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2023年07月28日超私的な考察  ボールで飛距離が変わるって本当なのか!?

 

一昨日の水曜日、ブリヂストンゴルフの新製品試打ラウンドに参加してきました。スタート前にエアコンが効いたミーティングルームにて、新作ボールとなるツアーB JGR、新作ドライバーとなるB1ST、B2HT、Bリミテッド B1LS、そして新作シューズのプレゼンを受け、その後、練習場にてトラックマンを用いてクラブフィッティングを受けてきました。

 

スタート前には同社契約の宮里聖志プロ、宮里藍プロのデモンストレーションを間近で拝見し、コースにて新製品をじっくりと試してきました。ちなみにマーク金井がチョイスしたドライバーはBリミテッドB1LS。シャフトはフジクラの新作、スピーダーNXブラック(5S)です。

 

 

 

BリミテッドB1LSは3モデルの中でももっともボールが上がりづらいタイプですが、これをチョイスしたのは求めた弾道が打てたから。超私的には弾道が低く、ランが出やすいドライバーの方が風に強い球が打ちやすく、そしてフェアウェイキープしやすいからです。

 

クラブ、ボール、そしてシューズと盛りだくさんな試打ラウンド(9ホールプレー)となりましたが、改めて感じたのはボールが飛距離に及ぼす影響です。

 

 

 

 

普段はブリヂストンのツアーBX(スピン系ボール)を使ってますが、これと比較するとJGR(ディスタンス系ボール)の方がドライバー、アイアンとも飛距離が伸びてます。体感的にはドライバーは3~5ヤード、アイアンは7~10ヤードぐらいは飛びます。

 

 

 

 

加えて、30ヤード以内のアプローチに関しては、ツアーBXよりも1割ぐらい飛んでしまいます、、、、。

 

 

 

では、なぜツアーBXよりもJGRの方が飛距離が伸びるのか?

 

 

 

 結論から先に言うと、スピン量が減るからです。

 

 

 

ボールの飛びっぷりというのは初速、スピン量、打ち出し角でほぼ決まります。この3要素の内、初速というのはルールで制限されていますが、それ以外はルールの制限はありません。

 

 

 

 

JGRに関して言えば、ディスタンス系の中では初速が出やすく、そしてスピン量がツアーBX(スピン系ボール)よりも少ない。マーク金井の場合、ドライバーのヘッドスピードが41m/sとそれほど速くないこともあって、JGRの方が、ドライバー、アイアンとも初速とスピン量のバランスが良くなる分だけ、飛距離が伸びたのです。

 

 

 

もちろんJGRは誰が打っても飛ぶとは限りません。ツアーBXの方が飛ぶ人もいますが、アマチュアの平均的なヘッドスピード(ドライバーで38~43m/s)ぐらいだと、ツアーBXよりもJGRの方が飛ぶ可能性が非常に高いです。

 

 

 

 

 特に、7番アイアンより下の番手 い関しては、JGRはツアーBよりもスピン量が明らかに減る分だけ、キャリー、ランの両方とも距離が伸びてきます。

 

 

 

JGRに関してはYouTubeのオルタナゴルフでも解説してますので、詳しくはこちらをご覧いただければ幸いです。

 

 

ちなみに、ツアーB JGRよりもさらにスピンを減らせるボールもブリヂストンではラインアップしてます。そちらについても近々YouTubeにアップ致します。

 

 

PS.ミスがミスになりづらいアイアン、mmアイアンはこちらから購入出来ます。

http://www.analyze2005.com/store/?cat=70

 

 

 

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2023年07月26日ゴルフの上達に欠かせない「道具」の話 第17回「スチールがビバ!である理由」

 

アナライズオリジナル『バンパードライバー』にスチールシャフト(N.S.950DR/X)を挿れて試してみたという話を前回に書いた。筆者が打つと“想定よりも20ヤードくらい左に着弾してしまう”とマーク金井に伝えたところ、「そうなる人が多いんですよね〜」と完全に“想定内です”的な反応が返ってきた。そして、「ウチのスチールならそこまで左を怖がらずに打てると思いますよ〜」と来た。

 

 

