カテゴリー別アーカイブ: キャロウェイ

キャロウェイ エピックフォージドドライバー(2017)

このインプレッションは、2019年4月のマーク金井の有料メルマガに掲載されたものです。(有料メルマガはこちらからご購読できます)

ゴルフクラブというのは、流行りすたりがある。今年はドライバーの当たり年だと言われているが、売れているとまた別の角度で注目を浴びる商品が出てくるもの。今、話題となっているのはエピックフラッシュ・サブゼロの”ウエイト外し”。T島ブログでも話題にしていて、アクセスも多く注目度の高さが伺える。メルマガだから書くが、”ウエイト外し”だから飛ぶわけではない。

キーワードはキーワードに過ぎない、ゴルフクラブは中身が見えない、外見はウエイトが外しているだけに見えるが、前方のウエイトが変えてあるかもしれない。ウエイトは同じでもヘッドに、ジェルを入れることで重心位置をそのプロの好みに調整しているかもしれない。ジェルを入れることは、プロのクラブの調整法としては一般的、一部の工房でも可能だが、目先ばかり追いかけると”ウエイト外し”=飛ぶという正解を見つけたつもりになる。

12グラムのウエイトを取ってしまう。そのままだと、ヘッド重量は女子プロが非力とは言えさすがにヘッド重量が軽すぎるだろう。メルマガ読者の皆さんは覚えていてくれると思うが、ヘッド重量は非常に大切。ウエイトを外しただけでなく、ヘッド重量は調整してあるはず。12グラムのウエイトを外すことで、12グラムのフリーウエイトが生まれるので、それを見えないところに配分しているはずだ。

そもそも僕はペリメーターウエイトというのがあまり好きではない。移動することで重心距離がかわるのだが、見た目がかわるわけではないからだ。重心深度が変わることはメリットが有ると思う。そもそもプロ用のドライバーは、まったくウエイト可変機能がなくても、微調整されていることを覚えておいて欲しい。調整してあるからといってそれは黄金値でもなく。それぞれのプロにとって心地良い場所なだけだ。

僕は、今回同じドライバーをもう一本買い足した。同じクラブを2本買うというのは今までもあるが、このタイミングで買ったのは、マークダウンが始まりもう新品で手に入らなくなることと、僕の理想的な顔の1本が見つかったからだ。そのドライバーは、キャロウェイ GBBエピックフォージドドライバー。先日の生配信でも紹介したので、知っている人も多いはず。

最初のエピックフォージドには、アナライズで販売している島田ゴルフのスチールシャフトを入れてある。43.5インチにしていて、今や僕の押しも押されぬエースドライバー。僕は阪神ファンなので、こんな表現は本意ではないが、阪神のエースのメッセンジャーが今季不調ということもあり、巨人でたとえることにする。

巨人の押しも押されぬエースといえば 菅野投手。エピックフォージド+島田スチールは僕にとって押しも押されぬエースドライバーとなっているのだ。

とは言え、色々と比較したいし、試してみたい。ゴルフクラブは不思議なもので、一度シャフトを抜いて戻しても、同じ感覚にならないことがある。それは避けたいので、比較用に1本購入した。スチールばかり使っているわけに行かないということもある。このドライバー、発売時期がモデルチェンジの半年前という微妙な時に発売されたせいもあって、特にプロモーションもなく、ヒットしなかった。

しかし、ペリメーターウエイトは無いが、ウエイトは2つありヘッド重量も調整できる。可変スリーブもなく、非常にシンプルなドライバー。しかし日本市場は、わかりやすいキーワードや調整機能が無いドライバーに対する評価がとても低いようで売れなかった。日本人の車の購入パターンとも似ている。とにかく盛り盛りが好みで、ファミリーカーを買うのでも、1600ccと2000ccだと2000ccが良いという。

排気量が大きくなると、それだけ重量がかさみ鼻が(フロント)がヘビーになり、小さいクルマなのに軽快感がなくなる。そしてオプションはすべて付けたがる。僕は欧州車が好きだが、欧州車、本国では機能最低限のベーシックモデルの人気が高いそうだ。残念ながら、日本市場の好みで欧州車も、盛り盛りのバージョンが輸入されるので、クルマの評価というのは変わってしまうのが残念だ。

脱線したので話を戻そう、エピックフォージドはクルマに例えると、欧州車のベーシックモデルのようにシンプルでクルマの本質的な性能を追求してるドライバー。非常に重心位置も良いし、シンプルな形状で、ニュートラルで飽きない。パッと見て、色々機能が無いと日本では売れない時代だが、その中で突然出てきた名器だと僕は思っている。

二本目のエピックフォージドには、同じく短尺なフジクラ・スピーダーSLK 6Sを入れてみようと思っている。また出来上がったら、レポートしようと思う

キャロウェイ エピックフラッシュスタードライバー(2019)

このインプレッションは、2019年2月のマーク金井の有料メルマガに掲載されたものです。(有料メルマガはこちらからご購読できます)

