エストリック ショックウェーブ ブラック(2015)

このインプレッションはマーク金井の有料メルマガで2015年 8月11日に配信されたものです

 

テーラメイド、アダムスゴルフ、アシュワースの親会社である、アディダスがゴルフ部門を売却を検討していると、業界内に激震が走った。ただでさえ不況なゴルフ業界だが、元気なな業種もある、それはシャフト業界。クラブはルール規制があり、新しい素材も出てこない。弾道調整もすでに飽和状態で、唯一訴求しやすいのがシャフトだ

 
今回取り上げるのは、エストリックのショックウェーブ ブラック。エストリックスは、三菱レイヨンシャフトの販売会社で、今も自社のシャフトを販売しながら、三菱レイヨンのシャフトも販売している。昔からエストリックスブランドで、三菱レイヨンのシャフトを販売していたが、三菱レイヨンが全面に出て、しばらくはオリジナルシャフトの製作をやめていた。

 
6年ぐらい前から、ディアマナなどの三菱レイヨンの主力製品よりも少し安価なシャフト ショックウェーブシリーズを展開していた。今回の ショックウェーブブラックは58000円+税と高価格帯だ。ラインナップも充実していて、50gから70gの10スペック。高価格帯ではお約束の、高弾性の繊維を採用している。シャフトの中で一番アピールしやすいのが高弾性。高弾性は一番アピールしやすいポイント、訴求はしやすいが高弾性が打ちやすいとは限らない。

IMG_2178-1024x683
打ってみると、弾道安定性がとてもいい。手元が柔らかいわけではないが、手元にしなるポイントを作っている。一発目からイメージどおりのドロー、非常に安定して飛ばせるシャフトだ。このシャフト一言で言ったら、高弾性なのに、高弾性らしくないシャフト。タイミングが取りやすく挙動がマイルドなのが特徴だ。

 

スペックを測っても、極々おとなしい一般的なスペック。では「せっかくの高弾性が生かされてないじゃないか?!」と思うかもしれない、しかし高弾性の良さはしっかりと生かされている。それは打感の良さ、手に伝わる感覚が、雑味、濁りがない。例えると軟鉄鍛造アイアンのような打感が味わえるシャフト。これは高弾性のメリットだと思う。打てば打つほど心地よく、その爽快感はスイングに良い影響を与えると思う。

 

先端の戻りがはやいわけではないが、軟鉄鍛造的な打感のよさで、ボールを押してくれる。シャフトの差は何もない条件よりも、例えばアゲンストなどで見えてくることがある。アゲンストでも飛距離の落ちが少ない、飛距離が落ちたら困る!というシチュエーションの時に力を発揮してくれるシャフトだ。今試作中のマジックマリガンフェアウェイウッドのミニドライバーバージョンに入れてみたが、低スピンで驚くほど飛んだ。もちろんヘッドもいいが、シャフトも一役買っていることは間違いない。

 

あまり知名度がないが、三菱レイヨンが作っているしっかりしたシャフト。機会があったら是非、試打して欲しいと思う

 

Facebook にシェア
Pocket
LINEで送る

カテゴリー

コメントは停止中です。