ビバ、短尺スチール〜!とSNSなどで軽妙な感じで発信しているマーク金井だが、当然、スチールシャフトであれば何でもビバ!だと言っているわけではない。マーク金井が主宰するアナライズで取り扱っている短尺ドライバー用スチールシャフトは、実は1種類。フレックスもマーク金井が打って試して決めたワンフレックスのみである。

 

 

 

「もちろん、このスチールに行き着くまでに多くのモデルを試しました。今回テストされたN.S.プロのドライバー用、FW用も含めてです。その中で私が最も短尺ドライバー(43インチ前後)に適したスチールシャフトとして惚れ込んだのが、島田ゴルフのK’sスチール。しかも、そのRフレックスでした」(マーク金井)

 

 

 

「もちろん他のスチールが合うゴルファーもいるでしょうが、オルタナティブな提案ならば自分がコレだ!と思ったものを使ってみてもらいたかった。同じ島田スチールでもSフレックスではちょっと違う。Rシャフトだからこその特別なしなり、振りやすさが出るんです」(マーク金井)

 

 

 

決め手は手元(グリップ先端よりわずかにヘッド寄り辺り)のしなり方だという。

 

 

 

マーク金井がテストした感じではN.S.プロや島田のSシャフトでは手元部のしなり感が足りなかったのだという。「島田のRシャフトのしなり感はカーボンに近い感じがするんです。昔あったボロンのカーボンのような粘りがあります。その心地よいしなりがスイングテンポに大きく影響して、ドライバーでの自在な飛距離をコントロール性、フェースの乗り感に繋がるのです」(マーク金井)。

 

 

 

マーク金井は、この惚れ込んだコントロール性抜群の島田スチールのしなり感を参考に
、MMアイアンに装着されているオリジナルのカーボンシャフトを作り上げたという。つ
まり、マーク金井のビバ!短尺スチールドライバーと、長年愛用しているMMアイアンの振り感やコントロールのしやすさは、それぞれのこだわりシャフトによって完璧に繋がっていたというわけだ。

 

 

 

「YouTubeのオルタゴルフでも近々詳しく触れた動画を作りますが、カーボンとスチールの大きな違いは、その肉厚にあるのです。たとえ重さや硬さ、振動数が同じでも、肉厚が違えばまったく違ったしなり、振り感になるのです」(マーク金井)

 

 

 

ドライバーやフェアウェイウッドはカーボンシャフトで、アイアンはスチールシャフトという人が多いはずだが、マーク金井はその逆をやっている。

 

 

 

 

実はここに大きなヒントがあり、クラブセッティングの奥深さがある。ちなみに、スチールと同じ重さにしようとすればカーボンシャフトの肉厚は全体的に肉厚となる。逆にカーボンのような軽量さをスチールで求めると、その肉厚は限りなく薄くなるのが一般的だ。重要なのは重さ、硬さだけでなく、その振り心地を合わせること。

 

 

 

そして、クラブ単体ではなく、セット全体で「心地」を合わせるという視点も大切なのである。

 

 

(書き手/高梨祥明)


2023年07月24日超私的な提案  転がりが良いパターのメリットとデメリットとは!?

 

 

 

2023年のメジャー最終戦、「全英オープン」は3日目に首位に立ったレフティのB・ハーマンが最終日も安定したプレーでスコアをひとつ伸ばし、クラレット・ジャグを手中に収めました。

 

 

 

最終日は終始雨が降り続くなか、開始5ホールで2ボギー。一時は2位と3打差まで縮まりましたが、そこから安定したパッティングでバーディーを重ね、終わって見れば
6打もの大差をつけてツアー通算3勝目を手に入れたのです。

 

 

 

全英オープンは今回もリンクスでの開催となりましたが、リンクスはマスターズや全米オープンなどのコースと比べるとグリーンは超高速ではありません。スティンプメーターで10~11フィートぐらいかと思われますが、グリーン周りのエリアは他のメジャーよりも転がります。

 

 

 

 グリーンとほぼ変わらないぐらいスルスルと転がるので、多くの選手がSWで上げて止めるアプローチショットを打ちません。

 

 

 

 

グリーンに乗ってなくてもパターを多用してますし、グリーンを狙う時も手前の花道から狙うショットを多用してます。テレビの画面ににも、カップから30ヤード以上の距離からパターを使うシーンが映し出されました。