皆さん僕がどの新製品を選ぶか?とても気になるようで、頻繁に質問を受ける。僕が選んだからと言って、皆さんにとってBESTという保証は無いと思うのだが、特に今年はその質問が多い。というのもエピックフラッシュとM5、M6の前評判が高いせいだと思う。僕がまず選んだのは、キャロウェイのエピックフラッシュスタードライバーだ。

Facebookに書くと、『えっスター?サブゼロじゃないんですか?』というコメントが目立った。サブゼロの方が飛距離性能は高いと僕は思うが、僕の好み、最近選ぶクラブの傾向を把握しているなら、サブゼロではないのはわかってもらえると思う。というのもGBBエピックの時、僕が買ったのはエピックスター。

僕は、可変スリーブがあまり好きではないことは、何度も書いている。そして最近のスイングの傾向はかなり変化している点も大きい。数年前までは若干アンダー星人だったが、今は面影すらないフェードヒッター。フックってどう打つの??という感じになっている。たとえばMグローレのような捕まりがいいドライバーでも、全く苦にならずキレイなフェードが打てるようになった。

最近は捕まりがいいドライバーの方が効率よく飛距離が出せるようになり、エピックフラッシュスターを選んだ。サブゼロの方が、低スピン弾道が打ちやすいが、スターのほうがヘッドの座りがよく、ロフト角が9度の割にボールは上がりやすい。エピックフラッシュを買って、年末に買ったGBBエピックフォージドと比べて、正直思うことがある。

それは、重心位置が変えられるペリメーターウエイトだ。正直僕にはこのペリメーターウエイトは不要。クラブはニュートラル状態でいつも評価したいと思っているし、重心距離が可変してもフェースの見え方は変わらないからだ。できれば、エピックフォージドのように、シンプルな方が好み。

先週の号外にも書いたが、ゴルフクラブが毎年モデルチェンジするのは、マニアが好むような多機能性をアピールすることで、購入意欲をくすぐりたいという狙いがある。いかにも便利な機能だが、メリットも有ればデメリットも有る。ペリメーターウエイトについて、僕はメリットよりもデメリットに感じるが、そうでない人もいるだろう。

可変スリーブが省略されている点も、メリットに感じる人がいれば、デメリットに感じる人もいるだろう。僕は構えやすく感じるし、空気抵抗がもし実際に影響するのであれば、ネックが細くて短いのは、突起物などをヘッドにつけるよりも効果があると思う。(メルマガ読者の皆さんは、ご存知の通り僕は空力に関しては、効果はポジティブに思っていない)

エピックフラッシュになって変わったのは、AIフェースだろう。フェースの裏側の凹凸がかなりかわっている。今までフェースんもセンターを肉厚にして、フェースの弾きをルール適合にしていたが、フラッシュはフェースセンターが肉薄にして、センターを取り囲むように肉厚になっている。この設計にAIを使ったそうだ。

確かにフェースの弾きがよくなって、データを取るとエピックフォージドと比べて、ボール初速は0.5から1.0m/sぐらいは上がっている。球がつかまるということは、インパクトの際にスクエアインパクトになりやすい点も評価できる。そして純正シャフトだが、歴代フジクラが作っているが、今回はコスメがスピーダーTRに似ている。

性格も、今までは手元がしっかり目だったが、手元側がややしなってタイミングが取りやすく、若干TRっぽくて、僕は扱いやすく感じた。テーラーメイドと違って、キャロウェイはヘッド重量を日本仕様は軽くしている点も評価している。まだリシャフトしていないので正確な数字はわからないが、195グラムを少し切るぐらいのヘッド重量だと思う。一般ゴルファーの多くにマッチする重量だと思う。

今、手首の肉離れで試打もままならないが、スピーダーTRを入れて、エースドライバーになる予感がしている。気になるのは打球音が大きいこと、これは音が反響する室内よりもコースで打って確認してみたいと思う。

キャロウェイ エピックフラッシュサブゼロドライバー(2019)

このインプレッションは、2019年1月のマーク金井の有料メルマガに掲載されたものです。(有料メルマガはこちらからご購読できます)

先週は、キャロウェイ、テーラーメイドの新製品がついに発表。と言ってもティザー広告が溢れていたので、正直、今更な感じは拭い去れない。キャロウェイの発表会の会場は、ライブハウス。全面大型液晶ディスプレイが配置され、まるで今どきのライブ会場へ来た感じがする。ゴルフクラブのことよりもイメージだけ余計に盛り上げるような過剰な演出が目立った。

発売される、キャロウェイ エピックフラッシュは、フェース設計をAIに委ね、自社のスーパーコンピュータを使って、計算を繰り返し、一般的なパソコンで計算すると34年かかるのがわずか数週間で行ったというアピールをしていた。確かに今まで、AIを使って設計したゴルフクラブというのは聞いたことがない。新しいキーワードを使うと新しいという印象を受けるが、ゴルフクラブはルールに縛られている。

AIをつかってフェース部分を設計することで、フェースの反発をルールギリギリに保ち、そのエリアを拡大する。ということのようだが、今までも様々なアプローチによって、同じテーマでフェースが設計されている。ここだけの話だが、僕は年末にこのエピックフラッシュの2機種を試打することが出来た。もちろん情報を漏らさないという誓約書にサインをしていたから、生配信でも『試打した』などとは言えない。

