 

HOTLISTの試打で一気にアイアンを打ってみて気がついたことがあった。昨年までは、大ヒットモデル、ゼクシオをターゲットにした。アイアンを各社作っていたが、今年は何やら傾向が違う。明らかにタイトリストAP2に対向するアイアンがやたら増えていた。

 

確かにヘッドも小さく、マッスルバック並でシャープなのに、やさしさもあるAP2が人気なのはよくわかる。しかし残念ながら複合素材などをいかに頑張って使ったとしても、ヘッドの大きさでほぼ機能は決まってしまう。

 

「150y先のアイランドグリーンに乗せたら、100万円あげます!」

 

と言われた時に、迷わず選ぶアイアンが何か?! これが、僕のアイアン選びの基準。クラブにロマンは求めないのがマーク金井的選択だ。スコアを合理的にいかに作るか?!それ以外に要素は必要ない。

 

コンパクトなヘッドが特に目立つ2015年発売のアイアンセットだが、僕好みの大きめのヘッドのアイアンが見つかった。それはブリヂストンゴルフのJ15アイアンだ。ツアーステージブランドが無くなり、ブリヂストンゴルフと言うブランドになっていて、イメージはアスリートライクに感じるかもしれない。しかしこのJ15アイアンは、ヘッドが大きくゼクシオ並みの大きさがある。形状はアスリートゴルファーも違和感を持たない、ブリヂストンゴルフのコンベンショナルなモデルをそのまま大型化した感じ。大きくても、違和感がなく構えられる。大型ヘッドには少しオフセットが欲しいものだが、こちらも絶妙な加減でついている。

 

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このジャンルのアイアンは、ピンのG25やG30など外ブラが圧倒的に得意な印象

 

だが、日本のメーカーでもやればできることを証明してくれた。もう一つ僕がこだわるのがバンスの有無、ソールをじっくりみると、バンスがあまりついてないように見えるが、打ってみるとバンス感があってヘッドが手前から入っても救ってくれる。ソール形状はフェース側はバンスが付いていて、バックフェース側はフラットと、ソール形状をかなり工夫しているようだ

 

 

これは自己責任でお願いするが、J15アイアンヘッド素材は、ステンレス鋳造製だけど、ライ調整ができた。(マーク金井及びアナライズはこの件について一切責任を取りません。あくまで自己責任で取扱ください)残念ながら軟鉄鍛造ヘッド程は曲がらないが、この点は高く評価したい。各社、ステンレス鋳造でもライ調整できるアイアンがあるが、公にしたがらない。何故か僕にはコッソリ教えてくれる。堂々とカタログに明記するべきだと思うのだが、それを嫌がる原因があるのだろう。

 

もうひとつ気に入ったのは、純正カーボンシャフトが少し重めの60g台が入っている。僕には少し軽いが、一般的なゴルファーも幅広く使えるだろう。このアイアンを使えばスコアが出せるはず。日本のメーカーは、ゴルファーが喜びキーワードを満載して、目先の新しさを追い求めているが、単にスコアが出せるシンプルなアイアンがあればいいと僕はつねづね思っている。このJ15アイアンは、そのシンプルさに潔さを感じる。パープレイが何度も出るレベルの人でも十分満足できる性能だと僕は思う。誤解を恐れず言うと、AP2の操作性が必要なレベルのアマチュアは、ほんの一握り。「若い時の苦労は買ってでもし
ろ」というが、難しいアイアンを買うということは、苦労を自分で買っているに等しい。J15アイアンは、人気が出るか微妙だが、僕はこういうアイアンこそ売れてほしいと思う

 

 

アナライズWEBサイト人気コンテンツマーク金井のクラブ指南今回は ブリヂストンゴルフのJ15アイアン http://www.analyze2005.com/?p=3910

Posted by マーク金井のアナライズ on 2015年6月24日

タイトリスト T-MBアイアン(2015)

このインプレッションは マーク金井が”まぐまぐ”から毎週火曜日配信している有料メガ

マーク金井の書かずにいられない(メルマガ版)2015/2/24号に掲載されたものです

 

HOTLIST2015は、受賞クラブも決まりあとは発表を待つだけとなった。秘守義務もあり、それまではクラブのインプレッションが何となく不自由になる。テストも審査も大変なのだが、いろんなクラブが打てる楽しみもある。その中にはすでに買ったクラブもあるが、その中でひときわ欲しくなったクラブもある。

 

一気に新製品を試打してみると気がつくことがある。クラブはターゲットユーザーを想定して作られていると思っている人が多いはず。「そんなことは当たり前」と思うだろうが、僕にはそう見えないクラブがほとんどだ。「えっ?ではどういうクラブ作りをしているんだ?」と思うだろう。僕の答えはあっけないぐらいシンプルだ。

 

ターゲットは”ユーザー”ではなく”クラブ”つまりヒットしているクラブをターゲットにしているそもそも大ヒットクラブはどういう層に何が受けているか?!を必死で分析するのではなく。ヒットしているモデルの対抗クラブをぶつけているだけに見える。アイアンで、やさしいアイアンは言わずと知れた”ゼクシオ”。セミアスリートは”タイトリスト AP2”を強く意識してクラブを作っている。

 

打倒タイトリストAP2 これがセミアスリート向けアイアンのベンチマークだといえるだろう。

 

そのタイトリストから、AP2のコンセプトを更に進化させたアイアンが発売される。それは タイトリスト T-MBアイアンだ。最初見た時、いつものタイトリストのマッスルバックか?!と思ったのだが、打ってみると驚くほど楽にボールが飛んで行く。

 

 

