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スリクソン Z765ドライバー(2016)

ブログを読んでくれている方は、ご存知かと思うが、先週はゴルフ親善大使として、ニューカレドニアに行っていた。日本のゴルフクラブメーカーは、非常に多くあるが、世界で言えばかなりマイナーだ。しかしブリヂストンとスリクソンは、ボールでじわじわとシェ
アを伸ばしつつある。しかし残念ながらクラブは苦戦しているといえるだろう。
どちらも海外の契約プロも多くいる、しかしアイアンは使っているが、ウッド類は使っていないプロが多い。そんな中スリクソンが新しいモデルを発売。前々回はZ565ドライバーをレポートしたが、今回は1番メインとなる『Z765ドライバー』をレポートしよう。


今回のZシリーズは、565、765、松山が使っている765リミテッドの3種類、765リミテッドは、松山も諦めず使っているようだが、全英はどうなっているか注目したいところ、さっきも言ったがアイアンの評価は高いスリクソン、日本のプロもスリクソンのドライバーは使わず、XXIOを使っている人が多かったが、今年のモデルからは使用者も増えているようだ。ちなみにアメリカでの売価は、カチャカチャがついて499ドルと、高価格帯に属する。

 
今回のZシリーズで、真っ先に目が行くのは、独特のソール形状だろう。ゴルフ歴の長い人はご存知かも知れないが、30年ほど昔、ゴルフショップでは、クラウンがみえるようにクラブが陳列されていた。パーシモンやメタルドライバーは、バックフェースは地味であまり目立たず、形状の良さをアピールするには、クラウンのが良かったのかな?!と当時を思い返して思った。

 

 

その後、ゴルフショップでは、バックフェースが目にはいるように陳列されるようになって、いつの間にか、バックフェースがクラブの顔となった。陳列方法の変化にうまく対応したのが、テーラーメイドだろう。他のメーカーに言わせれば、クラブのデザイン=バッ
クフェースのデザイン?!と思うくらいのコストのかけ方をしているらしい。
スリクソンもかなり頑張って、アイキャッチに努めている。かなりアメリカ市場を意識していると感じるデザインだ。ソール後方にはウエイトが配置されて、パーシモンではバックメタルと呼ばれるウエイトの位置とだいたい同じ。このウエイトを変えることで、ヘッ
ド重量と重心深度が気持ち変わるだろう。

 

 

 

ヘッドの体積で言えば、Z565がタイトリスト915D2で、Z765がD3的な位置づけでわかりやすい差別化している。タイトリストと大きく違うのは、ヘッドの座りの良さで、ソールしてもフェース角が極端に開かない点が良いと思う。この座りの良さは大切なポイントだと思う

 

 

試打してみると、ミスヒットにはかなり強く、叩いても左に行きにくい。逆にスライサーはボールが捕まらないだろう。これはゼクシオとうまく住み分けしていると思う。ロフトを計測してみると9.5度表示でリアルロフト9度とかなりハード。ロフト選ぶときは、今
使っているドライバーよりも多めをためしてみることをオススメする。

 

 

今回のZシリーズのドライバーは、フェースの弾きも良いし、スリクソンはアイアンだけで、ドライバーは、ゼクシオを使っていた日本のプロ、他メーカーを使っている海外の契約プロも、使ってくれそうななかなか良く出来たドライバーだ

SRIXON Z565ドライバー(2016)

先週ダンロップの新製品発表会があった。ゼクシオはモデルチェンジしたばかりなので、必然的にSRIXONの新製品とピンと来る。発表会の後、座間キャンプのゴルフ場で、試打ラウンドが予定されていたが、僕は予定があり、行けなかったので、6/20に行われたメディア向け試打会に参加した。

前作は、545、745、945と3モデル発売されていたが、今回から2モデルに変更。ヘッドが大きい順に、565シリーズ、765シリーズの2モデルだ。以前は松山英樹仕様とも言える9シリーズは、7シリーズに統合された。

 
ダンロップとしては、松山英樹が未だに使っている8年前のモデルZR30をなんとか新しいモデルに変えさせたいと思っているはず。765リミテッドというモデルが、松山モデルに該当する。こちらは可変スリーブではなく、ウエイトの位置もフェース側になっていて、ZR30と同じように浅重心になっていると思われる。テストで使っているが、まだ変更には至っていないようだ。

 

いろいろ試打して、僕は565ドライバーが気に入ったので、今回はこれをレポートしてみよう。ビジュアル的には、黒とシルバーを大胆に取り入れていてワールドワイドモデルという感じが好印象。しかし今回のテーマとも言える、『波動で飛ばす』というキーワードには正直首を傾げたくなった。イマドキのゴルフクラブはルール規定により、性能を劇的にアップできないのだが、無理やり言葉で目新しさを出している気がして、あまり期待していなかった。

