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テイクバックでは始動とともに右肘を曲げる

ゴルファーがスイング中にゴルファーがチェックすべきポイントは

・アドレス
・テークバック
・トップ
・ダウン
・インパクト
・フォロー
・フィニッシュ

全部で7つ。7つのポイントで正しい形(型)を覚えれば、大抵の人は70台で回ってこれます。プレッシャーに弱い人でも、正しい形(型)がちゃんと身に付けばシングルになれます。ボクが型にこだわるのは、体に染みついた型はどんな時でも裏切らないからです。逆に、リズムやタイミングというのは、ここ一番で狂います。タイガー・ウッズしかり、石川遼クンしかり。プロでもプレッシャーがかかれば簡単に狂います。

では、どこをどう意識すれば正しい型が身につくのか?

ひとつめのポイントはテークバック。

テークバックの型を上手く作るコツは右ひじの使い方にあります。テークバックでは「両腕の三角形をキープ」するというセオリーがありますが、これは絶対にやらないで下さい。そんなことを意識すると左ひじだけでなく右ひじも伸びたままになるだけ。これではヘッドをスイングプレーンに乗せることはできません。

「両腕の三角形」を意識するほど、インサイドにヘッドを引き過ぎたり、アウトにヘッドが上がってしまいます。また、「両腕の三角形」を意識するほど右ひじが突っ張ってしまい、クラブが上がりづらくなる分だけ、体が右にスエーしたり、トップ付近で左ひじがグニャッと曲がりやすくなります。

テークバックでは始動部分ではに右ひじを少し曲げる(少し引く)ことを意識して下さい。右手でタンスの引き出しを引く時、右ひじを少し曲げますよね。この動きをスイングに取り入れて下さい。これだけでクラブは正しい軌道に乗りやすくなり、正しい型(形)を作れます。

コツにしては簡単過ぎて拍子抜けしたかも知れませんが、これが正しい型(形)作りの基本であり極意です。ただし、注意して欲しいのは右ひじを動かし過ぎないこと。右ひじを動かす量はごくわずかで0K。右ひじが体に触れるか触れないかぐらい引いて下さい。

もし右ひじを引く(右ひじを曲げる)感じがつかめないようならば、ヘッドを肩の高さまで持ち上げ、水平素振りをしてみるといいでしょう。体の正面で腕を肩の高さまで持ち上げたら、両腕を伸ばして構えます。この時点では「両腕の三角形」を作って下さい。そしてここからクラブを水平に動かす。テークバックの始動とともに、右ひじを少し引く(少し曲げる)こと意識すれば、クラブを水平に振っていきやすいはず。そして、やってみれば分かりますが、右ひじを引いたのに連動して手首のコックを入れていけばいいのです。

もうひとつの注意点は、テークバックでは右ひじは曲げても、左ひじは絶対に曲げないこと。左腕はピンと伸ばしておくことも重要なポイントです。そうです、左右のひじ(腕)は同じように動かさないことも正しい型(形)を作る上で不可欠なのです。

型(形)作りで重要な鍵を握っているのは筋肉ではなく、骨(関節)の使い方です。よくモノを覚えるには「コツ」があると言いますよね。「コツ=骨」なんです。ホント、ダジャレみたいですけどドイツ語でも運動を覚える「コツ」に当たる言葉も「骨」なんだそうです。

テークバックは「最初の30センチが大事」だと言われますが、この30センチを決めるには右ひじを少し曲げる(少し引く)こと。自分の感覚ではなく、ビデオやデジカメを使って、右ひじの動きとクラブの軌道をチェックしながら練習して下さい。「両腕の三角形」をキープするよりもクラブの軌道が良くなるだけでなく、体をスムーズに、かつ効率よく動かせるようになってくるはずです。


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