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ピン G MAXアイアン&iアイアン(2015)

僕は、ゴルフ一回に掛ける時間を極力減らしている。プレー時間だけではない、ゴルフ場への往復時間、練習にかける時間、などなど必要最低限にして、仕事の合間にササッとゴルフへ行き、戻って仕事している。1回の時間を減らすかわりに、ゴルフに行く頻度を極力増やすようにしている。そしてゴルフと言っても、練習場には取材以外では行かないので、ゴルフに掛ける時間のほとんどが、ゴルフ場すなわち、芝生の上にいて、ゴルフについて、クラブについて、いろいろ考えるのが好きだ。
僕は意図的に芝生の上の時間を長くしようとしているが、一般のゴルファーは、芝生の上にいる時間が少ない。たぶん僕よりもゴルフに掛ける時間が長いにもかかわらずそうなっているだろう。芝の上、すなわちゴルフ場は、練習場と違って、同じライで打つ機会は殆ど無いだろう。練習場のマットの上では、ボールがしっかりと見えるし、ボールの手前にヘッドが入っても、滑って何事もなかったようにボールは飛んで行く。しかし芝の上では、そうは行かない。平らに見えるフェアウェイも複雑に傾斜があるし、芝の状態も様々、ラフは更に状況が異なる。

クラブ選びは、ゴルファーが長く過ごす場所で変わってくる。日本のゴルファーは、テレビの前や、パソコンの前、ゴルフ場に向かう車の中、練習場のマットの上、芝生の上じゃない場所で、ゴルフクラブについて考えることが多いだろう。ゴルフ場でラウンドして、打ちのめされるが、練習するとすぐ忘れて、自分は憧れのプロゴルファーに近づいたという気になる。そしてプロが使うカッコイイクラブを試打して、『打てた嬉しい、上達しているんだ!』と選ぶ傾向が強くなる。一方僕は、芝の上にいる時間が長い分、自分の実力を強く認識している。だからカッコイイクラブよりも、スコアが出るクラブを選ぶように
している。
前置きが長くなったが、先日ピンから2種類のアイアンが発表された。『G-MAXアイアン』と、『iアイアン』の2モデル。G-MAXアイアンは、ブログに記事を書いたのでこちらを読んで欲しい

http://www.analyze2005.com/mkblogneo/?p=13080

 

『G-MAXアイアン』は、『カーステンアイアン』の後継に当たるモデルで、カーステンアイアンに飛びの要素をプラスしたアイアン。僕も早速予約したが、Facebookなどの反応を見ると、『iアイアン』の注目度のが断然高い。見るからにヘッドが大きい G-MAXアイアンは、初心者向けと受け取られ敬遠される。しかしiアイアンはヘッドがコンパクトで、プロの使用率も高い。発表直後に、前田陽子プロがiアイアンを使って優勝。注目となているモデルだ。

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もともとiシリーズのアイアンは、大山志保、鈴木愛、一ノ瀬優希、上原彩子などが使っている女子プロに人気のアイアンで、プロモデルに比べると少し大きめのヘッド、少し広めのソールと、やさしいプロ使用アイアンとして人気だ。バンス角もしっかり付いていてダフリのミスにも強い。

 

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『iアイアン』は、ウエイトに位置を調整し、重心を深めにしてミスヒットに強くボールを上がりやすくしている。そのおかげか?!打感も良くなっている。アメリカのアイアンらしく、スコアリングラインのセンターに重心がくるようにウエイト調整している『センター重心』など基本的な思想はかわらない点も、オススメしたい点だ。

 

シャフトラインアップはだが、スチールシャフトはCFSシャフトが無くなり、NS950、モーダス3 105、120、DGと豊富なバリエーションから選べる。しかしカーボンは50gのCFS J50だけ・・純正で重いカーボンがラインナップされていたのが、ピンのいいところだったのだが、これは少し残念だが、女子プロが選ぶこともわかる、ミスがミスになりにくいお助け要素もあるのがいい。

