カテゴリー別アーカイブ: キャロウェイ

キャロウエイ レーザーホークTOURプロト(2011)

このインプレッションは、マーク金井有料メルマガ「マーク金井の書かずにいられない」2016年12月13日に配信されたものです

 

先週の僕のブログで、クラブの進化の30年を振り返った。クラブの進化は劇的だが、それよりも劇的に進化したのが情報のスピードだろう。30年前は、インターネットなどなかったので、ゴルフクラブの情報は、ゴルフ雑誌を読んだり、ゴルフショップで店員さんに聞いたりするぐらいに限られていた。ゴルフ雑誌は、御存知の通り週刊が一番早い周期なので一週間しないと次の情報は手に入らない。

 

しかし今はインターネットが普及。10年前だとインターネットと言っても、パソコンからの情報に限られていたが、もうスマホやタブレット全盛時代となり、多大な情報を、場所を選ばず、早く手に入れることができるようになった。そして画像や動画など、情報の質も劇的に変わっている。新製品情報も、リアルタイムでチェックできるようになった。くわえてSNSの普及により、その情報が瞬時に拡散される。

 

今、アメリカではスパイサイトと言われる、ゴルフの情報サイトがたくさん登場し、SNSと連動して、タイムリーに情報を流している。メーカーもそれを利用して、ティーザー広告的に使っている。今話題なのは、2017年のPGAマーチャンダイズショウに合わせて発表される、来年の新製品の情報だ。

 

テーラーメイドM1、M2、キャロウェイのグレートビッグバーサEpicなどがすでにページを賑わせている。この話題のモデル、全てカーボンコンポジットを大胆に取り入れている。コブラの新製品も同じ傾向という話。今何故カーボンコンポジットが流行っているかというと、M1、M2の大ヒットが大きい。

 

ことゴルフクラブにおいては、カーボンコンポジットというと少し前まで、ネガディブワードだった。それを払拭するぐらいヒットするクラブが生まれると評価はガラリと変わってしまうもの。日本ツアーの最終戦を取材に行って、石川遼のドライバーを観て驚いた。いつも使っている XR16SubZeroから、レーザーホークTOURプロトに変更していたからだ。

 

レーザーホーク?えっ???と昔からのメルマガ読者は驚いたと思う。2011年の発売したモデルを使っている。僕も気になったので、カメラを担いで6ホールぐらいついてまわった。その写真をFacebookにアップしたら。

「5年前のクラブを使うということは、最新モデルは進化していないのですか?!」

 

というコメントをいただいた。片山晋呉プロも2011年のモデル、フォーティーンのCT112を今も使っているから、進化を疑うアマチュアゴルファーも多いだろう。残念ながらツアープロは一番飛ぶドライバーを選んでいない。一番飛ぶドライバーを選んでいるのは、ドラコンのプロだろう。彼らは6球のうち1球を枠の中に入れればいい。もちろん枠自体は、広くはないので正確性も必要だが、飛ばないと話にならない

 

ツアープロも、もちろん飛ばしたいと思っているが、狙ったところに止めたいと思っている。その止めたいという思いが大切なので、彼らが狙ったところに止めれるドライバーを選んでいるのだ。これは僕の超私的な分析だけど、スイングの変化によるものが大きい。今までは左を嫌がるスイングをしていて、ドライバーも、キャロウェイのドライバーで一番左に飛びにくい、XR16SubZeroを使っていた。

 

僕が取材した時、練習場でも、ラウンド中でも、石川遼は左手のローテーションを意識したドリルを繰り返していた。左のミスが出るとフェースターンさせる動きというのは非常に怖いと感じるもの。しかしフェースターンさせるほど、、自然にボールが捕まり、引っかからなくなる。そうなるとXR16SubZeroでは、球が捕まらない。レーザーホークツアーは、決して捕まりがいいドライバーではないが、その捕まり具合が丁度よいのだろうと思う

 

レイザーホークツアーは、そもそも限定発売されたFT-TOURとほぼ同じ、大胆にカーボンコンポジットを使ったモデルで、浅低重心の元祖と言えるモデル。ヘッドデータは、重心距離38.9mm、重心深度37.6mm、重心高30.9mm、重心高(2)24.3mmという感じ

 

ジャンボ尾崎も飛距離性能を認めて、使っていたというドライバーだ。石川遼に必要な飛距離性能と、フェアウェイに止めれるドライバーがたまたま5年前のドライバーだったというだけ。

 

劇的な進化はしていないが、ドライバーも進化している。世界のトッププロが使っているから最善というわけではないことを、知っておいても損はないだろう

 

キャロウェイ XR16 SubZeroドライバー(2016)

このインプレッションは、マーク金井有料メルマガ「マーク金井の書かずにいられない」2016年9月20日に配信されたものです

 

PGATOURを公傷で今季欠場している石川遼。故障も良くなったようで、日本のツアーに参戦して、KBCオーガスタで優勝、フジサンケイで2位、ANAオープンで3位と復活を印象づけている。その石川遼が、復活に向けクラブを変更してきた。アイアンのシャフトを日本シャフトのMODUS3 TOUR125をベースにしたプロトタイプに変更し、ドライバーをキャロウェイ XR16SUB ZEROに変更した。