 

 

 

全英では超ロングパットの距離感がスコアに直結しますが、距離感を養うには慣れが必要不可欠です。全英に出場する選手達は練習日や、その前からリンクスでプレーし、
グリーンの外から何度もパットを打つことで「どれだけ打てば、どれだけ転がる」のかの蓄積をしています。

 

 

 

これはリンクスに限ったことではなく、アマチュアゴルファーがプレーする場合も同じです。グリーンの速さというのはゴルフ場によって変わりますし、同じゴルフ場でも日によって、時間帯によって、天候によってグリーンの速さは変わることも珍しくありません。日々変わるコンディションに対応する能力がなくては、距離感が良いパットを打つことが非常に難しくなります。

 

 

 

 

距離感の養い方についてはYouTube動画にアップしてますので、ご覧いただけますと嬉しいです。

 

 

 

動画の最後のところで、転がりが良い(イメージよりも転がる)パターについてコメントしてますが、ショートかと思ったのがカップに届くというのはカップインの確率が上がる反面、ちょうど良い感じで打った時にイメージよりもオーバーする場合も出てきやすくなります。

 

 

 

 転がりの良いパターはショートのミスを減らしてくれる反面、ちょうど良い距離感で打った時にオーバーするリスクもあるのです。

 

 

 

 

転がりの良いパターは「あと一転がりで入ったのに」をカップまで届かせてくれる反面、使い慣れてくるとオーバーのミスが怖くなってインパクトが緩みやすくなる場合も少なからずあります。

 

 

 

 

超私的にはイメージ通りに転がるパター、もしくはイメージよりもほんの少しだけ転がらないパターの方が「インパクトが緩む」というミスが出づらく、この方が距離感が良くなると思っています。

 

 

 

ちなみに転がりに影響するのは、フェース面の素材に加えてロフト角です。

 

 

 

マーク金井がロフト角が異なるパターをセット売りしているのは、グリーンによって、ゴルファーによって適正ロフト角が異なるから。ロフト角が転がりにどんな影響を及ぼすのかを知っていただきたいからに外ならないのです。

 

 

 

ハイロフトパターはこちらから購入できます。

 

http://www.analyze2005.com/story/no3_3loft_putter

 

 

 

 

 

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2023年07月21日ゴルフの上達に欠かせない「道具」の話 第15回「ゴルフの上達とは道具に慣れること!?」

 

 

アナライズオリジナル『バンパードライバー』にスチールシャフト(N.S.950DR/X)を挿れて試してみた。シャフト軸とヘッド重心が大きくズレていない特殊なドライバーである。

 

 

 

 

テニスのラケットのような直感的な使いやすさで、フェアウェイの吹き流しエリアにティショットを運んでいく「ターゲットゴルフ」にはうってつけだろうと考えたのだ。フェース面の管理がしやすい短重心ヘッドと、重めで短く安定して振りやすいスチールシャフトのコンビネーションである。絶対に思い通りのボールが打てる! そのはずだった、、

 

 

 

しかし、結果はそうはならかった。

 

 

 

 

220〜230ヤード先のターゲットを明確にし、そこに向かって気持ちよくボールを打ち出していく。そうすると想定よりも20ヤードくらい左に着弾してしまうのだ。ターゲット方向にボールを打ち出すには、それよりもかなり右(20ヤードくらい右)に打ち出すイメージを持たなければならなかった。

 

 

 

とにかく、自分が気持ちよく振ってしまえば安定して左に飛び出していく。その一貫性は目を見張るものがあったが、狙った方向に打ち出せないのは意外だったし少し残念でもあった。しかし、同時に「ボールが左に出てしまう原因は、自分のスイングにあるのだろう」とも思った。

 

 

 

ゴルフを始めて30年以上、とくにこの20 年は重心距離が長い大型ヘッドで狙った方向に打ち出すために、自分でボールをつかまえる術を身につけてきたのである。いきなり、バンパードライバーならその必要はありませんよ!と言われてもすぐに対応できるわけがない。ヘッドでつかまえる+自分もつかまえる=つかまりすぎて左に飛ぶ。そういう図式になっているのだろうと思ったのだ。

