Yes!トゥルーアライメントパター (2014)

このインプレッションは マーク金井が”まぐまぐ”から毎週火曜日配信している有料メルマガ

 

マーク金井の書かずにいられない(メルマガ版)2014/10/27号

 

に掲載されたものです

 

先週紹介したアークワンがとてもいい。僕はクラブを設計して、MSウエッジに始まり、SSウエッジ、アイアン、EKBウエッジ、ナチュラルパター、と世に出してきた。シャフトもたくさん作った。今はユーティリティとフェアウェイウッドを開発している。

 

たまに聞かれるのが、「自分の作ったものを何で使わないのですか?!」という質問。僕は自分の開発したクラブが、世にでるまではものすごく使う。できるだけラウンド回数を増やして、実戦の中でテストを繰り返す。でもそのクラブが世に出たら、また次のクラブを作らなければいけない。その為に必要なのは、さまざまなクラブをテストして、次の製品づくりに活かすこと。非常に意図的に色々なクラブを使っている。

 

 

今回気に入ったアークワンも、次の製品づくりにプラスになりそうなパターだったが、同時に買ったパターがある、それはイエスのトゥルーアライメントシリーズのキャリーというパター。今年のはじめにGDOのHOTLISTの試打で打って気になっていたトゥルーアライメントシリーズだが、僕の大好きなネオマレットではなく、ピン型のキャリーを買った。

 

 

 

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ピン型は形状を見ただけで、重心が浅いのがわかると思う。しかし慣性モーメント自体が小さいわけではないので、ミスヒットに意外と弱くない傾向がある。しかし慣性モーメントが大きく重心が深いネオマレットの方が、よりミスヒットに強くなる。重心が浅いメリットもある、フィーリングがダイレクトになり、しっかりしたインパクトが楽しめる。そのインパクト感でコントロールしやすいと感じるプレーヤーも少なく無いだろう。セットアップもピン型のが目標に合わせやすいという人も多い。

 

 

このメルマガを長く読んでいる人は、僕がよく両極端なものを意識して買うことを、少なからず理解してくれていると思うが、自分の得意なもの、好みなものばかり選んでいては見えてこないことが多くなってしまう。いかにも探究心に燃えているような言を書いたが、このパターを買った理由が、黄色を大胆に使っているからというのが一番かもしれない(笑)ご存知かと思うけど僕は大の阪神ファン。チャンピオンシリーズを勝ち抜いて日本シリーズを戦う阪神を応援する意味もある。

 

 
冗談はコレぐらいにして、アマチュアでピン型のパターを使っている人をチェックすると、ライ角度を無視して使っている人が実に多いことに気がつく。パターの名手藤田寛之をみると、トウを浮かして使っている。先が浮いたほうが捕まりがいいのだが、実際どれくらい浮かしたらいいか?! ソールに配置されたトゥルーアライメントバンプが教えてくれる。ヘッドをソールさせるだけで、適切なライ角とフェース角にセットアップできるのだ。ピン型のセットアップが難しいと感じる人にはとてもいい機能だと思う。
もう一つイエスパターの特徴はCグルーブ。僕が作ったナチュラルパターも当初は打感が硬く、どうやって改善するか悩んだが、イエスパターのCグルーブを思い出した。深いミーリングにすると、ボールとパターの接地面積が減ることで、打感は柔らかくなる。イエスパターを見習って、ディープミルドフェースにすることで、柔らかい打感を実現した。

 

 

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ゴールドファクトリーの佐々家氏によれば、フェースの水平精度を高めミラー仕上げにすると、インパクト時のフェースの向きにボールの打ち出しが左右されるが、ミーリングを深くすると、フェースの向きよりもストロークの方向にボールの打ち出し角が左右されるそうだ。

 

 

非常にピン型としてはやさしい機能が満載のトゥルーアライメントのキャリーだが、いかんせんネオマレット好きの僕にしてみるとシビアに感じる。ヘッドをまっすぐ引いてまっすぐ打ち出したい僕には、違和感を感じてしまうのだ。こんなことは買う前からわかっているのだけど、衝動買いしてしまうのがマーク金井のマーク金井たる所以。

 

 

ネオマレット形状の Millyに買い直そうかと思う

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