 

このドライバーは、元々ミケルソンの為に作られた限定モデルで、日本では発売されていない。石川遼の活躍を見て欲しくなった僕は、いつものようにフェアウェイゴルフで購入しようと思ったが、新橋のJYPERSで売られているのを発見して、迷うことなく購入。JYPERSには、アルディラローグが入っているのと、プロジェクトXが入っている2つのバージョンがあったが、アルディラローグは、すでにしだしたことがあるので、プロジェクトX6.0が入ったモデルを購入した、価格は42470円とやはり日本で買うほうが安い。

 

 

さてこのSUB ZEROだが、まず塗装が通常のXR16はつや消しのマットブラックなのに対して、エナメル仕上げのブラック。ソールにはフェース側に一つ、テール側に一つ配置されていて、見た目から重心の浅さを感じられる。加えてディープフェースのシャローバックで、かなりの低重心だろうと感じさせている。タイトリストの新しいドライバー917みたいに、値段を高くするため、目先の新しさを追求するためのギミックがなく、基本性能を追求している点も好感が持てる。

 

 

このSUB ZEROだが、噂ではキャロウェイ史上一番の低重心と実現したドライバーらしい、JYPERSから戻るとすぐにスペックを計測してもらう、噂の真相が知りたかったからだ。以前YONEXが、低重心を謳うのに、フェース部分とソールに距離をとって、フェースセンターに重心があるぐらい低重心と言ってたことがある。確かにフェースセンターに重心があるが、ぶっちゃけこれはギミックだろう。しかしこのSUB ZEROは、ソールから計測しても芯がど真ん中。

 

T島が自分のブログネタに、思わず撮影するぐらいの、低重心を実現している。と書いていたが。スコアリングラインも芯の上2本、下2本とど真ん中。浅低重心すぎて日本で販売しない理由を、その佇まいから物語っているようだ。実はまだ試打していないのだけど、契約プロの話を聞いても、ボールが上がらない、捕まらないと評判になっているようだ

 

加えてシャフトがハード、プロジェクトXの硬さ6.0(S相当)だから、大丈夫かな?!と思っていたら、振動数が264cpmとXに近い数値、更にすごいのがセンターフレックスで5.24と最近では見たことがない数値となっている。日本のシャフトはどんどんアンダースペックになっているが、アメリカのメーカーはそんな傾向はみじんもない

 
リアルロフトはノーマルポジションで9度、フェース角は-2.5度と、捕まらない仕様となっている。これだけ低重心だと、打ち出し角度をかせぎたいから、ロフトアップが必要。一番ロフトを増やすポジションだと、リアルロフト10.5度でフェース角が-1.5度となるので、なんとか打てるかもと思わせる。

 
しかし重心角を測って、またまた驚いた。ノーマルポジションで15度と、僕の記憶が確かなら、今までで一番小さい。カチャカチャ化して一番小さいポジションにすると13.5度となる。さて気になるヘッドのスペックだが

 

フェース高(厚み)が59mmとディープなのに、重心高が29.5mm。有効打点距離(フェース高-重心高=有効打点距離(重心高2))が29.5mmと、これも、僕の記憶が確かなら一番長くなっている。

 

重心深度は32.8mmと、こちらもかなりの値だ。重心距離は38mmと長くはないが、データだけみると、ボールが捕まらない超低スピン仕様となっている。ちょっと打つ前にビビってしまうが、試打したらブログなどでレポートしようと思う

超私的な試打インプレッション、キャロウェイ XR16 SubZeroドライバー

ヘッドデータ
・重心距離38.0mm
・重心高29.5mm
・フェース高59mm
・有効打点距離29.5度
・重心深度32.5mm
・重心角15度

キャロウェイ XRドライバー(2015)

今週、マスターズが開幕。いよいよ本格的なゴルフシーズン到来だ。新製
品も出尽くすと、マークダウン品も一段落、と言いたいところだか、実は今の時期、新品で一番安く買える時期でもある。新製品の売れ行きトレンドがハッキリしてきて、ゴルフショップの店長も、予想より売れないと『ここだけの話値引き』を出して来る。加えてマークダウン品は再マークダウンし始める。基本的に市場に商品をだぶつかせたくないのは、メーカーも販売店も変わらない。新製品とマークダウン品を併売しているとその危険性が必然的に高まる。僕みたいに毎日とは言わないが、2日も開けずにつるやゴルフをチェックしていると、スポット商品に出会う機会も多い

 

そんなスポット商品でも、僕の目利きにかなったクラブは、アナライズのシャフトを付けて、超限定で販売することがある。そんなクラブの一つが、キャロウェイのXRドライバー。現行はXR16ドライバーだが、このXRドライバーから、ピンと同じように、空力性能を打ち出し始めたモデル。ピンのドライバーの時も書いたが、メーカーは空力に効果があると言うが、残念ながら圧倒的な性能の差を僕は感じなかった。

