ブリヂストン J15CBアイアン(2014)

このインプレッションは、マーク金井有料メルマガ「マーク金井の書かずにいられない」2016年11月8日に配信されたものです

 

今の時期、秋の新製品は発売し尽くし、それと連動するマークダウン品もほぼ無くなる最末期の時期。売れ筋スペックなど無くなっている事が多いが、今残っているものは、掘り出し物が多い。その中から今回買ったのは、ブリヂストンゴルフのアイアン J15CBアイアンだ。

 

このJ15CBアイアンだが、業界での評価がかなり高いアイアン。ライターや有名ティーチングプロ、3セットも買ったアイアンマニアも居るようだ。とにかくギアにうるさいライターやプロが絶賛しているのがJ15CBアイアンだ。こんないいアイアンが税込み5万円以下で買える。

ゴルファーにとっては素晴らしいクラブが安く買えるので、素晴らしいことに感じるかもしれない。しかしこのマークダウンという仕組みは、最終的にゴルファーにとって不利益になる可能性がある。このマークダウンという仕組みは、アパレル業界を見習ってゴルフクラブにも導入された経緯がある。

 

しかしアパレル業界は、このマークダウンで今窮地に立っているのだ。マークダウンしても大丈夫なように、原価率をどんどん下げている。アパレルメーカーで直販しているところは数少ない。小売店に卸す時点で、その分原価率は下がる。問屋を経由させると更に原価率を下げる必要がある。

 

原価率が下がる=品質が悪くなる

 

マークダウンという仕組みが生んだことだ。アパレルメーカーで直販しかしていないユニクロは、低価格で有名だが、直接販売する分、原価率が高く粗利が少なくとも、採算を取ることが可能となる。低価格でも品質がいいということは、当然満足度が高くなるだろう。そして既存のアパレルメーカーは、苦境に立つこととなる。

 

これはまるでゴルフ業界に当てはまる。ゴルフクラブの品質が落ちているか?!というと極端に落ちてはいないが、メーカーはかなり苦しんでいる。実際、組み立て精度に影響が出ている場合もあるだろう。

 

モデルチェンジのサイクルだが、1年に一度というのはどう考えても早いと思う。特に素材の劇的な変化がなく、革新的な製法などもないし、ルール規制がされている今は、前の商品と変化を見出すのはかなり難しくなっている

 

このJ15CBは、マークダウンする必要がないぐらい完成度が高いクラブ。もう少しバンスがあれば完璧と思う。まず軟鉄鍛造アイアンにしては、気持ちヘッドサイズが大きい。そしてソール幅も広く、シャープな見た目よりもミスに強い。

 

今回は少しロフトを立てて、グース感を出してみた。ロフトを立てるとバンス角が減るデメリットがあるが。ボールを捕まえやすくなるメリットが有る。

 
ブリヂストンゴルフにとって、スタンダードな名作として、マークダウンせずにカタログに乗せておいて欲しいモデルだ。ミズノのMPシリーズのアイアンのように、廃盤にせずにしばらくオーダーできるようにすればいい。

 

非常にもったいなと思う。いいものを長く売れるようにするほうが、ゴルファーにとってもメリットが有るようにすると、しっかりとコストを掛けて作り込まれるゴルフクラブが増えると僕はそう思っている

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