ハッピーパター

このインプレッションは、マーク金井有料メルマガ「マーク金井の書かずにいられない」2016年8月3日に配信されたものです

 

先週、ゴルフ業界に激震が走る事件があった。ナイキゴルフが、ゴルフクラブ、ボール事業から撤退して、アパレルとフットウェアだけにするというのだ。以前より噂があったが、ついにこの日が来てしまった。つるやゴルフ神田駅前店に行くと、ナイキのクラブは大幅なディスカウントがされていて驚く。

 
ドライバーが2万弱、ユーティリティが9000円、フェアウェイウッドは12000円と、VAPOR FLYシリーズは、そろそろマークダウンで安くなっても不思議はないのだが、他のマークダウン品と比べてもかなり安い。ナイキゴルフは、クラブメーカーとして、クラブ作りに真摯に取り組んでいた。僕も好きなメーカーだったのだが、市場は保守的だ。ナイキは大きい会社、タイガー・ウッズやローリー・マキロイなどと契約して、本気度を見せていたが、いいクラブを作っても売れなければ、利益は出ない。利益が出ない部門は撤退と、しかたのないことかもしれない。

 

ブログにも書いたが、やはりゴルフクラブは供給過多。モデルチェンジのサイクルも早くなっている。マークダウンの時期も前倒しされてきている。この流れを業界全体で見なおしたほうがいいだろう。クラブの賞味期限は意外と長いのは、皆さんもお気づきのことだと思う。

 

賞味期限が一番長いのは、パター。毎年たくさんの新製品が発売されるが、ヘッド形状が違うだけで、技術革新も少なく、エポックメイキングなものはすくないからだ。しかし今回僕が買ったのは、久々の衝撃作。つるやにナイキのクラブを見に行った時、思わず衝動
買いしてしまった。
それは
ハッピーパター

 


なにかふざけているような名前のパター。名前だけでなく色もふざけている、フェース部分が緑、フェースの溝は黄色、ボディは青で、ラインが黄色、ブラジリアンカラーで「リオオリンピック記念パターです」と言ったら皆信じるぐらい個性的だ。
2007年までゴルフルールには「ウッド及びアイアンは重量を除き調節性が設計されてはならない」とされてきたが、2008年よりルールが改正され、可変スリーブを搭載してロフト調整できるものが発売された。

 

ロフト調整といっても、皆さんご存知のように、シャフトを傾けて入れるだけなので、ソールとフェースの角度は変わらない。ロフトを変えると、ライ角と、フェース角は連動して変わってしまう。シャフトの軸線とフェースの角度は変わるが、残念ながらフェースと
ソールの角度が変わるウッドは存在しない。

 

しかしこのハッピーパターは、ソールとフェースの角度から変更できる。フェースとボディが分離しており、角度の違ったインサートをその間に入れることで、ロフト角のみ変更できる。それだけではない、ライ角も、オフセットのポジションそして、重量調整も、全
て独立して調整できる
フェースとソールの角度が変えられるのは、フェースに対する衝撃が、ウッドに比べると、圧倒的に少ないからだろう。1トンの衝撃を受けないパターだからこそできること。元々パターに限って調整性を搭載してもルール的には問題なかったのは、安全性に対する配慮があったのかもしれない。

 

 

このパターで唯一変更できないのは、ヘッドのどこにシャフトが入るかと言う点(前後は動かすことが出来る)センターネックかヒールなのか、ここだけは動かすことが出来ない。しかしヒールにシャフトが入るタイプもあるので、好みで選べば良い。

 
僕はセンターネックが好きなので、迷わずセンターネックを購入した。このパターの調整機能を使って色々調整することで、自分のストロークにピッタリ合った自分の標準となるパターのデータがわかる。それぞれの調整機能は非常にしっかりしているので、そのまま
使ってももちろんいいだろう。

 

コスメが奇抜すぎるので、パチモノと感じる人が多いのが残念だが
非常に面白いパターだ。

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