CAL XR DR SOLE
しかしテーラーメイドやキャロウェイは、セカンドブランドを作るのが実に上手い。シンプルなデザインで、直進性も高く、非常によくできているXRドライバーは、価格も手ごろだ。ゴルフクラブというと、高級路線な商品が少なくないし、男の貴金属的な、位置づけを感じることも少なくないが、僕にとって、ゴルフクラブはあくまで道具に過ぎない。セカンドブランドは、価格もアメリカでは299ドルで、道具としてのコストパフォーマンスが高い

 

ヘッドだけで5万円とかいうドライバーも珍しくないが、僕は道具としての価格の妥当性を僕は考えてしまうのだ。実際、僕はドライバー以外すべて商品化してきたが、この外ブラのセカンドブランドドライバーのクオリティを考えると、大量生産してコストパフォーマンスを上げれないと、この価格では勝負にならないのが明確。センターネックドライバーなどの他メーカーが作らないドライバー以外で勝負しないと決めている。

 

では話を XRドライバーに戻そう。40mmを少し切る長めの重心距離で、フェース角はオープン気味、とどちらかといえばフッカーとの相性がいい。重心深度もあまり深いタイプではない。有効打点距離も長めと、低スピンになりやすいヘッドだ。僕がが気に入ったのは、純正シャフト。重さと硬さのバランスがとてもよく、幅広い層が使いやすいだろう。

 

X-HOTの流れを汲んで、フェースの弾きもいい点も見逃せない。

キャロウェイ ビッグバーサアルファー815ドライバー(2014)

このインプレッションは マーク金井が”まぐまぐ”から毎週火曜日配信している有料メルマガ

マーク金井の書かずにいられない(メルマガ版)2014/12/2号

に掲載されたものです

 

先週のR15ドライバーの記事でも書いたが、年末はドライバーの一気打ちの仕事が続く。12/5に発売になったEVEN1月号の特集”ギア・オブ・ザ・イヤー”でも同じく一気にテスト。何度も言うけど今年はドライバーの当たり年で、どれかひとつ選ぶのが難しい。テストする度に欲しいドライバーが出てくる。今回の試打ではキャロウェイのビッグバーサアルファー815をコースの練習場で試打して欲しくなってしまった。

 

初代アルファーは、テーラーメイドのSLDRと同じように、ちょっと「やっちゃった」感が強いドライバーだった。ボールが上がらず、スピンが足らなくてドロップして、打ちこなすにはかなりのヘッドスピードと技術を要するドライバーだった。それをメーカーが認めるように、モデルチェンジサイクルの1年を待たずして815が発売された。メーカーも”やっちゃった”と思っているのではないかな・・と薄々思っていたのだが、この早いモデルチェンジは僕のうがった見方もまんざら外れではないなと思ってしまう。

 

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さて815、初代の洋なし形状から一転、投影面積の大きくなり、若干シャローフェースになって、外見からも尖った印象から、やさしさへの変化を感じる。初代で話題となった、重心の高さが調整できるグラビティコアは今回も採用されている。メルマガだから書くけど、わざわざ重心が上になる位置。高重心なポジションを選ぶ人がいるのだろうか?!

 

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これは僕の私見だが、重心位置を高くするポジションにすると、構造的に重い物がセンターに浮かんでいる状態になる。今までではあり得なかったことを可能にしたわけだが、どうしてもヘッドの挙動が不安定さを感じてしまう。昔ホンマゴルフのパーシモンには、センターメタルと言って、ヘッドの中心にウエイトを配置していた。当時は「ウエイトがあると、ボールが強くなる。」という触れ込みで、重心位置をコントロールしようという意図は無かったのだが、パーシモンドライバーはソールにウエイトを配置している歴史を見ると、ソール側にウエイトがある方がヘッドの挙動が安定するという経験則があったのではと推測する。

 

815は重心距離も40mmと、初代より長くなりテーラーメイドチックになった。この2つの人気メーカーどう違うのだろう?!僕なりの分析だが、フェースの弾き感の作り方が大きく違う。テーラーメイドの方がゴツとした感じがあり、最近のモデルは硬質な感じが強い。キャロウェイは弾き感がある。好みが分かれるとこだが、打感に拘る人が多いので選ぶポイントになるだろう。最近のキャロウェイは純正シャフトが、かなり柔らかめとなっている。そのままSシャフトでもヘッドスピード43m/sなら充分使える人が多いだろうが、僕には柔らかすぎるので、速攻リシャフトしたいと思う。

 

長めの重心距離と、浅い重心深度。いわゆるぶっ飛び系の815。重心位置だけで判断すると、じゃじゃ馬っぽいかなと思ったが、打ってみると意外と許容範囲が広い。車で言えばマニュアルシフトなんだけど、扱いは特にシビアではないという感じ。早くリシャフトしてコースで試してみたいものだ。

アナライズWEBサイト人気コンテンツ マーク金井のクラブ指南 今回は ビッグバーサアルファー815ですhttp://www.analyze2005.com/?p=3848

Posted by マーク金井のアナライズ on 2015年4月12日

キャロウェイX2HOTドライバー (2014)

