カテゴリー別アーカイブ: テーラーメイド

テーラーメイド スパイダーツアーセンターパター

このインプレッションは、2018年11月のマーク金井の有料メルマガに掲載されたものです。(有料メルマガはこちらからご購読できます)

 

国内ツアー、女子ツアーは日程終了して、男子はJTカップを残すのみ。今年僕が注目した石川遼プロは、カシオワールドオープンで40位に入りギリギリで出場資格を得た。一方20年連続で出場していた片山普呉プロは、今年は出場できず記録が途切れることとなった。来年のシード権だが、初シード入りが10人と例年になく多い。特に今年は、20代の若手が活躍してくれるのが嬉しい。

僕が注目しているのが堀川未来夢プロ、MMT9に出場してくれ一緒にプレーした縁のあるプロだ。ダンロップフェニックストーナメントでは、これまたMMT9に出てくれた市原弘大プロと優勝争いをして、惜しくも優勝を逃した。彼が優勝争いで使っていたパターが、テーラーメイドのスパイダーツアーセンターシャフト。MMT9の頃は、まだ製品化されていないプロトタイプで、日本に一本しか無いパターだった。

僕は白いスパイダーのセンターシャフトは持っているが、赤いスパイダーツアーのセンターは持っていない。発売されたら良いなと思っていたら、製品化されていることを知りm迷わずつるやゴルフ神田駅前店で購入した次第。スパイダーは発売以来、一通り購入しているパター。ヘッドサイズの小さいイッチービッチーなど色々と購入した。もちろんスパイダーツアーも購入したが。センターシャフトの発売を待っていた。このパター、ヘッドの赤い色が注目を浴びたが、僕はこのサイズ感が魅力なのではないかと思う。

使ってみて僕がイメージしたのはオデッセイの#5。丸山茂樹の全盛期、パター巧者の谷口徹が愛用するマレット形状のパターだ。ヘッドの形状はかなり違うのだが、同じような雰囲気を感じる。赤羽ゴルフ倶楽部の高麗グリーンでのプレーが多いので、僕のストロークは少しリストを使ってパチンと打つスタイルになっている。先日赤羽でラウンドしてみると、この打ち方にちょうどいいサイズで気に入ってしまった。

僕がセンターネックのパターが好きなのは、シャフトの延長線上で打てるので芯に当てやすい。このサイズのセンターネックの方が、僕みたいにややリストを使うタイプには扱いやすい。ヘッドが大きすぎず操作性も良いパター。本来僕はシビアなパターより慣性モーメントが大きく、オートマチックに打てるパターが好きだったが、傾向として、インパクトでフェースが開いて右に外すミスがたまに出る。

しかしこれぐらいのサイズのヘッドだとそのミスが出にくいことを実感した。まだ高速グリーンで試していないのでなんとも言えないが、少なくとも高麗グリーンでは、非常にいい感じだ。フェース面の黒いインサートとボディの赤のフェースの下の継ぎ目で打つイメージでストロークすると、球足が伸びて気持ちよくストロークできる。

あまり期待せずに取り敢えず購入したのだが、意外と気に入ってしまってしばらく手放さないと思う。敏感なのだけど少しオートマチック感もあるパターとして、ローテーション入りする可能性が高いパターだ。

テーラーメイド スパイダーアークパター

このインプレッションは、2018年9月マーク金井の有料メルマガに掲載されたものです。(有料メルマガはこちらからご購読できます)

ゴールデンウィークもあっという間に終了。僕はアナライズのセミナーなど仕事モード全開、背中を痛めていることもあってゴルフはお休み。年齢的に無理がきかないと実感しているが、ゴルフショップに行く機会は確実に増えている。この間、溜まっているゴルフクラブを断舎離に中古ショップに持っていくが、その買取査定待ちの時間にパターを試打する。

前回、紹介したトゥアップ2ボールを手放し、スパイダーツアーREDのセンターネックを買おうかと思ったが、その隣りにあった同じくテーラーメイドのスパイダーアークに目が止まる。というのも僕はオリジナルのアークパターを長く使用。パターだが、使わなくなると普通、断舎離されてしまう。

