ナイキ ヴェイパーフレックス440ドライバー

このインプレッションは、マーク金井の有料メルマガ、「マーク金井の書かずにいられない」で2015年12月15日に配信されたものです

 

 

テーラーメイドM1ドライバーが売れているようだ。日本では12月5日が発売日となったが、アメリカでは11月より販売。僕の知り合いでも10人以上が、フェアウェイゴルフなど並行輸入して買っている。日本法人はかなり売り上げをロスしたように思える。この辺の販売事情も知りたいところ。

 

 

新製品の販売時期がどんどん前倒しになってきて、テーラーメイドやキャロウェイなど2016年モデルを2015年中に発売するようになった。日本だと、ジャパンゴルフフェアーに合わせる。アメリカでは、PGAマーチャンダイズショウに合わせるというのが、10年前の常識だった。まるで就職戦線の青田買いのようになっている新製品事情だけど、頑なに以前のペースで発売しているのが、ナイキだ。

 

 

M1のヒットにより僕は、第二次複合素材ヘッドブーム、コンポジットヘッド人気が再燃すると予想している。そもそもプロギアのDUOシリーズから、生まれたコンポジットブーム。プロギアはカーボンクラウンだけだったが、キャロウェイはフェースを除いたボディ部分に大胆にカーボンを配置し、フリーウエイトを確保した斬新な設計をしたが、姿を消してしまった。第一次ブームの時に、全く反応していなかったのがテーラーメイド。しかしここ最近コンポジットドライバーを一番積極的に出しているのは、テーラーメイドではないだろうか?!

 

 

それも、今まで使われなかったフェース部分にカーボンを配置。残念ながら商業的には成功とは言えず、コンポジットヘッド復活に水を差す形となっているようにみえたが、その失敗の本質を見事に解決し、M1というヒット作を導いた。

 

 

コンポジットヘッド復活の第2作目といえるのがナイキヴェイパーフレックス440ドライバーだ。前作のナイキヴェイパードライバーも、レジンを大胆に配置していたが、今回は、フェースとクラウンの三分の一までがチタンで、その後方はすべてレジン。メルマガ読者に限らず、『レジンって何?』と思う人は少なくないだろう。レジンを日本語に直訳すると、ずばり『樹脂』カーボンシャフトの繊維を形成するときに樹脂を混入するがその材料もレジン。わかりやすく言えばプラスチックの仲間だ。

 

 

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素材の特徴としては、形成しやすく、軽くて強度がある。この3点はヘッド素材とは魅力的。ナイキフレックスドライバーといえば、フライトポッドと言われる、重心深度を変更できるバーを配置するには、どうしても複雑な形状になるもの。レジンの形成しやすいと言うメリットを活かしている。

 

 

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スーパーコンピュータによる解析では、インパクトの衝撃エネルギーが強くかかるのは、フェースから15mmの部分まで、ここまでの強度をしっかりと確保すれば、あとは、高い強度は必要ない。ヴェイパーフレックス440も、M1もその部分までしっかりと、チタンになっている。飛距離を稼ぐためのカップフェース構造もこの解析から生まれたものだ。

 

 
この衝撃が影響しない場所を、軽量化してフリーウエイトを作り出し、ヘッドの性格付けを行うのが、イマドキのドライバーの設計のキモとなっている。ヴェイパーフレックス440は、このウエイトを重心深度を前後に動かすために使っている。このウエイト、『フライトポッド』を深度を浅い方向へ動かすと、低重心で飛距離性能が高い、ヴェイパーフレックス440ドライバーが、更に低スピンでぶっ飛びだ指数が高いヘッドになる

 

 
ヘッドのブルーだが、今までのコバードの赤よりも、僕はいいと思う。コンポジットヘッドの弱点は、音と打感だろう。M1ほどではないが、ヴェイパーフレックス440も、音と打感が改善されている。この2つのドライバーが、コンポジットヘッドの復活のきっかけになってくれることを楽しみにしている

 

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