キャロウェイX2HOT このインプレッションは2014年2月に書かれたものです。

 

先週からGDOのホットリスト2014の試打テストが始まった。ドライバー、アイアン、、フェアウェイウッド、ユーティリティ、ウエッジ、パターの順だ。僕はドライバーはパスして、アイアンの試打から参加した。ドライバーは、年末から年始にかけて雑誌各誌の取材で一通り試打していて、もうコレでもか!という一人ホットリスト状態になっているからだ。その一人ホットリストで試打した中でも欲しいクラブ候補が何本かあって、その1本はX2-HOT。

 

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新製品だが発表が去年の年末で、もう発売になっている。いつものつるやゴルフ神田駅前店で購入した。メルマガ読者は覚えているかもしれないが、前作のX-HOTも購入した。こちらはUS仕様だった。日本仕様とはシャフトが違うだけでなくクラウンの色やソールの色が違い。ヘッド重量も違っていた。X2-HOTはUS仕様をチェックしていないが、最近の傾向から、日本仕様の方がヘッド重量が少し軽めではないかと思う。

 

一般的には二代目は、初代に比べると欠点矯正の色合いが強くなるもの。しかしこのX2HOTは、X-HOTよりビックリするぐらい良くなっている。皆さんは2月、3月に発売される新しいビッグバーサ、ビッグバーサアルファーを注目していると思う、メーカーもX2HOTは新製品発表会も行わなかったぐらいの位置付け。しかし抜群の完成度に仕上がっている。

 

クラウンのグラフィックは好みが分かれると思うが、ヘッドはつやありのBLACK。ヘッド重量はスリーブ抜きで187.5g、可変スリーブを入れると194~5gになるだろう。察しのいい方はお気づきだろう、僕がどうしてヘッドが軽い日本仕様を選んだのか?!それはプチ長尺化したいから。46インチから46.5インチぐらいの長さに仕上げると、僕のヘッドスピードから換算すると194g前後が理想となるからだ。僕の旧エースドライバーのグローレより少し軽めのヘッドだが、フェースの弾きが、300yスプーンといわれたX-HOT譲りで、ボール初速が出るタイプ。可変スリーブがタイトリストっぽいタイプでネックが太い、このへんは好みが分かれるかもしれない。

 

ヘッドデータだが、重心距離が41mm、重心深度は35.5mmと少し浅め。面白いのは、浅重心のSLDRに比べると、ヘッドの挙動が安定している。意外と純正シャフトがよく出来ていて、手元がしなって、センター硬めでちゃんとしたシャフト。あと0.5~1インチ長ければ、プチ長尺としてそのまま使えるぐらい良い。実は長尺用のシャフトをいま開発中。それもあって長尺が今マイブーム、そのテストにも使えるヘッドに使うことも購入した理由の一つ。定価も56000円と安く実売は5万を切るだろう。

 

それとX2HOTのフェアウェイウッドだが、かなり良くなっている。僕はX-HOTのソール形状がどうも苦手だったのだが、かなり印象が変わった。フェースの弾きの良さは相変わらずだが、手前からヘッドが入っても、ソールが受けてくれる感じがする。メーカーはX2HOTシリーズはユーティリティも自信があると言っていた。フェースの反発がルールギリギリまで持っていたそうだ。非常にどれも良く出来たX2HOTだが、ドライバーはビッグバーサの影に隠れて人知れず消えていきそうと心配している。もちろんビッグバーサも良く出来ているが、X2-HOTもかなりいい。ちゃんと性能の高さが評価されるのか注目したいと思う

 

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キャロウェイ X2-HOT(9度)+純正シャフトMD350id(R)
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長さ45.25inch/重さ303.6g/バランスD1/振動数246cpm/センターフレックス値4.21/表示ロフト9度/リアルロフト10.5度/フェース角-1.0度
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キャロウェイ ビッグバーサ、ビッグバーサアルファ(2014)

キャロウェイ ビッグバーサ、ビッグバーサアルファー

(このインプレッションは2014年1月に書かれたの)

キャロウェイの新製品記者発表会が先週の火曜日にあった。最近はイベントホールで発表会をしているが、シミュレーションゴルフを設置して、その場で試打出来る場合が少なくない。残念ながら僕が試打することはない。変な先入観を持ちたくないからだ。僕にはアナライズというテストコースがある。同じボール、同じ計測器とできるだけ同じ条件で比較することで、本来そのクラブが持つ性能が見えてくるという、僕なりのこだわりからである。

そのテストコースで、早速試打する機会があった新しいビッグバーサとビッグバーサアルファー。キャロウェイとしては名器ビッグバーサの名を久々に復活させたこのモデル。かなり気合が入っていると推測する。最近僕はスキーにハマっているのはブログを読んでくれている人ならご存知だと思うが、スキーの板の進化からヒントを受けて、書いているドライバーの二極化だが、いつにも増してにアクセスが多く、皆さんの関心の高さを感じている。この二つのモデル二極化をどちらもキッチリ作ったなと感心させる出来栄えだ。