試打して驚いたのは、打球音の大きさだ。芯にあたっているのに、フェースの薄さを感じる大きな音がする。ぶっちゃけ『フェースが割れたんじゃないか?』と確認したぐらいの激音だった。発売されるのは従来と同じ3機種。エピックフラッシュスター、エピックフラッシュサブゼロ、そして限定のエピックフラッシュ(スタンダード)このスタンダードは他国では、スタンダードとなり、アジアではスターが標準モデルとなる。

僕が試打したのは、エピックフラッシュスターとサブゼロ。大きく変わったのはサブゼロだろう。GBBエピックサブゼロは、アンチチーピンモデルで、僕が打つと右にしか行かなかった。しかしエピックフラッシュサブゼロは、GBBエピックサブゼロやローグサブゼロに比べて捕まりがいい。重心距離も今までよりも少し短くなっていると感じた。石川遼も今週開催のシンガポールオープンでエピックフラッシュサブゼロを使うとのこと。

GBBエピックサブゼロは、インパクトの際にどうしてもフェースが開いてしまっていたが、その度合もかなり減った。超私的に言うとG400レベルには捕まるようになった。僕が普通に打つと軽いフェードが出る、以前は右へすっぽ抜けるような球しかでなかった。重心距離は短くなったが、重心深度が浅いのは相変わらずで、低スピン弾道が打ちやすい。歴代モデルは、スターとサブゼロはかなり特性が違っていたが、少し近づいたと言えるだろう。

G400のLS-TECよりもボールを捕まえやすいと僕は感じた。面白いのは純正シャフトで、エピックフラッシュスターは、先端が動いてボールが捕まえやすいフジクラ製、サブゼロは先端がしっかり目で、ボールが捕まりすぎないグラファイトデザイン製となっている。エピックフラッシュスターは重心が深く、サブゼロは浅め。

今回からサブゼロにも、ウエイト位置がスライドして重心距離が変えられるペリメーターウエイトがついた。僕的には、フェースセンターに重心位置がくるのがあくまで理想なので、あまり必要性を感じないのだがこの機能を待っていたという人もいるだろう。果たしてキャロウェイ、テーラーメイド、ピン、どのモデルが市場で支持されるか楽しみだ。

キャロウェイXR16ドライバー(2016)

このインプレッションは、2018年4月のマーク金井の有料メルマガに掲載されたものです。(有料メルマガはこちらからご購読できます)


国内男子ツアーが始まり、僕は毎週ツアー会場に足を運んでいる。今日は朝から中日クラウンズの会場、名古屋の和合に行く予定だ。それというのも、片山晋呉プロがフレループを使い始め、石川遼プロも愛用し露出が増えたおかげで、是非僕も使いたいとプロから連絡があるから。僕は出来る限り直接渡して、製品についてのフィードバックをそれぞれの選手からもらいたいと思って会場に足を運んでいる。

石川遼プロは、お互い自宅が近いので、自宅まで僕が配達して郵便受けに入れておいた。(もちろん連絡してから)石川遼プロには「Amazonよりも早いですね」とジョークを言われた。彼もツアー会場の練習場でフレループをガンガン使ってくれているようで、ゴルフネットワークの人気番組「とことん一番ホール」でしっかりと放映され、解説の内藤雄士さんが、フレループについて正確にコメントしていたのには驚いた。

毎週ツアーに顔を出していると、ジャーナリストというよりもツアーレップみたいになって来た(笑)

もちろんフレループを渡すだけではなくギアのチェックも忘れない。片山晋呉プロは、昨年かなり長く使っていたFOURTEENのCT112から、オノフ黒に変更した。それだけでも驚きなのに、今年はなんと発売されたばかりのオノフ赤にスイッチ。シャフトは長く使っていた、グラファイトデザインのツアーAD PTから、僕も愛用しているフジクラスピーダー569TRに変更していた。TRについては先週、僕もレポートしたが片山プロも、安定性とアゲンストに対する強さが気に入ってるとのこと。

一方石川遼プロは、キャロウェイの看板選手だから、新製品のROGUEを使っているのかと思い、ずっと観察しているとROGUEはヘッドカバーだけ・・ヘッドカバーを外すとXR16ドライバーが顔を出した。このドライバーは2016年のモデルで、どちらかというとキャロウェイのセカンドブランドであるXシリーズの流れを汲むモデル。X-HOT、X-HOT2からのXR、そしてXR16、地味だが、僕は高く評価しているシリーズだ。何故か現在は途切れているが、アメリカのスパイサイトをチェックするともうすぐXRスピードとして登場するようだ。

今回、石川遼プロが使っているのを見て、改めて再認識したXR16だが、今マークダウンになっていて、カスタムシャフトでも3万5千円を切る価格。リシャフトする予定なので、僕は純正シャフトの9.5度を選んだが、つるやゴルフ神田駅前店では2万8000円ちょいで買うことが出来た。毎年メーカーが飛びをアピールして新しいドライバーを発売するが、選手はそれをすぐに変えないことも少なくなくなってきた。

