テーラーメイド グローレFドライバー(2014)

このインプレッションは2014年9月2日の有料メールマガジン(号外)で書かれたものです

 

今日、9月2日は数多くのゴルフメディアが横浜カントリークラブ(神奈川県に集まりました。他でもありません、ネットやゴルフ雑誌ではツアープロを使ってディーザー広告がなされていたテーラーメイドの新商品「グローレF」シリーズの記者発表&試打ラウンドが開催されていたからです。もちろん、ボクも招待状が届き、参加してきました。そして、試打ラウンドを4ホールで切り上げ、神田に戻ってこの試打インプレッションを書いています

 

 

 

 

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メーカーコンセプトとしては、「プレミアム・アスリート」向けに作られたブラ
ンドだそうです。メインターゲットは50歳代ということを考えると‥‥

 

プレミアム・アスリート=ベテラン中上級ゴルファー

 

ということになるでしょう。実際、すでにシニアツアーと女子ツアーでは、このグローレFは発売前から使用率ナンバーワンになっています。さて、この「グローレ F」。

 

グローレと名前が付くドライバーはこれで4作目となります。

 

初代グローレ(チタン鍛造フェース+チタンボディ)
グローレリザーブ(カーボンフェース+チタンボディ)
2代目グローレ(カーボンフェース+チタンボディ)
グローレ F(チタン鍛造フェース+チタンボディ)

 

これでみても分かるように、グローレFは初代を踏襲した構造。テーラーメイドが大々的にメリットをアピールしたカーボンフェースを止めて、初代同様、鍛造フェースに戻りました。戻ったのはヘッド素材だけではありません。ヘッド形状、色も初代を完全踏襲。変わった所は、ヘッド形状が初代よりもやや洋なし形状になったこと、ヘッド色が光沢感のある白になったぐらい。間近でみると違いは分かりますが、10m以上離れてみたら、初代グローレもグローレFも同じクラブに見えてしまうでしょう。それぐらい、デザインは酷似しています。

 

では、性能はどうなのか?

 

それを語る前に、テーラーメイドはグローレFでは、メーカーコンセプトを踏襲している部分と、きっぱり止めた部分があります。

 

踏襲されたコンセプト
・スピードポケット(ソールに前方にスリットを入れてフェース反発を向上)
・ロフトアップ(ロフトを増やして最適弾道を達成)

 

踏襲をやめたコンセプト
・ローフォワードシージー(低くて浅い重心)

 

プレスリリースではグローレFもローフォワードシージーを謳っていますが、記者発表の時には、この点はまったく触れられてませんでした。実際に打ってみても、重心の浅さはまったく感じません。浅い重心で飛距離を稼ぐSLDRに比べると、重心が深くなっています。重心が深い分だけボールが上がりやすく、スピンも適度にかかります。試打ラウンドではゴルフ雑誌でおなじみのQPさんと鹿又さんと一緒にラウンドしましたが、二人とも10度でびっくりするぐらい高弾道を打ってました。SLDRに比べるとスピンも300回転以上多いです。

 

メーカー側のコンセプトは

 

・フェースの反発
・捕まりの良さ
・打感の良さ

 

となっていました。確かに、スピードポケットが採用されたことで初代よりもフェースの反発は少し上がっています(特に芯を外した時)。捕まりに関しては、初代グローレもグローレFも大きな差はないでしょう。それよりも少し気になったのがノーマルポジションでのフェース向き。

 

初代グローレはフックフェース
グローレFはスクエアフェース

 

 

 

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マーク金井が初代グローレを使う時は、カチャカチャでオープンフェースに調整してから使ってましたが、グローレFではその必要はありません。標準ポジションでスクエアフェースになっています。

 

もうひとつ大きな違いはリアルロフトの設定。

 

初代グローレ(9.5度表示)でリアルロフトが11度弱
グローレF(10度表示)でリアルロフトが10.5度前後

 

そうです。リアルロフトに関しては逆転している可能性が高いです。初代グローレの9.5度がちょうどいい人は、グローレFならば10度でちょうど良く作られています。ちなみにグローレFのロフトラインアップは、10度、11度、12度。12度があるのはロフトアップのキャンペーンのためと、ヘッドスピードが遅いシニアに対応しているのでしょう。ボクはもちろん10度を使うつもりです。

 

シャフトについては、初代もグローレFもヘッドに比べるとアンダースペックです。総重量を軽くするために、軽くて軟らかいシャフトが純正シャフトとして装着されいます。グローレFではシャフトが2種類ラインアップされていますが、アスリートゴルファーが使うには物足りないでしょう。ボクはフジクラのスピーダーエボリューション569を装着してテストしましたが、相性はかない良いです。長さはヒールエンドで46.5インチで組み上げてテストしたら、いきなり280y以上のデータが出ました。

 

 

初代グローレもグローレFもヘッド重量は195~197g。1.6gほどグローレFの方がヘッドが重いですが、どちらもテーラーメイドの中では軽めのヘッド。リシャフトする場合、45インチならばヘッドに鉛を3~5g貼るとちょうどいいでしょう。46インチ以上ならば、そのままでちょうどいいバランスに仕上がってくれます。

 

初代グローレは見た瞬間に使いたくなるドライバーでしたが、今回のグローレFも見た瞬間に打ちたくなる、衝動買いしたくドライバーです。初代との違いは微細ですが、グローレFの方がよりアスリートライクに仕上がり、そしてスクエアフェースで洋なし形状なのでフッカー好みに仕上がっています。女子ツアー、シニアツアーで使用率ナンバーワンなのは、このヘッド形状によるところも大きいでしょう~。拙著「今より30ヤード飛ぶクラブを選ぶための36の法則」(実業之日本社)でも書きましたが、見た目や思い込みの印象を強く受けます。そういう意味では、グローレFはかなり飛びの魅力が高いドライバーです。

 

ちなみに、初代グローレは「ゼクシオ」の対抗馬として作られたクラブですが、このグローレFは「ゼクシオ」とはかなり違います。ライバルクラブとしてはスリクソンの一番易しいモデル「Z545」です。リシャフトが前提となりますが、ヘッド特性としてはドライバーのヘッドスピードが42~48m/sぐらいの人にぴったりなドライバーです。

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