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しかし実際クラブを手にとってみて、打ってみて、計測してみると。いい意味で期待を裏切られた。キーワードは、波動で飛ばすというまるでオカルトだが、今までの545が正常進化していることを感じたからだ。構えてみると投影面積が大きく、まるでゼクシオだ。しかし目をつぶって打っても性能的に違いがわかる。ゼクシオはボールを捕まえに行くヘッドの挙動だし、565はつかまる動きがかなり抑えられているからだ

 

打感だが、ゼクシオは、フェースが弾く感じだが、565はフェースにボールが乗る感じがしてアスリート好み。ヘッド重量もゼクシオが197gで、565がスリーブ込で202gと、対象ユーザーで変えてきている。565はソール後方に、ウエイトが配置されており、ヘッド重量が調整できる点も嬉しいポイントだ。

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さて565のインプレッションに戻ろう。試打した感じは、前作よりもボール初速が出るようになっている。そして、ボールの捕まりが抑えられていて、10.5度でもボールが楽に上がらない。9度はこのさらに傾向が強くなり、僕が打ってもボールが捕まらなかった。意外とハードなロフト設定になっているので、ロフト角を大めを選んで、可変スリーブでロフトを増やせばいいだろう。重心角は22度、ゼクシオ9が26度だから、かなり意図的に捕まりを抑えているのがわかる。
そして今回装着されているオレンジ色のMiyazakiシャフトは、ニュートラルで癖がなく、今までよりも随分硬さも抑えられ、扱いやすくなった。前作よりも捕まえが抑えられていて、明らかに違うのは直進性の高さ。フェースのラウンドが減り、曲げることよりも直進性が格段によくなった。僕が普通に打つと綺麗なフェードで、スピン量も2500cpm前途と安定している。極端に曲げに行かないかぎり曲がらない点が気に入った。

 
昨年までダンロップ契約プロは、女子だけでなく男子プロも、ゼクシオを使う事が多かったが、今回の新作ではかなりSRIXONに移行しているという話だ。ボール初速も出るし、ミスヒットに強い。波動の意味はまだわからないが、非常によく出来たドライバーだと思う。

 

ダンロップ ゼクシオ9ドライバー(2015)

このインプレッションは、マーク金井の有料メルマガ、「マーク金井の書かずにいられない」で2015年12月1日に配信されたものです

 

いま注目されている新製品は、外ブラならテーラーメイドM1ドライバー、日本のクラブならゼクシオ9ではないだろうか、どちらも12月の頭に発売される予定となっている。テーラーメイドは同じブランドを継続してあまり使わないが、ゼクシオは9代目。モデルチェンジサイクルが2年だから9×2の15年目になるブランド。この15年間日本での販売数はNO1をキープして、売れ続けている。世界広しと言えゼクシオだけだろう。

 

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ゼクシオドライバーは固定ユーザーが多いブランド、団塊の世代をメインターゲットにして18年経った。18年前は50歳だった団塊の世代は、68歳になっている計算だ。新製品の宿命として、なにか新しい要素を取り入れなければいけない。わかりやすいのは軽量化。軽い=飛ぶと言うイメージをユーザーは持っているので、ゼクシオはどんどん総重量が軽くなってしまった。

 

そしてユーザーの声を反映させているのだろう、手元がしっかり目で先が走るシャフトを代々採用していた。今までのゼクシオは悪い打ち方とまでは言わないが、スライサーが腕力に任せて打ちやすいシャフトの特性となっていた。僕のクラブの考え方は、悪いでスイングで飛ぶクラブというのは、絶対に作りたくないと思っている。良いスイングを簡単に言うと、タメを作ってシャフトのしなりを使って飛ばすこと。

 

 
残念ながらタメが作れるのは、ゴルファーの2割弱。8割の人がタメが作れないので飛ばしには絶対的に不利。僕が高校生の頃、ギターが弾きたくて練習した。コードを覚えれば、何とか格好がつくと、ギターの上手い友達に言われたが、Fが押さえられなくて挫折したのを思い出した。タメが作れないゴルファーは、Fが押さえれないけどギターをなんとか弾こうとしているのに近いのではと思った

 

話が脱線してしまったが、Fが押さえやすいギターのような存在が、シャフトのグリップ側、手元がしなりシャフトだ。その特性のシャフトをゼクシオ9は歴代の中ではじめて採用した。アナライズのシャフトはすべて手元のシナリを感じやすくなっている。それはFを覚えてほしいから。新しいゼクシオは、僕にとってかなり打ちやすくなってくれた。

 

 
それとメインターゲットの年齢が上がりすぎてしまったので、発売当初ターゲットだった年齢層のユーザーが使いにくいクラブになったゼクシオ。従来はゼクシオフォージドと言うブランドを発売していたが、あまり売れなかったようで今年から、ゼクシオのシャフト違いバージョン Miyazakiモデルを併売するようになった。

 

