プロギア Q(2018) 

このインプレッションは、2018年9月のマーク金井の有料メルマガに掲載されたものです。(有料メルマガはこちらからご購読できます)

 

ゴルフはスキー、スノボとちがってオールシーズンできる。そのおかげで年間通して新しいクラブが発売される。この1〜2年、僕がゴルフクラブを買ったり売ったりする量が減っている。もちろん自らクラブを作るようになったことが大きい。もうすぐmmウエッジのロフトバリエーションや、mmアイアンが量産体制に入ったところ。

それとゴルフクラブは、あっと驚くような素材や、技術革新が無いまま、マーケティングだけで新製品が発売されるようになり、目先だけ変えて何を買ってもそんなに変わらない印象を抱く製品が増えている。5年前と同じとは言わないが、変化を出しにくく、劇的に進化した特性のクラブを出しづらくなっている。

もう一つはメルマガやブログ、Facebookに書いているがやはり、スイングの重要性だろう。僕はここのところ、練習するのが楽しくてたまらない。スイングプレーンが良くなると、クラブの性能を引き出すことがたやすくなる。自分の弱点をクラブで補う必要がなくなったことも、クラブをあまり購入しなくなった原因の一つと言える。

しかし、コレは面白いなぁと言うクラブがある。先日プロギアの新しいRSを、メーカーさんのご厚意で発売前に、コースで試打する機会に恵まれた、新しいRSについてはそのうちインプレッションすることにして、その時にプロギアのQというクラブがバッグに入っていた。ゴルファーが窮地に追い込まれた時に役に立つクラブというコンセプトで開発されたクラブ。

プロギアは、革新的な構造のクラブを多く作り出しているが、ラウンド中の明確なシーンを再現し、それに向けてピンポイントで対策できるクラブづくりが得意だ。僕も購入し、MSウエッジを作る時に参考にした名器R35は、溝規制を対策しなおして発売から、すでに13年も経過し地味に売れているそうだ。

スコアメイクに直結したクラブ作りは、プロギアの真骨頂と言っていいのではないだろうか? 特徴はソールが三角形となっていて、ロフト28度、33度のユーティリティタイプ、ロフト18度、23度のフェアウェイウッドタイプ、どちらもヘッド小ぶりで、ヘッドスピードはやや遅めの人をターゲットしにしているようだ。ソールの三角形で、ラフやベアグラウンド、バンカーからも打ちやすくなっている。僕はティショットやフェアウェイから使ったが、ボールも上がりやすく、とても使い勝手が良かった。

僕は少ないクラブでラウンドすることを推奨しているが、ドライバーとQ、あとはウエッジ、パターで充分ではないかと思う。ヘッドが小さく、シャフトは短め、でスイートエリアはさほど広くはないと思うが、芯で捉えやすいクラブ。唯一殘念なのは、シャフトが軽いものしかラインナップにないということ。

50グラム台だけで、スチールと重めの柔らかいカーボンなどあると、このクラブの恩恵に預かれる人が増えていいと思う。例えばフジクラが出しているオニキススピーダーのようなシャフトを入れると年齢層も広がり、使いたくなる層が増えて面白いだろう。レディースシャフト装着モデルは要望が多く、製品化が決まっているそうだ。

できるだけ、本数を絞ってセッティングしていれば、用途のはっきりしたこういうクラブを1本足すこともできる。できれば練習場よりも、コースで試打して欲しいクラブだ。

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