 

 

 

ドライバーヘッドの大型化&長尺化が進む毎にシャットなバックスイングやら、シャローイングなど新打法が編み出されてきた。これらはつまり、普通に振ったらつかまりにくい道具でしっかりボールをつかまえ、コントロールしていくための術(工夫)。ゴルフの上達とは、進化し続ける道具に自分(スイング)をアジャストしていくこと、とも言えるのだ。

 

 

上手い人ほど道具に合わせる能力に長けている。

 

 

 

あるいは道具に合わせるための練習を惜しまずにやっているものだ。テニスラケットのような扱いやすいドライバーは、逆にこれからゴルフを始める、あるいはゴルフを始めたばかりの人にとっては、振りやすく、直感的に当てやすい「オルタナティブ」なドライバーになる可能性が高いのではないだろうか。

 

 

 

テーラーメイドの『ミニドライバー』などもヘッドが小さいから上級者用に感じるが、実はその逆で大型ドライバーに慣れきっていない初心者がトライしてこそ使いやすさを感じ、よい結果が出る道具なのではないかとも思った。

 

 

 

別視点で現象をとらえる。だんだんオルタナティブな思考が身についてきたようである。

 

(書き手/高梨祥明)


2023年07月16日ゴルフの上達に欠かせない「道具」の話 第14回「円弧を描く道具」

 

マレットだからフェースバランスのパターであるとは限らない。

 

 

最近ではショートスラントネックのマレットが増えているが、これも写真(左)のようバランス(重心角)を見てみるとかなりトゥバランス(トゥ先が地面方向に垂れる)であることがわかる。

 

 

 

ネオ・マレットの草創期では、こういうヘッドにはダブルベンドシャフトが付いていてフェースバランスになっていたものである。大型マレット=まっすぐ引いて、まっすぐ出す(ストレート・トゥ・ストレート)ストロークが基本とされていた時代が長かったのだ。

 

 

 

しかし、パターにも必ずライ角度がつけられており、パッティング中のヘッド軌道はストレート・トゥ・ストレートとはいかない。必ず、円弧を描くイン・トゥ・インのヘッド軌道になるのだ。別の言い方で表すとマレットパターでも「フェースの開閉が必要」となるのが自然だ。

 

 

 

そのために近年、ネオ・マレットであっても完全なるフェースバランスではないパターが登場し始めた。

 

 

 

ツアープレーヤーに人気のネオ・マレット&ショートスラントネックは、実戦の中から生まれた進化したマレットのカタチなのである。実際、ゴルフというのはシャフトの延長線上でボールを捉えることのないスポーツである。ルール上、クラブには全てライ角度を付けなくてはならず、シャフトもヒールの端から数ミリ以内につけなくてはならないからだ(パターを除く)。

 

 

 

シャフトの軸線から離れたポイント(フェースセンター付近)でいかにスクエアにボールを捉えることができるのか? その一貫性を競うスポーツがゴルフであるともいえる。

 

 

手元にアナライズが過去に作った問題作『バンパードライバー』があったので、ネオ・マレットの横に置いてみた(写真右)。

 

 

マーク金井は、ルール違反を承知でセンターシャフトのドライバーを作ったわけだが、ご覧のとおりきちんと重心角がついている。ここがこのドライバーのミソだ。これはシャフトの軸線の真上ではなく、トゥ寄りにヘッドの重心があることを示している。

 

 

ライ角がついている以上、まっすぐ引いてまっすぐ出すスイングは不可能。加えて、ゴルファーは弛まぬ練習によって、シャフト軸線上に重心のない道具でボールを捉えることに慣れている。

 

 

 

 

実戦ベースで使いやすい道具とは何か? と考えていくと、クラブには自然な『フェースの傾き』が必要なことがわかってくる。マーク金井は『バンパードライバー』の開発時にそのことをしっかりとヘッド設計に織り込んでいたわけだ。

 

 

 

久しぶりに『バンパードライバー』を手に取ったので、これにスチールシャフトを挿れて
みようと思う。「ターゲットゴルフ」には最適なティショットギアになりそうだが、果た
してうまくいくだろうか? 結果はまたこの連載で報告したい。

 

(書き手/高梨祥明)