通常モデルとの違いは、若干フェース角がオープンで、リアルロフトと表示ロフトとの差が少ない、そしてシャフトがMiyazakiシャフト、通常のシャフトよりも10g重いシャフトが入っている。こちらも手元のしなりを感じる完成度の高いシャフトが入っている。ゼクシオ9のヘッドは、フェースの弾きが抜群で、ボール初速が出る。爽快感のある音もいい。ダンロップは男女とも契約プロも多い、女子はゼクシオ、男子はSRIXONと言うイメージがあるが、ドライバーに関して言えば意外にも、ゼクシオのが人気だ。メルマガだから書くが、ゼクシオのが弾いて飛ぶというもっぱらの評判だ。

 
このままでは、SRIXONとゼクシオの差はドンドン広がるだろう。このゼクシオ9も間違いなくヒットするだろう。Miyazakiモデルは、しっかりと振れるシニアと呼ぶには抵抗があるゴルファーに支持されると思う

スリクソン Z525

僕があまり国産ブランドを買わないのは、皆さんはよくわかっていると思う。外ブラを使っていないとよく、マークさんらしくないと言われる。今回は計測用に必要だったので、100%買取保証システムがある中古で購入。スリクソンのこのZシリーズはヘッドの大きさが3種類、その中でも一番大きい460ccのZ525をチョイスした。

z525

最初は懐疑的だった国産メーカーもどんどんカチャカチャ搭載ドライバーを出してきた。ヤマハの今度の新製品もカチャカチャ搭載という話。スリクソンのこのモデルは、前のモデルZ-TXはフェースに近い部分にあった調整ウエイトの位置、ヘッドの真ん中より後方に配置してきた。クラブの基本構造として良い傾向だと思う。

ヘッドはフェースが一番重く、フェース側に重量調整のウエイトがある方が、重心
距離など重心位置を変えやすいが、見た目とヘッドの重心位置がズレやすいため、ヘッド性能のバランスが悪くなる。パーシモンの頃はフェースから遠い位置に、「バックメタル」というウエイトを配置していたのは、偶然でなくトライ・アンド・エラーを繰り返してのことだと思う。この位置のウエイト調整は目立たないが、違和感のない範囲で重心位置も調整できるし、単にウエイト調整としても良い位置だ。

ちょっと変なのが可変カートリッジ。一見すると可変式なの?とおもうぐらいスッキリとしていて、その点はいいのだが実際カチャカチャしてみると、下の計測データを見ていただければわかるように、メーカーの発表している変化値との誤差がかなりある。それとスリーブがコンパクトで短い分、シャフトとの接着寸が短いのが不安。この短さが可変のデータがおかしい原因ではないかと推測する。何度も言うけど可変式といっても、クラブの基本性能ありきで、可変したから基本性能がよくなるわけではない。

といは言え今回のモデルチェンジ、僕は評価している。今回試打して思ったのは、最近のスリクソンのドライバーは、やさしさを求めてダンロップの主力であるゼクシオとの差別化が出来てなかったが、この新しいZシリーズは以前のスリクソンのドライバーと同じように完全にゼクシオと差別化できている。

今回試打したZ525はこのシリーズで一番オートマチックだが、完全にアスリート向けで460ccだけど、フェースの面積を少なくしてマニュアル感が非常に出ている。シャフトのMIYAZAKIのケーナは重心が手元に来たとアピールしているが、残念ながら全く感じないグリップが薄く感じて、重量も軽いと想像する。手元の重心を持ってくるなら、グリップの重量も従来通りすれば更に重心も手元に来る。シンプルにシャフトスタビライザーなどのウエイトを入れればもっと顕著できるはず。

これはたぶんクラブ総重量の呪縛。310g台にどうしてもしたかったのだろう。各社ウエイトを手元側に持ってきたというセールスプロモーションをしているが、スペックの呪縛にとらわれて大胆にできない。すると劇的な効果も期待できない。せっかくヘッド重量にこだわって、グリップ側に重量があれば効果があると言っているのだが、総重量を気にせず手元にウエイトを配分すればいい。

これは宣伝だけど(笑)アナライズが日本での販売元となっているシャフトスタビライザーを装着すれば、総重量は増えるが振りやすさは劇的に変わるし、ミズノの新製品ボディフィットがそれを証明してくれている。とは言えこのクラブは、ターゲット層を明確にしているので、売れるのではないかと思う。ヘッドスピード43m/s以下ををはっきり切り捨てた分、コンセプトがはっきりした。低スピンが打てるハードヒッターモデル。残念ながら僕には重心距離が短すぎるので、100%買取保証で引き取ってもらったが、ハードヒッターにはオススメしてもいいと思う

スリクソン Z525+MIYAZAKI KENA Indigo6(S)
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長さ45.25inch/重さ313.0g/バランスD3/振動数261cpm/センターフレックス値4.51/表示ロフト9.5/

ノーマル リアルロフト10.25度/フェイス角-1.00度
NU    リアルロフト11.75度/フェイス角1.25度
R     リアルロフト9.5度/フェイス角-1.00度
L     リアルロフト11.75度/フェイス角2.00度
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2012年10月のインプレッション