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球筋、スイングの矯正をしたいならば、補助輪付きのクラブを使ったほうがいい

究極の補助輪?! アナライズオリジナル発砲スチロール板

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弘法筆を選ばず‥‥という諺があるからでしょうか?

ゴルファーの中には、道具(クラブ)よりもスイングが大事だと思っている人が少なからずいます。また正反対の考えとして、「クラブで何とかミスを矯正したい」という人も少なからずいます。

どちらが正しいのか?

結論から先に言うと、道具を変えた方が手っ取り早く上達できます。ゴルフの上手下手に関係なく、大半のゴルファーはクラブを変えるとスイングも変わってくるからです。例えば、極端に軟らかいシャフトのクラブを振るとオーバースイングや力みを解消できます。軟らかいクラブは挙動が不安定。それが分かるから、ゴルファーはクラブに合わせて、示し合わせように「そろっと」振るからです。そして、切り返しで力まないから上半身が開きません。インサイドから下ろす感じになります。

逆もしかり。ゴルファーの体力(パワー)以上の硬いシャフトが装着されたクラブを振ってもらうと‥‥軽く振る人はめったにいません。大半の人は「シャフトを何とかしならせようとして」切り返しで力みます。そして、力んだ影響で切り返し直後に体の開きが早くなってきて、アウトサイド・インの軌道が助長されます。

ですので、スライスやフックを矯正したいと思っているならば、クラブの助けを借りた方が絶対に有利です。例えば、アウトサイド・インの軌道のスライスが持ち球の人の場合、普通に打ったら左にしか飛ばないクラブで練習する。具体的に言うと、重心距離が短くて(重心距離34ミリ未満)、フックフェースの度合いが強く(フェース角+2度以上)、重心アングルが大きい(重心角25度以上)。こういうスペックのクラブはインパクトでフェースが被りやすい。結果、真っ直ぐ打てる人が使うと強いフックボールが出やすく、スライサーが使ってもストレートやドローが打てます。

市販ドライバーで言うと、少し前のクラブですが四角形ヘッドのキャロウェイFT-i、FT-iQ。が極端に捕まりを良くしています。最近ではヤマハのインプレスのZシリーズなどがいいでしょう。

スライサーが左に飛ぶクラブを使うと、スイング(体の動き)は明らかに変わってきます。左に曲がる球しか打てなければ、ゴルファーは左に打ち出すことを意識しません(無理に捕まえようとしません)。左曲がりで左に打ち出したら即死するからです(笑)。結果、ボールを右に打ち出したくなってくるので、ダウンスイングで体の開きが矯正され、インサイドから下ろす感じになるのです。

他方、フッカーの場合は右にしか飛ばないクラブを使ってみる。重心距離が長くて(42ミリ以上)、オープンフェースの度合いが強くて、重心アングルが小さい(重心角20度未満)。こういうクラブは捕まえようとしても捕まりません。こういうクラブは右に打ち出したら即死。結果、ボールを左に打ち出そうとするため、インサイドからあおる癖が矯正されてきます(アウトサイドから振り下ろす感じになります)。

市販ドライバーで言うと、コブラのAMPシリーズ、ピンのG25、i20、タイトリスト913D3、テーラメイドのロケットボールズやロケットボールズstage2など、アメリカのメーカーに多いです

ゴルファーは習性として、曲げたくない方向にスイングする習性があります。極端な球しか出ないクラブを使えばその習性を活かしてスイングを解消できるのです。そして、スイングが矯正された後に‥‥ニュートラルな特性のクラブを使えばいいのです。

クラブ設計家の竹林隆光さんは、「極端な球しか出ないクラブは、自転車に例えるならば補助輪付き自転車」のようなものとおっしゃってます。悪癖矯正には補助輪付きのクラブを使うのが最善かつ最短な上達法です。


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