カテゴリー別アーカイブ: パター

テーラーメイド スパイダーツアーセンターパター

このインプレッションは、2018年11月のマーク金井の有料メルマガに掲載されたものです。(有料メルマガはこちらからご購読できます)

 

国内ツアー、女子ツアーは日程終了して、男子はJTカップを残すのみ。今年僕が注目した石川遼プロは、カシオワールドオープンで40位に入りギリギリで出場資格を得た。一方20年連続で出場していた片山普呉プロは、今年は出場できず記録が途切れることとなった。来年のシード権だが、初シード入りが10人と例年になく多い。特に今年は、20代の若手が活躍してくれるのが嬉しい。

僕が注目しているのが堀川未来夢プロ、MMT9に出場してくれ一緒にプレーした縁のあるプロだ。ダンロップフェニックストーナメントでは、これまたMMT9に出てくれた市原弘大プロと優勝争いをして、惜しくも優勝を逃した。彼が優勝争いで使っていたパターが、テーラーメイドのスパイダーツアーセンターシャフト。MMT9の頃は、まだ製品化されていないプロトタイプで、日本に一本しか無いパターだった。

僕は白いスパイダーのセンターシャフトは持っているが、赤いスパイダーツアーのセンターは持っていない。発売されたら良いなと思っていたら、製品化されていることを知りm迷わずつるやゴルフ神田駅前店で購入した次第。スパイダーは発売以来、一通り購入しているパター。ヘッドサイズの小さいイッチービッチーなど色々と購入した。もちろんスパイダーツアーも購入したが。センターシャフトの発売を待っていた。このパター、ヘッドの赤い色が注目を浴びたが、僕はこのサイズ感が魅力なのではないかと思う。

使ってみて僕がイメージしたのはオデッセイの#5。丸山茂樹の全盛期、パター巧者の谷口徹が愛用するマレット形状のパターだ。ヘッドの形状はかなり違うのだが、同じような雰囲気を感じる。赤羽ゴルフ倶楽部の高麗グリーンでのプレーが多いので、僕のストロークは少しリストを使ってパチンと打つスタイルになっている。先日赤羽でラウンドしてみると、この打ち方にちょうどいいサイズで気に入ってしまった。

僕がセンターネックのパターが好きなのは、シャフトの延長線上で打てるので芯に当てやすい。このサイズのセンターネックの方が、僕みたいにややリストを使うタイプには扱いやすい。ヘッドが大きすぎず操作性も良いパター。本来僕はシビアなパターより慣性モーメントが大きく、オートマチックに打てるパターが好きだったが、傾向として、インパクトでフェースが開いて右に外すミスがたまに出る。

しかしこれぐらいのサイズのヘッドだとそのミスが出にくいことを実感した。まだ高速グリーンで試していないのでなんとも言えないが、少なくとも高麗グリーンでは、非常にいい感じだ。フェース面の黒いインサートとボディの赤のフェースの下の継ぎ目で打つイメージでストロークすると、球足が伸びて気持ちよくストロークできる。

あまり期待せずに取り敢えず購入したのだが、意外と気に入ってしまってしばらく手放さないと思う。敏感なのだけど少しオートマチック感もあるパターとして、ローテーション入りする可能性が高いパターだ。

プロギア SILVER-BLADE CCパター(2018)

このインプレッションは、2018年8月のマーク金井の有料メルマガに掲載されたものです。(有料メルマガはこちらからご購読できます)

猛暑が続いている。僕も流石に60歳を迎えるにあたり、体調管理が一番の課題だと思うようになり、出来る限り日中のラウンドは控えるようにしている。アナライズのプライム会員限定でラウンドセミナーをやっているが、早朝のハーフラウンド。先週は、大丈夫だろうと定例になっている、アナライズ研修会を赤羽ゴルフ倶楽部で開催、今回は薄暮のハーフプレーにして危険を回避したが、16時スタートでも35度を超えていた。

この記録的な猛暑も昨日までという天気予報。少し安心しているが、昨日はフジクラが今年から始めた、スピーダーチャレンジと言う試合だった。実はこの試合に向けて先週、急遽アナライズ研修会を開催してラウンドで練習したかったと言う次第。この時に使用したのが、先日行われたプロギアRSカップで3位に入った賞品である。SILVER-BLADE CCパター。

このパターは5種類のヘッドバリエーションがある。面白いのは5種類ともツノ型形状、メルマガだから書くけどオデッセイの#7をアレンジしたような形状、そして全てフェースバランスになっている。賞品とはいえ、形状が選ぶことが出来たので、僕は迷わずセンターネックで一番ヘッドが大きい 03CSと言うモデルを選んだ。