エポックメイキングなパターや、歴史的に重要なパターは資料として残している、しかしそれ以外のパターはほとんど手元に残っていないが、初代アークは、2014年にかったのに、まだ出番があるそんな数少ない一本だ。僕の中でアークパターは、よく言えばオデッセイ2ボールリスペクト、ぶっちゃけ2ボールをパクっていると超私的に感じている。2ボールは、ボールのサイズと同じ白い円が印象的だが、アークにもボールのサイズの円がある。

初代では、色の関係で目立たなかったが、ヘッド後方の大きな円盤のようなものがカップのサイズと同じ。そしてその中の円がボールのサイズと同じ、今回は前方のボディがスパイダーの赤で、後方の円盤がブラックになって、ボールサイズの白がとても目立つようになった。カップとボールでとても僕はイメージが出るパター形状だったが、色が変わって更に構えやすくなったと感じる

スタジオに戻って、スパイダーアークと初代アークを比較すると、「なにか違うなぁ」と感じる。そしてやったことは、バランス計に乗せてみた。すると初代はE6でスパイダーアークはE0と6ポイントの差がでている。6ポイントは結構デカイ、初代アークについて調べ直してみた。

初代アークは2014年発売で、僕が持っているのは34インチ、グリップはSuper Stroke Mid Slim 2.0 Rが装着されていて、グリップ重量は103g、スパイダーアークも長さは同じ34インチで、グリップはSuper Stroke Pistol GTR 1.0、グリップ重量は82.5g、ということはスパイダーアークのほうがヘッド重量が軽いということになる。

ヘッド重量は、パターのフィーリングに大きく影響を及ぼす。重さと自分のストロークのスピードがリンクすると、ストロークしやすくなりタッチが出しやすい。ここがリンクしないと、「なんか距離感が合わないなぁ」と言うパターになってしまうのだ。これはバランス値をあわせると同じになるというシンプルなものではない。ヘッド重量が大切だと僕は常々思っている。

今回はセンターネックのスパイダーを買うのをやめた。センターネックはフェースバランスだし、シャフトの延長線上で打てるので、芯で打ちやすい。僕はセンターネックのパターが大好きだが、唯一の欠点は、シャフトが邪魔してフェースが見えにくい。スパイダーアークは、ダブルベントのシャフトが入っているので、フェースバランスになっている。

スパイダーツアーREDはガルシアのマスターズ優勝で大ヒットした、しかし2位のジャスティン・ローズは、アークをつかっていたことを覚えている人はとても少ない。慣性モーメントに関して言えば、僕はアークパターの方が大きいと感じている。残念ながら背中が痛いので、まだコースで使っていないが、早くコースで試したくてウズウズしている逸品だ。もしコースで試してみて、ダメだったらこんどこそスパイダーツアーREDのセンターネックを買うだろう。

スパイダーツアーBLACKパター(2017)

このインプレッションは、マーク金井の有料メルマガに掲載されたものです。(有料メルマガはこちらからご購読できます)

WGCの優勝に引き続いて、全米プロゴルフ選手権でも松山英樹が大活躍、残念ながら最終日に崩れて優勝には届かなかったが、メジャー勝利に近いことを証明してみせた。松山の活躍でマスコミも盛り上がりを見せたが、一部のゴルフショップも盛り上がっているのは、松山が使ったパターが一瞬で売り切れたことだろう。情報感度が早い人は、早々に手に入れたらしいが、今はヤフオクで高値をつけていると言う話。

もともとスコッティ・キャメロンのピン型の愛用者の松山英樹、新しいパターは、マレット形状の、テーラーメイドのTPコレクション・ミューレン(プロトタイプ)と大胆に変更。ソールにはHIDEKIと刻印があるので、松山のために作られたパターだろう。市販のミューレンはネックがついていて、マレットだが、フェースバランスとなっていない。しかしこのプロトタイプは、ダブルベントシャフトで(オデッセイの#5みたいなシャフト)このシャフトが装着されているところをみると、フェースバランスになっているのだろう。