特に石川遼プロの場合、今スイングを変更している最中、そんな時にドライバーまで変えてしまうと、クラブが原因なのかスイングなのか、実際のところわからなくなり、ミスリードしてしまう可能性が高い。だから使い慣れたXR16ドライバーに一旦戻し、スイング変更の現状把握を図ろうとしているように見える。特にXR16は、ニュートラルで癖のない特性のドライバー。スイングがそのまま弾道に現れるので、ジャッジはしやすいだろう。

飛距離性能も充分高く、一発飛距離より平均飛距離が稼げるドライバーだ。僕はこのドライバーにはグラファイトデザインで一番気に入っている、ツアーAD IZ5を入れようと思っている。まだ出来上がっていないが、打つのが楽しみだ。

キャロウェイ ローグサブゼロドライバー(2018)

このインプレッションは、マーク金井の有料メルマガに掲載されたものです。(有料メルマガはこちらからご購読できます)

オリンピックが終わってしまった。現地まで行っていろいろ観た、戻ってもテレビでできる限り生で観た僕としては、非常に寂しい。結果的に日本は、
冬季オリンピックで歴代最多のメダルを獲得。競技が増えているとは言え、この結果は、選手一人一人の個の力が上がってきている証拠だと感じる。オリンピックが終わったら、プロ野球の話題が一気に出てきた、しかしゴルフの話題は一向に出てこない。国内女子ツアーは今週開幕するので、盛り上がってくれればいいのだが・・米ツアーはすでに2017年のシーズンは、中盤戦に差し掛かろうというのに、国内男子ツアーは来月にならないと始まらないというのが残念だ。

しかしゴルフショップは非常に賑わっている。テーラーメイドM4が、週間売上でトップ立ったそうだ。先週末にキャロウェイのROGUEシリーズが出たので、その後の動向がとても気になる。日本ツアーが始まれば、使用率や使用クラブの変化がチェックできるのだが、まだまだ先になので重ね重ね残念だ。

さて今回は、プロの使用率が高くなりそうなドライバーを今回試打した。それはキャロウェイのROGUEサブゼロドライバー、このサブゼロというのは、いつから言い始めたかと記憶をたどるが、XR16サブゼロ当たりからだろうか?!そもそもキャロウェイは、ボールが捕まりやすい、ドローバイアスのドライバーを作るのが得意だった。しかしフィル・ミケルソンがドライバーに悩み、2本のドライバーを入れたり、ミニドライバーを使ったりしていたその流れで作られたドライバーだった。

ずばりXR16サブゼロは、低スピンで左に行かない仕様で、僕が打ってもボールは右にしか飛ばなかった。その後GBBエピックのハードヒッター仕様にもGBBサブゼロという名前がついていた。このエピックのサブゼロも、XR16サブゼロほどではないが、ボールが捕まりにくいドライバーだった。逆にインからヘッド煽るように入れる人には安心感があるドライバー。今回のROGUEサブゼロは、かなりエピックと比べるとかなり捕まりが良くなっている。

エピックと比べると、慣性モーメントが大きくなり、インパクト時にフェースの開きが抑えられてきた。とは言え、ボールの捕まりがいいとは決して言えないモデル。サブゼロというと、わかりにくいのでPRGRみたいにタイプFとかにしたほうが、名前で性格がわかるはず。ソールには、フェース側に一つ、後方に一つ配置されている。工場出荷時には、後ろ側に重いウエイトが配置されている。しかし重心深度自体は、ROGUEスターに比べると浅くなっている。

注意して欲しいのは、エピックサブゼロと比較すると慣性モーメントが増えたとは言え、低スピンでボールが上がりにくい。ロフト選びは慎重に、特に9度を選ぶなら要注意だ。迷ったらロフトは多目にすることをオススメする。あとこれは歓迎したいのはヘッド重量が、エピックサブゼロに比べるとかなり軽くなった。スリーブ込みで200グラム弱となっている。これはかなり朗報。エピックサブゼロのようにヘッド重量が200グラムを超えると、かなり重く振り切りにくく感じるからだ。

ちなみにUS仕様は、ROGUE、ROGUEドロー、ROGUEサブゼロと3種類、日本では、ROGUEスターがメインで、ROGUEとROGUEサブゼロは限定となっている。僕は、持ち球がフェードなので買うならROGUEスターを選ぶと思う。インサイドからヘッドを入れる癖が治らない人はROGUEサブゼロは安心感があるだろう。

キャロウェイ GBBドライバーUS仕様(2015)

今年のメジャーも全て終了。あとはプレジデントカップそして日本男子ツアーがようやく本格的に開催される。人気のプロが使うと、使っているギアが注目を浴び、大ヒットする。というヒットの構図は、ジャンボ尾崎全盛時代に比べると、影響力が弱くなってきたそうだが、ガルシアのスパイダーツアーRED、松山英樹のTPコレクションなど、依然としてトレンドを作る要素として残っている。

当然新しモノ大好き人間の僕も、手に入れたいと思って調べて見るのだが、僕は、みんなが追っかけている時は静観して、少し待って、落ち着いて値段が下がった頃に購入することが多い。

