コブラ  バフラーT-RAIL+フェアウェイウッド(2013)

このインプレッションは2013年9月に書かれたものです

僕はメルマガや、ブログなどで、スプーンのロフトの見直しについて書くことが多くなった。”スプーンは15度(表示ロフト)”という固定観念が、アマチュアゴルファーを潜在的に苦しめていると思ったから。スプーン本来の機能を考えると最適ロフトは16.5度~17.5度(リアルロフト)ぐらいだと思う。ただミケルソンのフランケンウッドのようなアプローチも面白いと思う。12.5度~13.5度
(リアルロフト)前後のスプーンを入れるのもアリ!しかしこれは上級者限定。なぜならスプーンは、投影面積とフェースの面積も狭く、慣性モーメントも小さいためドライバーに比べるとスイートエリアは狭いからだ。

しかし17度前後のスプーンがいい!と言ってみても、ロケットボールズの3HLは並行のみで日本で売っていないし、SYBのW422Vはヘッドのみ、ありものでなかなかないのが実情。つるやゴルフ神田駅前店を覗くと、コブラ バフラーTレイル+ フェアウェイウッド(2012モデル)のスプーンの表示ロフトが16度。構えた感じではリアルロフトは16.5度から17度ありそう。

ネットで相場を見ると9800円とかで販売されている。シャフトはUSTMamiyaのプロフォースVTSが入っているではないか。このシャフトは、重量帯別に3種類のトルク設定されているシャフトで、価格的にも手ごろだが、僕のおすすめシャフト。PGAツアーの使用率も高い。ぶっちゃけ9800円ならシャフト代よりやすい。おまけにコブラはデザインも良く、更にヘッドカバーのデザインも凝っていて安っぽくない。低重心設計などと書いてあるので期待度も高まるので、迷わず買って帰った。

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さて構えてみると、投影面積が大きく安心感がある。フェース厚はシャローでボールの上がりやすそうなイメージがする。16度表示の上に、リアルロフトがもう少しありそうなので、ロフトが見える安心感もある。ボールを打ってみると弾きの良さを感じる、打感と打球音が心地よい。プロフォースVTSの硬さも僕にはちょうどいい感じ。全体的にしなる癖のないシャフトは、USTMamiyaらしいデザインの良さも魅力で、重さも硬さも僕にピッタリ。

低重心設計とあるが、そこそこ低重心には感じるが、適度なスピン量で、ロフトが1,2度多い安心感もあるので、スイングでボールを上げに行く悪い動きも出にくくなる。もちろん5番も売っていて、いまどき珍しい吊るしでそのまま使えるフェアウェイウッド。そしてこの低価格は、クラブの価格破壊と言えるだろう。ヘッドカバーだけでも2500円はしそうだ。

ティアップして打ったら250yも飛んだ。地面から打ったら230~240y飛ぶ。重心が思ったほど低くなく、適度にスピンが入るが、ヘッドスピードが速すぎない人には、これぐらいが適量だとおもう。マーク金井的には、コストパーフォーマンス日本一の称号を贈呈したい。

もともとは2万円前後しているクラブが、次のモデルが出るからという理由で、こんな低価格になってしまう。ゴルフクラブは進化しているが、進化の速度とモデルチェンジは必ずしもシンクロしているとは言えない。僕はゴルフを始める初心者のためのクラブセットを作りたい!と常々言っているが、この短い商品サイクルでは、ビジネス的にも成り立たないと感じてしまう。

ゴルファーにとってはいい商品でも、業界的の構造として危険であると言えるだろう。そして何度も言うけど、コブラというメーカーが評価されない理由がわからない、デザイン、性能、そして価格、非常にレベルが高いのに・・これからゴルフを始めたい人や、ヘッドスピードがある程度あるフェアウェイウッドが苦手な人に薦めたいクラブだ

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コブラ バフラーTレイル+ 表示ロフト16度、プロフォースVTS6S
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長さ43inch/重さ330.6g/バランスD2/振動数267cpm/表示ロフト16度/リアルロフト16.5度/フェース角±0度
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