市販品が人気なのは結構だが、同じミューレンと名前がついていても、ネック形状が違うと、性能的には別物になってしまうのがパター。
ヘッドの挙動がガラリと変わってしまう。それでも売れてしまうのが松山英樹の人気と言える。しかしこの現象が起こる以前に、今回のミューレンと同じように、市場から一瞬にして姿を消したパターがあった。それはマスターズでセルジオ・ガルシアが使っていた「テーラーメイド スパイダーツアーRED」だ。マスターズ直後に、新品ショップから姿を消して、中古ショップでは高値を記録し、新品の売価を上回った価格で取引されていた。

このスパイダーツアーREDと同時期に、ダスティン・ジョンソンが使う「スパイダーツアーBLACK」も発売された。こちらも同時に人気となった。僕は黒が好きなので、気になっていたパター。このRED、BLACKとも限定発売だったが、最近またメーカーからの供給があったようで、市場に流通するようになって、中古価格も新品価格も下がった。僕はジーパーズに並んでいて、値頃価格になったので購入。REDもあったが、この2つ実は、色が違うだけではなく、インサートの素材が違うので、音と打感が結構ちがう。

赤は樹脂
黒はアルミニウム

黒のほうが打感がしっかりしていて、音も好みだったのも購入に至ったポイントだ。このパター、全米プロゴルフ選手権を観ていても、様々な選手が使っているので気になっていた。コアなメルマガ読者なら、僕はフェースバランスのパター、加えてセンターネックが好きなのを覚えていてくれるだろう。このパターは、ヒール側にネックが付いていて、シャフトはストレート。当然、この形状ではフェースバランスには出来ず、重心距離がある。

いつものように、買ってすぐに練習すること無く、ホームグラウンドの赤羽ゴルフ倶楽部で初打ちとなったが、久びさにパターで重心距離を感じた。特にこのパター、重心距離が長くL字パターのようにフェースを感じる。L字パターといえばオデッセイの#9が有名、#9は石川遼が使っていることもあって人気だが、ヘッドの挙動がシビアだ。しかしこのスパイダーツアーBLACKは、慣性モーメントが大きいせいか、ミスヒットしても挙動が安定している。

スタートホールの赤羽ゴルフ倶楽部インコース10番でセカンドを3mにつけたが、右にプッシュアウトした。ここからいつもだと、左に引っ掛ける。これはフェースバランスのパターを使った時に起きやすいミス。しかし11番の1mのパーパットは、引っ掛けることもなく、カップの土手に当たってカップイン。そこからは1.5mの気持ち悪いパターが面白いように決まった。もちろん新車効果もあっただろうが、重心距離があるパターは、引掛けにくい。引っ掛けにくいということは、当然フェースは開きやすいので、右プッシュの注意が必要だ。

今までネオマレットというと、フェースバランスが多かったが、L字感覚で大きい慣性モーメントのパターは、ほとんど無かった。フェースの開閉を感じつつ、ミスヒットに強いという新しい感覚のパターに仕上がっている。そういえば僕は2ボールブレードを長くエースとして使ってきたが、このパターも、同じような傾向がある。この形状も未だにツアープロに支持されている。そんな理由がなんとなく理解できた。価格が下がってきたので、皆さんにもオススメしたいパターだ

テーラーメイド アークワンツアーパター(2015)

新製品が発売されると、当然メーカーは出荷数や販売店での売上データをチェックする。そしてバイヤーのフィードバック、ユーザーのフィードバックをデータとして残す。

 

「ボールがもう少し上がる方がいい」「一回り小さい方がいい」

などなど・・もちろんユーザーは素直な感想を口にするのだが、欠点を解消すると、メリットが無くなってしまう。ゴルフクラブの性能はトレードオフ。失うことを前提すると、すごくメリットが生まれる。何かに特化してクラブを作るというのはそういうものだと僕は思っている

 

僕はクラブを設計する時に対象ユーザーをハッキリと決めて、ブレないように製品化する。リンクスのナチュラルパターを設計した時もそうだ。アマチュアがパターでミスをする代表的な原因は、手首を使ってインパクトでリリースしてしまうこと。ナチュラルパターはリリースをしてしまうと、ロフトが大きいので転がらなくてビックリするぐらいショートしてしまう。でもこのパターで距離が合うようになれば、インパクトのカタチが劇的に良くなるというものだ。コレは手首を使ってパターをする人にとって『使えないパター』となるが、そのフィードバックは対象ユーザーでは無いので全く気にならない。