ヘッドが大きく、重心点から離れた位置に重量配分されているので、慣性モーメントが大きいから。直進性が高く、ヘッドがぶれにくい。オフセンターヒットに強いので、転がりが安定している。今、パターと言えば、外ブラに独占されている。以前、クラブメーカーだけ出場できる試合に出たことがあるが、同伴した某国産メーカーの選手、クラブは当然自社だったが、パターはO社を使用。自社でパターも作っているのに使っていないという事実に唖然とした(笑)

日本のメーカーはパターと言う市場をほぼ諦めている証拠だと感じたが、プロギアはSILVER-BLADEがプロに流行り、一時ヒットしたこともあり、現在でも頑張っているといえるだろう。SILVER-BLADEといえば、アルミボディでソフトな打感が売り。今まででもかなりソフトだったのが、PU樹脂フェイスと振動減衰材「FLASH ONE」の相乗効果でさらにソフトになった。

赤羽は、ご存知のかたも多いと思うが、バリバリの高麗グリーン。いつものようにパット練習もせずいきなり試してみた。打った瞬間空振りしたのか???と思ったぐらい打感が柔らかい。普通、打感が柔らかいとボールをヒットしやすいというが、この柔らかさは正直好みが分かれる。あまりに柔らかいと僕は、左へ引っ掛けるかオーバーしてしまう。

同じ感じで打つと、二割ぐらいショートしてしまう感じ。僕には音と転がる距離がどうも合わなかった。4スタンスを勉強している人に聞くと、B2の人は打感がやわらかすぎるのはあまり好まないという話。僕が勉強しているわけではないし、レッシュプロジェクトの公式見解ではないということだが、超私的に非常に納得した。

というのも僕は、やわらかすぎるボールより、ソリッドなヒット感を感じるボールのほうが好みだからだ。もちろんガチガチも困るが、ブリヂストンのツアーB XやプロギアのRSスピンのようなしっかりした打感のボールを好む傾向がある。パターもどちらかというと樹脂のインサートよりも、ソリッド感があるインサートのほうが好きだ。打感はプレーヤーの好みが反映される。性能ではないから、この打感が好きと言う人は少なくないだろう。

日曜日のブログにも書いたが

超私的な提案 バリバリの高麗グリーンと相性が良いパターとは!?

SILVER-BLADE CCパターは、好みもあるが高麗グリーンとは相性が悪いと感じた。僕との相性も悪いようなので、残念ながら中古ショップ行き、ソフトな打感を好むゴルファーに使ってもらいたいと思う

オデッセイ EXOパター(2018)

このインプレッションは、2018年7月のマーク金井の有料メルマガに掲載されたものです。(有料メルマガはこちらからご購読できます)

 

先週月曜日はMMT9が北海道の小樽ゴルフ倶楽部旧コースで開催された。表彰式が終わると空港へ向かい、最終便で東京へ戻り、
そして翌日は千葉カントリークラブ梅郷コースで、プロギアが主催しているRSカップに出場した。MMT9では、パターが全く入らなくて苦労したが、翌日は僕が作ったアナライズのRENGAパターを持っていったら、2〜3メートルの厳しいパットが面白いぐらい決まって、3位で予選通過することが出来た。いつもと違う人たちとラウンドすると、僕がどんなクラブでラウンドしているか、皆さん興味があるようで良く聞かれる。その時よく言われるのが・・

「どうして自分で作ったクラブを使わないのですか?」

という質問だ。これは実にシンプル、クラブを開発するには、まず図面を引き、モックと言われる原型を作り上げる。これは素材が樹脂だったり、真鍮だったりするのだが、そこから同じ素材で試作し、OKなら製品化する。これが、なかなか1発OKとならない。この秋ぐらいに発売できるだろうと思われるmmアイアンは、昨年試作が上がってきたが、芯が若干ヒール側にあったのでやり直した。やり直しと言うのは簡単だが、金型を作り直し、発売時期は大幅に遅れることになる。

僕は、クラブが試作から発売されるまでは、試作を繰り返し僕のクラブを使い続ける。実際に使用して不具合を徹底的にチェックするためだ。しかし発売されてしまうと、次のクラブの開発を始めるので、他社のクラブを使うことが多くなる。自社のクラブが悪いわけではない、最新であったり人気であったりするクラブには、大切なことがあるはず。だから日々様々なメーカーのクラブを購入する。