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飛ぶスプーンのロケットボールズから、浅重心というのがトレンドとなり、浅、低重心を打ち出すメーカーが増えている、SLDRはまさに、そのモデルの代表だろう。こういう新しいトレンドが出てくると、僕はおなじ質問に悩まされることになる。「浅重心って飛ぶんですか?」という具合だ。しかしメルマガを定期購読されている方は、こういう質問はしないと信じたい(笑)重心の浅さを利用して飛ばせる場合もあるし、深さを利用して飛ばせる場合もある。僕がいつもメルマガで書いているのは「答えは一つではない」ということ。ではどう選択すればいいのだろう?!それは自分のスイングとヘッドスピードを把握することが大切。ゴルフクラブは特化することで進化してきた、ニュートラルなクラブは平均点は取れるが、両極端に振ることで更なる可能性が見えてくる。海外ブランドはこういう大胆さが魅力だ。

さてビッグバーサの話に戻ろう。ビッグバーサアルファーは構えてみても、浅重心をイメージしやすい形状、重心の深いビッグバーサは、ヘッド後方部分のスライドレールに目が行くが、形状もクラウンの形状も後方部が長く見えていかにも重心位置が深そうで安心感がある。どちらもキャロウェイらしいヘッド形状の作
り方だ。

打ってみると、明らかに違いがある。では自分はどっちが飛ぶのか?と皆さん興味があると思う。基本的な選び方は、ヘッドスピードが速い人は重心が浅く、ヘッドスピードが遅い人は、重心が深く。ヘッドスピードに応じた最適な重心の深さがあるということがベースとなるだろう。これは先日亡くなられた竹林隆光さんが、以前より言われていたこと。しかしヘッド体積が大きくて、重心位置を大胆に変更できる現在、様々な試みが行われているので、基本原則は竹林さんが仰った通りだが、かなり状況が変わってきているといえる。このことについては、今回のメルマガから急遽始める新連載に詳しく書いていくつもりだ。

このビッグバーサはどちらのモデルも、ベースとしての性能がしっかりしている。浅重心のアルファーを打った瞬間に右にスッポ抜けた。アルファーだけでなく、浅重心で重心アングルが小さいドライバーを上手く打つコツは、右にスッポ抜けないようにインパクトでガツン!とヘッドを返すこと。上手く打つにはこういう
テクニックが必要だが、上手く打てると信じられないぐらい飛ぶ。一方ビッグバーサは、オートマチックに球が捕まり、ボールも上がりやすくヘッドスピード45m/s以下の人でもキャリーが出やすい。数値を見ても、その差は明らかで、重心アングル(重心角)の差が強烈で同じ名前で大丈夫か?!と思えるほど。ビッグバーサが25.5度、ビッグバーサアルファーが16.5度と、捕まりの差がここまで激しいのも珍しい。

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クラブの二極化で、これからは自分のスイングを理解して、どういうクラブを使うことで、飛距離を伸ばしていくのか、しっかりと自覚しクラブ選びや、スイングについて理解を深める必要がありそう。最近33年ぶりのスキーにハマっているが、スキーは用途に応じて板が分かれている。ショートターン用の板、ロングタ
ーン用の板などだ、スキーで言えばアルファーはショートターン、ビッグバーサはロングターンだろうか?!スキーは使用用途を明確に打ち出しているので、ユーザーも迷わない。しかしゴルフメーカーは、ハッキリと打ち出していない。どういうスイングで打てば、性能が活かせるのかが、最も必要なことなはず。

しかしメーカーも打ち出すのはいいが、ユーザーに誤解されることを恐れている部分もある。ユーザーも自分のスイングやヘッドスピートなど客観的に理解している人が少い、それは簡単ではないが、理解していなくても導いて行けるような。フィッティングを利用することも出来る。

自分を客観視することは、なかなか難しいし、事実を受け入れようとしない人も多い。何事も相互既定的。どちらか一方に問題があるなら、解決するのはさほど難しくはない。残念だがメーカーの苦悩もわからないでもない。

両極端に振ったこのモデル、僕はどちらも高い評価をしている。どちらがどういう評価を受けるのか今から楽しみだ。

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キャロウェイ BIG BERTHA ALPHA(9度)+TOUR AD MT6(S)
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長さ44.75inch/重さ318.5g/バランスD4/振動数256cpm/センター、フレックス値4.47/表示ロフト9度/リアルロフト9.5度/フェース角±0度
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キャロウェイ BIG BERTHA (9度)+オリジナルカーボン(S)
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長さ45inch/重さ310.0g/バランスD2.5/振動数240cpm/センターフレックス値3.61/表示ロフト9度/リアルロフト9.75度/フェース角±0度
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キャロウェイ RAZR X BLACK ドライバー(2012)

 このインプレッションは、2012年5月に書かれたものです。

いつものようにJYPERSに行ってみた。週2,3回は顔を出す、世の中はネットショッピング時代だけど、ショップに行くのは楽しいしゴルフクラブは、フェイス角調整できるようになったクラブがふえたとはいえ、実物をチェックして買ったほうが安心だ。

