三菱ケミカル KUROKAGE XD

このインプレッションは、マーク金井の有料メルマガに掲載されたものです。(有料メルマガはこちらからご購読できます)

今週、アメリカではPGAマーチャンダイジングショウが開催される。僕も何度か行ったが、日本のゴルフフェアと違い、大手メーカーが大きなブースを出していたり、360度方向から打てる広大な試打会場で試打できる”デモデー”など、大規模で様々な楽しみ方がある。そこで新製品がお披露目される。もちろん日本のメーカーも多く出展している。クラブメーカーだけでなく、シャフトメーカーも人気だ。シャフトメーカーは日本でのラインナップとは別に、海外だけのシャフトを用意していることが多いのが面白い。

今回紹介する三菱ケミカルのKUROKAGEも元々は、日本では販売していなかった、PGAツアーで人気となり、逆輸入的に日本で発売された。先週発表会がありKUROKAGEの新しいモデルXDが発表となった。今までKUROKAGEはXTとXMの2種類、今回のXDは、XTの後継と言えるモデル。噂では、ガルシアがマスターズに優勝していた時に使っていたシャフトを製品化してという話だ。

先週発表会で試打したが、日本主導で開発されたシャフトと、KUROKAGEが決定的に違うのは、ヘッドが走るとか、弾くとかいう要素よりも、とにかく叩けるシャフトになっていること。アメリカ主導のシャフトは、飛距離を出すのは自分のワザと力、シャフトはそのサポートするだけ。”シャフトで飛ばす”と言う発想がない。KUROKAGE XDは前作同様に、手元がしなるシャフト、前作は左に行かない叩けるシャフトだったが、今回は前作に比べると捕まりが良くなっている。

しかし、世の中に発売されているシャフトと比較すると、決して捕まるシャフトではない。ここをミスリードしないようして欲しい。今回は50グラム台のRから80グラム台のTXまでと幅広いラインナップがある。僕が打つと全てまっすぐ飛んでいく。発表会の日の早朝にBS日テレのゴルフコロッセオのテレビ収録があったが、僕は同じく三菱ケミカルのディアマナRFで撮影に臨んだ、ディアマナRFは先端が動いて捕まる動きをしてくれるが、KUROKAGE XDは、ストレートからややフェードしか出なかった。

基本的にハードヒッターで左が怖い人向けのシャフト、明らかに左に行かない、左のミスが出にくいシャフトになっている。逆輸入のシャフトにしては、50g台のRからラインナップされていて、ゴルファーの高年齢化にも対応している。シャフトメーカーの話を聞くと、主の重量帯は60グラムから50グラムへと移行しているという話。しかしクラブメーカーのカスタムシャフトは、以前と同じく60グラムのSと変わらない。50グラムのSRとまではいかないが、せめて50グラムのSが選べるように、クラブメーカーがもっとレスポンスよく行って欲しいと思う。

今回発表になったテーラーメイド、ピン、キャロウェイどれもカスタムシャフトは、判で押したように60gのS。シャフトメーカーは、主力は50gへ移りつつあるといってるのに、まだまだ、対応していない。どのメーカーもカスタムオーダーと言うサービスがあるが、やはりトレンドを反映したラインナップをお願いしたいと思う。

Facebook にシェア
Pocket
LINEで送る

カテゴリー

コメントは受け付けていません。