自分の作ったクラブばかり使っていても、見識は広がらない。話題のクラブ、新しい切り口のクラブなどを、購入しコースで打つことで、次回のクラブのヒントを得ることが出来る。もちろん今回のように、発売後に自分のクラブをつかうこともある。新しいクラブ、人気のクラブ、歴史的名器、イロイロと使い分けアイデアを練るのが楽しい。という事で、以前メルマガにも書いたが新しいパターを発売日である7月13日に購入した。

それは、中日クラウンズの練習日に、チェックしたオデッセイの新しいパターEXO(エクソー)だ。フェースは、ホワイト・ホット マイクロヒンジ・インサートを採用、これは、人気の、マイクロヒンジの幅をO-WORKSの3倍に広げ、ヒンジの間をフラットにして接触面積を増やし、結果名器ホワイト・ホットの打感と音を再現したインサートという話。この説明を読むだけで、何か良さそう!と感じるというもの。

売れているパターは、オデッセイ、テーラーメイド、ピン、スコッティ・キャメロンと、外ブラばかりで、日本のメーカーはほぼ死滅状態。スコッティ・キャメロンは例外として、この3社のパターは、プロダクトアウト感がすごい。ユーザーの想像の上を行っている感がする、その効果はともかくとして何か「入りそう」と思わせる何かがある。何かやってくれそうと、直感的に期待させるのが非常に上手い。

2ボール以降のオデッセイは、入るかも知れないというイメージ、演出が素晴らしいと言えるだろう。一方、スコッティ・キャメロンは造形美と言う言葉がピッタリ、所有感にあまり興味がない僕は、メルマガだから書くけど「ピンの色違い」に感じて、悪いけどあまり興味がない。オデッセイは、手を変え品を変えゴルファーに刺さるテクノロジーを開発し、発表してきた。とても気になるので、発売日に、つるやゴルフ神田駅前店で購入。

早速試してみると、まず印象は直進性が良いこと。オデッセイの高級パターらしく、フェースだけでなく、ボディにもこだわり、ステンレススチールを外周に配置し、中央部はアルミを使って慣性モーメントをアップしている。見た目も高級感がある。パターは高いから入るわけではないが、いかにも入りそうに感じる形状、このイメージが大切。マイクロヒンジは、打点の接地面積が減る分、打感はソフトに感じる。

いかにも入りそうなイメージに、高級感をプラスしたEXO、コースで試してみるのが楽しみにパターだ

テーラーメイド スパイダーアークパター

このインプレッションは、2018年9月マーク金井の有料メルマガに掲載されたものです。(有料メルマガはこちらからご購読できます)

ゴールデンウィークもあっという間に終了。僕はアナライズのセミナーなど仕事モード全開、背中を痛めていることもあってゴルフはお休み。年齢的に無理がきかないと実感しているが、ゴルフショップに行く機会は確実に増えている。この間、溜まっているゴルフクラブを断舎離に中古ショップに持っていくが、その買取査定待ちの時間にパターを試打する。

前回、紹介したトゥアップ2ボールを手放し、スパイダーツアーREDのセンターネックを買おうかと思ったが、その隣りにあった同じくテーラーメイドのスパイダーアークに目が止まる。というのも僕はオリジナルのアークパターを長く使用。パターだが、使わなくなると普通、断舎離されてしまう。

エポックメイキングなパターや、歴史的に重要なパターは資料として残している、しかしそれ以外のパターはほとんど手元に残っていないが、初代アークは、2014年にかったのに、まだ出番があるそんな数少ない一本だ。僕の中でアークパターは、よく言えばオデッセイ2ボールリスペクト、ぶっちゃけ2ボールをパクっていると超私的に感じている。2ボールは、ボールのサイズと同じ白い円が印象的だが、アークにもボールのサイズの円がある。

初代では、色の関係で目立たなかったが、ヘッド後方の大きな円盤のようなものがカップのサイズと同じ。そしてその中の円がボールのサイズと同じ、今回は前方のボディがスパイダーの赤で、後方の円盤がブラックになって、ボールサイズの白がとても目立つようになった。カップとボールでとても僕はイメージが出るパター形状だったが、色が変わって更に構えやすくなったと感じる

スタジオに戻って、スパイダーアークと初代アークを比較すると、「なにか違うなぁ」と感じる。そしてやったことは、バランス計に乗せてみた。すると初代はE6でスパイダーアークはE0と6ポイントの差がでている。6ポイントは結構デカイ、初代アークについて調べ直してみた。

初代アークは2014年発売で、僕が持っているのは34インチ、グリップはSuper Stroke Mid Slim 2.0 Rが装着されていて、グリップ重量は103g、スパイダーアークも長さは同じ34インチで、グリップはSuper Stroke Pistol GTR 1.0、グリップ重量は82.5g、ということはスパイダーアークのほうがヘッド重量が軽いということになる。

