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ヤマハRMX116ドライバー(2015)

このインプレッションはマーク金井の有料メルマガで2015年10月13日に配信されたものです

 

 

ヤマハのリミックスは、今回発表のモデルで4代目、今回から新しいブランド戦略から、『インプレス』が外れてRMXとなった。インプレスというとアベレージゴルファー向けのイメージを、アスリートブランドにしたかったのだろう。01、02、ツアーと3モデル展開だった前作から、今回は116、216と2機種となった。116は01とツアーを足して2で割った感じ、216は02の後継と言う感じだ。僕は2代目(前前作)のツアーを愛用していて、今でも持っている。バランスの取れた名器だと思う。今回はヤマハ116ドライバーをレポートする

 

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そもそもRMXのツアーも今回の116も契約プロである、藤田寛之の意見がかなり反映されている。歴代、重心距離が短く、低重心なヘッドだが、今回は更に低スピン化されている。アナライズに導入したディテクトのインパクト解析できるシステムが入り、僕が確信していたスイングとクラブの関係が証明された。ヤマハにも同じシステムが入っているそうで、開発担当者と深い話をすること
が出来た。

 

藤田寛之はこの15年で、平均飛距離が23y伸びたとメーカーは言っているが、実はこれはロジックがある。もちろんクラブの進化ではあるが、藤田プロのスイングの変化によるところも大きい。彼はアタックアングル(ヘッドの入射角)がドライバーでも極端なマイナス。つまりダウンブローなインパクトだった。飛距離を追求する場合に、これは効率が悪かったのだ。年々アタックアングルが改善されてきたらしい。メルマガだから書くけど、このことはメーカーも認識している。インパクト効率が悪かった。打ち出し角が低く、スピン量が多かった。つまりスピンロフトが高すぎたのだ。
高スピンの原因としては

・クラブのロフトが大きい
・スピンロフトが高い。
・使っているボールの種類
・ボールがクラブに当たった場所が重心位置より低い

 

の4つがあげられると思うしかし、藤田プロの理由はスピンロフトが高いということにつきるだろう。そして皆さんこの中で聞き覚えがないかもしれないのがスピンロフトではないだろうか?!スピンロフトとは

スピンロフト=インパクトロフトーアタックアングル

 

たとえばインパクトロフトが10度で、アタックアングルが-2度(ダウンブローだとマイナス、アッパーだと+)
10-(-2)=12度がスピンロフトとなる

 

ダウンブローに打つと、スピンロフトは増える。藤田プロフェードを打とうとして、ヘッドが上から入り、スピンロフトが増えてしまい飛距離をロスすることが多かった。それをクラブで解決しようとして、低重心で重心距離が短くモデルを作っている。インパクトロフトがアッパーな僕らが打つと、スピンロフトは減りすぎてドロップしてしまうぐらい低スピンになる。

 

ヤマハは、ヘッドとシャフトをバラバラに売ることを始めてる。すでに4代目となったいまは、ヘッドだけで買う人がかなり多いそうだ。このモデルからオリジナルで純正シャフトを作るのをやめている。カチャカチャなのにコストが掛かってない純正シャフトを買わされるのは、歓迎できない。カチャカチャをやっている全メーカーは、バラ売りを考えて欲しいと思う
116だが僕が打ったインプレッションは、重心距離が短く操作性はいいが、インサイドからヘッドを入れると、チーピンになってしまう。大きなスライスを打つつもりでスイングして、やっと真っ直ぐ飛ぶ感じだ。逆にフェードを打ちたい人は、低スピンの弾道が打ちやすいだろう
僕が愛用していた2代目インプレスRMXツアーは、同じような特性を持つヘッドだが、重心距離が短いヘッドでも、フェースのセンターに重心があると不思議と打ててしまうもの。この116もウエイトで重心位置を変えることが出来る。そう言えば2代目インプレスRMXツアーのウエイト位置を少し変えていたことを思い出した
試打ラウンドの時に、同じ位置で試してみればよかったと少し後悔している

