ピン G30ドライバー(2014)

このインプレッションは 2014年7月に書かれたものです。

 

ゴルフクラブの新製品。以前はジャパンゴルフフェアに合わせて発売されていた。しかし最近は各社バラバラ・・とは言え大体9月から12月、1月から3月が発売開始時期のトレンドとなってきた。そして各社今の時期に、メディアに向けて新製品発表会を行う。すでにWEB上で話題となっているピン、ブリヂストンはツアーステージブランドから、ブリヂストンゴルフへ、そしてスリクソン、ミズノなど発表会への招待状が届き始めた。

 

ピン好きの僕に、楽しみなのはピンのGシリーズのモデルチェンジ。すでにWEB上ではアメリカのゴルフサイトで写真が公開されて、話題となっているが日本での情報解禁日は、昨日の7月7日。僕も仕事で先週にはじめて試打、そして撮影と皆さんよりも早く情報を掴んでいるが、立場上守秘義務があり「情報公開日」まで何も喋れない。「マークさんこんどのG30はどうですか?」と聞かれても歯切れが悪くなってしまい。「もしかしてマーク金井、G30がモデルチェンジするに知らないのか?」と思われてもしかたない・・・知っているからこそ言えないことが多く、このジレンマは意外とつらいものだ(笑)

 

さて昨日2014年7月7日に正式に日本で発表されたピンのG30ドライバー、クラウンには、タービュレーターと言われるフィンが付いている。このフィンのお陰で、空気の流れが良くなり空気抵抗が減る。だったらヘッドを小型化すればいいじゃないか?!と思うだろうが、それではミスヒットしても、ミスになり難い慣性モーメントが減ってしまう。ピンの話ではこのフィンで360ccのヘッドと同等の空気抵抗となり、ヘッドスピードが上がるそうだ。クルマ好きの方ならわかるだろうが、「このクルマはCD値(空気抵抗値)が少い」と言われても、体感しづらいもの。言われてみればそうなのかな?と思う程度だ。発表会場に居た塚田プロが言うには、ヘッドスピードが0.8アップしたということなので、効果があるのかもしれない。

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それよりもフェース素材が変わって、音が日本のドライバーみたいに派手になった。フェースの反発力のアップを感じる。フェース部分で4gの軽量化は、低重心化、深重心化にかなり効果があるようで、Gシリーズ伝統の低スピンでミスヒットに強い点は更に強化されたようだ。相変わらず重心距離が長く、ボールが捕まりにくいという点が正直スライサーを受け入れ難いGシリーズだが、ソールしたらフェースが右を向いてしまうという、ピン歴代の欠点を解消して(タイトリスト910、913なども同様だが)ずいぶんと構えやすくなった。スライサーや、重ヘッドが苦手という人には、今回は「SF Tec」という、重心距離短め、ヘッド重量を軽量化(若干)、フェース角もフックフェースなヘッドも投入している。僕としてはこちらをアマチュアにはメインで販売した方がいい と思うぐらい良い出来となっている。こちらは純正シャフトも軽量で柔らかめとなっている。

 

ここまで褒めてきたG30だが、残念なのは純正のTFC390と言うシャフト。Sフレックスで振動数が275cpmという。アフターマーケットのシャフトのX相当の硬さ。これをヘッドスピード43m/sでは絶対無理。この設定だけは首を傾げたくなる。

 

そして今回もヘッド重量が重い。「重ヘッド」はたしかに効果があるが、ちょっとやり過ぎ感が否めない。ソールにはウエイト調整のネジが付いているが、これはユーザーが調整できないようになってる。ピンはネックに鉛を入れたりしないでヘッド重量をちゃんと調整してくるが、そのためのウエイトだ。ここが調整できたら長尺向けのヘッドにピンは最適と思えるのだが残念。

 

空力を大きく打ち出しているが、ベーシックな部分の進化を強く感じるG30。アスリートはG30、そうでない人はG30SF-Tecとはっきり分けてきたのは好感が持てる。今回このSF-Tecが特殊なモデルのような位置づけになっているが、実はG30よりこちらのほうが日本人ゴルファーに広くオススメ出来るモデルだと思う。

 

今回から可変スリーブが5段階に調整できるようになったので、今までのスリーブとの互換性が無くなったのは残念だが、なかなかいい出来と思う

 

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