ヘッド重量は、パターのフィーリングに大きく影響を及ぼす。重さと自分のストロークのスピードがリンクすると、ストロークしやすくなりタッチが出しやすい。ここがリンクしないと、「なんか距離感が合わないなぁ」と言うパターになってしまうのだ。これはバランス値をあわせると同じになるというシンプルなものではない。ヘッド重量が大切だと僕は常々思っている。

今回はセンターネックのスパイダーを買うのをやめた。センターネックはフェースバランスだし、シャフトの延長線上で打てるので、芯で打ちやすい。僕はセンターネックのパターが大好きだが、唯一の欠点は、シャフトが邪魔してフェースが見えにくい。スパイダーアークは、ダブルベントのシャフトが入っているので、フェースバランスになっている。

スパイダーツアーREDはガルシアのマスターズ優勝で大ヒットした、しかし2位のジャスティン・ローズは、アークをつかっていたことを覚えている人はとても少ない。慣性モーメントに関して言えば、僕はアークパターの方が大きいと感じている。残念ながら背中が痛いので、まだコースで使っていないが、早くコースで試したくてウズウズしている逸品だ。もしコースで試してみて、ダメだったらこんどこそスパイダーツアーREDのセンターネックを買うだろう。

オデッセイ トゥアップi2ボールブレードパター

このインプレッションは、2018年5月のマーク金井の有料メルマガに掲載されたものです。(有料メルマガはこちらからご購読できます)

 

ゴルフをするのに最高の時期になってきた、流石に僕ももうスノボモードからゴルフモードへ。背中を痛めたりと、なかなかゴルフモード全開にならないとは言え、徐々にゴルフの回数が増えてきた。それに比例して、ゴルフショップへ行く機会も増えてくる。皆さんはドライバー売り場で長い時間を過ごすだろうが、僕が一番長くいるのがパター売り場だ。

今回は、つるやゴルフ神田駅前店で、ボールを転がしたり、構えてみたりと、色々チェックし2つ気になるパターが残った。それはテーラーメイドのスパイダーTOUR REDのセンターネックと、オデッセイのトゥアップi2ボールブレードだ。散々試してトゥアップの2ボールブレードを購入した。

どうしてこのパターを選んだか?というと、僕は2ボールパターが好きだから、オリジナルの2ボールから、2ボールブレード、2ボールブレードのセンターネックというレアなもの、2ボールミッドと正確には覚えていないが5本ぐらい持っている。そして、オデッセイがバックストライクと言うパターから推奨しているストロークバランスという、パターのシャフトを手に乗せるとストロークする方向にフェースが向いてバランスが取れるパターが好きというのもある。

ドライバーは先入観を持って試打したくないので、練習場で打たずにコースでいきなり打つが、パターも買った後でスタジオのパターマットで打ったりしないのが僕の流儀。しかしパターはしっかりとチェックすればと少し後悔した。コースでいきなり使ってびっくりしたのが、パターのヘッドが軽く感じることだ。

僕が今、エースで使ってるのはアナライズのRS1.5パター、通称RENGAパター、このパターはヘッド重量が370グラムと少し重め、それにしても、トゥアップ2ボールブレード、シャフトを抜いてヘッド重量を測ったわけでは無いが、ヘッドが軽く感じる。もう一つ気になったのが、ヘッドの挙動だ。

具体的に言うと操作性が良すぎること、ヘッドが軽いことと相まって、フェース面がグラグラするように感じる。どうも勘が狂ってしまい久々に18ホールラウンドしたこともあって、最後までモヤモヤが修正できなかった。ヘッドの重さもあるが、グリップもスーパーストロークグリップなので、重量が軽く全体の慣性モーメントも少ないと感じた。

今使っているRENGAパターは、ヘッドもシャフトもグリップも重い設計になっているので、どうしても軽く感じてしまうのかも知れないが、オデッセイが歴代発売したストロークバランスのパターは、バックストライクとトゥアップパターがあるが、トゥアップ構造のパターは、センターネックのパターと同じように、芯でヒットしやすいが、ミスヒットには弱いと感じる。

あとマイクロヒンジインサートの打感もコースで使ってみると、僕の距離感とイマイチ合っていない気がする。中日クラウンズでみたプロトタイプのフェースインサートのパターが気になって来た。誤解のないように書いておくが、トゥアップi2ボールブレードパターは決して悪いパターではない。僕が今、使っているパターをかなり違うことが影響していると思う。

パターは、構え易さやヘッド重量、ロフトなど今までの要素に加えて、シャフト重量やグリップ重量もかなり違うものが増えてきた。自分が使っているパターのスペックを把握して、パター選びをするといいだろう。このパターは断舎離して、スパイダーTOUR REDのセンターネックを購入することにする。