ヤマハ インプレスRMX02 (2013)

このインプレッションは2014年4月に書かれたものです

昨日ゴルフ雑誌EVENの次号に撮影があって、僕のドライバー遍歴について喋ってくれと言われた。そもそも僕がギアに特化して仕事し始めたきっかけとなったのは、キャロウェイの初代グレートビッグバーサ(GBB)。チタンヘッドが世に出て、広く普及するきかっけとなったクラブで、リシャフトという行為もこの頃か
ら徐々に一般的になってきた。アナライズに当時使っていたGBBを資料として残しているが、シャフトの長さを伸ばす加工をしている。GBBはチタンのメリットを生かしヘッドの投影面積が大きく、当時デカヘッドと言われた。少々長くしても長さを感じないというメリットがあったからだ。

僕はコンペでやる「ドラコン」とか全く興味が無いし、単に飛距離だけにこだわりを持っていない。しかし60歳になった時に、260yキープする方法論として、今年はクラブを長尺化して飛距離を追求してみようと思っている。もともと長尺用のヘッドではないドライバーを使って、長尺仕様にするポイントは、ズバリヘッド重量。今まで僕はヘッドが重い方が飛ぶと言っていた。これは長さが45インチの場合、重いほうが衝突エネルギーが大きくなるから。外ブラが好きだったのは、ヘッド重量がしっかりあるものが多かったせいでもある。しかし飛距離に対するアプローチとして、長尺化を今年はテーマにしてみた。

軽めのヘッドをうまく使うのはテクニックが必要。そのテクニックを習得したいと言う狙いもある。となるとヘッドが重いモデルが多い、外ブラでは選択肢が狭い。では国内のブランドで考えてみる。今僕のエースであるヤマハRMX TOURモデルだが、435ccだしヘッドの投影面積も小さいので、47インチで使うのには向かない。それなら460ccのRMXの02と言う選択肢に上がってくる。

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RMXというと、ウエイトで重心距離が変えられるが、重心距離を変えることにこだわりすぎて、初代RMXはSLDRよりも浅い重心深度になってしまった。回収騒ぎに加え、極端な浅重心はヘッドの挙動がピーキーになりやすく、そのせいもあるのか?!前作はあまりヒットしなかった。今年のRMX、特に02は今までより深めの重心深度になり、扱いやすくなった。そのせいもあって、今年のRMXは売れているようだ。その中でも02はスライサーやボールの捕まらない人に特にオススメしたいモデルだろう。

重心距離の短いので、フェースのセンターよりヒール寄りに芯があるのが、僕的にはちょっと気になるし、ドローヒッターには向かないが、逆にボールが捕まらない人には朗報。長尺にすると捕まらないと言う人が多いので、一般的には長尺向きだろう。ヤマハのヘッドはフェースのとても弾きがいいし、構えやすい顔もオススメしたいポイント。可変スリーブもシンプルで、何よりヘッドだけで買えるのが嬉しい。シャフトをいろいろ用意して、自分好みの長尺ドライバーを作ってみたいものだ

ヤマハ インプレスRMX TOURドライバー(2014)

このインプレッションは2014年1月に書かれたものです

マーク金井ブログにはもう書いているので、ご存知の方も多いだろうけど、最近使っているドライバーはヤマハのインプレスRMXTOURドライバー。昨年初代RMXが発売開始されたのだけど、実はゴルフ業界を震撼させる販売方法を取っている。クラブメーカーは、ゴルフクラブとして販売するのが基本。しかしヤマハRMXはクラブとしても売るし、ヘッドだけも売る。シャフトもスリーブをつけて売る。という常識はずれなことを開始した「解体」というコンセプトを打ち出して、クラブメーカーなのにパーツも販売しているということになる。

