マスダゴルフ VP-6(2012)

このインプレッションは2012年11月に書かれたものです

ちょっと前に、ゴルフクラシック誌でシャフトの試打があり、その時テストしてすごく好印象だったのがこのクラブ。基本的に僕がする試打は、同じ場所、同じ計測器、シャフト試打であれば同じヘッド、同じボールというのが原則。最近はテーラーメイドのR11を試打用に使っているシャフトメーカーが増えてきたので、同じヘッドを試打様に使っている僕としては非常に助かっている。

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雑誌社がメーカーから、借りてくるシャフトは、ヘッドが付いていたり、シャフトだけ来たりとバラバラ。僕としては原則にしたいが。このマスダゴルフのMAGMAXはテストの時に、このVP-6が装着されたものが試打用として手配されていた。試打してみるとビックリの初速が出て、昔からよく知るマスダゴルフの増田雄二さんにお願いして、テスト用を送ってもらった。この増田さんは、長年、ジャンボ尾崎のクラブを作ってきた人。今もジャンボはこのマスダのシャフトMAGMAX D-65を使っているようだ。

マスダのシャフトの特色は昔からの超手元調子。僕がシャフトを作る前から手元がしなるシャフトを作っていた。このクラブは46インチと長尺。シャフトを長く使う場合多くのメーカーは、手元を硬くしたがる。長くなる分手元の弱さを感じやすいためだ。ワッグルすると感じるこの手元のしなりだが、僕は長尺こそ必要だと思う。
しかし今までの「慣れ」から離れられないゴルファーは、「頼りない」と評価する。しかし慣れてしまえば、タメを作りやすく、シャフトのしなりを上手く使えて飛距離が伸びる可能性が出てくる。目玉焼きにかけるのは、醤油かソースか、正解はなく慣れの問題だけど、目先にこだわらなければ新しい世界が見えてくるのに、ゴルファーは「慣れ」を捨て切れない。

そしてヘッドにも特徴がある。重心距離が44.8mmと非常に長い。重心距離が長く、長尺というのは一番飛ぶ要素がある。重心高も高くないので低スピンの球も打てるはず。どうりで試打してボール初速が出るはずだ。先日石川遼を指導していて、今もジュニアの育成に力を入れている吉岡徹治さんと話す機会があった。ジュニアはクラブに純粋にスイングを対応させていくので、重心距離が長いドライバーを使っていると、すぐにシャットになっていくそうだ。ジュニアは「慣れ」を捨てるのも早いので成長も早いという。しかし、まだシャットがダメという指導者が多いのも事実。日本はクラブだけでなくスイングもガラパゴス化していくのかもしれない。

こういうクラブはフェースを開いていると全く打てない。メルマガ読者の方にはコッソリ教えておくけど。重心距離50mmの練習器具「シャット君(仮)」を今作っている。スイングプレーンを身につけるためのレッスンワンという練習器具を僕は作ったけど、そのヘッドの重心距離を長くした感じが「シャット君」これで今からの飛ばしに必ず必要な「シャットレイドオフ」が身につくはず。

話がそれたけど、このマスダゴルフのVP-6+MAGMAX D-65は飛距離性能は非常に優れている。驚くぐらいコースでも飛んでいるが、送ってくれたテストクラブのスペックが、かなりハード。シャフトをSにして使ってみたいと思っている。「シャットレイドオフ」でぶっ飛びなドライバーであることは間違いない。

マスダゴルフ VP-6(8.5度)+MAGMAX D-65(X)
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長さ46inch/重さ309.3g/バランスD3/振動数271cpm/センター
フレックス値5.59/表示ロフト8.5度/リアルロフト9.5度/フェイス角+0.25度
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