役者もゴルファーも未熟な人ほど、壮大な設計図を描いて失敗している……。

ゴルフは週に1~2回だけで体力を使い果たしますが、芝居鑑賞は週4回でも大丈夫。これだけ芝居を観ていると、当然のことながら「当たり、外れ」もありますが、外れ芝居には共通項があります。

それは、残念な芝居(外れた芝居)ほどストーリー(物語)の展開が壮大。壮大すぎて何が何だか分かりません。よく言えばプラス思考。なんでもかんでも詰め込んだ感があります。役者の方も、すごく高いところを目指そうとしている意図は窺えますが、肝心の技量がついていけず‥‥残念な演技が目立ちます。

これはゴルフに同じことが言えます。週刊パーゴルフで「残念な人のゴルフ思考法」という連載ページがありますが、スコアメイクに苦労している‥‥いわゆる残念な人ほど、「外れた芝居」と同じような思考法になっています。

例えば、パーオン率とかフェアウェイキープ率。残念な人ほど「パーオン率は5割以上」とか「フェアウェイキープ率は50%以上」、なんてことを平気で言ってきます。確かに、これが達成できれば、楽に90が切れますが‥‥この設計図は100を切るには壮大すぎます。パーオン率50%以上、フェアウェイキープ率50%以上を達成すれば‥‥プロならば楽にパープレーで回ってくるでしょう。

そうです、残念な人というのは設計図が壮大過ぎる。目指すところが高すぎるために悪いスパイラルから抜け出せず、余計にスコアメイクに苦労しているのです。

では、100を切るためにはどんな設計図を描けばいいのか?

100、そして90を切るというのが目標ならば、まずパーオン率は必要ありません。
100、90以内で回るならば、パーオン率よりもボギーオン率を考えましょう。そして、ボギーオン率が8割以上になるように心がける。そして残りの2割はダボオン率を目指す。

目標が低過ぎる?

もしそう思うならば、残念な人になる危険性大です。ボギーオン率というのはパーオンしたホールも含まれます。ボギーオン率8割ならば、いくつかのホールでパーが取れるじゃないですか。いや、取れなくても8割以上のホールがボギーならば‥‥100以上叩くことはまずありません。ボギーオンを逃したホールがダボならば、94~95で上がれます。

そして、ボギーオンを増やすためにティショットで求められるのは、フェアウェイキープではありません。ティショットで大事なことは最低飛距離を出すこと(ボギーオンするための)、そしてティショットで死なないこと‥‥OBや池ポチャ、林に打ち込んでしまわないことです。

ホールによっても異なりますが、ボギーオンするための最低距離は150~170ヤードぐらいでしょう。これだけの距離がちゃんと打てれば、大抵のホールは3打目はショートアイアンやウエッジでグリーンを狙えます。そして、ティショットで死なないことを「ティショット生存率」として数値化する。ボギーペースぐらいまでが目標ならば、「ティショット生存率」を80%に目標にしてプレーするのです。

70台でプレーするにはパーオン率やフェアウェイキープ率の高さが求められますが、ボギーペースぐらいまでが目標ならばこの2つは必要ありません。それよりも確実にボギーオン率80%以上達成すること、ティショット生存率80%以上を目標に掲げ、そして100%達成にチャレンジする。これだけで残念なゴルフ思考法から抜け出せますし、スコアメイクも格段にやさしくなってきます。

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