テーラーメイドM6 D-TYPEドライバー(2019)

このインプレッションは、2019年2月のマーク金井の有料メルマガに掲載されたものです。(有料メルマガはこちらからご購読できます)

新製品もピンを残して販売を開始、新製品ラッシュもやっと落ち着いてきた。アメリカのメーカーは、日本では、日本仕様を発売することが定例化しているが、日本仕様も変化を見せている。今までは日本専用シャフトを装着して終わりだった。日本専用シャフトは、US仕様よりも軽量で、フレックスを落としたシャフトを装着するのが通例。US仕様のシャフトは日本仕様と比べるとワンフレックス以上は確実に硬くなっているのは、メルマガ読者の皆さんならもうご存じだろう。

R表示で、SぐらいでモデルによってはSXというのも珍しくはない。最近は、シャフトだけでなくヘッド重量を軽くするメーカーも増えてきた。ヘッド重量にこだわる僕としてはこれはとてもありがたい対応だ。しかし仕様が違うだけでなく、日本では未発売なモデルもある。どうして販売しないのだろう?と首を傾げたくなるモデルも多い。その最たるものが、テーラーメイドM6D-TYPEドライバーだ。

テーラーメイドはバーナー時代から、商品名にドローが付くモデルをアメリカでは発売している。通常モデルとの違いは、ボールが捕まる要素をプラスしていること。アメリカのメーカーのドライバーは、プロダクトアウトで開発されることがほとんど、性能アップに合理的に取り組む傾向がある。重心距離が長く、慣性モーメントが大きいドライバーが目立つ。

しかしアメリカでも一定数、ボールが捕まらず悩むゴルファーはいる。そんなゴルファーを対象に、捕まる要素を加えたモデルを発売している。以前よりバーナードローなどを発売していた。また一方でTPという尖っているモデルもあった。TPとはツアープリファードの略で、よりツアー志向のハードな仕様だった。今回のモデルにはないが、フェアウェイウッドにはM4TOURなど、ヘッドが小さい、上級者志向のモデルがあった。

最近はドローと言う表現ではなくなり、同じコンセプトだとD-TYPEというモデル名となっている。歴代ドローもD-TYPEも何故か日本では発売されてこなかった。しかし一方でインターネットをページを開けば、アメリカのゴルフショップで手軽に未発売モデルを購入できる。もちろん英語がわからなくても日本語で表示されるので非常に手軽だ。昔と違って注文すれば一週間もしないうちに届く。

最近は円安傾向なので、以前ほど割安感はなくなったが、アメリカのほうが販売価格自体が安く、日本の店頭価格に比べても割安感がある。今回も僕がいつも購入するサンディエゴのフェアウェイゴルフでテーラーメイドM6D-TYPEドライバーを購入。前作のM4D-TYPEと違って、M6D-TYPEはM6と外見上の違いが殆ど無い。M4D-TYPEは、ウエイトの位置がヒール寄りで、パッと見てもその差がわかりやすかった。

M6になって、外見上の差がロゴの位置だけになり、D-TYPEと見分けがつきにくくなった。そもそもM4とM6を比べると重心距離も3ミリ短くなっていて、捕まりが良くなっている。M6D-TYPEは更に重心距離も短くなっているが、大きく違うのは、ソールした時のヘッドの座りだろう。M6はソールすると、開いてフェースが右を向くに対し、M6D-TYPEは、座りがよく、ソールしてもフェースはほとんど開かない。

可変スリーブをノーマル位置にして計測すると、フェース角は+1度(1度フック)だった。見た目はほぼスクエアなのだが、数字の割にかぶって見えないので、スライス系だけど、フックフェースは構えにくいと言う人には良いだろう。そもそも重心位置やフェース角などを考えるに、超私的に言わせてもらえば、日本市場に投入する際

M6D-TYPE→M6
M6    →M6TP

と名前を変えたほうが、ユーザー満足度は高かったのではないだろうか?超私的には何の問題も無いと思う。M6TPというのは、日本のマニア層にはかなり刺さるだろうし、ボールが捕まらないと悩むユーザーには、これがM6ですというと、スクエアインパクトしやすく、飛距離アップする実感が生まれると思うのだが・・・

打ってみるとM6と比べて明らかに捕まりが良い。Mグローレほど捕まらないが、Mグローレに近い捕まりの良さがある。純正シャフトではいっているプロジェクトXのEVEN-NOWだが癖がなくて長さも丁度よい。それと今までテーラーメイドの純正グリップと言えば、コストダウンの影響なのか握り心地がチープだったのが、かなり改善されている。

テーラーメイドが好きだけど、ボールが捕まらないと悩んでいるなら、Mグローレの次にオススメしたいドライバーだ。M6はM4に比べると捕まりが良くなったが、そもそも捕まりが良いドライバーではない、M6D-TYPEも捕まりが良いというよりも、ニュートラルな特性が魅力だと思う。どうして日本市場に投入しないのか、メーカーに聞いてみたいドライバーだ。

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