ピンG410ドライバー(2019)

このインプレッションは、2019年1月のマーク金井の有料メルマガに掲載されたものです。(有料メルマガはこちらからご購読できます)

メルマガ読者なら、すでにご存知かと思うが僕は冬はスノボモード。最近は桑田佳祐さんの影響でボーリングも初めたので、ゴルフに行く時間がない。しかし冬はメーカーの新製品発表会ラッシュで、後日SNSなどで影響力がある人を集め試打ラウンドを行うことがある。今回はピンのG410シリーズが発表になり翌日試打ラウンドがあった。本当に冬場は遠慮したいのだが、ハーフだけでもOKというので参加して試打してきた。

今回発売となったのは、ピンG410プラス、G410SFTドライバー、フェアウェイウッド、ハイブリッド、アイアン型UTのクロスオーバー。G400は大ヒットしたので皆さん気になると思う、特にドライバーについて皆さん知りたいのではないだろうか? 今回発売されたのは2種類、前作でプロや上級者に人気だったLSTは6月になるそうだ。『ピンは納得するモノができないとモデルチェンジしない』というポリシーで、モデルチェンジサイクルも不定期。今回にLSTは、間に合わなかったということだろう。

G410プラスだが、もしかして・・と思っていたが、予想は良い意味で裏切られた。クラウンは従来どおりチタンでできている。時代はカーボンクラウン全盛期。イマドキのドライバーでは標準装備的な感じだが、ピンはそれに乗っからなかった。もちろんG410SFTもチタンのクラウンを採用している。今回の変更点だが、バックフェース側に、移動式のウエイトが採用されている。センター、ヒール、トゥと移動させてネジ止めすることで、重心位置がコントロールできる。

カーボンクラウンには迎合しなかったが、ウエイト移動させて重心位置を調整する機能を搭載させてきた。キャロウェイ、テーラーメイドにつづいてピンお前もか!と思う。スライドレールは付いていないが、バックメタルを移動させるシステム。この機能に僕がポジティブに受け取れないのは、メルマガ読者の皆さんはご存知かと思う。それは重心位置が変わっても、ヘッドの形状が変わるわけではないから。

重心位置がコントロールできると、自分の打点位置に合わせられそうなイメージが持ちやすい。しかしフェースのセンターから重心位置がズレることに違和感を持つ人も少なくない。メリットに感じる人もいるとおもうが、僕はあまり感じない。G410SFTドライバーは、ウエイトがヒール側に固定されている。僕はこちらを評価したいとおもう。

キャロウェイやテーラーメイドが最近殆ど触れなくなったことがある。それは空力、つまり空気抵抗の低減する造作。各社ほとんどスルーしているのに、ピンはまだまだタービュレーターの効果を主張している。しかしトンボの羽のようなクラウンの形状は今回から廃止。徐々に空力についてはフェードアウトしていくのか注目したい。この辺が三者三様で面白いところだろう。

ピンが真面目なメーカーだなと、特に感じたのはフェースの反発に触れていないこと、テーラーメイド、キャロウェイがギリギリの反発と謳っているのに、ピンは乗っかってこない。あくまで深低重心、高慣性モーメントを追求している。高慣性モーメントはミスヒットに強い半面、ボールを曲げづらくなる、キャッチコピーは”直球勝負”。ものづくりと製品のキャッチコピーが見事に連動している。真摯なメーカーの姿勢を感じた。

寒いし、そんなにラウンドする機会もないコースだから、数値的にどれ位飛ぶか定かではない。カスタムシャフトの三菱ケミカルTENSEIオレンジも入っていたが、僕は純正シャフトを使用した。まず感じたのはG400よりも捕まりが良くなっていること、そして純正シャフトの出来が非常に良いこと。ピンの純正シャフトは、基本的に打ちやすいシャフトが多いが、偶に柔らかすぎるもの、硬すぎるものが装着されることがある。今回の純正シャフトは柔らかすぎず硬すぎず、非常に扱いやすかった。

一つ厳しいことを言わせてもらえば、相変わらずヘッドの座りが悪いこと。ソールするとフェースがパカっと開いて右を向いてしまう。これは外ブラのドライバーの多くがそうなっている。最近、テーラーメイドは収まってきたが、キャロウェイ、タイトリストなどこの傾向が強い。僕がピンのドライバーを使わなくなったのは、性能よりもこの座りの悪さが気になるから。

どうしてこうもフェースが開くのか?本国の開発担当に、一社一社聞いてまわりたいポイントだ。僕的には、可変ウエイトと、ヘッドの座りが、超私的に不満だが、G400からG410は正常進化していると言えるだろう。平均飛距離が上がり、曲がらないから安心して振れるので、飛距離が安定して伸ばせるようなドライバーだ。

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