ヨネックス E-ZONE XPGドライバー(2016)

このインプレッションは、マーク金井の有料メルマガ、「マーク金井の書かずにいられない」で2016年1月16日に配信されたものです

 

話題のテーラーメイドM1や、キャロウェイのグレートビッグバーサや、ビッグ
バーサアルファなど、カーボンクラウンのコンポジット構造のヘッド人気が再
燃している。メルマガ読者なら、覚えている方も多いだろうが、カーボンコン
ポジットのヘッドは今に始まったことではない。古くはプロギアのDUOシリー
ズなど20年近く前からある。しかし一貫してカーボンコンポジットにこだわっ
ているのがヨネックス。

 

 

そもそもテニスラケット、スノーボードなどカーボン素材で作っていて、バド
ミントンのラケットでは、国内シェアの90%を持っている。カーボンに絶対の
自信を持っているメーカー。ゴルフでもカーボンヘッドのドライバーや、アイ
アンで一時代を築いてきた。チタンヘッドの時代が来ても、カーボンクラウン
にこだわり、サイバースターなどの大ヒットを生んできた。

 

 

3年前に発売したi-EZONEというモデルは、M1に似ていると言ったらヨネックス
に失礼だろう。上から見たらM1にソックリ。テーラーメイドやキャロウェイが
やると「かっこいい」と感じることも、日本のメーカーだとそう感じにくいの
はどうしてだろう。日本のメーカーの努力は報われずらいように見えてしまう。

 

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日本の市場は、ガラパゴス化していると僕は感じている。団塊の向け世代のク
ラブが大ヒットしていて、そのクラブの対抗馬を各メーカー出してきているこ
とも原因の一つ。シニア向けのクラブはたくさんあるが、ワールドワイドに売
ってるクラブを比較すると、ガラパゴスは言い過ぎかもしれないが、その位置
づけはかなり特殊だ。

ヨネックスは、バドミントン、テニスでは国内マーケットに限らず、ワールド
ワイドブランドとして世界的に有名だ。その影響なのか今回打ってみた『ヨネ
ックス E-ZONE XPGドライバー』の仕様もワールドブランドに近いものがあ
る。アスリート向けのスペックで、総重量が315gで、シャフトの振動数は
259cpmとまさに世界基準となっている。メルマガだから書くけど同時期にテス
トした、本間ゴルフのBe ZEAL525ドライバーのSシャフト、振動数は228cpmと
昔のレディースシャフト並み。さすがにここまで柔らかいシャフトはなかなか
無い。いかに日本のメーカーがアンダースペック化しているかがわかる。

 

このXPGドライバーは、ヘッドスピード43m/sにターゲットを合わせた打ち出し
をしているが、スペックはアスリート向けと言っていいだろう。日本のゴルフ
ァーだけでなく世界中のゴルファーを対象にした骨太なクラブだ。総重量が重
いのはグリップにタングステンウエイトが入っているから。アナライズで長年
売っている、シャフトスタビライザーと同じように、カウンターウエイトにな
りインパクトで手が浮きにくくなる効果がある。ヘッド重量も重いそうで、重
いヘッドのドライバーが扱いやすくなるメリットも狙っていると思われる

 

カーボンコンポジットだけあってかなりの低重心となっているので、低スピン
で飛距離も期待できるはずだ。ただカーボンの技術があるのに、カーボンコン
ポジットであることを、あまり打ち出さずオブラートで包んだように表現して
いるように感じるのは何か違和感を感じる。メルマガだから書くけど、ヨネッ
クスは「ウチは一貫してカーボンを使っている、今更カーボン、カーボンとい
うなよ」ぐらい言ってもいいと思うのだが・・・

 

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しかしこの優れた技術を、ユーザーに響くようなデザインにできないのが、も
ったいないと言える。テーラーメイドやキャロウェイとの差は、コスメティッ
クの差だけで、技術的に劣っている部分は無い。しかし売り上げには残念なが
ら差が出るだろう。しかしM1並みの低重心で飛ぶ可能性が高い。僕にはシャフ
トがハードなので、SRのシャフトを試してみたいと思う

 

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