しかし、以前より注目しているが、なかなか落ち着かなく品薄が続くドライバーがある。それは松山英樹が使っているグレートビックバーサドライバーだ。発売当時から僕は高く評価しているドライバーで、GDOがやっているHOTLISTでも高得点をつけた記憶がある。意外と知られていないのだが、松山英樹が使っているグレートビックバーサドライバーは、US仕様で日本仕様と比べると細かい差がイロイロあるのだ。

メジャー中継で、テレビに張り付いて、チェックしないとわからないが、松山英樹のグレートビックバーサはマットブラックというつや消しの黒色、一方日本仕様のグレートビックバーサは、光沢がある黒。グレートビックバーサだが、すでに新品在庫は売り切れてしまっている。中古も松山人気を受けての、品薄が続いていて価格も高値安定。

僕もいつまでも買えずにいたのだが、ゴルフパートナー赤坂六本木通り店のF君から、US仕様のグレートビックバーサが入荷したと連絡をもらってすぐに、観に行った。ロフトが10.5度と、僕がほしい9度ではなかったが、日本仕様とちがうマットブラックに一目惚れして、衝動買いしてしまった。

もちろんクラブ自体のリアルロフトを目算でチェックして、調整すればかなり理想値に近づけそうという、僕なりの分析があっての買い物。やはり色よりもロフト角とフェース角は重要だからだ。US仕様にしたのはもう一つ理由があって、KUROKAGE BLACK TINIという日本未発売のシャフトが装着されている。コスメは日本でも発売されている三菱ケミカル(旧三菱レイヨン)のKUROKAGE XMとほぼ同じだが、価格は三分の一以下、重量帯は50g代でRシャフトが装着されている。

価格も3万ちょっとと、こなれている感がある。すぐにアナライズで計測してもらった。SNS、ブログでもインプレッションしていないのは、メルマガを購入してもらっている人に1番にインプレッションしたいから。Facebookでも、画像を上げると「インプレッションお願いします」とコメントが入るが、もちろんスルー。まずはメルマガの皆さんから公開していく。

さて気になるスペックだが

長さ45.25インチ
総重量302.8g
バランスD2.5

シャフトの振動数243cpm
センターフレックス3.75

スリーブ位置がノーマルだと

ロフト角10.5度
フェース角±0度

スリーブ位置を一度開くと、ロフト角9.75度、フェース角-1度になって、ほぼ僕の理想値となった

キャロウェイやタイトリストのスリーブは、外径が太くなって構えた時に違和感があるが、調整してもシャフトの向きが変わらない点が利点だ。僕はシャフトのスパインは気にしないが、バックライン入りのグリップを入っていても調整できるし、シャフトのコスメの収まりも非常にいい。テーラーメイドやピンなどのスリーブは、ネックが細くてアドレスしても違和感がないが、調整するとシャフトが回転するというデメリットもある。

どちらが優れているということではないが、メリットデメリット両面を持っていることを理解して選ぶといいだろう。

US仕様のグレートビックバーサ、日本仕様と違うのはヘッド重量だ。US仕様を計測すると202gとやや重い。コースで試打すると、自分がイメージするよりも、リリースのタイミングがズレて、振り遅れて左へのミスが出る。元々捕まりを重視しているヘッドなので、ボールの捕まりは非常にいいのだが、僕の感覚としてはヘッド重量が重すぎ。メーカーの純正ではないが、GBBエピックサブゼロ用のウエイトが、販売されているのでこれを使ってウエイトダウンする予定だ。

もう一つUS仕様の特徴だが、フェースの弾きがとてもいいこと。松山英樹が飛距離を伸ばしたのも納得できる性能だ。ウエイトを調整して、もう少しテストしてみようと思う

キャロウェイBertha Mini 1.5ドライバー

このインプレッションは、マーク金井の有料メルマガに掲載されたものです。(有料メルマガはこちらからご購読できます)

アナライズのゴールデン・ウィークだが、別名セミナーウィークと呼んでいる。神田のスタジオで計8回のセミナーを開催した。と言っても1回1時間半のセミナーなので、2回開催しても丸一日かかるわけではない。しかし、僕のセミナーを一回でも受けてくれた人が居るなら、僕のセミナーにかけるエネルギー多さを感じ取ってくれると思う。1日2回やればヘロヘロになってしまうぐらいのパワーが必要なのである。

ゴールデン・ウィークのいいところは、都内は交通量も少なく、ビジネス街の神田以外も、閑散としていて、交通機関も空いていること。ゴルフショップの定点観測へ行くのも、かなり快適に行けのでパワーを完全放出した後でもなんとか行ける。いつもは人で溢れている新橋のJYPERSも、5月3日の19時ぐらいに行ったら「閉店してるの?!」と思うぐらいの人の少なさ。

普段は、レジでの雑談も遠慮がちになるが、今回はスタッフもいつもより余裕があるので、色々教えてもらえる。今回JYPERSで見つけたのは、Bertha Mini 1.5 という大型フェアウェイウッドだ。大型フェアウェイウッドというよりも、ミニドライバーと言ったほうがわかりやすいかもしれない。クルマのミニに20年以上乗っている僕としては、この名前にかなり惹かれた。「ミニドライバーだから1.5番ウッドなのだろうな~」というより「ミニ1.3にしてくれないかな」と思ってしまった。

