タイトリストAP1(714)アイアン(2013)

このインプレッションは2014年1月に書かれたものです

僕のエースアイアンは、タイトリストVG3とPING G25アイアン、そしてリンクスSSアイアンと不動の3つ。この度VG3がモデルチェンジされた、ドライバーもアイアンも愛用していたので非常に気になっていたが、リニューアルされたVG3はちょっとビックリ。

今までタイトリストのアイアンにおいてVG3のポジションは、AP1とAP2の間。APシリーズはワールドワイドモデルだが、VG3は日本限定モデル。今までのVG3はAP2よりもヘッドが大きく、AP1よりも少しシャープに見える絶妙なヘッドサイズだった。今回VG3は2つのモデルになった、VG3とVG3typeEだ、VG3は、ヘッドサイズが前作よりも一回り小ぶりになり、かなりシャープになった感じがする。TypeEは逆にヘッドサイズが大きくなり、XXIOの対抗?と思われる出来栄え。ボディは軟鉄鍛造でフェースはマレージングだから、ライ調整が出来て、バンスのあるゼクシオみたいなアイアンだ。

タイトリストはブランディングが非常に上手いメーカー、そして商品をセグメントにうまく分けて、ハッキリ打ち出しているので、ユーザーは選びやすい。

今までは

AP1
VG3
AP2
CB
MB

と上がアシスト機能が高く、下に行くに従いアシスト機能が減り、操作性が高くなるとこういう分け方をしていた。国産メーカーは、すべてのユーザーに売れてほしいという八方美人を打ち出したいと思う傾向があるので、綺麗なセグメントに分かれない、何故かこれは自動車でも同じ・・ヨーロッパ車は1から7のセグ
メントに綺麗に車の種類を分けて作る。1から7まで車のサイズが単純に大きくなる。そのセグメントの中で車を最適化していくという思想だ。

今回のVG3モデルチェンジで
VG3TypeE
AP1
VG3
AP2
CB
MB

タイトリストのアイアンセグメントはこうなった。

僕の中にもアイアンのセグメントがある。今までPING G25 とタイトリスト 2代目VG3と、僕のセグメント的にはいい感じだったのだが、今回のモデルチェンジで、VG3がかなりAP2寄りになってしまった。確かに少しやさしいAP2的なポジションで売れるかもしれないけど、2代目VG3が持っていたタイトリストが言う「アシスト機能」と「コントロール機能」の絶妙なバランスが、バランス機能に振ってしまったと感じる。ではこのポジションにピッタリにクラブはタイトリストAP1のが近いと思い、こちらを購入した。

P1050937

今までも、AP1の基本性能の高さをすごく評価していた僕だが、購入にいたらかなったのは、ステンレス素材だったから。もちろん打感云々ではなくライ角が調整できないから。しかしタイトリストのスタッフから聞いた極秘情報ではAP1はライ角が調整できるらしい。ヘッドのサイズも安心感があるし、フェースが長い分適度なグースをつけて、アイアンの機能を優先している。ヘッドサイズが大きいから、トップブレードも少し厚めにして、全体的に構えやすさもある。日本のメーカーだと、大手量販店のプレッシャーから、あまりグースをつけるなとか、バンスを少なめにとか、イメージを大切にするユーザーの声を反映したバイヤーの過剰な反応を気にするだろう。

しかしアイアンの機能を考える上で、必要なことをタイトリストやピンは大切にしていると感じる。ライ角も±2度曲がることを確認した。(下の番手は3度近く曲がる)これを知っていたら、先代から使っていただろう。タイトリストのセグメントでは、一番アシスト機能が高いから、初心者向けと捉えられがちだが、このアイアンで72でラウンド出来るだろうし、100切りしたいゴルファーにもお勧め出来るモデルだ。

こういうアイアンを使うとスコアアップ出来るだろう。昔キャロウェイのアイアン全盛時代を作ったX-12というモデルは、当時こんなアイアンだった。X-12やその後のX-14は使用していたプロも多く、片山晋呉や谷口徹、アニカ・ソレンスタムも使った。こんなやさしいアイアンを使うと上手くなれない!なんて誰が言えるのだろうと思う

しかしAP1を勧めると、AP2じゃダメですか?ときっと多くの人に聞き返される想像する。最近思うのだが、全てのゴルファーは自己評価を高く思いたいと願っている。その高い評価からクラブを選びたいと望んでいる。僕がアドバイスするとすれば、「昨年のワーストスコアが自分の実力と思って、それにふさわしいアシ
スト機能があるクラブを使って下さい」 というだろう。

ベストスコアを実力だと思ってクラブを選んでいる人が、AP1を使うと、あなたの今年のワーストスコアが5打は縮まるかもしれない。

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