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リンクスナチュラルパター、もちろん僕も愛用している。市販品で一番気に入ってるパターは、テーラーメイドのアークワン。僕のエースパターとなって半年以上経つ。このアークワンのヘッドを小さく、かっこ良くなったアークワンツアーが発売されると聞いて、つるやゴルフ神田駅前店に予約に向かった。しかし2月にあったHOT LIST2015の試打テストで、試打して速攻キャンセルすることに。

 

アークワンの魅力は、慣性モーメントの大きさだろう。大ヒットしたスパイダーも慣性モーメントが大きかったが、アークワンのほうが形状的にも洗練されて進化を感じる。パターの打点、ゆっくり動かすから狂いにくいと思う人が多いが、ゆっくり動かすからこそ、打点が狂いやすい。アークワンはそのミスヒットに強く、直進性が抜群に優れていたが、アークワンツアーはヘッドが小さくなって、ただのマレットパターになってしまった。確かにアークワンはヘッドがデカイし、「大きすぎる」と言われるのはわかる。形状が変われば性能もかわる。それなりの代償を支払う必要があるのだ。

 

アイアンもパターも新素材を使って頑張ってかっこ良く作っても、大きいヘッドや、幅広いソールのほうが性能にダイレクトに反映される。名作スパイダーにもイッチービッチーという小型版がでたように、結局一般ユーザーは本来の性能をみようとせずに、見た目を気にするもの。もっともっと俯瞰的に見るとカッコイイパターを使って、ミスヒットして外している姿と、慣性モーメントの大きいパターを使ってバーディパットを決めている姿どちらの見た目がいいかわかるとおもうのだが・・
結構ダメ出ししてしまったアークワンツアーだが、T島はインサートの変更を褒めていた、打球音と距離が合う点を評価していた。慣性モーメントも大切だが、音と転がりのバランスもパターには大切な要素。アークワンユーザーからすると物足らないが、マレットパター好きには高く評価されるかもしれない。

 

アナライズWEBサイトの人気コンテンツ マーク金井のクラブ指南 今回は テーラーメイド アークワンツアーパターhttp://www.analyze2005.com/?p=3974

Posted by マーク金井のアナライズ on 2015年8月25日

テーラーメイド アークワン(2014)

このインプレッションは マーク金井が”まぐまぐ”から毎週火曜日配信している有料メルマガ

 

マーク金井の書かずにいられない(メルマガ版)2014/10/21号

に掲載されたものです

 

10月10日にグローレFが発売となった。同時に発売されたのがテーラーメイドのパターでアークワンというモデル。実はテーラーメイドがグローレFの発表会を行った、名門横浜カントリークラブを会場にして、青木功、尾崎直道、その他プロも呼んでの気合の入りっぷり、実はそこでこっそり、新しいパター”アークワン”もお披露目されていた。発売日は同じなのに、ナゼかまだアークワンだけは、情報解禁はNGだったが、某ゴルフ好きイラストレーターがSNSに掲載してしまったとい曰くつきなモデル(笑)。

 

 

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テーラーメイドのパターと言えばスパイダーが有名。超大型ヘッド、深い重心深度、ミスヒットに非常に強く、スパイダーブームを起こしたことが記憶に残っている人も多いだろう。今回のアークワンは、ホールカップと全く同じサイズの円にフェースをくっつけた形状。このホールカップの外周分に重量を配分することで、慣性モーメントの増加と、深重心に効果がある。

 

 

慣性モーメントの値が大きいほど、ヘッドが動かしにくくなる。つまりボールをヒットした瞬間のヘッドのブレが少ない。つまりミスヒットした時でもヘッ
ドのブレが少なく、ミスしてもボールの直進性がいいのだ。

 

 

もう一つの特徴は、グリップのバリエーションが3つある。通常のラバーグリ
ップ、カウンターウエイトが付いているミットタイプグリップ、そしてスーパ
ーストロークグリップだ。通常のラバーグリップの1000円プラスで、スーパーストロークが装着してあるなんて、かなりお得感がある価格設定。(ミッドグリップは2000円増)通常のグリップを買って、スーパーストロークに交換するよりも非常に安いし、通常のグリップも無駄にならずエコだ。

 

 

