フジクラ スピーダーTR(2018) 

このインプレッションは、2018年4月のマーク金井の有料メルマガに掲載されたものです。(有料メルマガはこちらからご購読できます)

 

今年もマスターズ盛り上がった。地元のパトリック・リードを追うジョーダン・スピース、リッキーファウラーがあと一歩及ばず、リードの優勝となった。僕が観ていて勝負の鍵となったのは2番ホールのPAR5、ローリー・マキロイがありえないスーパーショットで二打目をイーグルチャンスにつけて、入れれば並ぶ状況だったが、これを外してしまった。1番でボギーを打ってしまったリードが、これなら行けると思ったと思う。その後も、オーガスタの女神を味方につけて、15番、17番でピンチを回避し、難しい18番でもキッチリとパーを取った。

そんな熱戦の陰で、一部メディアも取り上げているが、石川遼が4日間で2勝を飾った。ツアー外の地区オープンとはいえ、男子ツアーが開幕していないので、シード上位選手も多数出場している試合での、連勝は非常に価値がある。僕も千葉オープンを取材し少し話をした。ブログにも書いたがスイングイメージが劇的に変わっている。練習方法も水平振りや膝立ち打ちとスイングプレーンが本当に良くなる練習に変化している。

ブログでも予言したが、今年はツアー5〜6勝すると信じている。今週から男子ツアーもようやく始まる。今日は僕も会場に足を運んで、Kプロにはパターを、そしてフレループを某シード選手に渡すことになっている。千葉オープンの練習場で選手のシャフトをチェックしてみると、黒いシャフトが目立っている。フジクラのスピーダーエボリューション4かな?と思ったが、少し色が違っていることに気がつく。その正体はフジクラの新しいスピーダーTRというシャフト。使うプロが増えていてツアーで人気のようだ。

フジクラのスピーダーTRを今回、試打したので紹介しよう。今回テストしたのはスピーダーTR 569のSとSR、色はつや消しの黒。スイングしてみるとヘッドスピードが上がる感じがする。先端剛性が高く、手元がしなるTRはフジクラのKUROKAGE的なシャフトだ。このシャフトに興味を持っている人はSR?と思っただろう。実は569はSまでしかない販売されていない。メーカーの担当者と話していると、女子プロ用に開発したSRがあるというので、こちらも試打されてもらうことになった。

569のSだが、振った感じかなり硬い。硬さを表す単位に振動数というのがあるが、振動数の数字が同じでも、キックポイントが手元調子だと、硬く感じるもの。569のSはかなりしっかりしている。その事をメーカーの担当者に伝えると、SRが実はありますと試打させてくれたわけだ。さてSRのスペックだが、振動数が249cpm、センターフレックスが4.22と、振動数はSにしては少し小さいが、手元調子ということを考慮すると、Sという表記でもいいんじゃないか?と感じる。

まるでアメリカ基準のシャフトみたいにしっかりしている。以前のスピーダーにもツアースペックというのがあったが、それはワンフレックス硬い。そのシャフトはスピーダーTRと呼ばれていた事を思い出した。

このシャフトをドライバーに装着して試打してみた、その時に打点位置をチェックすると、打点がフェースセンターよりもやや上についていることに気がつく、実はキックポイントは打点位置に影響が出ることが意外と知られていない。先端剛性が高いシャフトはヘッドが上から下に入りやすく、フェースのやや上でヒットしやすい。逆に先端が動くシャフトは、下から上にヘッドが動きやすいので、フェースの下側に当たりやすい傾向がある。

打点位置は、スピン量に関係する。フェースの少し上でボールをヒットすると、スピン量は少なくなる。スピーダーTRは弾道が低めで低スピン弾道が打ちやすいシャフトだ。キャリーが稼げるシャフトではないが、狙ったポイントに確実に飛ばせるシャフト。一発の飛びというより平均飛距離が伸びるシャフト。赤羽ゴルフ倶楽部などでも安心してポジション取りができそうなシャフトだ。

SRが発売されたら、僕はすぐ買うと思う。早くスペックを追加して欲しいと願うオススメシャフトだ

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