プロギア eggアイアンPF(2017)

あらためていうわけではないが、ゴルフはスコアを競うゲーム。スコアをいかに少なくするか? それがゲームの目的なはず。しかし僕がゴルフを初めた45年前からシングルプレーヤーの比率は相変わらず数パーセント。ゴルフクラブは、劇的に変化したはずだし、進化していると思う。しかし相変わらずアマチュアゴルファーのテーマは、100切りであり、シングルプレーヤーの比率も変わらない。

つまりアマチュアゴルファーのスコアは、45年前から変わってないように感じる。スコアをいかに少なくするか?がテーマで、道具が進化しているのに、目的に近づいている人がほとんどいないことが、僕は腑に落ちない。ということは道具は正常進化しているのか?という観点にたどり着く。道具は正しく進化していないのでは?と疑いたくもなる。

しかしゴルフクラブは45年前に比べて、確実に進化している。45年前、アマチュアゴルファーは、パーシモンヘッドにスチールシャフトでドライバーは、200ヤードしか飛ばなかった。150ヤードは5番アイアンの飛距離で、7番アイアンは130ヤード程度。プロゴルファーでさえ、7番150ヤード、ドライバーは240ヤードが平均だった。

ゴルフクラブ、進化のベクトルが向いている先は、スコアアップではなくて、飛距離アップ。

その理由は、ゴルファーはスコアアップよりも、飛距離アップを望んでいるからに他ならない。

今やプロゴルファーは300y以上ドライバーが飛ばないと飛ばし屋と呼ばれない。劇的に飛距離が伸びたドライバーは、ルール規制により限界まで来ている。ドライバーが限界まで来ると次はアイアンを飛ばしたいと思うもの。今売れているアイアンは、ほとんどがぶっ飛び系アイアンと呼ばれるアイアン。口火を切ったのは、ヤマハのUD+2アイアンで、2014年に発売以来、ヤマハのクラブの売上の半分をこのアイアンが支えているというぐらい販売好調。各社がこぞって真似をしてほぼ全社発売となった。

実は、ヤマハUD+2アイアンよりも早く、ぶっ飛びアイアンを出していたのはプロギアのegg。2007年から一貫して飛距離が出るアイアンを作っている。今回取り上げるのは、プロギアeggアイアンPF、軟鉄鍛造ボディのぶっ飛びアイアンだ。ヤマハのUD+2アイアンの成功を受けて、かなりUD+2アイアンを研究しているのを感じる。

ロフトは7番で26度、長さは38.25インチ。通常の5番アイアンぐらいのロフト、長さは同じか少し長い。スペックは5番で、番手表示だけ7と書いているに過ぎない。打ってみるとユーティリティとしか感じないくらい、フェースが肉薄でかなり弾く。ボールはユーティリティ並に上がるので、球の高さは7番と言ってもいいだろう。2007年のeggアイアンの7番アイアンのロフトは29度と、今思えばロフトはあまり立っていない。10年で、ぶっ飛び度合い更に求められていることを感じる。

確かに飛距離性能は進化しているが、飛ぶからスコアが良くなるのか?!というのは、そんなに上手くは行かないと僕は感じている。アイアンは飛距離を調整して打つクラブ。フェースが弾く感じが僕はどうも苦手で、上手く飛距離を調整することが出来ないイメージがしてしまう。短い番手で右からフック、大きい番手で左からスライス、微妙な距離感が上手く出せない。

確かに、飛距離の優越感は味わえるだろうが、いつまでも7番で150ヤードに縛られていてスコアアップは難しい。昔の飛距離を味わえるクラブ、ノスタルジーを満足させて、シニア向けっぽく見えないクラブ。これが今の売れ筋アイアンのトレンドとなっている。その中でもプロギアeggアイアンPFはとても良く出来ている。難点は、ネックが短くてライ角の調整が難しいこと・・・曲がらないことはないが、調整跡が付きやすい。

eggアイアンPFだけでなく、イマドキのぶっ飛びアイアンを観ていて、僕が超私的に思うのは、アイアンの形状にこだわらず、マジックマリガンUTの27度、30度のような、ロフト角の大きいユーティリティを潔く使うほうが、やさしいし楽だと思う。

ミスにも強いし、スコアアップにつながるはずだと思う。

新しい時代のゴルファーにも、アイアンの呪縛が受け継がえれていくのだろうか?! 非常に興味がある

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