マックダディーフォージドウエッジ(2016)

このインプレッションは、マーク金井有料メルマガ「マーク金井の書かずにいられない」2016年9月13日に配信されたものです

 

ゴルフ雑誌やWebで、僕の試打の記事やタイアップ広告をメルマガ読者も目にしてくれることがあると思う、ドライバーやシャフトなどがメインで、パターとウエッジはあまり見たこと無いのではないだろうか?!メインに売りたいものを宣伝したいというのもあるだ
ろうが、僕にはショートゲームというイメージがないのだろう。実際パターとウエッジはあまり話がこない。

 

しかし皆さんご存知かと思うが、僕が最初にデザインしたクラブは、ドライバーでもアイアンでもなく、MSウエッジという世界で一番ミスが出にくいウエッジだ。もちろん理由があって、アマチュアにとって一番スコアアップにつながる可能性があるクラブ、発売した当時「プロ仕様」のウエッジばかりだったから。このウエッジの必要性を感じ開発した。

今でこそ、アマチュアがスコアアップするために必要な機能をそなえたウエッジが増えてきたが、MSウエッジを発売した5年前は、ほとんどのメーカーは、そんな発想を持っていなかった。MSウエッジの原型となる、クリーブランドのニブリックぐらいだった。

 

そんな僕のこだわりを知っているのか、今回キャロウェイから新しいウエッジのタイアップの仕事が来た。御存知の通り僕は、気に入ったクラブしかタイアップには出ない。今回も事前に製品を送ってもらって、試打した上で取材に行った。これはメルマガだから書く
けど、試打する際に、ライ角を僕の適正ライ角に、調角していいか?!と聞いたら、発売前なので、メーカーが難色を示したので、断ろうと思っていた。

 

ウエッジのライ角の重要性は、僕が常々ブログでも書いていること。メーカーも理解してくれたようで、「どうぞお好きに調整してください」ということで、お話をお受けした。さてそのウエッジだが・・・

 

マックダディフォージドウエッジ


キャロウェイには現在、マックダディ3ミルドウエッジ、マックダディPMウエッジ(フィル・ミケルソンモデル)が現行商品としてある。がどちらも実は軟鉄鋳造。今回はフォージドの名を冠しているだけあって、軟鉄鍛造となっている。まず製造法のちがいもあるが、僕が気に入ったのは、ウエッジの形状だ。

 
ティアドロップ型のヘッド形状に加え、ストレートなリーディングエッジで非常に構えやすい。この形状、何か懐かしいなと感じたのは、僕がMSウエッジを使う前に、非常に気に入ってつかっていたキャロウェイの初代Xツアーウエッジとよく似ているから。

 
Xツアーウエッジは、当時メッキ、ノンメッキ含め10本近く所有していて、今でも何本か持っている。そのXツアーウエッジに形状がよく似ているマックダディフォージドウエッジだが、唯一決定的に違うのが、ソール形状だ。ヒールとトゥを落とした多面ソールに加
え、スリクソンのアイアンのように、ソールが山形になっている。

 
スリクソンのアイアンのように極端な段差はないが、バンスが聞いている前面と、バンスが無くスパっと落としている後面があるソールは、スタジオのマットの上から打ってもヌケの良さを感じる。芝の上から打っても同じ印象で、フェースを開かなくても簡単にロブ
ショットが打てる。ヘッドを上から入れる人よりも、シャローな入射角の人に向くソール形状だ。

 
ハイバンスに慣れている僕が、バンカーショットを打つと、「うまく打てた!!」と思っても5yぐらいショートしている。砂にヘッドを落として終わりよりも、砂を薄く取りスパーンと振りって行くと、スピンが掛かるバンカーショットが打てるだろう。

 

ロブショットが打ちやすいソール形状にどうしてなるのか?!それはやはり契約プロの意向が強く反映されているからにほかならない。ミケルソンや石川遼などPGAツアーを主戦場とするプロのリクエストがあるからだろう。このウエッジも、石川遼モデルという位置づけで販売されると思う。

 

ロブショットを多用したいコース。たとえば砲台グリーンで、グリーンが硬いコースなどで威力を発揮するこのウエッジ、特に井上誠一や上田治設計のコースでは武器になると思う。僕はロブショットを多用するタイプではないが、形状がとても気に入ってるウエッジ
なので、しばらくつかってみることにする。

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