T島情報によると、このグリップ、ただのスーパーストロークではない。通常
のスーパーストロークは50g台だが103gある。カウンターウエイトが入っている特殊仕様となっているのだ。やはりスーパーストロークバーションが一番の売れ筋のようで、ノーマルグリップはあまり作ってないという噂だ。

 

 

フェースインサートにサーリン(ゴルフボールのカバーの素材)を使っているが、見た目よりロフトがあり、ボールの捕まりもいい。ボールの捕まりというと、ドライバーなどを気にする人が多いが、パターも捕まりが大切。ボールが捕まるとハンドファーストに打ちやすいのもメリットだろう。面白いのはアマチュアはドライバーのボールの捕まりをとても気にして、ウエッジやパターの捕まりは気にしない。プロゴルファーは、パターやウエッジの捕まりをとても気にするという点。思ったより右にボールが転がる、思ったより左ボールが転がる。という場合はロフトをチェックしてみるといいだろう。

 

 

スーパーストロークを持った感じも違和感がないので、しばらくエースになりそうな予感がするパターだ

テーラーメイド マンタ GHOST LONG 46インチ

このインプレッションは、2012年7月に書かれたものです。

僕のエースパターはNIKEメソッドコンセプトパター。限定品として発売されているメジャートーナメントカラーバージョンを集めるぐらいとても気に入っている。でもそこに安住しないのが僕のイイところ(笑)。以前から気になっていたのはテーラメイドのマンタ。をとりあえず涼みに行ったつるやゴルフ神田駅前店で発見。

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ホントはPINGのノームの中尺にも長尺にも長さを調整できるパターが欲しいのだけどまだ日本発売されていない。センターネックがあり同じようにシンプルなデザインのマンタも気になっていた。34インチを買うつもりだったけど、35インチと打ちながら迷って、5分ぐらいマットの上で試打。

疲れてちょっと休憩していた時に、中尺と長尺があるのを発見。中尺でもよかったけど、長尺しかセンターネックががないので、センターネック好きの僕としては長尺を試打してみる。すると練習マットだけど10発中10発カップイン。迷うこと無く長尺を購入

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NIKEメソッドコンセプトパターにも中尺があり、もちろん僕も買ったが、中尺も通常の長さもヘッドの大きさが変わらない。さすがに中尺で使うのには少しヘッドが小さく感じる。メソッドコンセプトはヘッド重量がしっかりあるので、中尺のヘッドとしても使えるが、やはり長くなる分ヘッドの大きさが少し小さく見える。

メソッドコンセプトは逆にヘッドが大きすぎないのに、重量がしっかりあり慣性モーメントがあるから使いやすいのがメリットだった。しかし中尺としてはヘッドが小振り。

パター選びのポイントとしては、見た目の大きさとヘッドの重さ(慣性モーメント)との関係。マンタは中尺、長尺の長さにピッタリな大きさだった。長さと大きさのバランスを採点するならかなりの高得点になるだろう。特に白いヘッドは大きく見えて、ボール一個分の幅に黒いラインが並行に引かれていて、安心感のある大きいヘッドなのに、ターゲットにたいしてシャープに見える一面もある。

もう一つパター選びに重要な要素がライ角。ライ角が合わないとアイアンと同じで、真っ直ぐボールを打ち出すことが難しくなる。特に長尺は長さとライ角が決め手、アドレス時にピッタリと決まることが大切。これが決まらないと長尺は構えにくく難しいパターとなるが、これが決まるとかなり扱いやすくなる。

Tシャツを買いに行って、スーツを買ってしまった感じ、もちろん僕も長尺はもっているけど、以前長尺を買ったのは10年以上前。久々の長尺でパター復活の予感。短い方も買おうと思ったけど、今回は大人買いは見送り。しかし間違いなく、短い方も買うと思う

テーラメイド スパイダーGHOST中尺(2011)

このインプレッションは、2011年10月に書かれたものです。

USPGAは今ベリーパターブーム。中尺で全米プロを取ったギーガンブラッドリーや、長尺で復活したアダム・スコット、あのミケルソンまで使い始めた。このブームでUSGAでルールで禁止されるのではという噂がまたまたどこからか流れ出している。そうなればかなりのブームが再びやってくるかも・・

