キャロウェイ ビッグバーサ、ビッグバーサアルファ(2014)

キャロウェイ ビッグバーサ、ビッグバーサアルファー

(このインプレッションは2014年1月に書かれたの)

キャロウェイの新製品記者発表会が先週の火曜日にあった。最近はイベントホールで発表会をしているが、シミュレーションゴルフを設置して、その場で試打出来る場合が少なくない。残念ながら僕が試打することはない。変な先入観を持ちたくないからだ。僕にはアナライズというテストコースがある。同じボール、同じ計測器とできるだけ同じ条件で比較することで、本来そのクラブが持つ性能が見えてくるという、僕なりのこだわりからである。

そのテストコースで、早速試打する機会があった新しいビッグバーサとビッグバーサアルファー。キャロウェイとしては名器ビッグバーサの名を久々に復活させたこのモデル。かなり気合が入っていると推測する。最近僕はスキーにハマっているのはブログを読んでくれている人ならご存知だと思うが、スキーの板の進化からヒントを受けて、書いているドライバーの二極化だが、いつにも増してにアクセスが多く、皆さんの関心の高さを感じている。この二つのモデル二極化をどちらもキッチリ作ったなと感心させる出来栄えだ。

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飛ぶスプーンのロケットボールズから、浅重心というのがトレンドとなり、浅、低重心を打ち出すメーカーが増えている、SLDRはまさに、そのモデルの代表だろう。こういう新しいトレンドが出てくると、僕はおなじ質問に悩まされることになる。「浅重心って飛ぶんですか?」という具合だ。しかしメルマガを定期購読されている方は、こういう質問はしないと信じたい(笑)重心の浅さを利用して飛ばせる場合もあるし、深さを利用して飛ばせる場合もある。僕がいつもメルマガで書いているのは「答えは一つではない」ということ。ではどう選択すればいいのだろう?!それは自分のスイングとヘッドスピードを把握することが大切。ゴルフクラブは特化することで進化してきた、ニュートラルなクラブは平均点は取れるが、両極端に振ることで更なる可能性が見えてくる。海外ブランドはこういう大胆さが魅力だ。

さてビッグバーサの話に戻ろう。ビッグバーサアルファーは構えてみても、浅重心をイメージしやすい形状、重心の深いビッグバーサは、ヘッド後方部分のスライドレールに目が行くが、形状もクラウンの形状も後方部が長く見えていかにも重心位置が深そうで安心感がある。どちらもキャロウェイらしいヘッド形状の作
り方だ。

打ってみると、明らかに違いがある。では自分はどっちが飛ぶのか?と皆さん興味があると思う。基本的な選び方は、ヘッドスピードが速い人は重心が浅く、ヘッドスピードが遅い人は、重心が深く。ヘッドスピードに応じた最適な重心の深さがあるということがベースとなるだろう。これは先日亡くなられた竹林隆光さんが、以前より言われていたこと。しかしヘッド体積が大きくて、重心位置を大胆に変更できる現在、様々な試みが行われているので、基本原則は竹林さんが仰った通りだが、かなり状況が変わってきているといえる。このことについては、今回のメルマガから急遽始める新連載に詳しく書いていくつもりだ。

このビッグバーサはどちらのモデルも、ベースとしての性能がしっかりしている。浅重心のアルファーを打った瞬間に右にスッポ抜けた。アルファーだけでなく、浅重心で重心アングルが小さいドライバーを上手く打つコツは、右にスッポ抜けないようにインパクトでガツン!とヘッドを返すこと。上手く打つにはこういう
テクニックが必要だが、上手く打てると信じられないぐらい飛ぶ。一方ビッグバーサは、オートマチックに球が捕まり、ボールも上がりやすくヘッドスピード45m/s以下の人でもキャリーが出やすい。数値を見ても、その差は明らかで、重心アングル(重心角)の差が強烈で同じ名前で大丈夫か?!と思えるほど。ビッグバーサが25.5度、ビッグバーサアルファーが16.5度と、捕まりの差がここまで激しいのも珍しい。

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クラブの二極化で、これからは自分のスイングを理解して、どういうクラブを使うことで、飛距離を伸ばしていくのか、しっかりと自覚しクラブ選びや、スイングについて理解を深める必要がありそう。最近33年ぶりのスキーにハマっているが、スキーは用途に応じて板が分かれている。ショートターン用の板、ロングタ
ーン用の板などだ、スキーで言えばアルファーはショートターン、ビッグバーサはロングターンだろうか?!スキーは使用用途を明確に打ち出しているので、ユーザーも迷わない。しかしゴルフメーカーは、ハッキリと打ち出していない。どういうスイングで打てば、性能が活かせるのかが、最も必要なことなはず。

しかしメーカーも打ち出すのはいいが、ユーザーに誤解されることを恐れている部分もある。ユーザーも自分のスイングやヘッドスピートなど客観的に理解している人が少い、それは簡単ではないが、理解していなくても導いて行けるような。フィッティングを利用することも出来る。

自分を客観視することは、なかなか難しいし、事実を受け入れようとしない人も多い。何事も相互既定的。どちらか一方に問題があるなら、解決するのはさほど難しくはない。残念だがメーカーの苦悩もわからないでもない。

両極端に振ったこのモデル、僕はどちらも高い評価をしている。どちらがどういう評価を受けるのか今から楽しみだ。

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キャロウェイ BIG BERTHA ALPHA(9度)+TOUR AD MT6(S)
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長さ44.75inch/重さ318.5g/バランスD4/振動数256cpm/センター、フレックス値4.47/表示ロフト9度/リアルロフト9.5度/フェース角±0度
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キャロウェイ BIG BERTHA (9度)+オリジナルカーボン(S)
———————————DATA————————–
長さ45inch/重さ310.0g/バランスD2.5/振動数240cpm/センターフレックス値3.61/表示ロフト9度/リアルロフト9.75度/フェース角±0度
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