キャロウエイ レーザーホークTOURプロト(2011)

このインプレッションは、マーク金井有料メルマガ「マーク金井の書かずにいられない」2016年12月13日に配信されたものです

 

先週の僕のブログで、クラブの進化の30年を振り返った。クラブの進化は劇的だが、それよりも劇的に進化したのが情報のスピードだろう。30年前は、インターネットなどなかったので、ゴルフクラブの情報は、ゴルフ雑誌を読んだり、ゴルフショップで店員さんに聞いたりするぐらいに限られていた。ゴルフ雑誌は、御存知の通り週刊が一番早い周期なので一週間しないと次の情報は手に入らない。

 

しかし今はインターネットが普及。10年前だとインターネットと言っても、パソコンからの情報に限られていたが、もうスマホやタブレット全盛時代となり、多大な情報を、場所を選ばず、早く手に入れることができるようになった。そして画像や動画など、情報の質も劇的に変わっている。新製品情報も、リアルタイムでチェックできるようになった。くわえてSNSの普及により、その情報が瞬時に拡散される。

 

今、アメリカではスパイサイトと言われる、ゴルフの情報サイトがたくさん登場し、SNSと連動して、タイムリーに情報を流している。メーカーもそれを利用して、ティーザー広告的に使っている。今話題なのは、2017年のPGAマーチャンダイズショウに合わせて発表される、来年の新製品の情報だ。

 

テーラーメイドM1、M2、キャロウェイのグレートビッグバーサEpicなどがすでにページを賑わせている。この話題のモデル、全てカーボンコンポジットを大胆に取り入れている。コブラの新製品も同じ傾向という話。今何故カーボンコンポジットが流行っているかというと、M1、M2の大ヒットが大きい。

 

ことゴルフクラブにおいては、カーボンコンポジットというと少し前まで、ネガディブワードだった。それを払拭するぐらいヒットするクラブが生まれると評価はガラリと変わってしまうもの。日本ツアーの最終戦を取材に行って、石川遼のドライバーを観て驚いた。いつも使っている XR16SubZeroから、レーザーホークTOURプロトに変更していたからだ。

 

レーザーホーク?えっ???と昔からのメルマガ読者は驚いたと思う。2011年の発売したモデルを使っている。僕も気になったので、カメラを担いで6ホールぐらいついてまわった。その写真をFacebookにアップしたら。

「5年前のクラブを使うということは、最新モデルは進化していないのですか?!」

 

というコメントをいただいた。片山晋呉プロも2011年のモデル、フォーティーンのCT112を今も使っているから、進化を疑うアマチュアゴルファーも多いだろう。残念ながらツアープロは一番飛ぶドライバーを選んでいない。一番飛ぶドライバーを選んでいるのは、ドラコンのプロだろう。彼らは6球のうち1球を枠の中に入れればいい。もちろん枠自体は、広くはないので正確性も必要だが、飛ばないと話にならない

 

ツアープロも、もちろん飛ばしたいと思っているが、狙ったところに止めたいと思っている。その止めたいという思いが大切なので、彼らが狙ったところに止めれるドライバーを選んでいるのだ。これは僕の超私的な分析だけど、スイングの変化によるものが大きい。今までは左を嫌がるスイングをしていて、ドライバーも、キャロウェイのドライバーで一番左に飛びにくい、XR16SubZeroを使っていた。

 

僕が取材した時、練習場でも、ラウンド中でも、石川遼は左手のローテーションを意識したドリルを繰り返していた。左のミスが出るとフェースターンさせる動きというのは非常に怖いと感じるもの。しかしフェースターンさせるほど、、自然にボールが捕まり、引っかからなくなる。そうなるとXR16SubZeroでは、球が捕まらない。レーザーホークツアーは、決して捕まりがいいドライバーではないが、その捕まり具合が丁度よいのだろうと思う

 

レイザーホークツアーは、そもそも限定発売されたFT-TOURとほぼ同じ、大胆にカーボンコンポジットを使ったモデルで、浅低重心の元祖と言えるモデル。ヘッドデータは、重心距離38.9mm、重心深度37.6mm、重心高30.9mm、重心高(2)24.3mmという感じ

 

ジャンボ尾崎も飛距離性能を認めて、使っていたというドライバーだ。石川遼に必要な飛距離性能と、フェアウェイに止めれるドライバーがたまたま5年前のドライバーだったというだけ。

 

劇的な進化はしていないが、ドライバーも進化している。世界のトッププロが使っているから最善というわけではないことを、知っておいても損はないだろう

 

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