僕も8年前ぐらいに使っていたことがある。当時はホワイトホット2ボールの中尺。まだヘッドが小ぶりなものばかりだったので、2ボールという当時としては比較的大きなヘッドだった。しかしパターも中尺化する際は、ヘッドも大型化させて重量もアップ、2ボールMIDという専用のヘッドにしないと、小さい印象をうけたもの。最近はヘッドの大型化、重量も重くなってきている。スパイダーゴー
ストは通常の長さでは”ヘッドが大きいな”と感じるが、中尺では丁度よい。重量もカチャカチャすれば調整できる。

アメリカでは8年前から市民権を得ている感じの中尺、USPGAでもビジェイ・シンが使ったり戻したりして、使っているプレーヤーは珍しくないが、日本のツアーではまだ異端だし、当然市場にも少なく。カタログにもラインナップされていないメーカーがほとんど。今回もフェアウェイゴルフUSAのHPで見つけて注文した。並行としてJYPERSにも入ってきているが数が限られてようだ。フェアウェイゴルフUSAで199ドルで購入したが、送料を入れても2万円切る。ビバ円高だ。

中尺選びで注意する点だが、長さとライ角が合わないとヒールが浮きやすい。今回購入した41インチだが、長さはちょうどいいがライ角がいまいち合わなくてヒールが少し浮く。実際コースで打ってみる。ヒールが浮くので構えた時に違和感がある。スパイダーゴーストの中尺は残念ながらベントネックのものしか無い。今回買った中尺もベントネック。このインプレッションをチェックしてくれるとわかると思うけど、僕はセンターネックが大好き。ベントネック、センターネックともにフェイスバランス、そしてシャフトの延長線上にボールがある設計。しかしベントネックをコースで試すと、何故かわからないけど、重心距離を感じてしまう。

中尺の安定感はすごく感じるが、やはり違和感を感じるので、コレは処分することに。スパイダーゴーストのセンターネックを中尺化しようと思う。センターネックは意外と簡単らしい。作ってみたらまたレポートしたいと思う。
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SPIDER GHOST 中尺
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長さ41inch/ヘッド重量360g/重さ600g以上(アナライズでは600g以上計測不能)
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テーラーメイド スパイダーGHOST(2011)

このインプレッションは、2011年8月に書かれたものです。

PINGの新製品発表会に行って、面白いものに遭遇。”iPING”というiPhoneにアプリ(ソフト)を入れて、それをパターに装着するアダプター(クレドールと呼ばれる)がついたパター練習&パター相性診断セットだ。まずパターにクレドールをセットして、そしてiPhoneでiPINGを起動。そして5回ボールを目標にパッティングすると、あなたに合ったパターがわかるというハイテクギアだ。そしてパターのハンデキャップも表示してくれる。

パッティングストローク時のフェイスの開閉ぐあいもチェックできるので、PINGが分けている、トゥバランス(L字)、トゥヒールバランス(ピンタイプ)、フェイスバランス(マレット、ネオマレットの多く)の3つから自分に合ったタイプのパターがわかるシステム。

僕は元々マレットタイプが好きで、フェイスバランスが好き。PINGの新製品シドニーという、ヘッドの大きいフェイスバランスパターで、iPINGを試したが、ストローク中のフェイス開閉も少なく。なんとパターハンデは+0.3と、素晴らしく高得点。これはプロとほぼ同レベル。PINGのパターのフィッターも、フェイスバランスのお墨付きをもらって、上機嫌。このシドニーもiPINGも非常にいい感じだったので、このまま売って欲しかったのだが、まだ発売前なので売ってもらえなかった。

ちょっと寂しく、最近マイブームの断捨離をしに、中古ショップへ。査定待ち中にやはりフェイスバランスのパターが気になり物色するが、グっとくるものがなくいつもの流れで、JYPERSへ。そこで見つけたのが、スパイダーゴーストのセンターネック。

これはUS仕様なので、日本仕様とラインの引き方が違う。”日本未発売”に惹かれたわけじゃないけど、7月に買った同じくテーラーのスティングレーゴーストが良かったから。このPUREROLLインサートの音と転がりが、以前のスパイダーの赤いインサートと違って、僕のフィーリングとマッチしていると感じていたので、スパイダーでも”使える”と予感したのだ。