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今までは、完成品とパーツ別会社にして、別ルートで販売するのが普通。当然パーツ販売しても、クラブを組み立てるのには、道具も技術も必要だった。しかし可変スリーブが一般化して、組み立てが必要なくなった。歴史的にはキャロウェイゴルフが、i-MIXというヘッドとシャフト別々の販売を行っていたが、同じモデルのクラブも併売していた。しかしヤマハは、RMXでは別売りのみ。それもコンサバティブな日本のゴルフメーカーが思いきり大胆な販売方法を取ったので、業界内では非常に話題となった。それに対していろんなことを言う人も多い。

そもそも「カチャカチャ」を使えば、別々に販売できるものだけど、メーカーは既得権益を手放そうとはせず、クラブと、シャフト別々に販売しようとしない。テーラーメイドは、途中でスリーブの形状を変更するという、カチャカチャの持つユーザビリティを自ら否定するようなモデルチェンジを行っている。お気に入りのシャフトさえ持っていれば、ヘッドを購入すれば済むのに、またクラブとして購入せねばならない。(テーラーメイドは可変位置を更に細分化するという変更意図があるので、スリーブの変更は進化とも言えるが・・)

ヤマハのRMXは、別々に販売している上に、昨年とスリーブは共通と、「解体」というコンセプトをしっかりと守っている。もう一つ僕が評価したい点は、カチャカチャと弾道調整は切り離して考えていることだ。弾道調整はヘッドで行い、カチャカチャは180度方向の2か所しか固定できない。ライ角の調整に留めている。僕はライ角について非常にこだわりを持っているのは、メルマガ読者なら充分理解してくれていると思う。ドライバーは基本ティアップして使うので、地面とコンタクトしないから、さほどライ角は重要ではないと理解している人が多いと思う。それは半分正解、半分不正解と言える。ライ角が変われば、ボールの捕まりも変わる。フェースの見え方も変わる。身長183センチのマーク金井と167センチのT島では、構えやすいライ角は違うのだ。

初代RMXは、重心距離を動かすということにこだわり過ぎて、出来る限りウエイトの位置をフェース側に持ってきたように思う。重心深度が浅いと、重心距離をウエイトでコントロールしやすいが、あまりに震度が浅すぎて、ヘッドの動きがピーキー。重心距離をコントロールして1つのヘッドで、いろんなユーザーに対応しようとしたが、特性がピーキー過ぎて、低スピンで、ぶっ飛び弾道が出る場合もあるが、対象ユーザーが非常に限られる結果となった。

今回はヘッドを01、02、TOUR3種類だしてきた。僕はすべて試打したけど、02とTOURが好印象。特にヤマハ契約プロの藤田寛之、谷口徹が使ってきたTOURモデル。今までは名器インプレスX425Vの流れをくんで、歴代モデルは非常に顔と打感と飛距離性能を追及しているが、コントロール性があり過ぎて、アマチュアが使うにはシビアなヘッドだった。今回RMX TOURは、この点がかなりマイルドになった。

今回のRMXは今までのTOURと違って遠藤製作所で作っていない模様。フェースは鍛造だが、ボディーは鋳造。可変スリーブに対応するのが難しかったという話だ。しかし歴代と比べて遜色ない打感と反発を実現していると思う。ヘッドには最初から予備のウエイトがついているのが嬉しい。最初はトゥ側に4g、ヒール側に13gのウエイトが配置されている。僕は極端なウエイト差をあまり好まない。ヘッドサイズが小さい上に、重量配分も極端にすると、ヘッドの挙動がシビアになるからだ。付属のレンチに内蔵されている、8.5gのウエイトを2つ、トゥ、ヒールに配置すると、適度なマイルド感が出てきて、ビックリするぐらい打ちやすくなった。

1月6日のアナライズストアブログを読むと、T島もこのヘッドを衝動買いして、
同じチューニングをしたと書いていた。ウエイト可変モデルの高等テクなので、試してみても損はないと思う。このヘッドには、アナライズW65がよく合う。特に冬場は、RMX TOUR+W65の少し低めで低スピンな球でランを稼ぐといいだろう。僕もこれを手に入れてからすでに3ラウンド、狭い赤羽ゴルフ倶楽部でもフェアウェイキープ率100%を続けている。