今、巷の自称アスリートゴルファーのスタンダードなアイアンは、タイトリストAP2だろう。たしかにコンパクトなヘッド形状に、ハイテクな複合素材を取り入れて、やさしさも追求している。勘違いしないで欲しいのは、上級者やツアープロ向けに作られているアイアンで、彼らが『やさしい』と感じる要素を盛り込んでいるだけで、我々がつかって『コレはやさしい』と感じるアイアンではないことだ。練習場のマットの上では、ライが殆ど変わらないので、やさしさを実感することができるが、毎回条件が違う、芝の上ではかなりの力量が必要となる。そうなると僕の大好きな結果オーライが出にくくなるのだ。
『iアイアン』は、AP2よりもヘッドサイズが大きく、ソールも幅広いく、若干ミスに強い。僕が思う(個人的に)なかでギリギリアマチュアが使えるプロ仕様アイアン。僕は見た目よりも、ミスがミスになりにくく、結果オーライが出るアイアンのが好み。だから『G-MAXアイアン』を予約した。皆さんもクラブを見ながら妄想する時間を、芝の上に使ってもらえれば、クラブ選びの嗜好も変わるかもしれない。

 

ピン G30アイアン(2014)

このインプレッションはマーク金井の有料メルマガ ”マーク金井の書かずいいられない” で2014年9月18日に配信された原稿を元にしています

 

 

今元気なメーカーはキャロウェイ、タイトリスト、いろいろ名前が上がる。その中でも一番元気なのはピンではないだろうか?!新しいドライバーG30が発表になった途端、G30を使用してカブレラが勝ち、フェデックスカッププレーオフ第1戦でハンター・メイハンが、3戦目のBMW選手権では、1,2フィニッシュ、そしてツアーチャンピオンシップではビリー・ホーシェルが二連勝で年間王者決めている。日本でも大山志保、そしてコニカミノルタでは鈴木愛選手が優勝と、毎週どこかで優勝を決めていて、ピンジャパンの美人広報さんから、嬉しそうなPINGNEWが届く。

 

 

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ピンのG30ドライバーだが、セールスも好調らしく、僕も月刊ゴルフダイジェストで2ヶ月連続のタイアップ広告に出ている。今月がドライバー、来月がフェアウェイ、ユーティリティ、アイアンだ。メルマガ読者ならご存知だと思うけど、僕はタイアップ広告を受ける時に、事前に必ずテストして僕が納得したクラブしか受けない。すべてのメーカー、全てのモデルを受けているわけでなく、テストで跳ねれれているクラブだって少なからずある。たとえ大ヒットモデルであってもそれは変わらない。

 
ということで取り上げているクラブ=「僕のお墨付き」と思って頂いていいだろう。今回のピンのG30アイアンだが、G25をエースとしている僕としては非常に気になる存在。とても試打するのを楽しみにしていた。

 

 

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形状を見ると、ソールや全体のフォルムなどG20からG25に変わったほど変化がない。一番大きい変化はロフトが変わったこと、ストロングロフト化された。SNSを見るとストロングロフト化に否定的な意見もあったが、僕的にはありがたい。というのも、僕のもう一つのエースアイアン、2代目VG3アイアンは、ストロングロフトで、G25アイアンとロフト差が2度ぐらいあって、G25のが若干飛ばなかった。G30にすると、VG3と同じぐらい7番で、155~150yキャリーで飛ぶようになった。どちらを使っても同じ番手で、同じ距離飛ぶので距離感が狂いにくい。僕なりのロフトピッチの考え方は、プレーヤーの距離感と合って、しっかり飛距離の階段が作れれば、ストロングロフトでも構わないと思っている。

 
G25から受けづがれたソール形状は、幅広だけどリーディングエッジが落ちてバンスが効いている。今回世界アマの会場となった軽井沢72などフェアウェイが洋芝のゴルフ場では、ソールの違いでミスに対する許容範囲がはっきりと出る。日本では洋芝のフェアウェイのコースは北海道や、軽井沢、八ヶ岳、那須高原など比較的気温の低い場所以外あまり多くないが、やはり洋芝を前提に作られていると、日本の芝でも必然的にやさしくなる。

 

 
シャフトは純正のスチールだが、カーボンに慣れている僕としてはFUJIKURAのMCI80あたりを入れたいと思っている。よく「G25とG30どちらにしたらいいですか?」と聞かれるけど僕的にはロフトで決めたらいいと思う。明らかな性能差はないが、ロフトの差は大きく距離感に影響するからだ。G30、MCIなどのカーボンにリシャフトしたらたぶんエースアイアンになる気がしている。

