テーラーメイドM1ドライバー(2017)

僕のFacebookのタイムラインには、PGAマーチャンダイジングショーへ日本から出かけた人の写真が、連日アップされていて今年も大いに盛り上がったのを感じた。
アメリカのゴルフシーンを盛り上げるべく、このショウでいろいろな、発表がある。水面下で話題となっていたのは、ツアー復帰したタイガー・ウッズの財団が、テーラーメイドを買うのでないか?!という噂の真相だ。結果的には、パターを除く、クラブ13本を使用する契約をテーラーメイドと結んだということを発表。僕としてはクラブ契約ではなく、タイガーがテーラーを買ってくれたら、どんなクラブを作るのか大変興味があったのだけど、少し残念な気がした。

相変わらずテーラーメイドを使用するツアープロは世界的に多い。アジアのツアー事情に詳しい、吉岡徹治さんによると、アジアツアーではテーラーメイドの比率が、非常に高くなり、キャロウェイとの二強時代となっているそうだ。一時期人気があったタイトリストは使用率をかなり落としているらしい。

PGAショーと時期を同じくして、ファーマーズ・インシュランス・オープンからタイガー・ウッズが復帰した。テーラーメイドのどんなクラブを選ぶか?!ということ、結局タイガーは初代M2ドライバーで戦ったようだ。新しいM2はヘッドの投影面積が大きくなったが、構造自体はあまり変わっていない。しかし新しいM1はかなり初代と変更点が目立ったように感じた。

新しいM1だが、ヒットした先代から二代目を作る難しさを感じる。大ヒットした初代を、わかりやすくに進化させる必要があるからだ。結果的に二代目のM1は、カーボンの部分を大幅に増やした。M1、M2は今まで、ゴルフクラブにおいてカーボンを使っているネガティブなイメージを一新し、市場にカーボンはクールな素材であるイメージを植え付けた。クラブとしての完成度が高かったからこそ、素材におけるネガティブなイメージを劇的に変えることに成功した

新しいM1は、チタンの部分を減らし、カーボンを大胆に配置して、その進化をアピールしている。僕は発表前から、アメリカのスパイサイトで、新しいM1の姿を目にした時に、少し危惧していたことがある。今までは、クラウンだけにカーボンを大胆に配置していたが。新しいM1は、ソールもカーボンを配置、軽量化している。

クラウンを軽量化すると、低重心化には有効だが、ソールは特に軽量化する必要はない。ここを軽くすると、重心が高くなってしまうからだ。全く意味がないわけではない、ヘッドは軽くできるから、フリーウエイトは作りやすいというメリットも有る。その分ウエイトを重くし、可変させて、重心を動かそうといういうのだろう。ウエイトを動かす距離も長くなっているので重心移動出来る範囲も広がっている。

結果的には、初代よりも重心移動できる幅が増えた

これが最大のウリなのだろうか?!調整範囲が広がると言われると、なんとなく進化したように感じる。試打しても、初代よりも気持ち低スピンだと感じるし、スイートエリアも広がっているように感じる。しかし重心が移動できる事自体、性能が高くなるというのは正直疑問だ。

縦方向の移動、つまり重心震度が変えれることはメリットだと思うが、重心距離の可変については、M1いや、SLDRの頃から僕は疑問に思っていることを、きっとメルマガ読者は覚えているはずだ。それは

ゴルファーが感じる見た目の印象と、重心位置が違う

というデメリットだ。ロボットが打つわけではなく、打つのは人間だから。目で見た印象と、実際が違うと違和感を持つ。ゴルファーはフェースのセンターで打とうと無意識にアドレスするものだからだ。捕まらない形状なのに、重心距離が短く捕まってしまうとゴルファーは違和感を持ってしまうもの。その範囲広がっても特にメリットにはならないと思う。

とは言え初代は、ウエイト位置がノーマルの時、非常にニュートラルで気に入っていた。二代目も同じようにニュートラルだが、今回も残念ながらヘッド重量205gと僕には重すぎる。ブログを読んでくれた方は、僕がM1をオーダーせず、M2をアメリカのフェアウェイゴルフにオーダーしたのは、ヘッド重量と、重心の移動が無いシンプルなヘッドが好きという点の2点。

新しいM1ドライバーだが、すでにヨーロピアンツアー、PGAツアーで合計2勝と、プロの細かい重心位置には対応できるようで、ツアープロには、初代と同じように人気のようだ。

僕はM2を選んだが、微調整したい人はM1を選ぶという手もある。残念ながら、初代と変わらず、フェース角はオープンで、ボールが捕まるドライバーではないので、スライサーは手を出さないことをオススメする。

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