RAZR X BLACKは、アルバの記事取材の時に試打してチェックしてた。ディアブロオクテインの流れをくむ、カーボンコンポジットのヘッドである。欲しい候補の一つだったのだけど、JYPERSで最初チェックした時は20800円だった。値段も手頃で惹かれたのだが、買わずにいた。その3日後再び店頭で見ると、17800円となっていた。なんと17800円、3日で3000円も下がってい
た。もちろん衝動買い。聞けばチェーン店の他店対抗価格が影響しているという。

razrx

今やゴルフクラブもコモディティ化されている。流通商品は一円でも安くないと売れない。消費者にとって一見ありがたいけどこれはとても危険なこと。メーカーやショップにとって、ゴルフクラブをつくること、販売することのメリットがなくなれば。メーカーやショップは淘汰されて、スキー業界のように大幅縮小してしまう。

このクラブが表しているのは価格の日米格差、ピンを除いたメーカーはアメリカの価格よりかなり高い価格で日本で販売している。ピンは世界統一価格政策でほぼ同じ。そしてアメリカからの並行輸入をメーカーが規制している保護貿易市場。しかし抜け道はあり、価格差が浮き彫りになっている。ピンを見習って欲しいと思う。

さて話がそれてしまったが、このヘッドを計測すると重心距離がキャロウェイにしては長めの41mm、そして重心高も2.25mmと見た目どおり低く飛ぶ要素は十分。このヘッドはカーボンコンポジット。最近はカーボンという言葉だけで、ヘッドに使うとネがディブワード化している気がするけど、キャロウェイはカーボン素材を長年つかっているだけあり、素材を上手く使って重心配分している。

そして特筆すべきは、このクラブの純正シャフト。非常に出来がいい。僕は純正シャフトをほとんど褒めない。特に並行モノのアメリカ仕様の純正シャフトはガチガチに硬くて、日本仕様とワンフレックス以上違うものがザラ。しかしこの純正シャフト。振動数が258cpm、Sとしては少し柔らかめ、センターフレックス値は4.36と普通にS、振動数が低めでセンターフレックス値が高い、つまり弾き系のシャフトでビックリ。

じゃあリシャフトしたらすごく良くなるんじゃないか?と思いやってみたけど、ほとんど変わらない。ヘッドスピード43~47m/sの人にピッタリのイチオシクラブだ。純正シャフトがそのまま使えるので、コストパフォーマンス抜群。初心者の男性にもいいし、貸しクラブにもいい、つるしで良いクラブを探している人に是非オススメしたい。僕は純正シャフトに戻して使おうと思う

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キャロウェイ RAZR X BLACK 9.5度+MOTORE F8 60 S(純正シャフト)

長さ45.75inch/重さ313.1g/バランスD1/振動数252cpm/センターフレックス値/4.34/表示ロフト9.5度/リアルロフト10.5度/フェイス-1.25角
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キャロウェイディアブロオクテイン(2011)

このインプレッションは2011年5月に書かれたものです

今年の春にALBAで新作ドライバーを一気ほぼ全部打った。その時に意外に飛んで記憶に残っていたのが、ディアブロオクテイン。キャロウェイの1Wのラインナップ中でも、最も低価格。そして飛距離性能だけどメルマガを読んでる人ならわかると思うけど、オクテインの魅力は重心距離の長さ。ヘッドが同じ質量で、同じ体積だとすると、重心距離が長いということは慣性モーメントが大きく飛ぶはず。なのでオクテインもTOURじゃないモデルを購入。重心距離は42.7mm、TOURは重心距離が38.6mmとほぼ4mm違うからだ。

deliaburo

そして驚いたのがJYPERSで売っていた19800円という価格。たぶん今年のNEWモデルとしては、市場最安値じゃないかと思う。もし気に入らなくても、中古ショップに持っていった時の値段は大体、新品売価の半額。つまり1万円で手に入るみたいな物。

自分の中で、買うときに注意してるのは、オクテインでもそうだけど、フェイスのバルジ。このフェイスのカーブは、同じモデルを何本も在庫している場合、必ずチェックして欲しいのだけど、かなりの個体差があるのだ。特にヒール側が内側に切れ込んでいると、スライサーには安心感だろうが、フッカーには見た目で非常に構えにくくなる。フェイス角を測って調整することは勿論出来るのだが、見た目の印象というのは、データと同じぐらい重要なので、しっかりチェックして欲しい。

僕が何故外ブラが好きか?!実はこれは、データ的に明確な理由がある。デザインがカッコイイとか、並行が安いということもあるのだけど、最近特に違いが出てきている。”ヘッド重量”日本のメーカーと違うから。日本のメー
カーは、最近特に軽くなってきている。そもそもダンロップは軽かったが、ブリヂストンなども軽くなってきている。新しいPHYZは190g代を切って180g代と超軽量。これは軽く作っておけば、あとは鉛などで重くすることが可能。つまり工場での歩留まりを少なくできて、製造コストが下げれる。もう一つは、クラブを軽く長く作りたい為、これは量販店に増えてきた、試打室対策だと思う。最初は軽くて長いとデータが出やすいが、実際軽いヘッドは、球が弱くなる。ヘッド重量は僕にとって非常に重要なポイント。外ブラはしっかり重量がある。テーラメイドのバーナーは199gだったし、このディアブロオクテインは197gとしっかりある。