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ピン カーステンアイアン(2014)

このインプレッションは 2014年の3月に書かれたものです

年末から2月にかけてアイアンもいろんな取材で60本以上打った。ブログでも書いているが、ドライバーはテーラーメイドのLOFTUPキャンペーンなど、見栄でロフトを選ぶことがあまり無くなって来たと感じる。しかしアイアンはこの傾向がかない顕著になってきている。ブログにも書いたが7番アイアンで150yの呪縛のせいだと僕は分析している。試打したアイアンも7番で27度から35度と軽く2番手の幅がある。その差はなんと8度!昔はせいぜい一番手ぐらいの差に収まっていたが、軽く2番手超える場合も珍しくなくなった。この先どこまで行ってしまうのだろうと心配になるぐらい節操が無く感じる。7番アイアンで150yの呪縛というか幻想だが、1Wの飛距離も当然落ちて200yを下回るようになっても、7番はあえて150yなのだろうか?そんな疑問を抱きつつ60本を打ってきたが、その中でもひときわ光ったのがピンのカーステンアイアン。

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やさしいアイアンの「やさしい」について僕が問われたらこう答える。

  • ボールが上がりやすい
  • ダフリに強い

この2点、カーステンやSSアイアンにワイドソールにするということは、重心の低さと深さにつながる。フェースのブレード長を長くすることが慣性モーメントを大きくする。慣性モーメントが大きくなるとヘッドの挙動が安定する。重心距離が長くなると飛距離にもプラスとなる。


ヘッドが大きいということは、非常にメリットがあるのだが、重心距離が長くなると、ボールが捕まりにくくなる。ピンが30年前に出したEYE2も重心距離が長かったが、オフセットをつけて、つかまりを補った。当時はブレードアイアン全盛時代、というかキャビティアイアンというのはピンが元祖のようなもの、そもそもはピンアンサーパターのトゥヒールバランスという構造を、アイアンに採用してようやく認められたのがEYE2。オフセットが付いていて、それまでの伝統的な形状からかけ離れたEYE2は、当初日本では売れなかった。しかしアメリカで爆発
的にヒットし、USPGAの選手が使って活躍することで、日本でもヒットした。当時ドライバーはテーラーメイドのメタルウッド、アイアンはピンEYE2というのが、トレンドで「ピンテラ」と呼ばれる組み合わせで流行ったものだ。僕もマッスル全盛時代にピンEYE2を打った衝撃を受けたが、今回のカーステンは同じぐらいの衝撃。

このアイアンを使うとハーフで2,3つはスコアが良くなると思う。カーステンは2つの良いポイントがある。1つはワイドソールで、しっかりバンスがあること、バンスについてはこのクラブ指南でもブログでもしつこいぐらい書いてきたと思うが、ワイドソールにすることにより、バンス角がさらに効果があり、ダフリのミスに強くなり、ハンドファーストに、ダウンブローに打ちたくなるのだ。下の表を見てもらえばわかると思うが、7番のバンスが6度もある、バンスが多めのタイトリストのアイアンAP1 714でも3度だから、どれだけしっかりバンスが付いているかわかるだろう。

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もう一つはロフトピッチが絶妙。

  ロフト  ロフト差 バンス角
#5 24度       2度
#6 27度   3度   4度
#7 30.5度  3.5度  6度
#8 35度   4.5度  8度
#9 40度   5度   9度
PW 45度   5度   10度
UW 50度   5度   11度
SW 54度   4度   12度

上の番手のロフトピッチこそ3度だが、基本的にしっかりとロフトピッチが付けられていて基本5度ピッチとなっている。アイアンは飛距離の階段をしっかりつけることが大切。ロフトピッチが少ないと飛距離の差が出来るわけがない。ピンがいかにゴルファーについて考えられているかわかるだろう。

メーカーの人も、カーステンよりS55アイアンのが売れるだろうと言っていた。残念ながら僕もそう思う。難易度が高くシャープでカッコいいS55の方が、ユーザーが支持するだろうと思っているからだ。しかし確実にスコアが良くなるのに、ゴルファーはどうしても見た目に囚われてしまう。SSアイアンのベースになったプロギアのeggもいいアイアンだが、バンス角が少ないのと、ライ角が調整できないということだけが問題。それがeggの残念なところ。