スパイダーツアーBLACKパター(2017)

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WGCの優勝に引き続いて、全米プロゴルフ選手権でも松山英樹が大活躍、残念ながら最終日に崩れて優勝には届かなかったが、メジャー勝利に近いことを証明してみせた。松山の活躍でマスコミも盛り上がりを見せたが、一部のゴルフショップも盛り上がっているのは、松山が使ったパターが一瞬で売り切れたことだろう。情報感度が早い人は、早々に手に入れたらしいが、今はヤフオクで高値をつけていると言う話。

もともとスコッティ・キャメロンのピン型の愛用者の松山英樹、新しいパターは、マレット形状の、テーラーメイドのTPコレクション・ミューレン(プロトタイプ)と大胆に変更。ソールにはHIDEKIと刻印があるので、松山のために作られたパターだろう。市販のミューレンはネックがついていて、マレットだが、フェースバランスとなっていない。しかしこのプロトタイプは、ダブルベントシャフトで(オデッセイの#5みたいなシャフト)このシャフトが装着されているところをみると、フェースバランスになっているのだろう。

市販品が人気なのは結構だが、同じミューレンと名前がついていても、ネック形状が違うと、性能的には別物になってしまうのがパター。
ヘッドの挙動がガラリと変わってしまう。それでも売れてしまうのが松山英樹の人気と言える。しかしこの現象が起こる以前に、今回のミューレンと同じように、市場から一瞬にして姿を消したパターがあった。それはマスターズでセルジオ・ガルシアが使っていた「テーラーメイド スパイダーツアーRED」だ。マスターズ直後に、新品ショップから姿を消して、中古ショップでは高値を記録し、新品の売価を上回った価格で取引されていた。

このスパイダーツアーREDと同時期に、ダスティン・ジョンソンが使う「スパイダーツアーBLACK」も発売された。こちらも同時に人気となった。僕は黒が好きなので、気になっていたパター。このRED、BLACKとも限定発売だったが、最近またメーカーからの供給があったようで、市場に流通するようになって、中古価格も新品価格も下がった。僕はジーパーズに並んでいて、値頃価格になったので購入。REDもあったが、この2つ実は、色が違うだけではなく、インサートの素材が違うので、音と打感が結構ちがう。

赤は樹脂
黒はアルミニウム

黒のほうが打感がしっかりしていて、音も好みだったのも購入に至ったポイントだ。このパター、全米プロゴルフ選手権を観ていても、様々な選手が使っているので気になっていた。コアなメルマガ読者なら、僕はフェースバランスのパター、加えてセンターネックが好きなのを覚えていてくれるだろう。このパターは、ヒール側にネックが付いていて、シャフトはストレート。当然、この形状ではフェースバランスには出来ず、重心距離がある。

いつものように、買ってすぐに練習すること無く、ホームグラウンドの赤羽ゴルフ倶楽部で初打ちとなったが、久びさにパターで重心距離を感じた。特にこのパター、重心距離が長くL字パターのようにフェースを感じる。L字パターといえばオデッセイの#9が有名、#9は石川遼が使っていることもあって人気だが、ヘッドの挙動がシビアだ。しかしこのスパイダーツアーBLACKは、慣性モーメントが大きいせいか、ミスヒットしても挙動が安定している。

スタートホールの赤羽ゴルフ倶楽部インコース10番でセカンドを3mにつけたが、右にプッシュアウトした。ここからいつもだと、左に引っ掛ける。これはフェースバランスのパターを使った時に起きやすいミス。しかし11番の1mのパーパットは、引っ掛けることもなく、カップの土手に当たってカップイン。そこからは1.5mの気持ち悪いパターが面白いように決まった。もちろん新車効果もあっただろうが、重心距離があるパターは、引掛けにくい。引っ掛けにくいということは、当然フェースは開きやすいので、右プッシュの注意が必要だ。

今までネオマレットというと、フェースバランスが多かったが、L字感覚で大きい慣性モーメントのパターは、ほとんど無かった。フェースの開閉を感じつつ、ミスヒットに強いという新しい感覚のパターに仕上がっている。そういえば僕は2ボールブレードを長くエースとして使ってきたが、このパターも、同じような傾向がある。この形状も未だにツアープロに支持されている。そんな理由がなんとなく理解できた。価格が下がってきたので、皆さんにもオススメしたいパターだ

オデッセイ オーワークスパター(2017)

