CT112ドライバー

ヘッド体積はルール最大級の460cc。同社のCT111よりも10cc大きくなっているが、構えると大きく感じない。47インチの長尺に加え、ヘッドはハイバック形状で塊感が強い。見た目的には440ccぐらいに感じてしまう。

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ヘッド形状はオーソドックスで構えやすいが、ネックは非常に短いのが特徴的。重心位置を少しでも低くしたいのだろう。フェースの厚みは約53ミリとややシャロー。ハイバック形状だがフェースがそれほど分厚くないのでハードヒッター御用達という感じではなので、普通のアマチュアにも構えやすく仕上がっている。ネックは若干インセットホーゼルだ。重心距離を少し短くしたい意図がうかがえる。

ヘッドもシャフトも濃いブルーでシャープな印象をユーザーに与えている「CT-112」。長さは47インチ。ルールを定めるR&Aの計測方法(※60度測定法)だと、47.75インチとなるそうだ。メーカー資料によると、ヘッド体積、長さ、フェースの反発係数・・・すべてのスペックをルール規制値ギリギリまで追求し、飛ばすことだけ考えられ作られたドライバーと謳っている。

ドライバーは長尺が増えてきたとはいえ、47インチ以上はまだまだ少数派である。どんなゴルファーと相性が良いのか、実際の性能はどんなものか、試打してみた。

試打クラブはロフト9度。シャフトはメーカー純正の「MD350id」、フレックスはS。スペックを計測してみると、9度表示でリアルロフトが9.75度。フェースアングルは+2度。数値はフックだがアドレスするとフェースは真っ直ぐ目標を向く。長さは表示47インチで実測値が47.25インチ(ヒールエンド法計測)。クラブ重量は303.1gでバランスはD6。軽量なクラブを多い長尺にしては珍しく、持つとヘッドの重量感を感じる。シャフトの硬さの目安となる振動数は249cpm。ワッグルすると手元が硬めで中間部分がクイッとしなる。

アイアンで入念にウォームアップしてから「CT-112」に持ち変えて打ってみると・・・「シュパーン」と弾き感の良い金属音とともにボールが素早く飛んでいく。長尺効果でヘッドスピードが上がっていて、ボール初速が出るタイプだ。それでいて、長尺ドライバーにありがちな「ヘッドの当たり負け感」も感じない。インパクトの力強さも兼ね備えている。しっかり振り切れるパワーがあれば、かなり飛距離を稼げそうだ。

少し気になったのがクラブの重さ。47インチで総重量が300gを超えている。振り切るためにはある程度のパワーが求められる。試打したSシャフトの場合、ヘッドスピードは44m/s以上は必要だと思う。

ヘッドの挙動はニュートラルで真っ直ぐ打てばストレート弾道。ただ47インチもあるので操作性は高くない。球筋を打ち分けることよりも、オートマチックにフェアウェイに運ぶタイプだ。弾道計測してみると・・・打ち出しがやや低めで、低スピン弾道。いい感じで捕えると打ち出し角は11~12度、スピン量は2200~2600回転。ヘッドはスピンが少ない球が打ちやすい。キャリーとランで飛距離を稼げるドライバーだ。

シャフトは手元と先端が硬く、中間部分が切り返しでクイッとムチのようにしなる。典型的な粘り系シャフト。トルクも適度にある。ヘッドの走りより、タイミングの取りやすさを意識したシャフトだ。

長尺効果でヘッドスピードを上げて飛ばせるなけでなく、ヘッドの飛びのポテンシャルも高い。タイミング良く振り切れるゴルファーが使えば、かなりの飛距離アップが狙えるはず。そして軽量ではないので、パワーがある中・上級者にも相性が良い長尺ドライバーである。

ライ角は59.5度と平均的、フェース角は+2度。数値的にはフックだが視覚的にはフックの度合いは少なく、ほぼスクエアに見える。つかまりの目安となる重心アングルは22度と少ない。フックフェースだが捕まり具合はニュートラルだ。

シャフトは手元と先端側の剛性が高く、中間部分が軟らかいタイプ。切り返しで中間部分がクニュっとしなる粘り系。トルクはメーカー値で3.9(Sシャフト)。実際にスイングしてみると適度なねじれ感があり、タイミングの取りやすさを感じる。振動数はSで249cpm。アスリート向けの純正Sとほぼ同じぐらいの硬さだ。

長さはメーカー値が47インチで実測値が約47.25インチ(ヒールエンド法計測)R&Aが定めた60度測定法で計測すると48インチ弱。ルール適合でギリギリの長さを追求している。クラブ重量は303.1グラムでバランスはD6。45インチ換算すると325g前後。20~50歳ぐらいで、体力が平均よりも上回るゴルファーにちょうどいいスペックだ。決してシニア向きではないので要注意だ。

クラブの位置付けとしては、セミアスリートからアスリート向け。長尺だがクラブ重量は軽くないし、リアルロフトも少ないからだ。非力なゴルファーにはハードな仕上がりに感じるはずだ。

リアルロフトが少ないのでロフトで見栄を張ってはいけない。パワーがある人、ボールが吹け上がりやすい人は9度。ヘッドスピードが遅めの人や、ボールが上がりづらい人は10.5度をお勧めしたい。

純正のSとしてはしっかりとしたシャフト。Sシャフト(MD350id)のストライクゾーンは44~48m/sぐらい?。シャフトは硬さはS、SR、Rがラインアップされており、硬さによって重量が異なる。Sは60g、SRは55g、Rは50gとなっている(いずれもメーカー値)。

 

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