テーラーメイドSLDR-Sドライバー(2014)

このインプレッションは2014年8月26日に有料メルマガで配信されたものです

 

クラブが売れない時代と言われているが、特に売れていない会社がある。世界的に売上30%ダウンで、親会社のアディダスから大幅リストラが発表されたテーラーメイド

 

テーラーメイドは後追いするメーカーではなく、常にトレンドリーダーと言える商品づくりが魅力。白いヘッドを流行らせて、他のメーカーも追随したら、あっさり止めてグレーになって、ユーザーも戸惑いを隠せなかった。SLDRもあまりに浅重心過ぎてボールが上がらなくなり、ロフトアップという苦肉の策を打ち出したりと、後手後手に回っている印象が否めない。

 

まず本国ではグレーのヘッドを、日本仕様だけ白く戻してきたSLDR-Sドライバーは日本で特に販売好調。可変スリーブを採用せず、SLDRの廉価版と言うイメージが有るSLDR-S。EVENの試打で打ったらビックリするぐらい飛んだ。

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GDOの人気企画試打インプレッションでは、11度を手配しスピン量が多め飛距離がイマイチだったようだ。ちなみにEVENで試打したのは10度、これぐらいロフトによって印象が変わったクラブも珍しい。

 

そもそもSLDRよりも、SLDR-Sが先に発売されていたら、こんなマイナスイメージではなかったのでは?と感じる。僕は常々、極端な浅重心のメリットがあるのは、ヘッドスピード50m/s以上のゴルファーに限定され、それ以外のゴルファーにはメリットがないと断言している。SLDRとSLDR-Sはかなり重心深度が違うとはずだ、構造上可変スリーブが無くなっただけで、フェースよりの余計はウエイトは減るから、必然的に重心位置は深くなる。おまけにヘッド重量もかなり軽くなっている(日本仕様は202g前後とのこと)ボールも楽に上がるので特にロフトアップは必要ないのだろう。

 

早々に、つるやゴルフ神田駅前店に買いに行ったら、在庫がないようで、取り寄せてもらっている。ロフトは10度からしかないが、あまりロフトアップしないほうが飛距離が出ると思う。某プロは11度を打ったが天ぷらみたいな球しか出ずに「とても苦労しました」と言っていたらしい。テーラーメイドは先を行き過ぎて、ユーザーがついてこれないということは、今回だけではないと思う。日本だけ色は白に戻し、それは売上につながっていると思う。

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メルマガ読者だけに言うけど、僕の予想だが浅重心もやめてくると思う。今ティザー広告のようにチラチラ見せている、二代目がイマイチだったあのクラブも、きっと初代のように深めの重心深度になるはず。僕はチャレンジ精神というか、革新性は高く評価するが、あっさりと従来路線に戻す勇気も必要だと思う。テーラーメイドの変わり身の早さは、白からグレーで証明済みだから、ロフトアップと言うあだ花は、さもなかったように葬り去られるだろう。しかしゴルファー自身の最適ロフトは、セルフイメージよりも多めがいいというのは、以前より僕は各所で言ってきたこと、それを考えるとロフトアップキャンペーンの功罪は単純には評価できないと思う。

 

SLDR-Sは可変スリーブじゃない廉価版的なイメージがあるが、参考価格64000円とかなり高めの価格設定。それでも売れているのは、安い並行輸入のUS仕様はヘッドがグレーだからだろう。白いヘッドがほしい人は日本仕様を買うしかない。なかなか抜け目がないと感心してる。SLDRはすでにマークダウンされているが、ヘッドスピード50m/s以下の人はSLDR-Sをお勧めする。

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