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ヤマハ インプレスRMX TOUR(10度)+アナライズW65
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長さ45.25inch/重さ318.7g/バランスD2.5/振動数246cpm/センターフレックス値3.87/表示ロフト10度/リアルロフト10.5度/フェース角±0度
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ヤマハ インプレスRMX 02(2013)

ヤマハ インプレスRMX 02

来年の新製品が雑誌を賑わせはじる季節となった。僕もEVENとアルバで新製品を集めた企画で一気に試打することができた。毎年モデルチャンジして新製品を出すメーカーは大変だ。各社手詰まり感を感じる、小さいディティールの変更を大きく打ち出すしか無い。微細な数値でそこまで性能が変化するか言及はしないが、メーカーも苦労していると感じている。

そんな中で2機種、僕が評価しているものがある。1つは先週取り上げたブリヂストンのTOURSTAGE GR。もう一つはヤマハのRMXシリーズだ。残念ながら初代RMXを僕はあまり評価していなかった。それは重心距離を変えたらすべてのユーザーを取り込めると、いう意図を感じたから。残念ながら1つのヘッドで重心距離を変えても、それだけでは全てのゴルファーには対応できない。RMXには付いていないが、可変スリーブによるロフト可変したとして、1つのヘッドで対応するのは限界がある。

今回はその幻想を自ら改めて、基本特性を変えたヘッドを3種類だしてきた。もちろんその3種類の中で、ロフトを選べる。オーソドックスだがこの変更を僕は評価したい。3つ全て試打したが、その中で一番僕が評価したのはRMX02だ。このRMX02は今までのどのモデルに変わるかというと、非常に捕まりがよく、それでいてフックフェースも気にならない、弾道は低スピン、僕は一番ヤマハらしいと思っているDシリーズ。

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初代RMXは、極端に重心位置を浅くした。浅くするとウエイトの付け替えによる重心距離の可変の範囲を大きくできるというのもあっただろう。非常に低スピン弾道が打ちやすい反面。ボールが上がりにくかったり、ヘッドの挙動が安定しなかったり。対象ユーザーが非常に限られた。今浅重心が流行っているが、重心距離と重心深度の差が激しいと、ヘッドの挙動が不安定になることは、メルマガやブログでも何度か取り上げた。

特に危険なのは、重心距離が長くて、重心深度が浅い場合。僕がブログで書いている「重心深度÷重心距離=捕まり係数」が低い場合だ。僕の理想値としては、「重心深度÷重心距離=捕まり係数」が0.9以上~1.0の間がちょうどいいと感じていた。

この02だが、初代RMXや今回発売されるRMX01に比べても、可変ウエイトの位置が後ろになった。これだけで、浅重心を狙っていないことがわかる。重心深度は38mm(カタログ値)ヤマハはマジメなクラブ作りを感じさせる、カタログに重心距離、重心深度、重心高を載せていることを僕は評価したい。

ではRMX02の捕まり係数を計算してみると・・

重心深度38mm÷重心距離32mm=捕まり係数 1.18

と1.0を超えてくる。これは重心距離が32mmという、今どきの大型ヘッドとしては、最短レベルの短さが原因。捕まるけどヘッドが動きにくいというかなり尖った仕様だといえるだろう。この重心距離はウエイトがヒール側13g、トゥ側4gに配置した数値だそうだ。僕は重心距離可変はあまり評価していないのは、メルマガ読者やブログ読者ならよくご存知だと思う。ヘッドの見た目でゴルファーが感じる重心距離と、実際の重心距離のズレが大きいと、違和感を感じるからだ。ロボットならこんなことはないと思うが、人間の感性はなかなか拭い去れるものではない。このウエイト位置が標準と僕は認識している。ヤマハも今回は重心距離が動くことを前回と違って、大きく打ち出していない。微調整の範疇で収めることをオススメする。

