テーラーメイドSLDR-Cドライバー(2015)

このインプレッションはマーク金井の有料メルマガで2015年10月6日に配信されたものです

 

先週はヤマハRMXの新製品記者発表、昨日はダンロップゼクシオ9の新製品記者発表、クラブが売れない時代だが、売れるクラブを作ろうと開発し、この時期一気に発表となる。毎年性能をあげなければ、新製品とはいえないから、小さな差も大きくアピールすることとなる。

 
僕が引っかかるのは、魅力的な製品を作ったとアピールするが、価格が魅力的ではない。ゼクシオの大ヒットは、8万円定価のクラブも売れると証明してしまった。各社同じ価格帯で勝負するので、ゴルフクラブ=高価と言うイメージはいつまで経っても払拭できないのだ。7万、8万あたりまえ・・地クラブに人気シャフトを組み合わせると十数万になることも、日本人ゴルファーの思考は、
「高い方が飛ぶ」なのか、日本のメーカーは高級クラブに一極集中している。もちろんマーケティングの結果なのだろうが、ゴルファーもいろんな人がいるはず。これからゴルフを始める若い人だって、飛ばしたいに決まっている

 

日本のメーカーは、高価なブランドしかラインナップしていない。セカンドブランドも姿を消した。たとえばダンロップはゼクシオブランド、スリクソンブランドの2つになってしまったが、以前はハイブリッドという、低価格ブランドがあった。その後スリクソン-Gというセカンドブランドを作ったが、こちらも姿を消した。

 
アメリカは、セカンドブランドだけでなく、更にリーズナブルなブランドもある。米国テーラーメイドだと、TOPブランドはR15シリーズ、セカンドブランドはエアロバーナー、そして今回紹介するのは SLDR-Cというドライバーだ

 

テーラーメイドから出るM1というドライバーの情報収集していたら、フェアウェイゴルフのWEBサイトで見つかったSLDR-Cというドライバー。もちろん日本では発売されていない。SLDRと言う名前が付いているのだが、ウエイト移動や、可変スリーブなど、一切付いていない。シンプルで割り切りったクラブづくりと円安でも2万円ぐらいで買える価格の安さに惚れて衝動買い

 
イマドキの宅配便は凄いもので、1週間もかからずアメリカから届いた。早速計測していみると、ヘッド重量が198g、重心距離40mm、重心深度36mm、重心高35mm、リアルロフト10.0度で、フェース角が-1.5度と完璧なスペックだった。このスペックだと、全く可変する必要がないから、イマドキのカチャカチャが一切なくても、何の問題もない。このドライバーを打つと、調整機能は飛距離
性能に影響ないことがよくわかる。接着ネックらしい、しっかりとした打感が魅力だ。調整機能があると、そこにウエイトが取られて、ヘッドの基本設計の自由度が減ると言うデメリットをもっと知る必要があるだろう。

 

日本のメーカーは足し算で、なんでも付ければ高く売れるが、ゴルフもゴルフクラブも減点法で作れば、無駄をそぎ落とし安価でいいものが作れるはず。アメリカのメーカーはセカンドブランドや、こういう廉価版を作るのがとても上手だ。200ドルで良いドライバーを作るという、その強い気持ちでいいものを作ってしまう。

 
ゴルファーを増やそうと本気で思うなら、マークダウン品に頼らずしっかりとしたエントリーモデルを、日本のメーカーも作って欲しいと思う。ゴルファーを増やしたいと、ゴルフ業界のテーマとなっているが、ゴルフを始める人は、決して少なくない。上手く行かずにやめてしまう離脱率が高くなっている。離脱しなくていいようなクラブや、練習器具を僕は作っていきたいと思う。

 

 

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