意外に見た目も悪くない、ブレードの長さとトップラインの厚みは、キャロウェイの名器X12を思わせる。オフセットの具合も心地よい。僕にとってカーステンはかなりの好みのタイプと言えるのだ。そしてピンというメーカーの素晴らしい点は1本から買えること、まずUWとSWでも買ってみて欲しい。このウエッジを一目見て、僕はヤバイなと感じた。ヘッドサイズ、ソール幅、バンスのつけ方、オフセットな具合など、正直僕が設計したウエッジが一番いいと思っているが、このウエッジを見た瞬間、ヤられたと思ってしまうぐらいいい出来具合。もしやさしいと感じたら、1本ずつ増やしていけるのもピンの利点。僕は見た目のかっこよさよりも、スコアが良くなる方が絶対いいと思ってクラブを選んでいる。ゴルフというゲームはスコアという指標しかない。ゲームを楽しむのには、いいスコアを出すこと。スコアにこだわるなら、是非試してみて欲しい。

PING S55アイアン(2013)

PING S55アイアン (このインプレッションは2013年12月に書かれたものです)

12/23のマーク金井ブログにも書いたが、今アイアンセットが増殖中。その内PINGのアイアンが3セットと過去最高となっている。それはS55アイアンを衝動買いしてしまったから。

 

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PINGと言うメーカーのアイアンが増えるのは、シンプルな理由しかない。アイアンにとって一番大切と思っている、ライ角とバンス角を大切にしているメーカーだから。しかし僕がこだわるこの2つの要素を、国内メーカーは、あまり重要と思っていないのだろうか?!あまり触れたがらない・・特にバンス角に至っては、カタログに載せていない。

 

PINGとタイトリストは以前より一貫してバンス角をカタログに載せている。海外メーカーでもテーラーメイドやキャロウェイは載せていないと2極化している。キャロウェイのアイアンは、X-14やX-TOURまではとても評価していて使っていたのだが、最近は僕の購買意欲をそそらない。テーラーメイドのアイアンも思い出せないぐらい(RAC OS?)使っていないのは、そんなメーカーの姿勢もあるだろう。

 

T島が調べたところ、どちらのメーカーも日本のWEBサイトやカタログにはバンス角の表記がないが、アメリカのWEBサイトには、両メーカーともどのモデルのアイアンもバンス角を表記している

 

テーラメイドWEBサイト(アメリカ)

http://taylormadegolf.com/taylormade-irons/

 

キャロウェイWEBサイト(アメリカ)

http://www.callawaygolf.com/?locale=en_US

 

ということは、日本サイドが表記したくないと思っているということだろう。非常に残念に思えてならない。両メーカーともバンス角を見ると、日本のメーカーよりもしっかりとバンス角をつけているだけに尚更だ。日本ではバンス角の認知度が低く、更にバンス角が多いのも、販売にとってマイナスと言う位置づけになるのだろうか?!

 

アナライズを作ってライ角にこだわって、打ち出してきたが、バンス角を必要な要素とユーザーに啓蒙する必要があると強く感じた

 

さて、話が逸れてしまったので、S55の話に戻そう。この年末の時期は来年度の新製品を一気に打つ機会が多くなる。その中でS55を打ってみて一目惚れ。こういうブレードっぽいアイアンは、僕にとってジャンル外。しかしデザインや色使いもいいし、構えてみて、そのシャープな形状とダイレクトな打感が、購入意欲を一気に高めてしまった。練習用に買ったわけではないが、3年に一度ぐらい「難しいクラブを使うと自分がどうなるの?!」なんて検証したくなるのだ。

 

あとPINGのアイアンは、中古ショップに手放すときも、買った値段に対して、意外とイイ買取価格が付くことも大切な要素。売ることを少し考慮して購入した割には、シャフトはこだわってFUJIKURAのMCI90の(S)を装着。

 

