ブリヂストン TOUR-B XD-3Cドライバー(2017)

このインプレッションは、マーク金井の有料メルマガに掲載されたものです。(有料メルマガはこちらからご購読できます)

 

先週、東京ビッグサイトで東京モーターショーが開催されていた。僕も行ってきたがすごい賑わいで驚いた。東京モーターショー2017は、ジャパンゴルフフェアの15倍である77万人を動員したそうだ(モーターショーは10日間、ゴルフフェアは3日間)。驚くべく数字だが、この77万人という動員は昨年より10万人ダウン。2005年と比べると半減している。

ゴルフとクルマ、親和性があるのは、皆さんも感じているだろう。アナライズに来られる方は、車好きがとても多い。モーターショーの来場者のピークは1991年の201万人、
このピークはゴルフ場利用者数と重なる。そこから徐々に来場者数はダウンしているのもゴルフ業界と同じだ。今年のモーターショーは、電気自動車と自動運転がメインで、新しいテクノロジーの発表の場にはなっているだろうが、クルマ好きが満足するか?!というと疑問が残る。そのなかでもポルシェだけは、ドライブの楽しさ、クルマの運転の楽しさメインにアピールしていた。東京モーターショーの来場者平均年齢が気になって調べてみたが40.6歳と意外と若いので驚く。

ゴルフはというと、高年齢化が止まらない。クルマは趣味以外に仕事や移動手段で必要性があるし、若者が車離れしているとは言えまだまだ、年齢層が若いのだろう。先日ゴルフ業界の最大大手量販店とミーティングしたが、顧客の平均年齢はなんと65歳。まさに団塊の世代がメインである。一番買ってくれる。一番裕福な層をターゲットにするのは、ビジネスとしては正しいと思うが、僕はゴルフの未来に危機感を持たずにいられない。

大手メーカーは、団塊の世代へ向けて、各社高価格帯の商品を投入している。この流れは止まらない。もう一つ新しい流れが大手メーカーにある、
それは工房へ向けてのパーツ供給だ。今までタブーとまではいかないが、抵抗感を示してた大手メーカーだが背に腹は代えられない。ヤマハがヘッド単体での販売で先陣を切って好評。ヤマハは工房向けではなく、量販店でもヘッド単体で買えるが、他のメーカーは、出荷先を工房と限定している。鹿又さんの試打会でも、パーツ供給している大手メーカーが出展していた。アナライズのブースの隣だった、プロギア、ブリヂストン、そしてヤマハ、YONEXの4社。メルマガだから書くが、大手メーカーも何やら地クラブ化しているのが面白い。

ヤマハ、YONEX以外は、通常の商品とは別の限定商品を工房向けに発売しているが、今回紹介するのは、ブリヂストンのツアーB XD-3Cというドライバーだ。ツアーBのXDシリーズ?、今まで発売されていたじゃないか?と思う人もいると思うが。クラブとして発売されていたツアーB XD-3をカーボンクラウン化したのが、XD-3Cドライバー。パッと見た印象は、ソールの色が違うことと、可変スリーブになっていることぐらいで、違いがわかりづらい。しかししっかり観ると、クラウン部分にカーボンの繊維が透けて見えて、XD-3とは違うのがわかる。

 

打ってみて驚いた。非常に良く出来ている。クラウンを変えただけでこんなに変わるのか?!とビックリした。日本のメーカーは、クラブづくりにおいて、契約プロの影響を受けやすいもの、今回ヤマハは、脱藤田で世界基準のドライバーが出来上がったが、ブリヂストンも脱宮里、脱近藤、と契約プロの呪縛が上手く解けたと感じる出来栄えとなっているのが面白い。

もともとブリヂストンはカーボン技術を上手く使うメーカー。過去にもシナジーディープという隠れた名機がある。XD-3Cもカーボンクラウン+可変スリーブと見た目でわかる部分以外にも、手が入ってると想像する。これは僕の超私的な見解なので、他言しないでほしいのだが、工房向けと特化してクラブを作ると、地クラブと大手メーカーは完成度に差を感じてしまう。

XD-3Cは、イマドキのクラブっぽい弾きの良さを感じるフェースだが、打球音は落ち着いている。フェースのラウンド(バルジとロール)だが、以前のブリヂストンのドライバーは、ヒール側のバルジが強く、ライ角がアップライトになっていることもあり、ヒール側で打つとチーピンしやすかったが、XD-3Cはヒールのバルジが抑えられていた、ヒールヒットしても安心感がある。

このドライバーは今年打ったなかでもベスト3に入るぐらい気に入ったドライバーだ。ヘッドパーツ売りなので買いやすいのも魅力。好みのシャフトを入れて使いたいと思う。大手メーカーが出した地クラブキラーなドライバーと言えるだろう。

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