アマチュアのリラックスは緩みを招くだけ。力んだ方が、力まないスイングが身に付く。

ゴルフと演劇(役者の演技)。

まったく別世界な感じがするかも知れませんが、役者に求められるのは身体表現力。自分の体をいかに上手く使うかが問われる世界です。そして、共演者といかに上手く演じるかが求められます。

ゴルフもしかり。自分の体を上手く使うことがいいスイングにつながりますし、共演者であるクラブをいかに上手く使うかも求められます。

いい演技(いいスイング)を身につけるには、スローモーションのようにゆっくり動くことが大事だといいました。ゆっくり動けば、ひとつひとつの動きを自分で意識しながら体を動かせるからです。

そして、ゆっくり動く時には力んだ状態(リラックスしないで)で体を動かして下さいと説明しました。関節も伸ばす所はピンと伸ばして、緩みのない状態を作る。

なぜ力むことが重要なのか?

アマチュアの多くは楽なスイングをしようとして体の一部が緩んでいます。そして本人に揺みがあることの自覚がありません。そして、緩んだ箇所が多い人ほど、その反動で必要以上の力みが発生し、いわゆる「力んだ」スイングになっています。言い換えると、緩んだ部分があるから‥‥自分のスイングを見て「力み」を感じるし、周りからも「力んだ」スイングと評価されてしまうのです。

そうです、力みというのは緩みによって生まれるのです。

もう説明の必要はないでしょう。力みを断ち切るためには緩まないこと。そのためには一度は、力んだ稽古(練習)が必要不可欠なのです。

具体的に言うと、アドレスしたら頭の先から足の指先までにギューッと力を込めて下さい。自分ではロボットのようにカチンカチンになるぐらいに‥‥

これで準備完了。後は、スローモーションのように素振りします。目安としては1スイング30秒。15秒かけてテークバックしてトップを作る。トップからフィニッシュまでも15秒かけて下さい。もちろん、スイング中も力を込めたまま。緩んだ場所を作ってはいけません。力加減を一定に保ったままスイングします。

そして、この力んでゆっくりスイングした姿を動画に納めてチェックします。スイングに緩んだ箇所がないかどうかチェックし、もし緩んだ箇所があったならば、そこが緩まないように修整していきます。

スイング中、緩みがなくなってくれば徐々に普通の速度に戻してシャドースイングしてみて下さい。緩まないテークバック、緩まないダウンスイング、緩まないフォロー、緩まないフィニッシュ。これらができれば、力んでいても‥‥動画でみれば力み感がなくなってきます。緩みがなければ、力みも生まれません。

役者は体を自由自在に動かしますが、稽古ではわざと悪い動き、わざとぎこちない動きをトコトンやります。悪い動きを知ることで良い動きを覚えるわけです。ゴルフもしかり。「力むから、リラックス」するという思考では力みの元凶である緩みを断ち切ることはできないのです。

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