取材の合間に練習で打ったら、とてもいい球がでたので、早速実践でも投入。比較するためにPINGのG25アイアンもバッグに入れておいた。打ってみるとダイレクトな感覚で操作性もある。操作性がいいということは、球は曲がりやすい。いや曲げるために作られているアイアンなのだ。コースで使うとその差は歴然。G25の直進性の良さに圧倒される結果となった。僕レベルだと9ホール中1ホールは、アイアンの差でパーオン率が下がる感じ。もちろん芯を食った時の気持ちよさや、かっこよさは大切で、所有欲をそそられるのもわかる。世の中の殆どの人は、こういうクラブを使うのが好きなんだろうな実感した。

 

最近のPINGのアイアンは、以前の金属の無垢な感じのバレル仕上げから、かなり洗練されてきている。i20アイアンと比較すると、一見に似ているけど、許容範囲はかなり違う。僕の腕でつかえるのはi20アイアンまでというのが良くわかっただけでも、買った価値がある。FUJIKURAのアイアンシャフトMCI90(S)も、悪くないが僕にとって少し硬いと感じた。いつも使っているMCI80(S)と同じSだけど、重量が増えている分ハードになっている。ということで、残念ながら手放すことになると思う。

 

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PING S55+MCI90(S)
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長さ37inch/重さ413.6g/バランスD3/振動数309cpm/ロフト33度
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PING i20 アイアン(2012)

このインプレッションは、2012年4月に書かれたものです

マスターズでのPING契約選手の大活躍により、欠品しまくっているPINGのクラブが多い中、5月まで納品されないという噂のi20アイアンを購入。どうして僕の注文分が届いたのかというと、マーク金井だから・・ではなくて、マスターズのだいぶ前に頼んでいたから。どうして欲しくなったか?というと単純で、T島が使っていて、いい球打ってたから。

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逆にi20出た時にどうして買わなかったか?!というと、PINGらしい無骨さがなくなっている部分。PINGといえばバレル仕上げのノーメッキ。ミズノのフォージドとかピカピカのメッキを使っている人が見たらなんだこれは?というデコボコ感、そして一番の特徴だったネックにセルがない部分がよかったのに、普通になってちょっと残念だったので、i20がでたのに、i15を買ったりした。

昔のファンからいえば、とんがっていた部分が無くなって普通のアイアンっぽくみえる。とはいえライ角調整が容易いように、ネックとフェースに距離があり、トゥ側にタングステンを埋め込んでいて、ヘッドは大きくないが重心距離が長い。これはスコリングラインのセンター位置に重心位置を持ってくるこだわりだ。知られていないがタイトリストなど、アメリカのメーカーはセンター重心になっている事が多い。そして市販クラブではたぶん一番バンスが効いている。こんなところにPINGらしさは十分出ている。

バックフェイスのプラスティック部分にウエイトを入れて、ヘッド重量を設定重量に調整しているのもこだわりポイント。ヘッドの重量の誤差分をシャフトに鉛を入れることで調整すると、重心位置もかわるし振り心地にも影響が出るのを防げる。

実際打ってみると、純正のCFSシャフトは重量的にもちょうどよく、5番の重量は417gとDGよりも少し軽く、振動数は324cpmでDG-S200と同じぐらい、DGがちょっと重たい人にはピッタリのシャフトだ。コースで使ってみたが非常によいので、いきなりエース昇格が決定。

しかしストロングロフトのアイアンのようには飛ばない。僕は7番アイアンで155yぐらいが目安だけど、i20だと150yピッタリ、まあ飛ばなくなったけどプレーに問題が出るほどではない。ライ角はPINGのカラーコードでシルバー。5番で64.75度、市販でこのライ角が選べるのはPINGだけ、バンスは十分効いているので、ロフトを一度立てて使うと思う。

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PING i20(5番)アイアン+CFSのS
長さ37.75inch/重さ417.1g/バランスD1/振動数324cpm/ロフト25度/ライ角63.75
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PING i15 アイアン(2010)