さて今日いきなり実戦投入。なんとメイングリーンが高麗。バリバリの高麗だが、僕は高麗はキライじゃない。さて打ってみて感じるのは、スティングレーゴーストがベンツのE300ワゴンぐらいの安定度だとすると、スパイダーゴーストは、まるで大型トレーラー。ショートパット、特に1mぐらいのパットは、ほんとに直進性が高くしっかり打つことが出る。安定度抜群。少々芯を外してインパクトしても、押し切ってしまう感じ。

しかしフィーリングが出にくいので、ロングパットの距離感が出にくい。できれば中尺や長尺で使いたいヘッドではないかと感じる。やはり重心位置が深い形状だから、テイクバックは引きやすくない。とスパイダーの気になる点がチラチラ。僕的にはすぐに手放すつもりだったが、手放すのをためらうぐらい今日はよく入ってくれた。音とタッチもPUREROLLインサートで、慣れれば僕にとって長年使っているオデッセイに近づいてるいいフィーリングを生み出してくれそう。しかしこのWINグリップがあまりに、ぐにゃぐにゃで剛性感がないのが、なんとも残念。デザインだけでなく、感触にまでこだわってくれると嬉しいと思う。

それより早くiPINGが欲しい。パターはショップで簡単に試すことができる。しかしほんとにあっているパターを選んでいるか?かなり疑問だ。しかしこういうツールを使うことで正しくパターが選ぶこともできるし、上達も早くなる。11月頃日本で発売される。是非一度試して欲しいと思う。

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テーラメイド スティングレーGHOST(2011)

このインプレッションは、2011年7月に書かれたものです。

新橋のゴルフパラダイスに、不要なクラブを売りに行った。査定を待つ間にパターを物色していた。いろんなパターをマットの上でボールをしばらく転がしていると、どうも左右にブレる。最近ずっとオデッセイのテロンのセンタネックを愛用していたので、重心距離があるパターを上手く打てないと感じる。

パターも、白い恋人化計画を勧めることにした。しかし僕はどうもスパイダーが苦手。それは、後ろにウエイトがあるパターだから、つまり重心深度が深いパター。深度が深いとミスヒットには強くなるが、テイクバックが引きにくくなる。とは言え安心感は欲しい。それとテーラーは以前も書いたけど、インサートの音と球の転がりが僕にはどうもイメージとちがって、距離感が出しにくかったが、
今回僕が買ったスティングレイGHOSTに採用されているPUREROLLインサートは、音と転がりの感じが僕の感覚に非常に近くなった。

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そしてスティングレイGHOSTだか、センターネックで構えるとターゲットに構えやすいように、3本のラインが入っている。コレが絶妙で非常に構えやすい 。アドレスが打ちたい方向にピタリと決まる感じ。僕は35インチをいつも買っているが、やはりパターは個体差があるので、在庫の多い店で何本かチェックして買いたい。今回は6本このモデルの35インチがあったので、6本の中から選んだ。セ
ンターネックは、シャフトの入り方でライ角とロフトが変わってしまい。これが0.5度違うだけでも、構えやすさが全然違ってしまう。まずこれがピタリと来ることが、形状と同じぐらい大切。

そしてスティングレイの形状だがセンターのマレットで構えやすく。プロの使用者も多いオデッセイの#5のセンターネックと同じ印象を感じる。当たり前だが白い色なので、アドレスしても安心感があり。裏側のデザインもかなりかっこいい感じでかなり気に入った。

1Wなどは初代が一番いいということが多いが、ゴーストのパターどんどん洗練されてきている。ライ角の感じがまず当たり、そして重心深度も深めだが、テイクバックしにくいほどでなく、構えやすい形状でかなり気に入ってしまった。

あとJYPERSは並行が安いので有名だけど、この日本ものもいきなり35%OFF、安く買えるのはいいことだけど、僕は衰退して行ったスキー業界を思い出さざるを得ない。スキー用品店もなくなり、スキー人口すら極端に減ってしまった。ゴルフ業界だって、そうなる可能性はある。

アナライズもいつのまにか”ゴルフクラブメーカー”。微力ではあるが頑張っていきたい。

テーラーメイド ロッサゴーストパター(2010)