さて試打した印象だが、やはり捕まりのよさを感じる。「捕まる」と言うと、フッカーはチーピンをイメージするようだが、フックしか打てないT島もアナライズのストブログに書いていたように、簡単に捕まって、コントロールしたドローは打ちやすいがチーピンは出にくいと書いていた。これは重心深度の深さが影響しているからだと思う。そしてシャローフェースで極端な低重心ではないが、ス
ピン量が少なく簡単にキャリーのあるドローが打てる。T島の取材の時に、カリスマフィッター鹿又さんが、RMX02の11.5度を気に入っていたと言っていたが、彼のように捕まりヘッドでフェードを安定して打ちたい人にとても相性がいいだろう。

初代RMXは、回収騒ぎで評判を落としたが、ヘッドとシャフトが別々に買えるというのは理想だと思う。それと凄いのは発売日の12月14日から12月23日までの十日間、ヘッド1個、シャフト1本の価格で、ヘッド2つのシャフト1つのリヘッドセット、ヘッド1つで、シャフト2本のリシャフトセットが選べるというキャンペーンを開催するようだ。(詳細はメーカーホームページを)僕は断然リヘッドセットをオススメしたい。ヘッドが2つ選べるというだけで、どれを選ぶかそれだけで、ワクワクする。アナライズのリニューアルセールも凄かったけど、このキャンペーンも凄いと思う。

 

ヤマハ インプレスX V440ドライバー(2011)

このインプレッションは2011年4月に書かれたものです

僕が良く行く中古ショップ ゴルフパラダイスに、発売されたばかりのヤマハインプレスX V440パワーレングスがあった。僕の衝動買い、実は欲しくてたまらないモノばかりではなくて、計測買いというのがある。このゴルフパラダイスは、中古のチェーン店だけど、素晴らしいのは当日は100%で買取保証してくれる。買って当日なら、買った値段で買い取ってくれるというシステムだ。(いろいろ注意事項があるので、お店で確認して下さい)

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このV440は、雑誌のインプレッションで試打した。しかし一気に30本とか打つと、自分自身インプレッションを覚えていないことがある。実際しっかり打って、計測しておきたい場合、購入して試打して、計測する。こういう目的で買うことがあるのだけど、そのまま気に入ってしまうことは何度もある。そんなことで買取保証のある中古ショップで新製品が出ると、衝動買いしてしまう事が多い。

まず計測して、そして構えてみるのだけど、構えて違和感を感じるのは、アドレスしてみたら、どう見てもフックフェイスなのだけど、データは-2度とオープンフェイス。じつはフェイス角というのは、ライ角でかなり変わってしまう。アナライズでは、オープン当初計測の基準を決める場合、店長とかなり議論した。このライ角でフェイスアングルが変わってしまうこともその一つ。アナライズでは、1Wのフェイスアングルはライ角58度と決めて測っている。1Wはティアップして打つクラブなので、地面で打つアイアンなどに比べ、ライ角は製品によってかなりの差がある。最近の大型ヘッドのクラブは、捕まりを良くする為に、かなりアップライトなモノが増えている。62度とか、5番アイアンか!というぐらいのものも珍しくない。しかし実際インパクトライ角が62度になることなど有り得ない。基準をおく必要があるので、インパクトライ角に近いと思う ライ角58度とアナライズではしている。

さてフェイス角というのは、アップライトに構えれば構えるほどオープンに見える場合が多い。その誤差が見た目と、計測値との違い。実際長さが46インチなので、アドレス時はもう少しライ角はフラットになる。その差がズレだと推測する。さてV440というか歴代のインプレスXのVシリーズで、注意しなければならないのは、なんと言ってもリアルロフトだ。数あるクラブの中でも表示ロフトより、リアルロフトが少ない数少ないモデル。V440になってかなりマシになった(10度表示で9.75度)が、まだまだ少ない。9度のモデルはくれぐれも手を出さないように。実際契約プロも10度を使っている。

