アイアンの打感は 素材よりもフェースの厚みで決まる!!

アイアンの打感は 素材よりもフェースの厚みで決まる!!

アイアンの打感は 素材よりもフェースの厚みで決まる!!


 飛距離、方向安定性、距離感、操作性‥‥アイアンを選ぶポイントはいくつかありますが、これらに加えてゴルファーがこだわるのが打感でしょう。クラブが進化しても打感が良いアイアンは人気が高いです。

 さて、この打感。これまでの常識では軟鉄鍛造素材で作られたアイアンは打感が良くて、ステンレス鋳造で作られたアイアンは打感が今ひとつと言われてました。クラブメーカーのカタログ等を見ても、「軟鉄鍛造は打感が良い」と強くアピールしてます。しかし、現在はこの常識が当てはまりません。軟鉄鍛造は粘りがある素材ですが、打感に強い影響を及ぼすのは素材よりもフェースの厚みです。素材に関係なく、フェースが分厚い形状のアイアンほど打感が良くなり、フェースが薄くなるほど打感は悪くなります。

 インパクトはボールとクラブの衝突です。打球面(フェース)が分厚いほど球離れが遅くなり、それが心地良い手応えとなって手に伝わります。ヘッドが小ぶりなマッスルバックは素材が軟鉄鍛造なのに加え、フェースが分厚い。ボールをしっかりつぶせる形状だから打感が良いのです。言い換えると、素材がステンレス鋳造でも、マッスルバック形状に設計すれば打感が良くなるのです。

 他方、キャビティ構造で作られたアイアン、フェース裏側が凹んだアイアンは総じてフェース面が肉薄。肉薄フェースの方がスイートエリアを広げられますし、反発を上げられるからです。肉薄フェースは飛びとやさしさを手に入れられる反面、球離れが早くなります。素材が軟鉄鍛造であってもなくても、フェースが薄く作られたアイアンはマッスルバックの打感は得られません。軟鉄鍛造でもフェースの厚みが3ミリ以下になると、球離れが早くなってしまうからです。

 アイアンの場合、打感とやさしさは二律背反関係にあります。心地良い打感を得ようとすればフェースが厚くなって物理的にヘッドは小ぶりになります。やさしさを追求すればヘッドの大型化に伴ってフェースが薄くなり、球離れが早くなります。打感にこだわってクラブを選ぶならば、フェースの厚みにもこだわった方がいいでしょう。

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