 

クルマの話になると止まらないので、話をBertha Mini 1.5に戻そう。

 

キャロウェイは、ティショットで使えるフェアウェイウッドを歴代作ってきた。ミケルソンがメジャーの試合の為に作ったプロトタイプのフランケンウッドしかり、X-HOT DEEPしかり、ティショット用のフェアウェイウッドを作っている。X2 HOTシリーズまで DEEPというのを発売しているが、その後XRシリーズになってからは、ラインナップから消えた。その代わりこのBertha Mini 1.5が登場したという経緯がある。

 

キャロウェイは、ティショットに特化したフェアウェイウッドという位置づけでこの商品を販売したが、このモデルから、ドライバーと位置づけたのか、R&Aのドライバー公認リストに載っている。(X-HOT deep、X2HOT deepは載っていないが、フランケンウッドはリストに載っている)、テーラーメイドのミニドライバーと同じような位置づけとなったようだ。

 

日本では一時期のブームで終わったが、アメリカでは販売され続けたということは支持する層があったということだろう。しかしこのモデルも、廃盤となったようで、JYPERSでは3万ぐらいしたのが、今は19800円。歴代キャロウェイの3DEEPなフェアウェイウッドを愛用してきた僕としては、見逃せないので購入することに。

 

Bertha Mini 1.5は、1.5番というぐらいだから、3DEEPと比べてかなりヘッドが大きい。ヘッド体積は235cc(3DEEPは176cc)もある。今回僕が買ったのは14度のロフト角、12度もラインナップされているが、僕的には13度ぐらいで使いたかったので、色々構えてみて理想のスペックになりそうだったのが、たまたま14度と書いてあっただけだ。

 

スタジオに持ち帰って、計測してもらうと、僕が求めていたドンピシャのスペック。このモデルは可変スリーブがついているので、ロフト、フェース角とも調整できるがノーマルポジションでリアルロフト角13.5度、フェース角-0.75度と、ほぼ理想的なスペック。面白いのはシャフトだ。フジクラのスピーダー565という純正シャフトが入っているが、コスメは復活したスピーダーの初代とほぼ同じ白い色、外ブラの純正シャフトというと、激硬が常識だが、Sシャフトをワッグルしてみると、しなりを感じる。

 

外ブラのUS仕様を買うときは、かならずワンフレックス落として、Rを選ぶ僕だが、今回はSを選択した。計測するとこれまたドンピシャの、振動数261cpm、センターフレックス4.68だった。ほぼアフターマーケットのシャフトのSと同じぐらい、50g台にしては気持ち硬いかなというレベルで、リシャフトせずにそのまま使えそうだ。

 

実際、連休中に行ったラウンドセミナーで打ってみると255yぐらいはコンスタントに飛んでいく。ドライバーと比べても10yぐらいしか落ちない。重心距離を計測したら36mm、ヘッドが小さいので重心深度は、浅め30mmだが、重心高がこの形状にしては26mmとかなり低め。どおりで低スピン弾道が打ちやすいはずだ。

 

アナライズにもマジックマリガンFWの3+というラインナップがあるが、このクオリティで19800円で売られると結構厳しい。ドライバーが苦手で100が切れないという若いゴルファーに是非使って欲しい1本だ。お値段も買いやすい価格に収まっている。アメリカは若い人がゴルフをやろうと思っても、価格的に手に入れやすいクラブが多くある。日本はプレミアムな商品作りをして高価格にしてしまい。ゴルフは贅沢なスポーツと言う印象を作り出してしまっている。

 

アナライズのクラブも、できるだけ価格を抑えているのは、クラブはゴルフをする道具であって、嗜好品ではない!これが大前提だから。道具にとって必要な要素がしっかり実現することを第一に考えれば、そんなに高価になるはずがない。

 

皆さんも、まず自分のスコアにとって有効な道具として、クラブをチェックして、優先順位を間違えないように選んで欲しいと思う。

キャロウェイ GBBエピックスター ドライバー(2017)

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PGAショウも終わり、日本でも新製品が発表され、発売日を待つばかり。その中でも注目は、テーラーメイドのM1,M2、そしてキャロウェイのGBBエピックではないだろうか?!僕の超私的な印象では、テーラーメイドよりキャロウェイの注目度が上回っていると感じている。

今回のキャロウェイの新製品。GBBエピックは、エピックスターとサブゼロの二種類。実は、アメリカにはエピックスターというモデルはなく、エピックとエピックサブゼロの二種類。

ワールドワイドモデル GBBエピック
アジア限定モデル   GBBエピックスター

 

と販売する国によって仕様を変えている。以前メルマガに書いたが、アメリカの方が、可変機能が好きで、高価格化できる要素となっているので、販売店からの強いリクエストがある。ちなみに、日本では可変スリーブがついていない、ブリヂストンゴルフのTOUR-B XDシリーズも、アメリカでは可変スリーブにして発売されているようだ。