そしてこのクラブには、グラファイトデザインから単品で市販されるTOUR-AD LV6というシャフトが入っている。このシャフトは、長尺用に開発されているシャフトで、名前でお分かりになる方も多いと思うけど、EVというシャフトの長尺版という感じ。EVと同じく手元が硬くて、センターフレックス値がやわらかめ。手元が硬いので、僕的には、いささかタイミングが取りにくい感じのシャフト。

そしてヘッドの軽さが気になる。長さとこの感じでは190g台の前半と思われる。こういう軽いヘッドは、合う合わないがハッキリ出るので、買取保証がある中古ショップもしくはキッチリ試打して決めたいクラブ。打ってみて感じるのは、アスリート向きで、つかまりを抑えているけど、無理に捕まえに行くと大きくチーピンがでたりする。あくまでフェードイメージで打つと、綺麗なフェードになる。アスリート向きというと、左に行かないというクラブが多いのだけど、V440は、谷口、藤田プロが好む。風に強いパワーフェードが打ちやすく、それでいてランも出ると言うのを狙っている気がする。残念ながらこれは、速攻買い取りしてもらった。中古ショップのこの仕組みを有効に活用して、クラブ選びの幅を広げてみるのは良いと思う。

ヤマハ インプレスX V440+TOUR AD LV6

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長さ45.75inch/重さ311.2g/バランスD2/振動数261cpm/センターフレックス値
4.33/ロフト9.75度/フエイス角-2度

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ヤマハ インプレスX425V

※インプレッションは2010年8月にしています

僕のエースシャフトUSTmamiyaのATTAS-T2で色々試したくて、取材でゴルフパートナに行った時に、探していた1Wを偶然見つけた。程度もよかったので迷うことな購入!それは!!

ヤマハ インプレスX 425V 10° シャフトは純正でDX-507DのS

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当時カスタムとして、カタログモデルにもなっていた白マナ(ディアマナD63)も店頭にはあったのだが、ヘッドだけ欲しかったので価格も安い純正シャフトをチョイス!インプレスX425Vといえば、ついこの前までヤマハ契約プロの谷口徹、藤田寛之が使っていたクラブ。新しいモデルが出ても結局シーズン中にここに戻るぐらい魅力があるヘッドだった。

このモデルからヤマハは飛ぶ!とファンが増え始めたのだが、何故飛ぶのかが知りたい人も多いだろう。打ってみて感じるのは低スピン感だ。データ的にヘッドがまず

ヘッド重量   200g
慣性モーメント 4193
表示ロフト   10°
実測ロフト   10.25°
重心距離    34.8mm
重心深度    35.5mm
重心高     30.0mm

まずロフトが、表示とリアルロフトの差がほとんど無い。ロフトが少ないとスピン量は少ない。9度のモデルもあるが、ほぼ表示通りで打てる人が極々限られる。藤田、谷口プロ達も、10度のヘッドを長く愛用していたので、安いからと言って9度を買ってしまうのは危険だ

重心距離は、短めである。ここ最近は40mmぐらいが標準的になりつつあるから結構短い重心距離で、操作性がいいヘッドだということになる。僕は重心距離が長いヘッドが好きだが、重心距離が長くなると、重心深度も深くなる傾向がある。ここでも低スピン狙いということがわかる。

といっても重心深度も、実用の範囲に納めている。スイートエリアは決して広くはないが、狭いというわけでもない

重心高は、30.0と低い。これが低スピンを産む。そしてリアルロフトが少ない重心深度も浅め。どの数値もこのヘッドより低スピンになる数値を持つヘッドは少なくないが、トータルとしてこの数値をキープして、そしてやり過ぎないギリギリの線を平均的に持っているのが、このヘッドの特徴である。

ヤマハが今年出した、インプレスX V201ツアーモデルはほぼ425とスペックが同じ!

