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テーラーメイド R11(2011)

このインプレッションは2011年4月に書かれたものです

今一番話題のドライバーといえば、まちがいなくR11だろう。発売日は残念ながら震災と同じ日の3/11。まちがいなく出鼻をくじかれた感じがある。ということで、経済活動の一環として、JYPERSで衝動買い。お値段なんと32900円。買ったのはUS仕様の並行モノ。僕もR11の試打テストは、何度もやっているが、それは勿論日本仕様。やはりスペックにはかなりの差がある。どうして、並行モノをいつも買うのか?というのは安いから(笑)。それだけではなくて、日本仕様はヘッドスピードが遅めの人を対象としてる感がある。日本仕様と並行との違いとして並行は、一般的にシャフトが重い。シャフトが硬い。リアルロフトが少ない。というこの3点。そしてR11の場合は、ソールのプレートが日本仕様はゴールドだけど、並行はメタリックレッド。断然こっちのが僕は好き。シャフトもFUJIKURAの60g台だし、店頭で9度の物を手に取り、ロフトをチェック、ワッグルして硬さをチェックしてお買い上げ。

まず総重量を測ってみると、何故か330gもある。60gのシャフトなのに明らかにおかしい数値。クラブは、ヘッド、シャフト、グリップと基本的に3つのパーツだけで構成されてるシンプルなもの。シャフトは60g台、となるとヘッドかグリップだけ。R11は便利なことに、ヘッドが簡単に取り外せる。計測してみるとヘッド重量が202g、日本仕様は198gだった。R11はウエイト調整出来るカートリッジが2ついているが、USはウエイトがトゥ側に1g、ヒール側に10g、日本仕様はトゥ側に1g、ヒール側6gということで、4gの差は判明。まだまだ10gの差がある。ということはグリップ! 店長にグリップを抜いて貰って計測すると、57gもある。テーラーメイドのクラブは軽めのグリップが多く、47gのモノが多いのだけど57gというと10gも重いことになる。この重いグリップにどういう意図があるか、わからないが。アナライズで売っているシャフトスタビライザーなど、クラブの手元側に重量があると、スイングが安定する効果があるのはまちがいな
い。330gと総重量は重いはずだけど、手元側の重量は、スイングしているとほとんど感じない。違和感もなかった。

計測データは

テーラーメイドR11 9度+blur(純正シャフトフジクラ製)
———————————DATA——————————–

長さ45.75inch/重さ330.6g/バランスD2.5/振動数259cpm/センターフレックス値
4.86/ロフト9.75度/フエイス角-2度 (ノーマル位置)

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これをアップライトにして(59.0度→60.7度)、少し捕まりがよくないのでフエイス角を(-2.0度→-1.0度)へ 変更 必然的にロフト角が(9.75度→10.75度)これで、調整が決まる。やはり最適なポジションへ瞬時に決まる、可変システムは非常に便利だ。しかし僕はシャフトを回転させると、シャフトのプリントが斜めになってしまう、コレが僕は非常に気になる。 あとグリップのバックラインがないこと、僕はやっぱりウッド類はバックラインが欲しい。

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実際に、このクラブで2ラウンドしてみたが、白い色はバーナーほど投影面積がないので大きさは気にならない。そして最大の特徴は、手応えがないのに、意外と飛んでいること。基本的に低スピンなので、ボールの落ち際が伸びるタイプ。そしてこのシャフトだけど、振動数的には並行だからといって、硬すぎないのも魅力。アフターマーケットのシャフトのSと同じぐらいの数値。そして挙動の傾向として、基本僕が最近使っているシャフトと同じ傾向。 振動数が少なくて、センターフレックス値が硬い。『弾かないクレイジー 』という感じのシャフト。と思いつつすでに2ラウンドも使っているので、嫌いなシャフトじゃないが、クレイジーのTJ46あたりを入れてみたいと思っている。

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並行のグリップは黒!、日本仕様の白いグリップだが、ホントコレはすぐ汚れるので、何とかして欲しい。また今回も書いちゃうけど、このヘッドカバーのカッコイイこと!ホントに毎回カッコイイ。他メーカーもホントに見習って欲しいものだ。マグレガーと2本体勢でしばらく行くと思う

そして、多分FWも衝動買いしそうな予感がする。ヘッドカバーが揃ってる姿を想像すると、ニンマリするぐらいイイ感じだと思うからだ。

2012年1月追記

一度やっただろ?!と思った方正解です(笑)。もう一本買いました。アメリカで発売は未だだがR11Sが発表済みであるにもかかわらず。すでにヤフオクにも登場して、僕もウオッチリストに入れていて、3万ぐらいなら買ってもいいかなとチェックしていた。(最終的に6万で落札されたようです)

こういう時によく僕に、”アレは本物でしょうか?”と質問が来る。残念ながらそれがわかるはずもない。偽物が本物か、見たことがないしわかるわけがないが、偽物を作るには非常ににコストが掛かるのは間違いない。R11Sは見た感じ部品が多く、金型やネジなど一から作るには莫大なコストが掛かることは間違いない。それを売って儲かるほど作るには、何本売ればいいのか?と計算すると、クラブメーカーのアナライズではなくとも、採算に乗らないのはわかるだろう。

ヤフオクには工場から流出したものが多くあるという噂はよく聞く。TOUR支給品が、オークションを賑わせるほどゴロゴロあるわけもない。実際比べてみたこともないし、自分で考えて決めて欲しいと思う。とりあえずR11Sは、アメリカのフェアウェイゴルフで予約しておいた。こちらは399ドル。日本円でだいたい為替レートを考慮に入れると35000円前後。非常に安く、ルーク・ドナルド
などプロが使うクラブが手に入るというのは、やはり凄いことだと思う。

このR11Sがアメリカでは2/3に発売されるために、日本でもR11の並行輸入モノが下がってきたので衝動買い。24800円とオトクな価格。実はアナライズのシャフト試打用のクラブを、全部テーラメイドにしようと決意していた。今はニッケントの4DXというクラブを使っている。こちらは癖がなくいいクラブなのだが、すでにこのメーカーは解散してしまったし、テーラメイドのシステムが一番普及してきたこともあり、R11のヘッドを買い足して試打用決定。

ちょうどゴルフ雑誌のALBAから、シャフトの試打の記事の依頼があり、なんとR11のヘッドを使って欲しいとのこと、ALBAのおかげで最新シャフトがR11スリーブ付きで25本も試打テストが出来た

アナライズのシャフト試打用クラブだが、ニッケントの前はテーラーのr7 425を長く使っていた。このころはカチャカチャがなかったので、このヘッドが20以上スタジオにあった。r7 425はスペック的に、当時の標準的、そうニュートラルだったためにこれを選んだ。今回のR11も重心距離39.6mmとほぼ標準的スペック。ヘッド重量も調整できるし、性能的にも申し分ない。

シャフトの試打は同じヘッドでやらないとぶっちゃけ、シャフトの性能が見えて来ない。基本性能が確かで、信頼性のあるシャフトが交換できるシステムというのが一番の理由になる。可変機能は実際使うことはないだろうが、間違いなく残っていくシステムだと思う


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