可変機能大好きの、アメリカ仕様のエピックには、可変スリーブがついているが、アジア限定モデルのGBBエピックススターは、可変スリーブがなく、ペンシルネックとなっている。可変スリーブを付けると、ネジを受ける造作が複雑になる。するとそこに重量を取られる。そもそもクラウンやソールにカーボン素材を使うのは、出来る限り軽量化して、必要なところにウエイトを配分するため。しかしこの造作にウエイトを取られてしまうと、本末転倒と思われてもしかたない?!と思うのだが。

クラブ本来の求められていることとは関係ない。調整機能を廃して、本来の機能に徹するのを非常に評価したいと思う。

そして、皆さんにとって注目だが、そんなとこではなく2本のバーの効果ではないだろうか?!キャロウェイお得意のカップフェースではなく、普通の板材フェースになった。それも、板材のサイズは形状の影響もあって大きくない。その上下を2本のバーで補強し、ヘッドの剛性を高めて、クラウンや、ソールをフェースをたわませることなく、エネルギーロスを防ぎ、フェースをたわませて飛ばすという説明なのだが・・

フェースをたわませる手法としては、フェース面積を広くすることが手っ取り早い。小さいトランポリンと大きいトランポリンどちらが弾くかというと、大きい方が有利だからだ。しかしエピックはどちらも、フェースの面積が狭くなっている。なんとなくチグハグな感じが否めない。

「ゴルフは物理」

各メーカーがしのぎを削っていろいろ取り組んでいるが、最終的にルールと言う縛りがある。そこから考えるとルール規制の範囲だから、劇的に初速が上がるということは残念ながらありえない。

しかしヘッドの剛性は高いと感じるし、音と剛性感がマッチしていて、心地よく感じる。打った打球音の残響が少なく、このクラブの持つビジュアルと音がリンクしているところはとてもいいと思う。加えて重心深度がかなり深いのに、低重心になっているようで、スピン量が少なくヘッドの挙動もとても安定している。

この純正シャフトは、フジクラが作っている。前作までの純正シャフトは決して褒めらたものではなかったが、この純正シャフトにはしっかりコストがかかっている点も見逃せない。特にカチャカチャできないエピックスターだから、ヘッドの性能に負けないシャフトが入ってることは評価したいと思う。

飛距離も出るし、打った感じもとてもいいエピックスター、なかなか出来がいいので、つるやゴルフ神田駅前店で予約した。スノボばかり行ってるが、発売日の2/17が楽しみ。久々赤羽ゴルフ倶楽部の薄暮でも行こうかと思っている

キャロウェイ XR16サブゼロドライバー

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今年になって発売になった外ブラのクラブだが、テーラーメイドの発売を待たずして、キャロウェイのGBBエピックが猛烈に売れている。先日キャロウェイさんとミーティングをした際に、「過去大ヒットしたERC2の発売時と同じぐらいのバックオーダーがある」ということを教えてくれた。久々に予約時点でクラブが売れているという話を聞いた気がする。

今回のGBBエピックのプロモーションは、かなり力が入っていて注目度も高かった。それだけではクラブは売れないが、試打した人の口コミや、プロの使用情報などが、噂となって。今回のブレイクとなったと推測する。クラブが売れない時代と言われるが、魅力的なものを作ればクラブは売れることを見事に証明したわけだ。

 

日本仕様(正確にはアジア仕様)のエピックスターは前回インプレッションしたが、ネックはペンシルネックと可変スリーブではない。アメリカのエピックは、エピック、サブゼロ、どちらにもカチャカチャが付いている。通常のエピックは、ソールの後方にレールがあり、ウエイトを動かすことで、重心距離が変わるペリメーター・ウェイティングを搭載。構造的にも、見た目的にも重心が深く感じる。一方エピックサブゼロは、フェース近くと、ソールの後方ギリギリのところに、1つずつウエイトが配置されていて、重心深度を変えれるようになっている。

 

フェース近くにウエイトがあるだけで、見た目も浅重心なイメージがするものだ。今回僕は、エピックスターを購入して、サブゼロの購入を見送った。その理由だが、XR16サブゼロを購入して、全く捕まらなかったというイメージが影響したことは否定できない。XR16のサブゼロは、アンチフックのクラブだったからだ。

 

ではエピックサブゼロはどうなのか?!というと、流石にXR16のサブゼロほどではないが、アドレスした時にソールすると、フェースがガッツリと開く。重心距離もあまり長くないと思われるが、浅重心とオープンフェースで、スライサーには絶対オススメしない仕様となっている。メルマガ読者だけに教えるが、ヘッドの軌道(クラブパス)がインサイドアウト、それも-3~-6度ぐらいの軌道の人との相性が良く作ってある試打して感じた。

 

以前なら、左へのミスが出にくいサブゼロを選んだ僕だが、GDOブログを書いていた頃と比べると、ヘッドの軌道がニュートラルになってきて、今の持ち球はフェード。今の僕は、気持ちよく振ると、オンプレーンから、ほんの気持ちアウトサイド・イン。だからインサイドから思い切りあおって打つイメージで振らないと、-3のヘッド軌道(クラブパス)にはならない。だから今回は、カチャカチャがない点も気に入って、エピックスターを購入した。