このインプレッションは2012年3月に書かれたものです。

僕は常々、アイアンにもバンスが必要と書いているけど、僕が日本のアイアンをあまり好まないのは、バンスがあまりないから。ピンは、しっかりバンスが効いていて打っていて実に気持ちがいい。大きいヘッドばかり使っていたので、ゆりもどしが来たのと新品でもかなりやすい、i20アイアンが発売されたため中古価格も下がっていて、4~PWの7本で35000円と安くなっていた。おまけにカラーコードがちょっとアップライト目の黄色と珍しいものがあり迷うことなく購入。

i20もいいのだが、僕はこのi15のバレル仕上げの、無骨な感じ、セルもついていない、今流行りの”ワイルドだろ?”って感じがいい。さてこのi15ヘッドは小振りで、大きさ自体はマッスルバックのアイアンより少し大きいぐらいに見える、見た目には35mmぐらいでも不思議はないが、重心距離は40.8mmと長い。

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ピンのアイアンはヘッドが小さくても重心距離はどれも長め、これはネック調整ができるように、シャフトとヘッドの間にマージンとなるスペースを作っているのと、トゥ側にタングステンを埋め込んで、重心距離を長く持ってきている。フェースのセンターに重心位置を持ってきているのだ。

さて打ってみるとバンスが効いて気持ちがいいi15。これはバンスが強いからだけでなく、そのフラットなソール形状によるものが大きい。同じバンス角でもまっ平らなフラットソールにすると、さらにバンスが効くからだ。バンスが効いたアイアンは、打った時にハンドファーストに当たりやすいから、手をこねるタイプの人は、ハイバンスのアイアンを使えば、矯正しやすいという点もオススメしたい点、おまけに純正シャフトのAWTは重量もしっかりあり、DG、NSの間ぐらいとちょうど、市販品の少ない重量帯。

もちろんG15などのヘッドが大きい方がミスに寛容だけど、i15も結構ミスに強く、アイアンとしての機能を追求しているモデルだと思う。今黄色と僕にはフラットなので、PINGにお願いして、僕に最適なライ角にしてもらおうと思う。ライ角があっていないと、アイアンの性能は発揮できない。PINGはほんとうに、よく考えてアイアンを作ってあると、今さらながら感心する。

ピン ANSERアイアン(2010)

このインプレッションは、2011年11月に書かれたものです。

PINGはアメリカでは非常に売れているメーカーだが、日本では哀しいぐらい売れていない。そんなPINGだが昨年日本でついにアイアンが売れた。それはANSERアイアンだ。しかしANSERは軟鉄鍛造、ネックにセルが付いている、グースが無いと、PINGの通常ラインナップにはない要素ばかり。PINGのカンパニーコンセプトからぶっちゃけ外れているクラブだ。そのコンセプトから外れたら、JAPANマーケットでヒットした。僕はPINGのカンパニーコンセプトを非常にリスペクトしてるだけに、ちょっとフクザツな心境だ

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ご存知の通り現在のエースアイアンG15、いろいろ比較したいと思っていたところに、ゴルフパラダイス新橋銀座口店で、ライ角が結構アップライトなカラーコードが”ブルー”のアンサーを発見。いつもの買取保証を保険に衝動買い。まず打ってみて一番感じるのは、軟鉄鍛造だけど2ピース鍛造、ボディとフェイス部分が溶接されている構造。フェイスを薄くしたい場合に用いられるのだけど、こ
の構造にすると、打感は弾く感じで軟鉄鍛造の喰いつく打感ではない。特に30yをPWでアプローチするときなど、フェイスの弾きを感じた。

顔は好みがあるが、大きさはi15と同じぐらいで、軟鉄鍛造のプロキャビティが欲しい人にはピッタリな大きさで、”日本のアイアン”的である。そして9番までは気にならないが、7番より上の番手になると、G15と比較して明らかにミスへの許容度が違ってくる。少し芯を外すとG15なら、グリーン左エッジに残る程度で済むが、ANSERだとバンカーへ入ってしまう感じ。とは言えソールにタングステン
が埋め込まれていて低重心。スピンの少ない強い球が打ちやすい構造となっている。

ゴルファーの所有欲、ゴルファーの浪漫を満たすには充分なクラブであることは間違いない。今人気のレガシーブラックなどと、同じぐらいの難易度。ぶっちゃけマッスルバックを買うぐらいならこれを買ってくれと思うが、本当にやさしさを求めるなら、G15、G20を買って欲しい。PINGのカンパニーコンセプトで残っているのはライ角を含めたフィッティングという要素のみ。これはとても重要なことだが、やはり僕はやさしさを選ぶ。残念ながら当日返品することにした。

