理想的な打ち出し角度は、12-14度。これに合わせてリアルロフトを決める

ヘッドには個体差もあるので、ロフト角は実測がベスト

ヘッドには個体差もあるので、ロフト角は実測がベスト

取材や試打テストで、クラブを試打する時に、僕は必ずクラブを計測します。飛んで行くボールや、弾道計測データとあわせてみる事で、クラブの隠された秘密がわかるからです。よくあるのですがクラブを計測してみて驚くことがあります。それはリアルロフトの多さ。9度と10度を試打したのですが‥‥

9度表示→リアルロフト11度
10度表示→リアルロフト13.5度

市販ドライバーの大半は「表示ロフト<リアルロフト」ですが、ここまで差が大きいクラブは珍しい!! ずいぶん「下駄を履かせた」なと思ったのですが‥‥

実際に試打してみると「下駄を履かせた」意味が分かりました。ヘッドの重心位置、そしてシャフトの挙動が影響しているのでしょう。リアルロフトが多い割にはボールが上がり過ぎませんでした。

ボクの適正リアルロフトは「10度前後」。なのに、計測したドライバーの9度(リアルロフト11)で弾道計測すると、「打ち出し角」が12.5~14度。ちょうどいい高さで飛んでくれました。

察しのいい人はもうお分かりでしょう。

そうです、適正リアルロフトはゴルファーによって変わるだけでなく、ヘッドやシャフトによっても1度ぐらいは平気で変わってきます。ですので、自分は「リアル10度」がちょうどいいと決めつけるのは禁物!!

ロフト選びで大事なことは、実際に打ってみて「ちょうどよい高さの弾道」が出る「リアルロフト」を選ぶことです。

野外であるならば、実際に打った弾道をチェックする。練習場のレンジボールでは意味がありません。コースボールで高さをチェックして下さい。ゴルフショップなどで試打する時は、弾道計測器で打ち出し角度をチェックする。ヘッドスピードが遅めの人(36~40m/s)ならば、打ち出し角度が14~15度ぐらいがGOODです。ヘッドスピードが普通の人(40~43m/s)ならば13~14度。そしてヘッドスピードが速い人(44m/s以上)ならば、12~14度。これぐらいの打ち出し角度が出るリアルロフトを選ぶと、クラブの性能を引き出しやすくなりますし、飛びに最適な弾道を打ちやすくなるでしょう。

そして、今回の計測したクラブだけのことではありませんが、最近のドライバーはリアルロフトのピッチが大きくなる傾向があります。表示では1度の差が、リアルでは2度以上違っていることが珍しくありません。弾道の違いを「より明確に」するための、メーカー側の配慮だと思われますが、ユーザー側がその配慮を理解していないと‥‥ロフトを選び間違うリスクが高くなります。

たかがロフト、されどロフト。同じヘッド、同じシャフトであっても適正ロフトを使うかどうかで‥‥飛距離は3~5ヤードぐらいは変わってきます。

クラブ開発のテクノロジーはどんどん進化していますが、それを享受するためにはロフト選びを間違えないこと。アナライズではドライバーだけで年間300本以上計測しています。また、ボクが試打する時はリアルロフトを必ず計測してます。

飛ぶドライバーを求めるならば、ロフト選び(リアルロフト選び)を曖昧にしないことが極めて重要です。

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