三菱レイヨン ディアマナBF(2016)

このインプレッションは、マーク金井有料メルマガ「マーク金井の書かずにいられない」2016年8月16日に配信されたものです

 

ナイキゴルフ撤退の余波は、ゴルフ業界に確実に広がっているように感じる。ナイキのクラブは、プロダクトとして、問題があったわけではない。僕はかなり高く評価していたが、ゴルファーは保守的だ。クラブが良いだけでは売れない。毎年モデルチェンジをして、メーカーは何か新しいことを、さも性能が進化したように打ち出している。それを打ち出し続ければ続けるほど、僕はなにか寂しさを感じる。

 

というのも、毎年モデルチェンジしても、残念ながら劇的な変化していないことは、ユーザーも薄々気がついているはずだ。しかしメーカーは、新製品を出すためには何か変化を求めている。そのための要素として、ヘッドだけでなくシャフトも打ち出すようになったのは先週も書いた。実はシャフトも、劇的な進化していない、素材や新技術が織り込まれ、僕は進化を感じている。

 

松山英樹を代表して、同じシャフトを使い続けているから、シャフトはあまり進化していない。と思っている人も少なく無いだろう。アイアンのスチールシャフトで誰もが知ってるダイナミックゴールドは、30年以上前に発売されて、今でもプロの使用率が高いままだ。だからといってアイアンのシャフトが進化していないということではなく

 
「慣れ」

 
によることが大きい。体力にかかわらず選択肢がなかった時代、使い続けると変えられないものだ。しかし、時代は変わった。新しいシャフトで育った今のジュニアがプロになってどのシャフトを選ぶか?!今から楽しみだ。

 

さて今回試打したのは、三菱レイヨンのディアマナBF。ディアマナといえば皆さん思い浮かぶのは、青、赤、白という色分け。これは特性をマッピングされていて、色で住み分けをはかって成功したシャフト。三菱レイヨンのマッピングで言えば、軽量はバサラシリーズ、重いアスリート向けはディアマナというすみ分けだったが、最近は、FUBUKI、KUROKAGEなど、アメリカでの市場を意識した製品を次々と投入して、ポジションニングが、複雑となっている。

 

このディアマナ、以前は60g以上の重量級しかなかったが、今回のラインナップから50g台が登場。もともと女子プロやシニアには50gのプロトタイプを支給していた。今回から、そのマッピングへのこだわりを捨て、50gも販売を開始した。そういえばアスリート向けの、FUBUKI、KUROKAGEも50gを展開している。最近50g台を使っている僕にとっては、嬉しい展開だ。

 

話をBFに戻そう。このシャフトは初代青マナ、ディアマナBの流れをくむシャフト。初代青マナにとても近いと感じるこのシャフトは、手元が少ししなって、しなり量が少なく、叩いても左に行かないシャフトだ。このシャフトは硬さとトルクのバランスがよい。ハードヒッター向けでしなり量が少ないのに、意外とトルクは多め。それが左に行かない秘密だと僕は分析する

 

トルク感を上手くつかったディアマナBF、叩ける人には武器になるシャフトだ。非常にコントロール性が高い点も高く評価したい。フェアウェイウッドに入れてもいい癖のないシャフトだ。

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