 

エピックサブゼロは、長さもロックスターに比べると0.75インチ短くなっている。カチャカチャがないこともヘッド重量に影響していると思われるが、T島が計測したところによるとヘッド重量はスリーブなしで196g、スリーブを入れると204gとかなり重くなる点も気になった。

 

エピックサブゼロは、エピックスターと比べても低スピンなので、ロフトは大きめをチョイスして欲しい。低スピンだからといってくれぐれも、スライサーは手を出さないようにして欲しいドライバーだ。

キャロウエイ レーザーホークTOURプロト(2011)

このインプレッションは、マーク金井有料メルマガ「マーク金井の書かずにいられない」2016年12月13日に配信されたものです

 

先週の僕のブログで、クラブの進化の30年を振り返った。クラブの進化は劇的だが、それよりも劇的に進化したのが情報のスピードだろう。30年前は、インターネットなどなかったので、ゴルフクラブの情報は、ゴルフ雑誌を読んだり、ゴルフショップで店員さんに聞いたりするぐらいに限られていた。ゴルフ雑誌は、御存知の通り週刊が一番早い周期なので一週間しないと次の情報は手に入らない。

 

しかし今はインターネットが普及。10年前だとインターネットと言っても、パソコンからの情報に限られていたが、もうスマホやタブレット全盛時代となり、多大な情報を、場所を選ばず、早く手に入れることができるようになった。そして画像や動画など、情報の質も劇的に変わっている。新製品情報も、リアルタイムでチェックできるようになった。くわえてSNSの普及により、その情報が瞬時に拡散される。

 

今、アメリカではスパイサイトと言われる、ゴルフの情報サイトがたくさん登場し、SNSと連動して、タイムリーに情報を流している。メーカーもそれを利用して、ティーザー広告的に使っている。今話題なのは、2017年のPGAマーチャンダイズショウに合わせて発表される、来年の新製品の情報だ。

 

テーラーメイドM1、M2、キャロウェイのグレートビッグバーサEpicなどがすでにページを賑わせている。この話題のモデル、全てカーボンコンポジットを大胆に取り入れている。コブラの新製品も同じ傾向という話。今何故カーボンコンポジットが流行っているかというと、M1、M2の大ヒットが大きい。

 

ことゴルフクラブにおいては、カーボンコンポジットというと少し前まで、ネガディブワードだった。それを払拭するぐらいヒットするクラブが生まれると評価はガラリと変わってしまうもの。日本ツアーの最終戦を取材に行って、石川遼のドライバーを観て驚いた。いつも使っている XR16SubZeroから、レーザーホークTOURプロトに変更していたからだ。

 

レーザーホーク?えっ???と昔からのメルマガ読者は驚いたと思う。2011年の発売したモデルを使っている。僕も気になったので、カメラを担いで6ホールぐらいついてまわった。その写真をFacebookにアップしたら。

「5年前のクラブを使うということは、最新モデルは進化していないのですか?!」

 

というコメントをいただいた。片山晋呉プロも2011年のモデル、フォーティーンのCT112を今も使っているから、進化を疑うアマチュアゴルファーも多いだろう。残念ながらツアープロは一番飛ぶドライバーを選んでいない。一番飛ぶドライバーを選んでいるのは、ドラコンのプロだろう。彼らは6球のうち1球を枠の中に入れればいい。もちろん枠自体は、広くはないので正確性も必要だが、飛ばないと話にならない

 

ツアープロも、もちろん飛ばしたいと思っているが、狙ったところに止めたいと思っている。その止めたいという思いが大切なので、彼らが狙ったところに止めれるドライバーを選んでいるのだ。これは僕の超私的な分析だけど、スイングの変化によるものが大きい。今までは左を嫌がるスイングをしていて、ドライバーも、キャロウェイのドライバーで一番左に飛びにくい、XR16SubZeroを使っていた。

 

僕が取材した時、練習場でも、ラウンド中でも、石川遼は左手のローテーションを意識したドリルを繰り返していた。左のミスが出るとフェースターンさせる動きというのは非常に怖いと感じるもの。しかしフェースターンさせるほど、、自然にボールが捕まり、引っかからなくなる。そうなるとXR16SubZeroでは、球が捕まらない。レーザーホークツアーは、決して捕まりがいいドライバーではないが、その捕まり具合が丁度よいのだろうと思う

 

レイザーホークツアーは、そもそも限定発売されたFT-TOURとほぼ同じ、大胆にカーボンコンポジットを使ったモデルで、浅低重心の元祖と言えるモデル。ヘッドデータは、重心距離38.9mm、重心深度37.6mm、重心高30.9mm、重心高(2)24.3mmという感じ

 

ジャンボ尾崎も飛距離性能を認めて、使っていたというドライバーだ。石川遼に必要な飛距離性能と、フェアウェイに止めれるドライバーがたまたま5年前のドライバーだったというだけ。

 

劇的な進化はしていないが、ドライバーも進化している。世界のトッププロが使っているから最善というわけではないことを、知っておいても損はないだろう