インプレスX425V   インプレスX V201ツアー
体積      421.6cc         433.2cc
重量      200.0g         201.00g
慣性モーメント 4193          4169
重心距離    34.8mm         35.6mm
重心深度    35.5mm         36.4mm
重心高     30.0mm         30.3mm
もしかして藤田プロがリクエストしたのかな?と僕は想像する。昨シーズンまで、試合では425Vを使い続けてきたのだが、ついに425Vを継承しつつ、藤田プロの声を反映した藤田専用モデルともいえるV201ツアーが出来上がった。試合で使える性能を手に入れた藤田プロは、今年も大活躍している。

ぶっちゃけ、ほんの少し大きく、そしてやさしくなっただけなので、425Vでも僕は充分と思う。

アッタスT2に、リシャフトする前に打ってみたが、純正シャフトも意外といい。手元がしなって、先端の剛性を感じる。僕が使うには残念ながら少し軽い。いいシャフトなだけに勿体ない。

インプレスX425V 10°+DX507(S)

重さ306.2g、バランスD3.5、振動数256cpm、センターフレックス値4.16、フェイス角-1°ロフト10.25°

このヘッドに55gのシャフトを入れるというのは、対象ユーザーがぶれているのでは?と感じるが、この後のモデルから60g台のシャフトをちゃんと入れるようになっているのは、流石今一番売れてるメーカーだ。売れてないメーカーだと、ショップの試打室で良いデータが出るように、総重量を軽くするクラブが増えてくる。目先の売上を狙ってのこと。クルマで言うなら、エンジンを軽量化すると、タイムトライアルでは良いけど、耐久性が無くなる。ゴルフクラブは軽くしても、折れたりしないけど、軽くするとスイングへの弊害が出てくる。(手打ちなど)

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今は、店長が9月に発売になるチャレンジリシャフト2011の取材用のクラブを毎日組むのが大変で、僕のリシャフトが後回し・・

早く 今のエースのツアーバーナー+アッタスT2と

このインプレスX425V+アッタスT2を打ち比べたいものだ。

ヤマハ RMXドライバー(2013)

今回11代目となるインプレスXシリーズ。2013年モデルはネーミングも新たに「インプレスXRMX(リミックス)」となり、ドライバーはヘッドとシャフトをそれぞれ単独で購入可能になっており、「ヘッドのみ」「シャフトのみ」といった買い方もできる。画期的な新製品。当初スリーブの強度に問題があり、初回出荷分は回収されたが、現在は問題なく販売されている。

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ヘッドはモデルチェンジによって劇的に変化。ヤマハとしては初のシャフト脱着方式を採用。ソールには重量調整用のネジが2個配される。ヒール側とトウ側のネジの重量を変えることで、重心距離を最大「8ミリ」移動できる(メーカー公称値)。ネジ13g×2、4g、22gが標準装備され、オプションで4gから22gまで、1.5g刻みで13種類用意されている。

フェースの厚みは約52ミリ。少し薄べったいがアドレスすると、上がりやすさよりも力強い印象を受ける。従来モデル(インプレスXDシリーズ)に比べるとリアルロフトが少ないからだ。フェースの向きはほぼスクエア。幅広いゴルファー向けに作られているが、ヘッド形状はアスリートゴルファーを意識した感じな仕上がり。ソールもデザイン一新。ソールとフェースはブラックで、中央にインプレスXのロゴが入る。バックフェース側にはヤマハのシンボルである音叉のバッジが埋め込まれる。黒とシルバーでデザインされたヘッドは精悍かつシャープだ。

試打クラブはロフト9度。シャフトは標準装着のR(MX-513D)10度表示でリアルロフトは10.5度。フェースアングルは+0.5度。ややフックフェースだが構えるとフェースはスクエア感が強い。シャフトは軽くてかなり軟らかい。ワッグルするとシャフト全体がグニャリと大きくしなる。硬さの目安となる振動数は227cpm。クラブ重量は294.5gでバランスはD0.5。長さはメーカー値、実測値とも45.5インチ(※ヒールエンド法計測)。