まず打ってみて思ったのは、キャロウェイというメーカーはカーボンの技術が非常に高いということ、このモデルはクラウンにカーボンコンポジットを使用している。一時期ほとんどのメーカーがカーボンコンポジットに手を出した。今でもマジメに取り組んでいるのは、キャロウェイとヨネックスぐらいか?!カーボンというと、やれ音が変だとか、打感がダメだとか言われるが、音も打感も非常に良い。いわゆる都市伝説化されている。よく言われるアイアンのカーボンシャフトは、縦の距離のバラツキが出るなどというのに近い、アイアンのカーボンシャフトも初期の頃は、トルクのコントロールが出来なかったので、距離のバラツキもあった。今のアイアンのカーボンシャフトは、そんなこともなく非常に高性能だ。同じようにカーボンコンポジットヘッドも進化させている。

打ってみると非常に音が良いし、バーナーのように、左に行きにくい。バーナーはフッカースペシャル的だったけど、オクテインはそこまで限定されない。スライサーには向かないけど、捕まる感じはある。初速も出ているし、スピン量も2400~2600回転と適量。売れている人気のRAZR HAWKという選択肢があったが、僕はニッチが好き。このコストパフォーマンスに惹かれた。並行で純正で入ってるプロジェクトXは重量や硬さが、日本のメーカーにはない、絶妙のさじ加減。体育会系のスポーツ経験があるけど、ゴルフは始めたばかりという。若いゴルファーにいい。こういう貸しクラブがあれば非常に重宝するだろう。実際にコースで試してから、リシャフトするか考えてみようと思う

ディアブロオクテイン9.5度+プロジェクトXグラファイトS
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長さ45.75inch/重さ315.9g/バランスD5/振動259cpm/センターフレックス値/4.53/ロフト10.5度/フエイス角-0.5度

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キャロウェイ ディアブロオクテインTOUR(2010)

このインプレッションは2010年12月に書かれたものです

この冬の新製品で、キャロウェイは怒濤の新製品ラッシュを展開するのだけど。僕はアメリカでは以前より販売している。ディアブロオクテインのTOURの1WをまたまたJYPERSで衝動買い。契約プロのアーニーエルスが、すぐに使い始めUSツアーで勝ったという噂の1Wだ。

diablotour

構えた感じ気に入ってるFT-TOURを低重心のまま易しくした感じの印象だ。 とりあえず買って計測して、驚いた。総重量がなんと328.2gもあるのだ。シャフトが70g弱、ヘッドが200g弱、グリップが50g前後としても320gで収まるはず。気になってしょうがない僕は、店長に各パーツをバラして計測して貰った。ヘッド204g、グリップ55g、シャフト69gヘッドの204gも重いけど、グリップの55gも重い。データでは

ディアブロオクテインTOUR 9.5° +プロジェクトX TOUR6.0
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長さ45inch/重さ328.9g/バランスD5/振動数257cpm/センターフレックス値4.22/ロフト10.25°/フェイスアングル±0/重心角/22
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この45インチでこの総重量はかなり厳しく。タイガーやエルスクラスがちょうどいいぐらい。ヘッド重量が204gもあると、こんなに重いグリップでもバランスはD5となってしまう。とても45インチでは使えない。短めの1Wを作って見たいと思った。シャフトは今のエースマグレガーマックテックDH101に入れている。フジクラモトーレVC6.2 S より少し重い70g台のモトーレVC7.2のSを使ってみたいと思っていたところ。折角抜いたのでヘッドを計測してみる

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ヘッド重さ204.2g/ネック長69mm/ネック深さ39mm/重心距離40mm/重心深度38.5mm/重心高34.5mm/フェイス厚57mm (フェイス最下部からの重心高28mm)
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FT-TOURより重心距離が1.5mm長く重心深度は3.25mm深い、重心高は2mm低い(ソールからの重心高は33.75mmとFT-TOURのが低いのだけど、フェイス最下部からの重心高は30.75mmなので、オクテインTOURのが低い。)ヘッドとしては低スピンで飛距離性能がありそうなヘッドであることが、データ的にハッキリした。

で組上がったデータは

ディアブロオクテインTOUR9.5° +フジクラモトーレVC7.2 S
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長さ44.75inch/重さ329.6g/バランスD4/振動数269cpm/センターフレックス値5.48/ロフト10.25°/フェイスアングル±0
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ヘッド重量が僕の理想値より重い分、長さを短くして組むことにする。捕まりに不安があるのでフェイスアングルも±0、だいたい一般的には-0.5°ぐらいのフェイスアングルで、スクエアに見えるもの。しかしこのクラブはクラブの顔自体はかぶって見えないのでこれぐらいでも、少しオープンに見える。シャフトでも捕まえたいというのがありVC7.2にしてみる。さてどうなるか?

