フジクラ MCパター

3月の初旬に試打テストをした、GDOのHOTLIST2017も先週発表され、いつもより一ヶ月遅れのジャパンゴルフフェアも終了し、まだガーラ湯沢には雪が残っているが、これぐらい気温が上がると、スノボにのめりこんでいる僕も、ゴルフに行く機会が増えてきている。

新製品とザックリと言うが、クラブだけではなく、シャフトもたくさん発売されている。シャフトもドライバー用、アイアン用だけでない、昨年はウエッジ用のカーボンシャフトが注目を集めたが、今年はパターのカーボンシャフトも注目を浴びてきた。パターと言えば、ゴルフクラブの中でもバリーションが一番多いというのは、カタログなどを観ると何となくわかると思うが、バリーションが多いのは、パターのヘッド、加えて、ヘッドほどではないが、パターグリップもバリーションが多くなっている。

 

しかしパターのシャフトというのは、意外と選べない。

 

新しモノ好きが多いと思われる、僕のメルマガ読者の皆さんでも、パターは純正のスチールシャフトのまま使うという方がほとんどだろう。

 

「パターのリシャフトをした」

 

という方は、ごくごく少数かと思う。それというのもパターのヘッドはあまりにバリエーションが多く、シャフトもヘッドのネック形状に合わせて作られているから、ドライバーやアイアンのシャフトのように、まっすぐなシャフトで、先端径さえ合わせて、作っておけば、大抵合うという訳にはいかないからだろう。

 

残念ながら、人気のオデッセイ#7や#5に入っているようなダブルベントシャフトは、ヘッドによって微妙に曲がり具合が違うため、応用が効かないため販売されない。しかしピンタイプに入るストレートなシャフトはリシャフトが可能だ。しかしストレートなシャフトだからリシャフト出来るわけではないのも、パター用シャフトが一般化しないポイント。オデッセイの#9みたいに、シャフトの内径にネックが入っている形状だと、カーボンシャフトは、スチールシャフトみたいに肉厚が薄くないのでヘッドを装着できなくなっている。

 

 

パターはフルスイングを前提ではないので、ヘッドとシャフトの接合部分にあまり気を使わなくていい反面、シャフトの互換性が極めて効きにくくなっているのだ。

 

 

シャフトメーカーも、パター用カーボンシャフトは色々と発売したいようだが、そんな事情もあり、あまり一般的ではなかった。しかし今年になり、三菱ケミカル(旧三菱レイヨン)から2種類、フジクラから2種類のパター用カーボンシャフトが発売された。僕はフジクラのMC-PUTTER(SOFT)というシャフトを入れてみることにした。

どちらのメーカーも2種類出ているのは訳がある。1つは、パター用のスチールシャフトの特性に近い硬さにして、カーボンの衝撃減退率の高さを利用して、打感を追求したもの、もう一つは今回、僕がパターに入れた、シャフトがかなりしなるカーボンシャフトだ。

 

パターに限らず、シャフトが柔らかいと、切り返しでシャフトがしなり、しなり戻る分切り返しでタイミングが取りやすい。いわゆる

「切り返しの間」

 

を感じることが出来て、切り返しでヘッドが戻ってくるのを待つことが出来る。パターはゴルフクラブの中でも一番プレッシャーが掛かりやすく、外力を上手く使いにくいクラブ。ちいさな外力を自分で作り出す必要があるから、動きはゆっくりとなる。プレッシャーがかかるとどうしても、切り返しで”間”を取るのが難しく、突っつくように打ってしまったり、打ちすぎてしまったり、それを嫌ってショートしたりしてしまうと、なかなかやっかいだ。

 

それが柔らかいシャフトだと、切り返しで間を取りやすいのでストロークが安定させることができる。今回実際にコースで使ってみた。ドライバーだけでなく、パターでもシャフトのしなりを使って打つことが理想だが、、先ほど説明したように微妙な外力を自分で作り出す必要があるので、一筋縄ではいかない。

 

最初は、使いこなしに苦労した。グリーンがさほど速くないと、このしなりを上手く使えるので、しっかりとボールを撃ち抜くことが出来る。しかし速いグリーンで、下りの1mパットなどはデリケートなタッチが要求されるから、このシャフトのしなりで弾いてしまうのでヘッドの動きを制御するのが難しくなってしまう。

 

しかし、そもそもパターをとにかくショートしてしまう人には、かなりの武器になるだろう。オーガスタナショナルの氷のグリーンで使うのは難しそうだが、ボールがフェースの乗る感じを覚えるには非常にいいシャフト。僕も最初は戸惑ったが、後半では上手く使えるようになった。

 

ショートパットで手が動かない人や、パンチが入る人などは試してみる価値が充分あると思う。一度試してみるといいだろう。

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