WEBを観ていると、アドワーズ広告というのが目に入る。最近検索した項目からその人の志向を判断して、必要であろう広告をドーンとページに載せてくる。
最近発売されたナイキのゴルフシューズを検索したのが原因だろう。アディダスの面白い靴が表示されて衝動買い。ドクター中松のジャンピングシューズのようにソールがスプリングのような、ヒンジのような構造になっている。その名もアディダス スプリングブレード。調べてみると2014年からこのシリーズは発売されているようだが、靴紐も進化していて、スノボの靴のようになっていて履きやすく脱ぎやすくなっている。

http://shop.adidas.jp/products/B49640/?utm_source=facebook_ads&utm_medium=display&utm_content=dpa_notCV&utm_campaign=retargeting

おっと今回紹介しようと思ったのは、この靴ではなくこの靴のソールのようになっているパター。ソール形状が、バネというかヒンジのようになっているマイクロヒンジインサートというフェース構造のパター

オデッセイのO WORKS(オーワークス)だ。

今回僕が購入したのは、オーワークスの#7タンク。タンクは、通常の#7よりもヘッドが大きく、重く、グリップはスーパーストロークが装着されていて、カウンターウエイトが埋め込んである。通常のショットは遠心力が強く働く分、軌道は意外と安定するが、パターは小さくゆっくりとヘッドを動かす必要があるので、意外とミスヒットしてしまうものだ。プレッシャーがかかって、ミスヒットしてしまっても、慣性モーメントが大きいとヘッドはブレにくいので、僕はネオマレット形状のパターが好みだ。

つるやゴルフ神田駅前店のパターマットで試打してみると、スコスコカップに入る新車効果で思わず購入した。と言うのは冗談で、実は以前よりこのインサートの効果を
試してみたかった。早速、赤羽ゴルフ倶楽部に持ち込んでテスト、このインサートは、フェースがバネのような構造になっているので、インパクト後に順回転になるのが
早いというのが売り。早速、に練習もせずラウンドでテストする。まず構えた感じだが、メーカーの公称値の3度よりも、意外とロフトが多く見える。そして打ってみると、打感がかなり柔らかく感じる。僕が設計したリンクスナチュラルパターは、フェースに深いミーリング加工して、ボールとの接地面積を減らして、柔らかい打感を実現したが、オーワークスも、フェースの構造上接地面積が小さいので、打感が柔らかい。

僕のエースボールであるPRGRのRSスピンは、ウレタンカバーにしてはしっかり目の打感なのだが、このパターで打つとかなり打感がやわらかく感じる。
特徴的なのは打球音が小さめということ、音が小さいのでショートしそうで、ヒットしすぎてしまった。音から「転がらないぞ」という情報が入りショートするのが嫌でパンチが入ってしまった。パターの打球音というのは、距離感に影響を深く及ぼす。残念ながらこのパターの機能を活かす前に、僕のイメージと転がりが合わない事実が判明してしまった。もちろん僕のイメージと合わないだけで、音と距離のイメージが合う人は大勢いるはず。決してこのパターがダメなわけではないので、そこを誤解しないで欲しい。

たしかに打ってみると順回転に転がるのが早い。T島が恵比寿にあるgpc恵比寿のパットラボにある、「クゥインテック」というパター用超高速カメラ解析機でオーワークスとスコッティ・キャメロンの転がりの差をチェックしたそうだが、オーワークスの方がスキッド(無回転)時間が短かったようだ。

オーワークスのインサートに配置されたスプリングの効果は確かに確認できた。この#7の形状はピンやスコッティ・キャメロンが真似るだけあって方向性は出しやすい。昔はマレットと言えば#5だったのだが、今はこの#7がマレットの代名詞と言えるようになった。音さえ僕のイメージと合えば使うのだが・・・残念だが早々に処分することにする

イーデル ブリックパター(2017)

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イーデルゴルフのシングルレングスアイアンについては、このコーナーでも取り上げた。イーデルはシングルレングスアイアンだけでなく、ウエッジとパターも独特なコンセプトを持っている。今回取り上げるのは、ブリックパターという、ブライソンデシャンボーが長く使っていたモデル。

新製品発表の時に、ぜひ使って欲しいと提供してもらった。バブルの頃には、新製品発表会でクラブを提供してもらえることがあったが、最近では記憶がない。それぐらい日本市場に真剣に取り組みたいという意志を強く感じた。

イーデルのパターの特徴は、トルクバランスという手のひらに乗せると、垂直に(ストローク方向に)トゥが立つこと。オデッセイに「トゥアップパター」というのがある。イーデルと同じように、トゥが立つパター、ミケルソンが、イーデルのパターを見て、オデッセイに作らせたという噂がまことしやかに囁かれているが真実は闇の中だ。