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まずはシャフトに合わせて軽めにスイングしてみると‥‥弾き感があるインパクト音とともにボールは低い弾道で「前に前に」飛んでいく。見た目通り重心が浅くて低いようだ。スピンがかかってフワッと上がる弾道ではなく、明らかに低スピン弾道。ラフからフライヤーを打ったかのような放物線で飛んでいく。インパクトゾーンでヘッドがアッパーに動く度合いが少ない。リアルロフトが少ないことも相まって、打ち出し角度がかなり低くなるようだ。非力な人にはボールが上がりづらい怖さもあるが、パワーヒッターが使えば、キャリーとランでも飛距離を稼げるだろう。

ヘッドスピードを46m/sぐらいに上げても吹き上がる気配がしない。フェース中央よりもほんの少し上で捕らえると打出し角が11~12度で、スピン量は2300~2600回転。インからあおって打つとドロップしそうで怖いが、プレーンに沿ってクラブが下りてくると、風に強くて飛ぶ弾道がオートマチックに打てる。

重心距離の調整機能が印象的だ。ネジを取り替えるとガラッとヘッドの挙動が変わった。標準だとヘッドの挙動はニュートラル。ストレートに打てばストレート弾道。捕まるようにネジを装着すると(ヒール側に22g、トウ側4g)、重心距離が短くなった分だけ捕まりが一気に良くなる。逆もしかり、捕まらないようにネジを装着すると(トウ側に22g、ヒール側に4g)、重心距離が長くなった分だけ捕まりを抑えることができた。重心距離を変えられるドライバーはいくつもあるが、調整幅はかなり大きい。ヘッドに比べるとシャフトはかなりアンダースペック。純正Rはとにかく軟らかく、しなりを感じやすく仕上がっている。ヘッドがハードな分だけ、シャフトでやさしさを演出しようとする意図が強く出ている。

見た目通り、ヘッドは明らかにアスリートライク。重心が浅い分だけ、スピンが減って飛距離を稼げるドライバーだ。個体差はあると思うが、2013インプレスXRMXはアベレージゴルファーよりもアスリートゴルファーの方が相性が良いはず。

表示10度に対してリアルロフトは10.5度。フェース角は+0.5度。ライ角度はノーマルポジションが59.25度で、アップライトポジションが60.75度。インプレスXRMXの場合、シャフト脱着で変えられるのはライ角度のみである。捕まりの目安となる重心アングルは17~18.5度。市販ドライバーとしてはかなり小さい数値。

ヘッド重量は191.2g(シャフト装着スリーブ含まず)。ノーマル状態の重心距離は38.5ミリ。捕まるポジションだと34.5ミリ、捕まらないポジションだと42.5ミリ。ヘッド重量を変えなくても最大で8ミリ重心距離を大きく調整できる。長さはメーカー値、実測値とも45.5インチ(ヒールエンド法での計測)。

純正Rシャフトの振動数は227cpm。純正シャフトのRとしては軟らかい設定。クラブ重量は純正R装着時で294.5グラム。バランスはD0.5。45インチに換算すると300g前後。純正Rだと45~65歳ぐらいで、体力が平均的な男性ゴルファーにちょうどいいスペックだ。

リアルロフトが少なくて、重心がかなり浅いドライバーなのでロフトで見栄を張るのは絶対に禁物。9度は相当ボールが上がりづらい。ある程度弾道の高さを求めるならば、ハードヒッターでも10度をお勧めしたい。ちなみに10度も決してボールが上がりやすいわけではない。中高弾道を打つにはそれなりのパワーが求められる。

純正シャフトのRは女性用のシャフトに近いぐらいとかなり軟らかい。純正Rのシャフトのストライクゾーンは36~40m/sぐらいと。シャフトは純正シャフトの他に、グラファイトデザインのツアーADのGT-6(S)、三菱レーヨンのディアマナB60(S)、USTマミヤのアッタス4U(6S)、フジクラのランバックスタイプS65(S)もラインアップされている。