X2HOTスプーン(2014)

このインプレッションは2014年の2月に書かれたものです

これぐらいの時期になると2014年の新製品。僕はすでにドライバーはほとんどの製品は試打していたが、その他のジャンルは、意外と一気に打つ機会無いもの。今回の試打で、僕の評価が一変したクラブがある、前回X2HOTドライバーを取り上げた時にも書いたが、それはX2HOTスプーン。

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初代であるX2HOTは大ヒットして、キャロウェイのフェアウェイウッド至上一番売れたそうだ、最近ヒット作がなかったキャロウェイだが、10年ちょっと前は飛ぶ鳥を落とす勢いだった。その頃もフェアウェイウッドから火が付いたと言っても過言ではない。S2H2に始まり、ビッグバーサ、ビッグバーサウォーバード、ビッグバーサスチールヘッド、ビッグバーサスチールヘッド+、スチールヘッド3と黄金時代を築いていた。そのキャロウェイで一番売れたということは、かなりの大ヒットと言えるだろう。

しかし僕は、初代X-HOTに良い印象を持っていなかった、発売されるやいなやもちろん購入したのだが、何故かトップばかりでるし、トップしないように打つとダフるし、リシャフトしても結果は同じ、フェースの弾きの良さは間違いないが、市場の評価と違う僕的には評価を下していた。僕の分析はソール形状が僕のスイングと合わないのでは?という仮説だった。ドラコンの安楽プロも、同じようなインプレッション。実は意外と打ち手を選んだ。

ところがX2HOTを打ってみてビックリ。初代ロケットボールズを打った時と同じように、少しダフり気味に入れても、ソールが「受けて」くれる。パッと見には変わらないが実はかなり改善されているようだ。カップ構造のフェースの弾きも、相変わらずいいので、ボール初速も速い。二代目なのでX-HOTほど売れないかもしれないが、僕がいつも言っている二代目は尖った部分が無くなって面白くなくなるという定説を跳ね除けている

僕のWEBサイトは、雑誌と違って広告が入っているわけじゃない。スポンサーがあるわけでもないので、問題ない程度に好きに書かせてもらっている(笑)初速アップさせ飛距離アップに貢献しているカップフェース構造でフェアウェイウッドを作れる工場は、世界に一つしか無いらしく・・この構造のフェアウェイウッドやユーティリティは全部同じところで作られているという噂。残念ながら皆さんが、クラブメーカーに抱いている幻想がかなり危ういことに気がつくだろう。メーカーはブランドイメージとデザインを作り、ヘッドは自社工場ではなく下請けのメーカーによって作られている。あのメーカーとあのメーカーは実は同じ工場なんてことも珍しくないのだ

話がそれたので元に戻そう

X2HOTスプーンだが、ヘッドも少し大きめで少しシャローフェース、15度の表示のスプーンの中では、ボールも浮きやすい。これはキャロウェイだけでなく、最近のフェアウェイウッドがほとんど当てはまるのだがシャフトが軽すぎる。純正シャフト外入った状態で総重量が317.5gしかない。これならドライバーとほとんど変わらない。カスタムシャフトが入っているドライバーを使っている人なら、総重量が逆転するぐらい。もちろん僕はリシャフト前提で購入したので、シャフトを抜いてヘッド重量を測ってみると、209gと結構軽めだ。テーラーのSLDRのUS仕様や、PINGのi25が207g前後ということなので、ほとんど変わらない。

ヘッドが軽い場合どうするか?!というと、鉛を貼る、グルーという樹脂をヘッドにいれる、クラブ長を伸ばすという3つがある。グルーを入れるのが外見的には一番いいのだが、音が変わってしまう可能性がある。今回は0.25インチ伸ばすことで対応することにした。キャロウェイのクラブの長さの測り方は60度測定法を用いているので、日本のメーカーの多くが採用しているヒールエンド測定法よりも短くなる。実際X2HOTスプーンは、純正シャフトが入って43インチ表記だが、ヒールエンド法で計測すると42.75インチ(ソール形状により、長さの差が変わる)アナライズW65を入れて43インチにするとバランスはD1.5、総重量は333.7gと重さも問題なくなった。ドライバーと同じシャフトを入れると、フェアウェイウッドは軽くなりすぎる。変えたばかりだと、同じクラブばかり練習するから軽量な分飛距離もでて、新車効果は出やすいが、やはり総重量が軽すぎるとトップのミスがでやすくなるもの。

ではどうしてフェアウェイウッドには重くしたシャフトを入れないか?と思うだろう。以前キャロウェイとPRGRがそれを試みて惨敗。失敗の原因がシャフトのフローが問題かどうか怪しいと思うが、なにか新しいことをするとどうしても、それが失敗の原因に当てはめられるものだ。

ちなみにドライバーとフェアウェイウッドの重量が同じデメリット、シャフトが軽量だとそれが顕著に出る。逆に70g前後となると、クラブの総重量がしっかりあるから、ほとんど違和感を感じなくなる。僕がドライバーにもフェアウェイウッドにもアナライズW65を入れて問題ないのはそのせいだ。覚えておいて損はないポイントだろう。

将来的にはヤマハのRMXのように、シャフトとヘッド別々に販売されることを望む(ヤマハもまだ、別々にしているのはドライバーだけだが・・)

しかしキャロウェイは昔から、ボール初速を感じさせる弾き感のある打球音を出すヘッドの作り方が上手い。それだけで4yは余計に飛んでしまう気がする。X2HOTのフェアウェイウッドとても気に入った。マーク金井仕様を作って、アナライズWEBショップで近々販売するので楽しみにして欲しい。

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キャロウェイ X2-HOT(15度)+アナライズW65
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長さ43.25inch/重さ333.7g/バランスD1.5/振動数249cpm/センターフレックス値3.86/表示ロフト15度/リアルロフト14.5度/フェース角-0.5度
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