僕のホームコース(気持ちは)千葉市民ゴルフ場で打ってみた。いきなりティショットが、右に出て隣のティグラウンドまで行ってしまい焦った。すっぽ抜けでこんなに飛ぶなんて、驚きの飛距離だった。僕も持ち球はドロー系、しかしそれでも捕まらない。僕の感覚では、チーピンを打つぐらいで、良いドローが出る感じ。低スピンの棒球が打ちやすいが、スピン量は推定2200回転ぐらい、飛距離性能は驚きだ
僕が、タイガーかエルスなら、凄く武器になるけど、手におえないので。処分したいと思う。ヘッド重量があと少し少ないと、印象は変わったかもしれない
が、ヘッドスピードの速いフッカーには、凄く武器になるし、低スピンと飛距
離は魅力的だ

日本仕様はT島が試打したらしく、ここまでヘッド重量を感じないし、カタロ
グ値の重量も50g台のシャフトで総重量307gに仕上がっている。試打した感じ
も非常によいと言っていた。日本仕様でも定価44100円とも安い。ヘッドが200
g前後に、収まっているなら再チャレンジしたい。低スピンで魅力的なヘッド

キャロウェイ FT-iQ

このインプレッションは2010年8月のものです

アナライズには、色んな職業の人がやってくる。最近特に増えてきたのは芸能関係の方だ。ゴルフが大好きなのはどんな職業の方でも共通!とりわけ芸能 人の方はゴルフが大好き。上達も早い。凄い集中力があるのだ。

そんななかでスタジオに熱心にやってくるのは、T川D春師匠だ。スタジオに来るようになって、1年だが、最近100切れるようになり、ゴルフが楽しくて仕方ないようだ。しかし師匠の弱点は、ドライバー!ドライバーが半端無くスライスするのだ。

5Wまでは綺麗なストレート。何故かわからないけど、師匠はドローに強い憧れを持っている。”ドローが打ちたい!!といつも言ってる。ドローとまでは行かないけれど、せめてスライスを止めないと、肝心なところで凄いスライスが隣の隣のコースまで行ってしまい、スコアを崩すのが勿体ない。

前回のメルマガで書いたけど右にしか行かない人は左にしか行かないクラブまずで助けてあげる!そこから、左に行くようになれば、また右に行くクラブを使って、クラブによってスイングが出来ていけばいい。

今回たまたま師匠が、今月誕生日だったのでプレゼントしよう思って、買って きたのは!!!!

キャロウェイの
FT-iQドライバー 10度、SPEED AXIS HT50w(R)
(振動数229cpm、センターフレックス3.04)

ヘッド重量   198.9g
慣性モーメント 5098
表示ロフト   10°
実測ロフト   11.25°
重心距離    30.8mm
重心深度    43.0mm
重心高     29.8mm
重心角     33.0°

P1040190

このクラブの特色は、なんと言っても捕まりがよい!と言うことにつきる。そは重心距離がとにかく短い!ヘッド体積460ccクラスのヘッドとしては有り 得ないぐらい短い。30.8mmしかない。

この数値はヘッド体積200ccクラスの重心距離で、400ccオーバーだと、同じくキャロウェイのFT-iが30.7mm、FT-5(ドロー)が29.5mm(最少)と並ぶ重心距離の短さだ。オマケにそして重心角33.0°というのは異常なぐらいの重心角!30°以上というのは全メーカーの中でもキャロウェイのFT-i、FT-5ドロー、とFT -iQの3種類ぐらいしか見あたらない!この両方でスライス防止機能がこれ以上のクラブは無いと思う。

ドローが持ち球の僕が打つと真左に行きそう 間違いなく3塁側スタンド行きファールボール!、しかし真剣に悩むスライサーにとっては強力なお助け機能となる。スライスしか打てない師匠が、いきなりストレートボールを打ったのには驚いた。 いつもはプレッシャーがかかると隣の隣のホールへ飛んでいくスライスが、フェアウェイの右のラフでとまる。

そして、注目は深い重心距離と、低い重心高。やさしさと低スピンを両立しているヘッドだ。 低スピンで伸びのある球が打てるので、重心距離が短くも 飛距離には影響が出ない。

やはり重心距離は長い方が飛距離には有利だと僕は思う。この低重心もトップレベルである。まさにスライサーが飛ばすにはコレしかないと言うクラブ。形が独特だがFT-iから比べると形も構えやすくなったし、音も以前のような独特ではなくなった。

カーボンコンポジットは少なくなりつつあるが、その特性を見事に生かしている。日本仕様は55gの軽量のシャフトを入れていて、非力なスライサーでも充分打てるちゃんとコストのかけている純正シャフトを装着しているのもお勧めなポイント。

並行の純正シャフトは重くて硬いので別物と思った方が良い。日本仕様を中古で買ってスライサーにプレゼントすると喜んで貰えると思う。とにかくスライサーにお勧めの1本だ。

 しかし間違っても、フッカーが使わないように・・野球はファウルがあるけ ど、ゴルフには・・・