このインプレッションは2011年10月に書かれたものです。

久々に先週トーナメントを観戦に行った。目的は竪琴を買ってくれた、塚田好宣プロの応援。アマチュアの方がトーナメントに行ってまず驚くのはプロの1Wの弾道や飛距離。

僕はトーナメントプロとアマチュアの差が一番出るのは、ショートゲームだと思っている。確かにパーシモン時代は、プロのアマチュアの差がかなりあったと思うけど、道具の進化で飛距離は若干埋まってきていると感じる。

僕も竪琴のおかげで飛ばないシニアプロぐらいは飛ぶようになってきた。しかしプロとのショートゲームとの差は、縮まっていないと感じる。プロの中でもショットは素晴らしいのに、成績は下位、逆にショットは・・・だけどパターが死ぬほど上手いと言うプロもいる。

片山晋呉プロも見たけど、スイングはホントに素晴らしい。でも、今年は優勝の機会がない。プロでもかなりの差がある。でも下位のプロでもほんとにパターは上手い。やはり練習量が圧倒的に違うからだろう。その練習量があるから、難易度の高いパターが使いこなせるのだと思う。遼くんが使って大ヒットしている。オデッセイのブラックシリーズixNO9。ヘッドの後方にタングステンを使い重心深度を稼ごうとしているが、フェイスの重量が重いので、残念ながら深度があまり深くならない。

やはりどんなに頑張っても、名器のヘッド形状という”縛り”があり、そこから抜けれない。スコッティキャメロンもそうだ。まるでマッスルバックの呪縛から抜けきれないミズノのMPアイアンのように感じる。そうまさに、これらのパターはマッスルバック。特別な技術を持つ者だけが味わける打感と性能の両立。しかし技術が無ければその性能を生かせない。それこそ30年~50年近く古いクラブの伝統形状からの進化だが、逆に言えばそれが呪縛ともなる。やはり性能的には、そういう伝統形状から離れることで、性能だけに特化したクラブが出来る。

その進化がなかなか出来ないのが、パターとウエッジ。やはり性能差を感じにくいのだろう。飛距離という要素が無いのと、やさしさというのが、わかりにくいからだと思う。でも僕はそれを確実に感じているが、一番伝わりにくいのが残念でならない。

僕はウッドやアイアンはセミオートマチックなものを選んでいるのだけど、パターとウエッジはオートマチックに行きたいと思う。プロの選んでいるパターやウエッジは、本当に技術を要求してくる。

パターはオートマチックなものが、イロイロ選べるけど、ウエッジは選べないのが不満なので、僕はそれを今開発中!

前置きが長くなったけど、今回僕が買ったのは

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テーラーメイド ロッサゴースト
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長さ35inch/重さ509.7g/バランスE5

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パターのマニュアル感というか、マッスルバック感は僕が感じるに、エッジがシャープで、いかにも加工精度が高そうに感じる物。繊細な感じが前面に出る。例えば削りだしのパターの代表スコッティキャメロンとか、そこを強調している。

操作性の良さを感じるが、逆に言えばその繊細さがプレーヤーに緊張を与える。このロッサゴーストは、エッジがなくシャープに感じないのがとてもいい。なにか癒される形状だし。いい方は悪いが、スナッグゴルフのクラブのようだ。

20年以上昔流行ったゼブラパター というのがあったけど、かど丸くて構えやすく。非常に安心感があった。それを連想して、少々適当に当たってもちゃんと転がってくれそうに感じる。 最初はツアーで流行っているだけで手に入れたのだけど、その安心感からなかなか売りに行けない。

テーラメイドのパター、今まで何本も買ったけど音の割に転がらなくて、僕は距離感が合いにくかった。それが今回はピッタリ合う感じも気に入ってる。白い色と音が実にあっていて、金属的なシャープさや繊細さが無く、オモチャっぽいけどそこから来る安心感がとてもいい。

音も色も形状もシャープな部分が、どこにもない形状的に究極の癒し系パター。繊細なパターで疲れてしまってる人に是非勧めたい。僕もパターに迷って入らなくなったら、また使い始めるとおもうので、売らずに持っておくことにする。