グラファイトデザイン ツアーAD VR(2018)

このインプレッションは、2018年9月のマーク金井の有料メルマガに掲載されたものです。(有料メルマガはこちらからご購読できます)

今、ギア好きなゴルファーの話題の中心は、前回の打たずにいられないで紹介したタイトリストのTSシリーズではないだろうか?昨日21時から、YouTubeで生配信した『マーク金井のここだけの話』でも、視聴者からの質問は『新しいタイトリストはどうですか?』というものが圧倒的だった。僕の本音は、先週の打たずにいられないに、しっかり書いているので、メルマガを購読頂いてる皆さんだけが、知っていると思うので、気になる人はぜひ読み返して欲しい。

タイトリストが9月28日に発売になると、この秋の新製品は一段落。そんな中で、先週発売になったばかりなのが、グラファイトデザインの新しいシャフト、ツアーAD VRだ。これでシャフト4大メーカーの新製品が全てで揃った。グラファイトデザインの新しいシャフトだが、どんなシャフトになるか僕はざっと見当がなんとなくついていた。

それはグラファイトデザインと関わりの深い、ブリヂストンのクラブをチェックした時に予測できた。グラファイトデザインは秩父に工場と開発センターがあるが、ブリヂストンも同じく秩父にテストセンターがあり、歴史を紐解けば、ジャンボのドライバーJ’Sメタルぐらい昔から深い関係がある。J’Sメタルは、グラファイトデザインが開発したHM-70という高弾性シャフトを装着して大ヒット。世界のトッププロが、分解してその飛距離の秘密を探ったぐらい話題となったシャフトとヘッドだった。

今回のブリヂストンの新しいアスリート向けドライバー、TOUR-B XD3には、グラファイトデザインが作ったツアーAD TX2-6という純正シャフトが装着されている。このシャフト、グラファイトデザインのアフターマーケット用のシャフトを思わせるデザインで、色目も非常に近い感じ。昔からこの傾向はあったが、最近は特に、アフターマーケット用のシャフトと見間違うような純正シャフトが装着されていることが多い。

ブリヂストンに限らず、プロギアの新RSシリーズに装着されている、三菱ケミカルのディアマナもそうだ。たしかにアフターマーケット用のシャフトにそっくりだとカッコいいし、ユーザーにも喜ばれるかもしれないが、ユーザーを勘違いさせてしまう可能性がある。僕は、この傾向はあまり肯定的ではない。混乱させるのでなく、純正シャフトは独自の価値を持っていて欲しいからだ。

色目が似ているだけでなく、特性も良く似ている。ツアーAD VRは、手元がしっかりしていて、中間から先端にかけて動くシャフト。上手く扱うことができれば、ヘッドスピードが上げることができる特性だ。グラファイトデザインにはツアーADクアトロテックと言うシャフトがあったが、非常に近い印象を持った。クアトロテックは2007年に発売され、発売から10年以上経ったシャフトだが、まだプロでも愛用者が多いシャフト。僕は正直言って、手元の硬いシャフトは得意ではない。

というのも、手元の硬いシャフトは、切り返しの早いタイプのゴルファーとの相性が良く、切り返しがゆっくりなタイプな僕は、手元が硬いより手元がしなるほうがタイミングが取りやすい。あたらしいVR、手元が硬いとは言えクアトロテックに比べるとかなり打ちやすくなっている。手元が硬いが、上手くトルク感を出しているから。とは言えやはり、切り返しの早いとの相性が良いことは変わりない。

グラファイトデザインは、手元がしっかりしたシャフトを作るのが上手いメーカーだ。ヘッドスピードは上げやすいが、先端が動くので、若干ミート率が下がる場合があるかもしれない。自分でシャフトのタメが作れるプロや上級者に人気が出そうなシャフトだ。

グラファイトデザイン ツアーAD・VR

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