このトルクバランスは、ストローク方向に垂直にバランスする。これはストローク中にヘッドの挙動が安定することを狙っている。シャフトはヒール位置に装着されていて、シャフトはダブルベントと、フェースバランスっぽい形状。当然フェースセンターで打ちたくなる形状だが、ストロークしてみると、ヒール寄りでヒットしたいと直感的に感じた。

試しにフェースセンターに打ってみると、ボールが右に出る。コースで使ってみても同じ印象だったので、調べてみたくなってシャフトを抜いて、重心位置をチェックしてもらったら、その位置から全て納得した。芯の位置は、フェースセンターではなく、かなりヒール寄りにあることが判明した。

フェースセンターより約9mmぐらいヒール寄りに芯がある。フェースセンターで打つと右にボールが出るわけだ。かなり特殊なパターであることが判明した。スライスラインが得意な人なら気にならないかもしれないが。慣れないと打つのが難しい。

トゥアップさせるために、ヒールにかなりウエイトを配置しているため、重心位置もヒールによってしまう。このブリックパター、引っ掛けたくない人にはかなり威力を発揮するはず。

ぶっちゃけ、打ち手を選ぶパターとなっている。人間はフェースセンターで打ちたいと本能的に思うからだ。どんな、パターでもフェースのヒール寄りで打つタイプの人は、違和感なく使えるだろう

芯で打った時の挙動は、トルクバランスのメリットを感じるが、その位置についてどう感じるかは個人の好みもあるので、是非手にとってボールを転がしてみてほしい

ピン シグマGパター(2017)

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GDOのホットリストのテストで60本近くのパターをテストした。加えて月刊ゴルフダイジェストの企画でピンの18本のパターを試打。ドライバーなどと違って、パターはゴルフショップのパター売り場で簡単に試打できるし、だれもが芯でヒットしやすく、ドライバーや他のクラブに比べて、格段に試打できるので、パターの性能も簡単に確かめらそうな気がするはずだ。

しかし

 

以前僕のブログで、僕なりのパターの試打の注意点について書いた

超私的な試打のコツ、パターの特性、性能を見極めるコツとは!?

 

記事を読んでいただいたらわかるように、僕が超私的に分析すると、パターを試打して、性能を見極めるのは非常に難しい。基本的に大きくスイングすると、外力が強く働く。外力が強く働けば働くほど、ヘッドの挙動を感じやすくなり、重心位置の差や、シャフトの保つ特性が感じやすくなる。

 

しかしパターは、フルスイングすることはなく、小さいストロークでヘッドを動かすから、外力が働きにくい。その為、ボールを打つだけではなかなか個々の性能を体感しにくいもの。加えて、ヘッド形状が視覚的に与えるイメージに流され、実際の性能を感じることが難しい。

 

ブログにも書いたが、僕はボールを打つ前に、パターを並べてボールを打たずに素振りを繰返し、重心の位置を感じ、ボールを打つよりもパターの特性を感じやすい。ボールを打ってしまうと、ボールを打つこと自体に気を取られて、距離などを気にして、ヘッドの挙動を感じることを忘れてしまう。まずは重心を感じボールを打つ前にヘッドの挙動から性能を計り知ることが大切

 

振り心地をチェックしたら、ボールを打つ。小さい外力でも、芯に当たりやすいか?!当たりにくいか?!、距離のバラつきはどうか、同じように打ってどれ位距離がブレるかをチェックする。そして最後は方向性だ。最近売れているパターのウリ文句に、『いきなり準回転になる』というのがある。転がりがいいパターというのは、いかにも性能が良いと感じるものだが、パターでも、この言葉を思い出して欲しい。

 

シンゴイズムで片山晋呉プロが言った

『ゴルフは、ボールを止めるゲーム』

 

これはパターも同じ、狙った方向、狙った距離にボールを止めることが大切なのだ。狙ったところにボールが止めれる事ができれば、いきなり準回転にならなくても全然構わない。転がりすぎて狙った所にボールが止められない方が困るのだ。狙ったところにボールを止めることが目的で、準回転は手段に過ぎないことを思い出して欲しい。

もちろん準回転で距離感が合うなら、それは問題ない

今回紹介するのは、ピンのシグマGパター。フェースにTR溝がある。メーカーの新製品発表の時に溝の効果について説明を受けたが、あまり期待していなかった。今回テストして、この溝の威力を痛感した。このTR溝だが、距離感が合う工夫がしてある。打点によって転がりを調整しているのだ。その調整法が面白い。芯で打った時の転がりを抑えていて、フェースの端っこで打った時と、同じぐらいしか転がらない。結果的にどこで打っても、距離感が揃う。