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あまりに、イメージと違うので一発打っただけで、ヘッドを手にとって構造をまじまじと観察してしまった。バックフェースの下側からソールかけて、ウエイトを配置しているように見せる、真鍮のような加工がしてあり、見ただけでギアヲタが喜ぶような凝った構造になっている。一見マッスルバックに見えるが、ヘッドの大きさはAP2と同じぐらい。ステンレス製の中空構造で、ヘッド内部のソール部分にはタングステンが配置されている。先ほど書いた真鍮をイメージさせる加工は単なるデザインに過ぎないのだが、見た目から低重心、ワイドスポットをイメージさせる。

 

 

ヘッドサイズから、想像できないぐらいスイートエリアが広い。今は亡き竹林隆光さんは、キャビティ構造よりも中空構造を好んで採用していた時期があった。アイアン形状で、重心深度を深めにするには、構造的に中空にすることが効果的だからだ。加えて、タングステンで低重心化、深重心化することで、ワイドエリアとボールの上がりやすさを両立させている。

 

このT-MBアイアン、タイトリストらしくソールバンスがしっかり付いていて、コースで打つと更にやさしさが体感できると思う。見た目にやさしく、実際打ってもやさしいクラブの進化は感じるが、見た目は、”普通”なのに、打ったらやさしい。AP2のコンセプトを確実に進化させている。

 

値段は税込みで17万円を超えるという、イマドキのアイアンにしてはかなり高価だ。コストパフォーマンスが悪いと感じるかもしれないが、非常に革新的なので僕としては、”高い”とは思わない。全番手ユーティリティみたいなもの。コストがかかって売価が高くなるのは当然だ。

 

そもそも2番から4番までのアイアン型ユーティリティのとして開発されたクラブを、日本の要望で、5番以降を作りアイアンセットにしてしまったという話を聞いた。価格的に高価になってしまうのもその話を聞いて頷けた。

 

こういうクラブは、見栄もはれて、使ってもやさしい。AP2を支持するユーザーの求めているものを、ちゃんと分析して製品化されている。価格設定がネックなので、AP2ほど売れないかもしれないが、逆にAP2との差別化になって、食い合うことなく住み分けれるだろうと思う。

 

僕もきっと買ってしまいそうな予感がしている。

アナライズwebサイト人気コンテンツマーク金井のクラブ指南 更新しています今回はタイトリスト T−MBアイアンですhttp://www.analyze2005.com/?p=3901

Posted by マーク金井のアナライズ on 2015年6月7日

ピン G30アイアン(2014)

このインプレッションはマーク金井の有料メルマガ ”マーク金井の書かずいいられない” で2014年9月18日に配信された原稿を元にしています

 

 

今元気なメーカーはキャロウェイ、タイトリスト、いろいろ名前が上がる。その中でも一番元気なのはピンではないだろうか?!新しいドライバーG30が発表になった途端、G30を使用してカブレラが勝ち、フェデックスカッププレーオフ第1戦でハンター・メイハンが、3戦目のBMW選手権では、1,2フィニッシュ、そしてツアーチャンピオンシップではビリー・ホーシェルが二連勝で年間王者決めている。日本でも大山志保、そしてコニカミノルタでは鈴木愛選手が優勝と、毎週どこかで優勝を決めていて、ピンジャパンの美人広報さんから、嬉しそうなPINGNEWが届く。

 

 

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ピンのG30ドライバーだが、セールスも好調らしく、僕も月刊ゴルフダイジェストで2ヶ月連続のタイアップ広告に出ている。今月がドライバー、来月がフェアウェイ、ユーティリティ、アイアンだ。メルマガ読者ならご存知だと思うけど、僕はタイアップ広告を受ける時に、事前に必ずテストして僕が納得したクラブしか受けない。すべてのメーカー、全てのモデルを受けているわけでなく、テストで跳ねれれているクラブだって少なからずある。たとえ大ヒットモデルであってもそれは変わらない。

 
ということで取り上げているクラブ=「僕のお墨付き」と思って頂いていいだろう。今回のピンのG30アイアンだが、G25をエースとしている僕としては非常に気になる存在。とても試打するのを楽しみにしていた。

 

 

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形状を見ると、ソールや全体のフォルムなどG20からG25に変わったほど変化がない。一番大きい変化はロフトが変わったこと、ストロングロフト化された。SNSを見るとストロングロフト化に否定的な意見もあったが、僕的にはありがたい。というのも、僕のもう一つのエースアイアン、2代目VG3アイアンは、ストロングロフトで、G25アイアンとロフト差が2度ぐらいあって、G25のが若干飛ばなかった。G30にすると、VG3と同じぐらい7番で、155~150yキャリーで飛ぶようになった。どちらを使っても同じ番手で、同じ距離飛ぶので距離感が狂いにくい。僕なりのロフトピッチの考え方は、プレーヤーの距離感と合って、しっかり飛距離の階段が作れれば、ストロングロフトでも構わないと思っている。

 
G25から受けづがれたソール形状は、幅広だけどリーディングエッジが落ちてバンスが効いている。今回世界アマの会場となった軽井沢72などフェアウェイが洋芝のゴルフ場では、ソールの違いでミスに対する許容範囲がはっきりと出る。日本では洋芝のフェアウェイのコースは北海道や、軽井沢、八ヶ岳、那須高原など比較的気温の低い場所以外あまり多くないが、やはり洋芝を前提に作られていると、日本の芝でも必然的にやさしくなる。

 

 
シャフトは純正のスチールだが、カーボンに慣れている僕としてはFUJIKURAのMCI80あたりを入れたいと思っている。よく「G25とG30どちらにしたらいいですか?」と聞かれるけど僕的にはロフトで決めたらいいと思う。明らかな性能差はないが、ロフトの差は大きく距離感に影響するからだ。G30、MCIなどのカーボンにリシャフトしたらたぶんエースアイアンになる気がしている。

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