PING ANSER アイアン+AWTスチール(S)
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長さ37.75inch/重さ411.8g/バランスD1/振動数320cpm/リアルロフト26度
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PING G15アイアン 

このインプレッションは、2011年6月に書かれたものです

MSウエッジを発売して、おかげさまで3ヶ月品薄でご迷惑をおかけするぐらい売れている。このウエッジを買ってくれた人に必ず言われることがある。こんなアイアンがほしい。アマチュア目線でつくられて、それでいて手間隙かけていることを評価してくれているのだと思っている。

G15

実はもちろんすでに、動き出している。MSウエッジ的なアイアンを。ただそんなアイアンに非常に近いアイアンを見ると、衝動買いしてしまう。今回もゴルフパートナーで見つけたアイアンを迷わず衝動買い。それはPINGのG15アイアンだ。僕は歴代PINGのアイアンが大好き。ピンアイ2やi3は、何セットも持っていた。

そのこだわりはなんといってもPINGのメーカーとしての姿勢。ゴルフクラブの理想をPINGはもっていて、そこから製品を開発している。PINGのパターもそう。特許をとらなかったのも、よい物は広めてほしいからそして、醜いアヒルの子といわれたPINGアイ2アイアン、今でも充分通用する製品。

それ以上に、僕がすばらしいと思うのは、ゴルファーにこだわってほしい要素としてライ角をあげていて、それが細かく選べる点だ。僕は身長が183センチで、日本人としては背が高い。最適ライ角も5番で65度とアップライト。こういう製品。

実は、アメリカでは手に入るけど日本のメーカーでは、作っていない。軟鉄鍛造もメーカーは±2度以上曲げないでくださいとうたっている。(アナライズでは気にせず曲げていますが)

PINGは、わかりやすいようにカラーコード表示を細かいライ角のヘッドを用意していて、さらにステンレス素材だが曲がるようにつくっている。日本ではあまり受け入れられていないにもかかわらず、このライ角に大切さに取り組み続けている。(アナライズも取り組み続けていますので、よろしく)

最適ライ角というハードルをクリアしているのは、軟鉄鍛造とPINGのステンレスのアイアン(ほんの数種類曲がるものもあるが)そして、更にアマチュア目線の形状だ。ソールが広いヘッドが大きい。重心距離が長いので飛距離も期待できる。ソール幅はMSウエッジと上手くつながる感じの広さ、そしてFPのオフセットも気にならない。アメリカのコースの洋芝や深いラフは、ソールが広く、バンスがある方がかなりやさしく抜けることを知っている人は少ない。もちろん、日本の芝でも充分生きるし、薄い芝の季節も安心。バンスがあるアイアンはミスに強く、飛ぶのだ。G15アイアンは5番で2°、7番で6°、PWでは10°もバンスがある。日本のメーカーのアイアンは、バンス角はカタログに書いていないが、スクープソールといって0°になっているモノも少なくない

僕は、どっちつかずのクラブより、特化したクラブを評価する。このアイアンは、とにかくダフりに強い。トップは許さないが、ダフっても大丈夫。こういうクラブをつかうと、スイングは変わるトップが出やすいクラブは、実は打ち込めといっても打ち込めない。ダフっても大丈夫とおもうとダウンブローに打てるもの。アマチュアの大半がリリースが早く、ハンドファーストに打てない。よく、マッスルバックはダウンブローに打たないとボールが上がらないから、自然とダウンブローになると、書いてあるが、残念ながら嘘。ザックリしても救ってくれないので、トップが多くなる。

僕はスイングを変えたければ、クラブを変えろといつも口にしている。でも皆さん逆のベクトルへ走っていく。難しいクラブを使えば、上達するのは難しくなるが、クラブをうまく変えていくと、スイングも変わっていく。PINGは実にそのへんをよくわかっている気がする。K15も非常にいいアイアンなのだが、チタンフェイスの弾く感じが僕はちょっと苦手なので、G15をチョイス

 PINGのオリジナルのスチールシャフトが入っているが、これは手元側が硬くて、僕は苦手なタイプ。いま使っていて、もう戻れない予感がしている、USTmamiyaのATTAS の9Sにリシャフトするべく、今待機中。早く出来ないかワクワクしているのだ。