 

フェースの溝の深さを調整することで、つミスヒットしても、芯で打っても転がりが変わらないようなっているのだ。

 

ブログにも書いたように、外力が小さいパターは、意外と打点がずれてしまうもの。特に修羅場をくぐり抜けた上級者はその傾向が強くなってしまうことがある。このTR溝を搭載したシグマGを試してみるといいだろう。

 

シグマGはヘッド形状が16種類もあるので、選択肢が多い。僕はアンサーというモデルと、TYNEと呼ばれるオデッセイの#7みたいな形状が気に入った。選ぶ際は皆さんも、まず素振りしてヘッドの挙動を感じて欲しい。

ハッピーパター

このインプレッションは、マーク金井有料メルマガ「マーク金井の書かずにいられない」2016年8月3日に配信されたものです

 

先週、ゴルフ業界に激震が走る事件があった。ナイキゴルフが、ゴルフクラブ、ボール事業から撤退して、アパレルとフットウェアだけにするというのだ。以前より噂があったが、ついにこの日が来てしまった。つるやゴルフ神田駅前店に行くと、ナイキのクラブは大幅なディスカウントがされていて驚く。

 
ドライバーが2万弱、ユーティリティが9000円、フェアウェイウッドは12000円と、VAPOR FLYシリーズは、そろそろマークダウンで安くなっても不思議はないのだが、他のマークダウン品と比べてもかなり安い。ナイキゴルフは、クラブメーカーとして、クラブ作りに真摯に取り組んでいた。僕も好きなメーカーだったのだが、市場は保守的だ。ナイキは大きい会社、タイガー・ウッズやローリー・マキロイなどと契約して、本気度を見せていたが、いいクラブを作っても売れなければ、利益は出ない。利益が出ない部門は撤退と、しかたのないことかもしれない。

 

ブログにも書いたが、やはりゴルフクラブは供給過多。モデルチェンジのサイクルも早くなっている。マークダウンの時期も前倒しされてきている。この流れを業界全体で見なおしたほうがいいだろう。クラブの賞味期限は意外と長いのは、皆さんもお気づきのことだと思う。

 

賞味期限が一番長いのは、パター。毎年たくさんの新製品が発売されるが、ヘッド形状が違うだけで、技術革新も少なく、エポックメイキングなものはすくないからだ。しかし今回僕が買ったのは、久々の衝撃作。つるやにナイキのクラブを見に行った時、思わず衝動
買いしてしまった。
それは
ハッピーパター

 


なにかふざけているような名前のパター。名前だけでなく色もふざけている、フェース部分が緑、フェースの溝は黄色、ボディは青で、ラインが黄色、ブラジリアンカラーで「リオオリンピック記念パターです」と言ったら皆信じるぐらい個性的だ。
2007年までゴルフルールには「ウッド及びアイアンは重量を除き調節性が設計されてはならない」とされてきたが、2008年よりルールが改正され、可変スリーブを搭載してロフト調整できるものが発売された。

 

ロフト調整といっても、皆さんご存知のように、シャフトを傾けて入れるだけなので、ソールとフェースの角度は変わらない。ロフトを変えると、ライ角と、フェース角は連動して変わってしまう。シャフトの軸線とフェースの角度は変わるが、残念ながらフェースと
ソールの角度が変わるウッドは存在しない。

 

しかしこのハッピーパターは、ソールとフェースの角度から変更できる。フェースとボディが分離しており、角度の違ったインサートをその間に入れることで、ロフト角のみ変更できる。それだけではない、ライ角も、オフセットのポジションそして、重量調整も、全
て独立して調整できる
フェースとソールの角度が変えられるのは、フェースに対する衝撃が、ウッドに比べると、圧倒的に少ないからだろう。1トンの衝撃を受けないパターだからこそできること。元々パターに限って調整性を搭載してもルール的には問題なかったのは、安全性に対する配慮があったのかもしれない。

 

 

このパターで唯一変更できないのは、ヘッドのどこにシャフトが入るかと言う点(前後は動かすことが出来る)センターネックかヒールなのか、ここだけは動かすことが出来ない。しかしヒールにシャフトが入るタイプもあるので、好みで選べば良い。

 
僕はセンターネックが好きなので、迷わずセンターネックを購入した。このパターの調整機能を使って色々調整することで、自分のストロークにピッタリ合った自分の標準となるパターのデータがわかる。それぞれの調整機能は非常にしっかりしているので、そのまま
使ってももちろんいいだろう。

 

コスメが奇抜すぎるので、パチモノと感じる人が多いのが残念だが
非常に面白いパターだ。