プロギア TUNE 05ドライバー

このインプレッションは、2019年3月のマーク金井の有料メルマガに掲載されたものです。(有料メルマガはこちらからご購読できます)

今年はジャパンゴルフフェアが盛況のようで過去最高の6万人超えるくらい集客したようだ。業者向けというよりもエントリーユーザー色が強くしたのがよかったのではないかと思う。僕もブッシュネルのブースでのトークショーに加え、今年は大会主催者である日本ゴルフ用品協会の依頼で、ゴルフギアセミナーを土日に開催した。50人分の席しかなかったが、立ち見を含めて150名ぐらいの方が来てくれた。

非常に盛り上がって嬉しい限りだったが、寂しかったのは大手メーカーの不参加が目立ったこと。アメリカのPGAショウに出展しなかったテーラーメイドは、ブースを出していたが、何かと勢いがある本間ゴルフや、昨年”Q”と言うクラブを全面的に出したプロギアは不参加。特にプロギアは、RSシリーズの新製品であるRS-EやRS-REDなどがリリースされたばかり。良いお披露目になると思ったのだが、出展していない・・

プロギアだが、ここ数年パーツだけの販売もしている。クラブとして販売しているラインナップとは全く別だが、PRGR-TUNEというブランドを立ち上げ、工房専用として販売している。RS-EとRS-REDの発表前に、メーカーさんが試打ラウンドを企画してくれた。RS-Eは、重心深度を深くし、重心角を大きくして実に捕まりの良いドライバーに仕上がっていた。RS-REDはプロギアの歴代の赤は名器という期待を全く裏切らない軽量だがニュートラルなドライバーだ。

どちらのクラブも非常に良かったのだが、今回僕が取り上げるのは、PRGR-TUNE05というドライバー。ドライバーとフェアウェイウッドは先行して発売されていたのだが、試打ラウンドの時に、アイアンとTUNE0ユーティリティが発表になるということで、05ドライバーもバッグに入っていた。打ってみると非常に良いのでサンプルとして使わせてもらうことにした。

05ドライバーは、昨年9月に発売されていたモデル。可変スリーブでないのが工房向けらしい。ネックの内径をチェックすると、通常は8.5ミリのはずが、9.1ミリぐらいある。あまりに緩いので不良品じゃないかと思わずメーカーに確認した。しかしこれには理由があった。シャフトのチップ径とホーゼルの内径に差があると、可変スリーブのようにシャフトを少し斜めに装着できる。これにより、工房側がユーザーに応じてロフト角やフェース角が微調整できる。

これぐらいスペースが有ると、可変スリーブぐらいの調整幅は確保できるだろう。もちろんこのスペースは接着時に不安があるが、工房の腕の見せ所でもある。さすが工房向け、匠の技が生きる仕様となっているのだろう。僕も可変スリーブはあまり好きでないのはメルマガ読者の皆さんは、もう充分理解していただいていると思うが、このヘッドもう一つ気に入ってる点がある。

それはウエイトが1つと非常にシンプルな点だ。ヘッドの性格がほとんど変わらないバックフェースの後ろ側に配置されていて、4グラムから10グラムの2グラム違いでウエイトが選べ、ヘッド重量を細かく調整することが出来る。これで、クラブの長さやバランスなど工房でのアレンジが効く要素の一つだ。

面白いのが、パーツブランドのTUNEシリーズは、Wクラウンとなっていない。Wクラウンと言えば、ギリギリの反発にするための工夫だったはず・・・若干Wクラウン気味だが、フェースの素材や構造により反発はギリギリにしているとのこと。なんとなくWクラウンのありがたみが失くなった気がする。

打ってみると、プロギアらしいギリギリな反発の良さを感じる。そして重心位置が深めだ。ボールを捕まえれる人は、捕まりすぎる怖さがない特性となっている。プロギアのクラブで言えばRS-Fに近い感じだ。重心距離は41ミリ、重心深度は44.5ミリと外ブラのドライバーのような特性で、国内のガラパゴス化したドライバーとは一線を画す。

僕は、ヘッド重量を一番重い10グラムのウエイトを使って198グラムにした。重心位置も重心角などを鑑みると、非常にニュートラルなヘッドだろう。このヘッドに僕は、三菱ケミカルのディアマナDF50Sを入れてみた。僕的にはとても気に入った組み合わせで、今年は登場回数が増えそうなドライバーだ。地クラブと言うのはあまり好きではない僕だが、人が持っていない所有感があって、深低重心で扱いやすいドライバーを探している人にはオススメしたいと思う。

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